実森正子先生(千葉大学)が定年退職を迎えられます。3/14(土)に最終講義があり、あわせて、弟子たちによるシンポジウムも開催されることになりました。最終講義の後にはパーティーも予定されてます。現在、牛谷先生が詳細をつめてくださっており、近日中にプログラムが公開されると思います。実森先生の門下生が一同に集う貴重な機会になりそうですので、ご縁のある方はぜひ日程をあけておいて下さい。また、同窓生や先輩後輩にも声をかけて下さい。よろしくお願いします。


牛谷先生から正式なお知らせが届きました。案内はこちらから。



各位,
 立春の候,ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
 さて,千葉大学文学部教授の実森正子先生が平成26年度末をもって定年退職されます。先生の長年にわたる教育・研究へのご尽力に感謝し,また先生の益々のご活躍を祈念して,下記の要領で退職記念シンポジウムならびに退職記念パーティーを開催いたします。
 皆様のご参加をお待ちしております。
日時:平成27年3月14日(土)13:30〜
1. 退職記念シンポジウム
 最終講義に先立って,実森先生の薫陶を受けた6名の研究者が,「それぞれの研究の現在」を語ります。
場所 千葉大学西千葉キャンパス
人文社会科学系総合研究棟1階マルチメディア講義室
上記地図の文学部・法政経学部3号棟の西隣の建物です。
13:30 ご挨拶(牛谷智一・千葉大学文学部)
13:35-13:55 坂田省吾(広島大学総合科学部)
13:55-14:15 安倍博(福井大学医学部)
14:15-14:35 島宗理(法政大学文学部)
   ~休憩~
14:45-15:05 井上紗奈(日本大学生物資源科学部・農研機構食品総合研究所)
15:05-15:25 大北碧(麻布大学獣医学部)
15:25-15:45 牛谷智一
  ~休憩~
16:00 実森正子先生 最終講義
演題: “The organism is always right.”
17:00  閉会,移動
2. 退職記念パーティー
時間  17:30〜
場所 千葉大学西千葉キャンパス 生協会館
シンポジウムの会場南隣。上記地図の「大学会館」という建物です。
会費 一般 6,000円 学生 3,000円
シンポジウムのみに参加される方は,申し込み不要です。
パーティーに参加される方は、メールで下記までご連絡ください。
宛先:ushitani@faculty.chiba-u.jp
件名に「実森先生退職記念パーティー参加」とお書きの上、本文に、お名前,ご所属,大学卒業年度(卒業生のみ)をお書きください。
締切:平成27年2月19日(木)
お問い合わせ先
住所:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
     千葉大学文学部 牛谷智一
メール: ushitani@faculty.chiba-u.jp
※お越しになれない方も,上記アドレスに是非メッセージをお寄せください。

次の本の執筆のため、しばらくブログの更新をお休みします。

と、ブログに書いてしまうことで、執筆作業からの逃避行動としてブログを書く行動が自発され、強化されてしまうことを防ぐ作戦です。
たぶん9月いっぱい。というか初稿が上がるまで。
Twitterではぽちぽちとつぶやくかもしれません。

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 心理学の測定法や研究法の授業で使われることが多い、ダーツの比喩ですが、Twitterで原典を教えていただいたので(これこれ)、調べてみました。

 すると、教えていただいたConrad & Maul (1981)も別の文献を引用していました。それが Kerlinger (1973) の"Foundations of Behavioral Research"です。本学にはこの本の初版らしき1964年版しかないのですが、取り寄せてみると、Chapter 24 Reliability の章に、ダーツのイラストと比喩が確かに掲載されています。ただ、次の章、Chapter 25 Validity の章にはダーツのイラストも比喩も登場しません。

 この本、今でもAmazonで新品が売られていて(最新版は1999年のようです)、ロングセラーのようです。もしかすると1973年の版では、信頼性、妥当性の章の両方でダーツの比喩を使っているのかもしれないし、妥当性の概念にダーツの比喩を拡張したところは、Conrad & Maul (1981)の独自性なのかもしれません。

