平成23 年度の学位授与式(卒業式)が挙行されました。

 例年よりも早く満開になった桜の下,

平成23年度の学位授与式が行われました。
 
 
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武道館での全学の学位授与式に引き続き,
55 年館に場所を移して心理学科の学位授与式が行われました。
 
 
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卒業生や教員が集合した学科の式では,
荒井学科主任から卒業生それぞれに学位記が授与されました。
 
 
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授与式の後は,
卒業の嬉しさと離散する寂しさの入り交じる雰囲気の中,
ピアの在校生の協力を得て祝賀会が催されました。
 

卒業生の皆さん,本当におめでとうございました!
皆さんのこれからのご活躍を祈念しています。
元気な顔を見せに,大学に遊びに来て下さい。

サイコちゃん3D登場!

法政心理のイメージキャラクター「サイコちゃん」がなんと3Dで登場しました。

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産みの親はM2の若原さん&沼田さん。お二人の朗らかなパーソナリティを引き継いだ、愛くるしいサイコちゃんに感動です。

今後、サイコちゃん3Dが法政心理を紹介する「シリーズ:サイコちゃん、ボアソを行く」にも乞うご期待(?)。

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記念色紙:法政心理学会第7回大会講演:市川伸一先生

日時: 法政心理学会第7回大会 2012.5.20.(日)

講演名:実践的認知研究としての認知カウンセリング
     -心理学と教育の新たな接点―

講師:市川伸一先生(東京大学大学院教育学研究科)

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記念色紙:法政心理学会第6回大会講演:内田伸子先生

日時: 法政心理学会第6回大会 2011.5.7.(土)

講演名:子どものウソは「嘘」か?
〜想起の不思議ー目撃証言の信用性をめぐって〜

講師:内田伸子先生(お茶の水女子大学)

 

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 市ヶ谷は東京の中心部。大学の裏には靖国神社があります。東京ドームも散歩に行ける距離です。

 


大きな地図で見る

心理学科は市ヶ谷キャンパス内のボアソナードタワー11Fにあります。

ボアソナードタワー(通称「BT」)は、26階立ての高層ビルです。JR市ヶ谷駅からも、JR飯田橋駅からも見えますから、初めての人にも、地図を読むのが苦手な人にも、迷わず来やすい建物です。

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ボアソナードタワーからの眺望は最高です。晴れた日には富士山も見えますよ。スカイツリーもばっちり。

何より、夕焼けや夜景は一見の価値ありです。

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市ヶ谷キャンパスの体育館には学生が自由に使えるトレーニングジムがあります。

最近、トレーニングマシンが新しくなったそうです。

勉強や研究に疲れたらジムでリフレッシュ。そんな生活もオツなものですね。

 

キャンパスマップはこちらから

 

 

サイコちゃん、登場!

2010年度の法政心理学会で選出された法政心理のイメージキャラクター、その名も「サイコちゃん」が遂に心理ネットに登場しました。

イラストを描いてくれた前田くん、デジタル化してくれた大塚くんに感謝です。

ヒチコックの映画『サイコ』を連想させ、我々の世代(?)には、ちょっと怖い名前ですが、これからの法政心理を背負って立つ皆さんにはきっとラブリーな名前なんですね。

というわけで、サイコちゃんです。

 

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皆さん、よろしくお願いします。

 

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どんな授業があるのでしょうか?

ここでは心理学科が開講しているいくつかの授業について簡単にご紹介します。

 


認知心理学
・錯視は見誤りなの?
・具象語はなぜ抽象語より覚えやすいの?
・心とコンピュータはどこが似ているの?
・目撃証言は信用できるの?

脳の科学
・不安やうつの原因物質は?
・脳と体の関係は?
・男性と女性の脳は違うの?
・左利きと右利きの脳は違うの?

言語学特講I・II
・動物には本当に「言葉」がないの?
・コンピュータに言語は理解できるの?
・英語と日本語は、どのように違うの?

