『発達心理学や教育心理学の研究で子どもたちをサポートしたい』

 小さい頃から福祉や看護などの人のためになる仕事をしたいと思ってきた私でしたが、中学の時に父が亡くなり周りから温かいサポートを受け、その思いはさらに強くなりました。心理学に興味をもったのは高校2年の頃です。「心」という側面から人を支えたい。将来は臨床心理士になりたいと思うようになりました。しかしその頃手にしたカウンセラーの入門書に“臨床心理士は向き・不向きがあり、最初は心理学全般を学ぶ方が良い”というアドバイスがあり、総合的に心理学が学べる心理学科に入学しました。1年次は心理学概論や初歩的な実験、統計法などが主でしたが、2年次には専門科目も多く学べるようになり俄然面白くなりました。2年次に出会った渡辺先生の発達心理学は、特に惹かれた分野です。入学後塾の講師のアルバイトを始めたのですが、そこで出会った子供たちの影響もあり、発達心理学や教育心理学に興味がシフトし、現在卒論で予定しているテーマにつながっています。

 心理学科の授業の特徴は、少人数でアットホームなこと。その分、発言やプレゼンテーション回数が多く、内容が濃い。だから心理学が深く総合的に学べます。ゼミにつながる演習という授業では、まず文献をしっかり読み込み、各人でまとめて発表します。それができるようになると、その文献に足りないと思うテーマを自分で見つけ出し、論文にまとめることが求められます。こうした訓練を経て、心理学の研究方法を主体的に修得していきます。心理学科のもうひとつ大きな特徴はスクールカウンセラーや臨床心理士などの外部の方々をゲストに招いての授業。学校や社会の現場で、いま何が問われているかをアクチュアルに学べます。こうした学びと、塾での児童との出会いを通じて、私は発達心理学と教育心理学の研究を深めたいと思うようになりました。臨床心理士の場合は相談に来られた人しかサポートできないけれど、研究は、より多くの子どもたちの心や学習支援につながるのではないかと、気付いたからです。現在は学習の動機付け(やる気支援)のテーマで卒論の準備を進め、将来は大学院進学を目指しています。

倉住友恵さん(当時 文学部心理学科3年)

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このページは、心理ネット管理者が2012年2月16日 13:11に書いたブログ記事です。

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