 こういう調査って難しいですね。

 なお、Kerlinger の本は初めて読みましたが(読んだと言っても、ざっと目次を見て、気になったところ-- 特にChapter 3 Constructs, variables, and Definitions --をささっと読んだだけですが)、とても詳細に、基本の基本をしっかり書いてある本ですね。最近はこういう本を読んでいなかったので、なにかとても新鮮な印象を受けました。

 そして、少し調べたら、なんと!この本は邦訳が出ているではないですか。『行動科学の基礎手法』です。これも本学の図書館に蔵書があったので取り寄せました。ところが、ダーツのイラストがありません。24章さえありません。19章までしかない。

 あれれ?と思ってよく見ると、題目に「上」の文字を発見。なるほど、原著の頁数が多すぎるから上下巻にわけて出版したのかと、再度検索するも、下巻が見つかりません。どうやら出版されていないようです。良本の気配がするのに。残念です。

 こういう調査って、やはり難しいですね。

Conrad, E., & Maul, T.  (1981).   Introduction to Experimental Psychology.  New York: J. Wiley.

Kerlinger, F. N. (1964).  Foundations of Behavioral Research: Educational and Psychological Inquiry.  New York: Holt, Rinehart and Winston.

カーリンジャー F. N.  (1972).  行動科学の基礎手法  上 馬場昌雄・馬場房子・福田周司(訳) 鹿島研究所出版会

 ネットでこんな動画をみつけました。

 環境省総務課動物愛護管理室によると,平成24年度に殺処分された(殺された)犬・猫の数は161,867頭です。

 ペットを飼う前に最期まで一緒に暮らせるかどうか十分に検討すること,保護されて飼い主との出会いを待っている動物たちとの出会いが広がること,飼い始めたら飼い主,飼い犬・猫ともに幸せに暮らせるための支援が得られるようになること,などなど。

 一つひとつ,少しでも変わっていくことを望みます。

  iPhoneやiPadでTwitterやwebの記事をみていて,これは面白い!後で読もうと思う情報は自分宛にメールするようにしています。

 クリップ系のアプリなども色々試しましたが,日経の記事(有料版)など,後からうまく読めないものもあるのであきらめました。

 でもiPhoneの連絡先は参照するたびにふりがなでソートされた,「あ」からの一覧が表示されるので,自分の「し」に辿り着くのに数フリック&スクロールが必要になります。

 「自分あて」メールボタンみたいなアドオン(昔の家電でいう短縮ボタン的な)を探しても見つからず,う〜ん,どうすればいいのかなと考えていたそのとき。

 ひらめきました。

 自分のメルアドをふりがな「あ」でも登録しておけばいいのです。
 そうすると,各種アプリからメールで送信のリンクをクリックしたとたん,自分のメルアドが先頭に表示されます。

 俺って天才。

衣料、ネットで割安感なく 「ショールーミング」サービス不発、導入店舗 広がらず店に並んだ衣料品のタグにスマートフォン(スマホ)をかざすとインターネットで購入できるアプリサービスが4月末、ひっそりと終了した。衣料品通販サイトを運営するスタートトゥデイが鳴り物入りで昨秋始めた「WEAR(ウェア)」のバーコードスキャン機能だ。店舗が買い物の下見の場になる「ショールーミング」が加速するきっかけになるかと注目を集めたが、不発に終わった(日本経済新聞, 2014/05/09)。

 家電だと店頭で商品を見定め、家に帰ってからネットで注文する人が多いのに、服では同じ行動が自発されなかったようです。

 日経の記事によれば、セレクトショップが取り扱う服は実店舗とネットとで価格がほとんど変わらないそうです。そもそも店舗にある服がネットに必ずあるかどうかもわかりません。“あるアパレル大手幹部は「価格が同じならば目の前にある衣服をわざわざスマホで購入する動機がない」と指摘する”とありますが、まさに即時強化を甘くみたというか、流行の遅延割引(delay-discounting)を配慮できていなかったということでしょうか。