行動分析学
・遅刻してしまうのはだらしないから?
・三日坊主はどうすればなおる?
・人を思いやる気持ちとは?
・リーダーシップってなんだろう?

犯罪心理学
・犯罪はなぜ起こるの?
・暴力的なゲームをすると人は攻撃的になるの?
・事件現場から犯人像を推定できるの?
・犯罪を減らすことはできるの?

心理学測定法I・II・心理検査法I・II
・「こころ」はどのように測るの?
・「こころ」の物差しは何?
・無意識って?
・心理テストは信頼できるの?

心理教育統計学I・II・心理学基礎実験
・なぜ統計的な知識が必要なのか?
・2つのデータの関係性を見るのにはどうするの?
・調査から得たデータはどう取り扱うのか?
・実験・調査の計画はどう立てるのか?

発達心理学
・罪悪感はいつ頃から芽生えるの?
・なぜ反抗期ってあるの?
・どうして自分について悩むの?
・友だち関係って変化するの?

学校心理学
・自閉症やADHDって?
・いじめを防ぐには?
・どうすればわかりやすく教えられる?
・再登校を支援するには?
 

スポーツ心理学特講
・緊張をほぐして実力を発揮するための方法は?
・強いチームを作るにはどうしたらよい?
・スポーツ選手は本当に健康なの?
・マーケティングをスポーツに活かすには?


カウンセリングI・II
・精神分析療法は本当に役に立つの?
・相談の理解の仕方や援助のやり方はどうするの?
・ストレスはどうやって解消するの?
・実際の理論や技法のマスターは?

教育心理学
・教育はどんな発達をもたらすの?
・動機付けの効用は?
・いろいろな教え方で変化するの?
・学習の評価は?

社会心理学
・本当の自分を見せるのはどんなとき?
・うわさはどのように広がるの?
・恋愛はどのように進展するの?
・都会人は冷たいって本当?

学習心理学
・人間にも条件づけは起こるの?
・学習の効率的なやり方とは?
・人間の記憶って何種類あるの?
・どうすれば記憶がよくなるの?

心理学概論
・心理学って何?
・心理学にはどんな種類があるの?
・心理学と周辺の領域の関係は?

心理学史
・「こころ」の概念は?
・心理学はいつ頃できたのか?
・心理学はどのように発展してきたのか?
・動物と人間の研究の違いは?
 

「心理学は仕事への汎用性が高い半面、専門性を活かせる職は少ない」とうかがっていたのですが、意外にもすぐに心理学に助けられる経験を持つことができました。私は4月からインターネット広告代理店で働くことになっており、現在内定者として人事採用に携わらせていただいております。そこで人事採用のしくみを理解するのに、心理学で学んだ基礎理論が大いに役立ちました。
 今後は人事として、社員全員が仕事にやりがいを持ちながら楽しく働ける環境作りを行なっていきたいと思っており、心理学で培ったアンケート調査や面接手法などの心理測定法、統計学の知見などが活かせそうです。
 

須藤貴裕さん(2007年心理学科卒業、(株)ライブレボリューション)
 

 

「子どもが母親の表情を見て、母親の気持ちがわかるようになるのは何歳頃からだと思いますか?」高校生の時に学科説明会でこの言葉を聞いてからこれまでの4年間、私は発達心理学を中心に学んできました。聴講だけでなく、演習で小学校の授業見学をさせていただく機会もあり、自分の興味をもった分野を学ぶ環境に本当に恵まれていたと思います。また、人格心理学や認知心理学など様々な心理学を学ぶ中で、日常生活に心理学が深く関わっている事、そしてその重要性を感じることができました。
 私は一般就職の道を選びましたが、これまで学んできた事は仕事にも十分活かせることばかりだと思います。これから先も、豊かな人生を過ごすための一つの考え方として心理学と付き合い、人とのコミュニケーションから多くの事を学びながら人としてもっと成長していきたいと思っています。


原 千晶さん(2007年心理学科卒業, 大和証券)

