綿100%を求めて

冬は乾燥し、乾燥は老化を進める。老化はもちろん嫌だけれど、乾燥肌の私は、この時期、綿100%の靴下を求めてデパートを歩くことになる。昨年は、ストッキング一つで、肌が荒れて、皮膚科に行くはめになってしまったからだ。ところが、いざ「綿100%」を求めてみると、現実には極めて少ないことがわかる。「レーヨン」「ポリエステル」「ナイロン」「ポリウレタン」「シルク」「キュプラ」「ウール」などなど......。

しかも、この成分の割合がまちまちなのだ!「綿20% ポリエステル70% その他」「レーヨン30% ポリウレタン20%、毛 50%」「綿50% ポリウレタン30% シルク20%」などなど。しかもしかも、こんなにばらばらなくせに、みんな「お肌にやさしい」なーんて宣伝してくるのだから、だまされやすい私のような消費者は路頭に迷うことになる。そもそも、お肌にやさしいということは、どういうことをいうのか、とぶつぶついいながら、小さな実験を繰り返すことになる。

「綿30% ポリエステル70%」のストッキングはいてみよう、「わー、だめだ、合わな~い」というように。そんな努力を少ししてみるとだんだんばかばかしくなって、めんどうくさがりやの私は、「綿100%」はウソつかないだろうと信じ、すべての実験はやめて、それを信じて三千里ということになってしまっている。

ところが、ところが、新聞に某子ども服有名会社が、「ポリエステル100%」のものを「綿100%」と表示して売り出していたというのだ!!! 驚くことに、同社は「製品の仕様書をよく確認せずに表示札を作成していたほか、チェックも徹底されていなかった」とコメントしているのは、もう言葉が出ない。

有名な会社ほど、「李下に冠を正さず」(注)という中国の故事成語の教えを守ってほしい、と願いつつ、今は、どんな製品でも、荒れないような肌にするため、「チョコラBB」などのドリンク剤を飲んだりしているのだが、この努力は報われるのだろうか?? お肌にやさしい靴下製品を知っている人、ぜひご一報を!

 

(注)李下に冠を正さず:李(すもも)の木の下で、冠をかぶりなおしたりしていると、李を盗んでいるといった思わぬ嫌疑をかけられることになるので、常に用心深く、慎み深く振る舞うべきということ。ま、他者から評価されていることを忘れずに、身を正すべきという教え。

 

 

 

 

 

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このページは、渡辺 弥生が2010年2月 6日 09:21に書いたブログ記事です。

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