大掃除の季節ですね。
自分は大掃除が面倒なので、日頃からこまめに片づけたり、汚さないようにして(うちの台所では油を使う料理は禁止です)、そもそも大掃除する必要がないようにしているのですが、唯一の例外が窓ふきです。
窓ふき(洗車も同じ)には、せっかく綺麗にしても次の日に雨が降ったりすると一挙に汚れてしまって元も子もなくなるという随伴性があります。汚れていた窓が暴風雨で一挙に綺麗になるという、行動と無関係で生じる環境変化もあります。専門的にはNCR(Non-Contingent Reinforcement:非随伴強化)ですが、これは概念分析が間違っていて実際には強化ではなく消去です。
というわけで、降水確率が高い時期は低い時期に比べて窓ふき行動の頻度が下がるというのが持論なのですが、日本(少なくとも関東地方)だと、降水確率が低い時期は気温が低い時期とかぶるので、いよいよ一年を通して窓ふき行動の自発頻度が下がり、それゆえ、「大掃除」というお題で別のルール支配でも組み込まないと、窓ふきなんてなかなかできないということではないのかと考えるわけです。
窓ふきしない=窓が汚れていても何とも思わない というわけではありません。
ケルヒャーの窓用バキュームクリーナーが売れているようです。うちも買いました。でも使っていません。
モチベーションはあるのに(好子、嫌子、随伴性はわかっているのに)、ベストなソリューションがない(行動レパートリー、オペランダムがない)という状況なので、イノベーションのチャンスです。
ということで、窓ふきロボット、ガンバくん。
お察しの通り、名前はiRobot社のルンバくんからいただきました。兄弟分です(ガンバ大阪とは無関係ですよ)。
どうすればいいのかはわかりませんが、とにかく吸盤(おそらくは窓の面と吸盤との間の空気を吸い出して真空的な状態を作る技術)を使って窓に吸い付き、窓掃除をしてくれるロボットです。落ちないように一生懸命窓にはりついている様子を見ていると、頑張って!と応援したくなるからガンバくん。
コリン・アングルCEOさま、あるいはロボット掃除機で一歩遅れた日本の家電メーカーの開発者さま、ぜひとも開発をお願いします。2万円だしても買います。