 児童期や思春期のいじめや非行などに関連する「攻撃性」という概念を深く知りたいと思い、研究を開始。小学校から高校までの生徒を取材・調査する中で、「過去を振り返り、受け止めること」が攻撃性に大きく影響していることを知ったのは驚きでした。また、長い期間を通してひとつの論文を仕上げたので、作り上げることへの達成感を得ることができました。心理職として就職する千葉県では今までの研究を生かし、未成年の子どもたちが抱えるさまざまな問題に取り組みます。

 

村井智美さん(当時、心理学科4年生)

受験生へのメッセージ: 逆さめがねを通して見える世界

 “見る”ことは私たちにとってあまりに当たり前なことなので、心理学でわざわざ調べるまでもないと考える人も多いかもしれません。しかし、目の前が逆さに見えるめがねを着けると、知覚することの仕組みが複雑な心の働きであることが分かります。そんなめがねを2週間かけ続けたら、どんな変化が起こるでしょうか。知覚という心の窓で起こっているそうした変化を明らかにする仕事をライフワークにしています。

 

心理学科 吉村 浩一 教授

「心理学=心を読む学問」という漠然としたイメージがあり、それに惹かれて心理学科に入学しました。しかし、2年間学んで改めて感じているのは、「心理は人のすべてにつながっている」ということです。たとえば、何気ない日常会話の中でも、人は相手の表情や動作、抑揚などの複雑な情報を感知し、一瞬のうちに心理的な分析をしています。つまり、そうした普段の生活にも、心理学のさまざまな研究テーマが潜んでいるということです。1年次では錯視などを扱う心理学基礎実験の授業、2年次では単純な条件反射から高度な社会的条件反射を学ぶ行動分析学、うつ病や人格障害などの学説や現在の研究成果を追求する人格心理学などが面白かったですね。2年次から始まった福田ゼミでは自転車の路上放置などの「逸脱行動」に興味をもち、社会心理学の研究文献を読み込み、プレゼンテーションしました。今後は、当初から興味をもっていた臨床心理学か社会心理学の学びを深め、大学院への進学を考えています。
 

 

樋口祐介くん(当時 心理学科2年生)
 

ゼミとSOP(心理学勉強会)での学びと奨学金

 心理学科で一番驚いたのは、実験や調査で仮設を検証していく実証的な姿勢。専門教育の醍醐味を実感したのを覚えています。2年次には、心理職公務員を目指すことを決心。専門性の高い学内の心理学勉強会SOPなどで勉強を続けました。3年次からの島宗先生の行動分析学ゼミでは、中学生の支援プログラムに参加。この時の経験は将来の方向を決める上で大きかったですね。4年次に公務員試験に合格、法務省から内定をいただきました。先生やセンパイからのアドバイスと、第二種成績優秀者奨学金――法政の物心両面のサポートで、私は心理職公務員というキャリアの入り口に立つことができました。

 

前田関羽くん(神奈川県 私立法政大学第二高等学校出身)

受験生へのメッセージ: 何のための心理学?

 世の中のほとんどの仕事は、何らかの形で《人》と関わります。企業でモノを売るにも、学校で算数を教えるにも、病院で患者さんのケアをするにも、警察で犯罪を防止するにも、《人》の心や行動に関する知識が求められます。
 法政の心理学科は、社会におけるさまざまな応用場面をみすえ、問題解決に役立つ心理学の基礎を学べるのが特徴です。将来、《人》に関する専門性を活かして社会で活躍したい学生さんを歓迎しています。