 遅延割引(正確には「遅延による価値割引」)といえば、行動経済学関係の書籍や記事で言及されることが多くなりましたが、元々は行動分析学の研究からでてきた概念です。オペラントの頻度を決定する後続事象が行動から遅延するに従って強化力が減衰していくという現象ですが、どうも解釈の把握に飛躍があり、もう少し丁寧な考察が必要なケースが多いように思います。

 上の例も、目の前にある服を購入する行動の制御変数は、その場で買って帰ったらすぐに着れるという未来の事象ではなく(そう説明してしまうとteleologicalな間違いを犯すことになります)、買物場面で自発されるルールがいかに確立操作として機能するか、そしてそのようなルールの作用に、ルールが記述する随伴性の中の遅延やその他の要因がどのように働くか、そしてどのように働くようになるか、ということだと思います。そして、このあたりは行動分析学の研究でもまだまだこれからのところです。

 たとえば、Hantula & Bryant (2005)は、インターネットショッピングのシミュレーション場面ではありますが、配送料と配達にかかる日数の変数を操作し、対応法則にのせるような研究をしています。わかりやすく言えば、配達を一日早めるのにいくら支払うものなのかということを予測できるようにするような研究です。アナログ実験とはいえ、新しい方向です。

 うちの研究室でも、ネットショッピングのシミュレーション場面で、同じ商品の価格割引と還元ポイント数の対応を調べた学生がいました。単純な課題設定のように見えますが、たとえばポイントの場合、そのポイントが貯めやすく、使いやすいか、期限はあるかなど、様々な要因によって結果が左右されそうでした。

 当然のことながら、実社会にはスキナー箱では想定していない変数が山とありますし、何しろ相手は言語行動のレパートリー豊富な人間です。動物実験の結果を流用するさいには、そのための手順が必要です。

Hantula, D. A., & Bryant, K. (2005). Delay Discounting Determines Delivery Fees in an E-commerce Simulation: A Behavioral Economic Perspective. Psychology & Marketing, 22(2), 153-161. doi:10.1002/mar.20052

 ところで買った服がすぐに着れることを記述するルールに購買行動を強力に引き出す力があるのなら、たとえば裾上げなどの時間を圧倒的に短縮するとか(売り場をひと回りして帰ってくるような時間内、たとえば10分以内とか)、その場で着替えてしまい、それまで着ていた服を自宅に宅配してくれるサービスとかにも効果が見込めそうです。あるいは、逆に、季節外れもしくは季節の先取り商品で、元々すぐには着ない服を買うときには、“遅延割引”は生じないかもしれませんね。

 「行動分析学道場」は奥田健次先生が主宰される行動コーチングアカデミー(西軽井沢)での合宿研修です。

 三年目となる今年は事例研究支援を担当させていただくことになりました。すでに終わった事例、これから取り組む事例、どちらでもOKです。道場当日には、事例について発表していただき、行動分析学の専門家から、標的行動の選び方、記録の方法、介入計画(指導法や教材など)などについて討論しながら助言をもらえます。

 いきなり討論するのは心もとないという方のために、当日まで、事前にメールなどで準備をお手伝いします(ここが私の担当です)。

  • 行動分析学を勉強して、自分や誰かの行動変容に使ってみたけど、うまく行かなかった方。
  • 仕事に活用してみてはいるものの、これでいいのだろうかと不安な方。
  • こんな面白い実践をしているので、ぜひ専門家の意見を聞きたいという方。
  • 職場の仲間で事例検討会を開いているのだが、どう進めればいいのかよくわからない方。

 などなど。

 この夏、環境を変えて行動を変える楽しさを一緒に味わいましょう。

 奥田先生のブログに「プレ告知」が公開されていますので、詳しくはそちらをご参照下さい。

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 暖房しているのにドアを閉め忘れて、気がつくと冷え冷えという状況を打開するために、この冬、いろいろ考えていました。

 

市販品もあるみたいだけど、高そうだし。

 

防犯アラームや冷蔵庫アラームを改造して、ドアが開きっぱなしだとブザーがなるようにしてみようかな、とか。

 