 心理学科 島宗 理 教授

『基礎系の大学院へ進む』

 私が心理学科に入学した理由は「心理学って面白そう」という単純なものでした。そのため、初めの頃は心理学なのに統計の授業があることや、心理学の領域の幅広さなど、意外なことばかりで、戸惑ながらのスタートでした。本学科では心理学の基礎から応用までの様々な領域を学び、音声の分析や脳波を測定するという経験も出来ました。また、物の考え方や人間関係など、心理学以外の事もいろいろ勉強になりました。そうしていろいろなことを学んでいくうちに、心理学をもっと勉強したいと考えるようになり、大学院に進むことを決めました。大学院では今まで心理学科で学んだことを深め、卒業論文のテーマであった読書についてさらに研究していくつもりです。そして、大学院で学んだことをこれからの人生で活かしていけたらよいと思っています。

 

五十嵐拓也さん(2007年心理学科卒業、法政大学人文科学研究科心理学専攻へ進学)

 

『臨床系の大学院へ進む』

 大学とはどういった場所なのか。どんな学部・学科を選択するにせよ入学する前にみなさんが一度は考える事だと思います。大学は非常に自由で、本人次第で多くの貴重な経験を得ることができる場所です。また心理学科は客観的に自分を見つめ直す機会が多いため、大学生活を送っている間に自分が興味を持っていること、将来にやりたいこと等が変わってくるかと思います。私もその1人で、多摩にある人間社会研究科の臨床心理学専攻に進学することとなりました。法政大学の心理学科は認知・発達・生理・などの心理学の数多くある分野を幅広く学ぶことができるのが最大の特徴で、様々な進路先で役に立つスキルを身につけられるだけでなく、将来心理学の特定の分野を研究したいと考えている人にも良い土台となるはずです。大学4年間で自分の興味のある分野を見つけ、あせらず自分のペースで将来について考えてみてほしいと思います。

 

田丸勇祐さん(2007年心理学科卒業、法政大学社会人間学科へ進学)

『発達心理のゼミに進むことに決めました』

 私は4年生で主に発達心理学に関する研究をしたいと思っています。法政大学の心理学科では2、3年生で専門分野をしぼることは強制されません。4年生になるまで幅広い分野で心理学を学び、その中から自分が最も興味を持った内容で卒業論文を書きます。私は人それぞれの性質や人格の所似に興味を持ち、発達心理のゼミに進むことに決めました。またそういうことを研究し、今度は自分自身の内面を追求したいと考えています。授業では主に人の行動を客観的にデータとして観察する方法を学び、そこから得た情報の分析・考察を行い、どういった要因が人それぞれの性格や行動を決定づけるかなどを研究しています。心理学はまだまだ掘り下げていく課題がたくさんあります。だからこそ、興味深い学問なのではないでしょうか。
 


三谷 玲子 さん(当時 文学部心理学科3年)

 私が心理学というものに興味を持ったきっかけは、高校2年の時にしていた部活でした。私はその時、部長という立場であるせいかいろいろなことで悩んでいた時期でもあり、いろんな人に相談に乗ってもらい、なんとか部長を務めることができました。
 そして部活も終わり、受験に切り替えて自分がどのような道に進みたいか考えていた時に、今までつらい時に相談に乗ってもらっていろいろと助けてもらったことを、今度は自分ができないかと思ったのがきっかけで心理学科に入りました。
 心理学科は文系にあるから数学的な知識はいっさい使わないかと言ったら、そんなことは決してなくて、心の働きを客観的に見るという面でデータを見たり、処理したりすることは大切で統計の勉強は欠かせません。
 心理学にはいろんな分野があり、私は将来、臨床心理士になろうと思っているのですが、臨床系の分野だけではなく、その他の分野も広く見て学問として深く勉強していきたいと思っています。

 

土屋 徹 さん(当時 文学部心理学科1年)

『心理学はあらゆる仕事に生かせる学問です』

 私が心理学を志望したのは、人の心がなぜわかるのだろうという疑問からでした。学び始めてわかったことは、心理学は決してあいまいなものではないということ。仮説を立てて統計を取り、分析し答えを導く、実証的な論理的な学問です。そのため、1、2年次で学ぶ統計学はとても大切です。数学が苦手な私も懸命に勉強しました。時間に余裕ができる3年次からは社会心理学を選択。卒論では意識と行動の関係を調べるために、男女大学生の化粧行動について調査・研究しました。こうした調査・研究の技術は就職内定先の製薬会社でも、きっと役立つことと思います。



鈴木 仁子さん(当時 文学部心理学科4年)
 

心理学を使って犯罪を捜査する〜犯罪捜査の心理学

 心理学は人間の行動を科学的に解明する学問です。その学問の成果は私たちの社会生活にさまざまなかたちで取り入れられています。たとえば、犯罪心理学の一分野である犯罪捜査の心理学は、心理学知識を応用し、事件の犯人を見つけ検挙するまでの過程を支援することを目的とした学問です。具体的には、犯人の行動パターンを分析し、犯人の特徴や居住地域、次の犯行の日時を推定したり、子どもや老人の目撃者や被害者の証言の信頼性を査定したり、容疑者の嘘を見破ったりするための研究をしています。

心理学科 越智 啓太 教授

 小さい頃から福祉や看護などの人のためになる仕事をしたいと思ってきた私でしたが、中学の時に父が亡くなり周りから温かいサポートを受け、その思いはさらに強くなりました。心理学に興味をもったのは高校2年の頃です。「心」という側面から人を支えたい。将来は臨床心理士になりたいと思うようになりました。しかしその頃手にしたカウンセラーの入門書に“臨床心理士は向き・不向きがあり、最初は心理学全般を学ぶ方が良い”というアドバイスがあり、総合的に心理学が学べる心理学科に入学しました。1年次は心理学概論や初歩的な実験、統計法などが主でしたが、2年次には専門科目も多く学べるようになり俄然面白くなりました。2年次に出会った渡辺先生の発達心理学は、特に惹かれた分野です。入学後塾の講師のアルバイトを始めたのですが、そこで出会った子供たちの影響もあり、発達心理学や教育心理学に興味がシフトし、現在卒論で予定しているテーマにつながっています。

 心理学科の授業の特徴は、少人数でアットホームなこと。その分、発言やプレゼンテーション回数が多く、内容が濃い。だから心理学が深く総合的に学べます。ゼミにつながる演習という授業では、まず文献をしっかり読み込み、各人でまとめて発表します。それができるようになると、その文献に足りないと思うテーマを自分で見つけ出し、論文にまとめることが求められます。こうした訓練を経て、心理学の研究方法を主体的に修得していきます。心理学科のもうひとつ大きな特徴はスクールカウンセラーや臨床心理士などの外部の方々をゲストに招いての授業。学校や社会の現場で、いま何が問われているかをアクチュアルに学べます。こうした学びと、塾での児童との出会いを通じて、私は発達心理学と教育心理学の研究を深めたいと思うようになりました。臨床心理士の場合は相談に来られた人しかサポートできないけれど、研究は、より多くの子どもたちの心や学習支援につながるのではないかと、気付いたからです。現在は学習の動機付け(やる気支援)のテーマで卒論の準備を進め、将来は大学院進学を目指しています。

倉住友恵さん(当時 文学部心理学科3年)

『臨床心理士という夢の実現へ』

 ゼミの高橋先生との出会いは1年次の「脳の科学」の授業。精神科医としての幅広い実績と温和なお人柄に惹かれ、3年次の後期から高橋ゼミへ。3年次には人間社会研究科臨床心理学専攻への進学を決めていたので、大学院試験の勉強開始。4年次には心理学科の先生方のお世話で、病院や裁判所などでの心理職の現場を見学させていただいたり、第一線で活躍されている心理学の専門家の方々の講演を聞く機会に恵まれ、視野が広がりました。その意味では、臨床だけでなく心理学を幅広く学べる心理学科を選んで良かったと考えています。将来は人から信頼される臨床心理士になりたいと思っています。

関川 香葉子さん(当時 文学部心理学科4年) 

卒論/修論のタイトル

各研究室の卒論/修論の題目を紹介します。

 


 

高橋研究室

・内田クレペリン検査による計算課題負荷がP300の潜時

・大学生・大学院生における身体的・心理的要因と夢想起頻度との関連

吉村研究室

・色彩の違いが曖昧な匂いの知覚に及ぼす効果

・ピクトグラム(絵記号)における視認性の検討

渡辺研究室

・親の養育態度が子どもの友人関係および学校適応感に及ぼす影響

・小学生の対人葛藤場面における対人交渉方略の発達

福田研究室

・物語理解における読者の予期的推論はオンラインか

・要約の理解と評価に影響を及ぼす要因の検討

藤田研究室

・会話内容の記憶における会話への参加が与える影響

・記憶方略に関するメタ記憶が再生に及ぼす影響

島宗研究室

・ブランド情報・商品情報の広告が価格評価に与える影響

・出庫記録の行動マネジメントによる中小企業的在庫管理

越智研究室

・家族関係と友人関係が非行行動に及ぼす影響

・大量殺傷事件における犯人の行動と属性の推定

田嶋研究室

・BGM聴取による計算課題時の休憩効果への影響

・声の高さが受け手の感情認知と話し手の性格印象に与える影響

荒井研究室

・高校生の陸上競技駅伝チームを対象としたチームビルディングの効果の検討

・スペシャルオリンピックスのコーチとしての活動を促進する要因の検討

人の眠りや眠気が日常生活に及ぼす影響や睡眠覚醒障害を生理心理学的アプローチから研究しています。最近の研究では、眠りは翌日の精神運動作業だけでなく、気分や生活習慣にまでいろいろな身体的・心理的問題を生ずることがわかっています。健康のもとである眠りの問題を一緒に学びましょう。
 

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高橋敏治(教授)

「人はなぜそのようにふるまうのか?」を探求する行動分析学が専門です。人はなぜ笑うのか?といった基礎から、どうすればモノを売ることができるのか?といった応用まで、幅広く研究しています。実験好きな人、大歓迎。世界でたった一つの研究を一緒にやりましょう。
 

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島宗 理(教授)

私は、犯罪心理学、その中でもとくに心理学を犯罪の捜査に応用する研究を行っています。大学での勉強は、受験勉強とちがって、社会の様々な問題に直結するとてもエキサイティングなものです。一緒に楽しみましょう!
 

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越智啓太(教授)

「スポーツ心理学特講」などを担当しています。心は、身体を動かすことと強く関係しています。たとえば、スポーツの試合で実力が発揮できない、身体を動かすことでストレスが解消される、ダイエットのために運動しようと思っても続かない、などです。ぜひ一緒に、心と身体の関係を学びましょう。

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荒井弘和(専任講師)

 心理学は裾野の広い学問ですが、「人間の理解」を求めるということでの一つの極みが「心理技官」という仕事です。主な仕事は、非行少年の姿をとらえ、審判や処遇に役立てるためのレポートの作成です。臨床っぽく見えるのですが、科学的に論を立てる厳密さが必要で、意外と基礎心理の考え方が外せません。職場にも臨床出身でない人が結構います。
 法政の心理学科の自慢は、学生や院生や先生、皆の距離が近いことです。私みたいに、学科に対して強い愛着を持つ人が大勢います。ぜひその長所を生かし、色んな人と話をしたらどうでしょう。特に進路選択に当たっては、一人で検討できる未来の可能性は限られているので、たくさんの人の眼を借りて探すのも良いと思います。
 

前田関羽くん(2008年度卒業 法務省心理技官)

 私は、オービックのというITの会社で人事の仕事をしています。この会社を選んだきっかけは、「人」です。会社に訪問する際や面接時など、「この人と一緒に働きたい」と思える人にたくさん出会えたからです。就活をする際はもちろん、日常生活で壁にぶち当たり悩むこともあると思います。そんなとき、心理学科で学んだことや、自己分析がとても役立っています。学生時代には、悩みがあれば相談にのってくださる先生がたくさんいました。また、今の仕事でも社員向けにメンタルケアの研修企画など、心理学で学んだ知識や経験は、カウンセラーになるという選択肢だけでなくあらゆる職業でとても役に立つことだと実感しています。みなさんも、将来の選択肢が広がるような学部・学科を選んでくださいね。
 

鈴木菜々さん(2008年3月年度卒業 オービック人事部勤務)

「学生時代は、まずはやってみる、やり続けてみる」

 私は心理学科卒業後、法政大学の心理学専攻修士課程に進学し、現在は東京都職員(心理専門職)として働いています。職場は東京都教育相談センターで、幼児から高校生相当までの人や保護者の方からの教育に関する相談を受けて、来談者と一緒に考え、学校への支援も行っています。
 心理学科在学中のゼミ活動で、学校場面で高校生の心理教育授業のアシスタントを体験したり、保健所で幼児や育児不安を抱える養育者の方と触れ合う機会に恵まれました。その体験を通して、学んでいる理論的な枠組みが現実生活と確かにつながっていることを実感し、日常生活に密着する仕事に就きたいとの思いを強めました。学生時代は、まずはやってみる、やり続けてみる。その中で感じる感覚や発見を大切にすることが、ちょっと先の将来を見つけるきっかけになると思います。
 

山田汐莉さん(2007年3月学部卒業 教育庁東京都教育相談センター家庭教育相談室勤務)

研究室紹介:高橋ゼミ(脳とこころ)

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「生理心理学」では、脳とこころ関係をできるだけ最新の生理機器からデータを得ながら、広い視野から捉え勉強します。リラックスした状態と緊張した状態では、脳の活動を示す脳波が異なります。同じようにストレスの高い状態と低い状態では、心臓の鼓動数が異なり、心電図を記録すると、一目見ただけでヒトのこころの状態を見分けることができます。現在は、コンピューター技術の飛躍的な発展のおかげで、簡単に「こころ・脳・からだ」の生理学的な情報を得ることができます。こころと脳の関係をダイナミックに学びながら、新しいアプローチの仕方を学びましょう。また、脳とこころの問題を初歩的に学ぶ「脳の科学」を1年生で受講できるようにしています。
 

高橋敏治 教授

研究室紹介:越智ゼミ(犯罪心理学)

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「犯罪心理学」は、犯罪の原因や、犯罪者の更正など犯罪を巡る様々な問題について心理学的にアプローチしていく学問です。私はその中でも特に犯罪捜査、つまり、犯罪をどのようにして解決していけばよいのか、についての研究を行っています。授業の中では、犯罪捜査の観点から、さまざまな犯罪、具体的には無差別殺傷事件やストーカー、子どもに対する性犯罪などを取り上げて、犯人の特性や行動パターン、防犯手法、捜査手法などについての最新の理論を紹介しています。また、ゼミ(演習)では、受講生が興味を持った犯罪現象について、いろいろなデータや調査資料、実験資料をもとにして心理学的な観点から分析し、議論をし、より専門的な知識の習得を目指しています。
 

越智啓太 教授

研究室紹介:渡辺ゼミ(発達臨床心理学)

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発達心理学では、私たちの心の発達について広い観点から学んでいます。例えば「鏡や写真に写っている顔が自分の顔だとわかるのはいつから」「他の人の気持ちがわかるようになるのはいつ」「なぜ自分のことが嫌になったりするの」「人を攻撃したり助けたりするのはなぜ」など。発達臨床心理学では、発達のつまずきのメカニズムを明らかにし、友だちができない、いじめなどで悩んでいる人へのカウンセリングや具体的な心理教育プログラムを学んでいます。演習や研究法では、個々の研究活動に取り組みますが、合宿では先輩後輩一堂に会して親睦を深めつつ、実際に学校やキャンプなどで子どもたちを支援できるよう、パワーアップを目指しています。
 


渡辺弥生 教授

 うちの心理学科には様々なジャンルの先生がいます。そのため流行りの臨床心理学だけでなく、犯罪心理学や行動分析学などバラエティに富んだ講義を受けることができます。そんな中、私は認知心理学に興味を持っています。「ヒトはどのようにモノを見ているのか」に関する勉強・研究をしています。一見すると、「視覚」研究は心理学っぽくないですが、れっきとした心理学の主要テーマの一つです。高校と違い、大学では「なぜ?」を考える実践的な講義があります。1年生からアクティブなグループ活動ができるのも、法政心理学科の大きな魅力です。心理学が好きな人も心理学にちょっとだけ興味のある人も、一度法政大学の心理学科を考えてみて下さい。皆さんの入学を待ってます。


[時間割紹介]

・水曜1限の犯罪心理学では、現場を知る越智先生ならではの事例を多く用いたエキサイティングな講義が聴けます。
・心理検査法Ⅱでは毎週様々な人格検査を行い、グループ発表もあります。自分自身のパーソナリティを知るとともに、プレゼンテーション能力も身につきます。
・僕は大学院への進学を考えているので、講義のないスキマ時間に進学へむけた勉強をしています。進学希望者、就活生ともに英語は大事ですよ。

 

藤田真新くん(執筆時:在学三年生)

「毎日が本当にあっという間に過ぎてしまいます」

 法政大学心理学科の特長は、まず一学年の人数が少ないところです。クラスの人とはもちろん、他クラスのほとんどの人ともすぐにうちとけられ、学科全体が和やかな雰囲気に包まれています。また、先生方も親しみやすい方ばかりで、授業でわからないことがあっても、気軽に質問しにいくことができます。さらに、先輩方から実験参加の依頼も多く、実践的な心理学に一年生のうちから触れることができるので、心理学への興味は湧く一方です。心理学を学び始めたばかりの私には、どの授業も新鮮で面白く、自分の好きなことを思う存分学べるので、毎日が本当にあっという間に過ぎてしまいます。皆さんも是非、法政大学で一緒に楽しく心理学を学びましょう。

[時間割紹介]

受講科目を毎日入れることもないのですが、学校にできるだけ来ようと思ったのでこんな時間割になりました。


・週2〜3回程度、放課後にアカペラサークルで会議や練習などの活動をしています。
・火曜と金曜は塾講師のアルバイトをしています。



早川菜つみさん(執筆時:在学1年生)

「脳波の測定などは、今の仕事に大いに役立っています」

 私は現在、精神科病院のデイケアでソーシャルワーカーとして勤務しています。法政大学卒業、1年間養成校へ通い、精神保健福祉士の国家試験に合格して、現在の仕事に就いています。精神障害者の方のデイケアを中心に日常生活問題や就労等に関する相談に応じ、社会復帰等に向けた支援をしています。大学では、心理学にとどまらず生理学や脳科学等の多様な分野を学ぶことができ、卒論で行った脳波の測定などは、今の仕事に大いに役立っています。

北野明宏さん(2003年教育学科心理学コース卒業:日向台病院、ソーシャルワーカー・精神保健福祉士)

*教育学心理学コースは心理学科の前身です。

「もっと勉強したい」と大学院へ

 私が本大学を受験した動機は「心理学が学びたい」という一心からでした。実際に、心理学を学んでみると、想像と異なる部分もありましたが、心理学の科学的な側面に惹かれ、「もっと勉強したい」と思い大学院に進みました。本大学の教育学科では、心理学の様々な分野を学ぶことができるので、自分がどのようなことに興味があるのかということをじっくりと考えることができました。そのような中で、私は子供の心理を研究する発達心理学に興味を抱き、自閉症の方に関わる仕事がしたいと考えるようになっていきました。現在は、自分の希望する仕事に就いていますが、日々の仕事の中でも自閉症を科学的に見るという大学時代に培った視点が役立っています。

小片亜衣さん(2002年教育学科心理学コース卒業:療育指導員)

*教育学心理学コースは心理学科の前身です。