ドアが自動で閉まるようにゴムひもでも張ってみようかな、とか。

 こうなったら自分で回路つくっちゃおうかなとか(こんなサイトもあるし)。

 うちの犬は音がなるボールでよく遊ぶのですが、すぐに噛みちぎってしまうので、古い靴下に入れたり、タオルで巻いたりして遊ばせています。

 たまたま犬が放り投げたボールがドアの方に転がったときに閃きました。

 

ゴムボールを靴下に入れ、ドアの内側に置いておけばいいんだ! ボールが転がっていかないように靴下を紐で縛り、壁にフックをつけてそれにひっかける。 ボールの大きさや取り付け位置を調節すれば、開閉には問題なく、ボールの反発力で閉まる半自動ドアの完成です。

  俺って天才かも!」と一人でにんまり。

 この時期大学のキャンパスは新入生と新入生を勧誘する上級生でいっぱいで、広場を通り抜けるのが大変なくらいです。

 部活やサークルにとって新入生勧誘は組織の存続に影響する一大事だということはわかるのですが、地面に落ちているビラを拾って読むと、そこには代表者の名前や電話番号、メルアドとかがばっちり書かれていたりします。

 最近は、小中学校で個人情報保護のためにクラス名簿さえ作らないなんてことをしているのにも関わらず、結局、こんなもんです。

 学生に、個人情報を明かすことになる人は嫌がらないの? せめてすぐに破棄できる無料メルアドを勧誘用に作ればいいんじゃない? とか聞いてみても、反応は薄いです。そんなに気にしてはいないか、もしくは、係になったらそれどこじゃないようですね。

 小中での行き過ぎた管理や施策(運動会で競争させないとか、男女でランドセルの色を分けないとか)に若干の憤りを感じている私にとっては、「ホラミロ」、「ザマミロ」と妙に納得してしまう現象だったりします。
"What kinds of creatures we are"

 これがチョムスキー先生の興味の源泉だそうです。

 3/6に上智大学で開催された「ノーム・チョムスキー教授講演会」がネットで公開されていたので聞いてみました。なにしろ、チョムスキーといえば、スキナーの Verbal Behavior に対する批判論文を書き(Chomsky, 1959)、当時、原著よりもその批判論文の方がよく読まれ、それによって、スキナーの言語行動論の誤解も広がったというように、行動分析学とはただらなぬ(?)歴史のある言語学の大家です。

 実は以前にもチョムスキー先生の講演ビデオを観たことがあります。1978年(だと思う)に、彼が Western Michigan University 心理学部のコロキュアム(毎月、外部講師を招いて行こなう講演会)に招待され、話をしたときの録画ビデオです。ところが、講演も、Jack Michaelとの質疑応答も、何を言っているのかよくわからなくて、不完全燃焼感が残りました(確かVHSのコピーがどこかにあったはずなのだけれど....)

 昔に比べて英語のリスニング力は減衰しているものの、日本での講演ということで、もしかしたらわかりやすく話をされているのではないかと期待して聞きました。

 事前に原稿をしっかり書かれているようで、でも、ずっと原稿を読むというわけではなく、語りかけるように話す英語はかなり聞きとりやすかったのですが、残念なことに内容はよくわかりませんでした。

  • 人と動物は明らかに違い、それは言語、認知である。
  • 人の言語の複雑さや創造性は、それを生む生得的なメカニズムがあることを示している。
という主張は伝わるのですが、それ以上はよくわかりませんでした(根拠とか、だから何ができるのかとか)。

 その日にJapan Times で読んだらしい記事を引用し、東大の受験に合格するプログラムはすごいけど、入学後は何も学ばないですよねと揶揄してたりするところは(確かにそうだけど)、ちゃちゃいれ行動の自発頻度の高さの顕われなのかもしれません。

 Verbal Behavior をめぐる論争と、その後の経緯(The Behavior Analyst に掲載されたチョムスキーへのインタビュー記事など)は、以下の論文にわかりやすく書かれています。ご参考までに。


 「先生があれだけ批判したスキナーの言語行動論を元に、ことばの獲得が遅れた子どもたちへの効果的な教育プログラムがたくさん開発され、その恩恵を受けた子どもが増えていることについて、どうお考えになりますか?」

 私ならそう伺ってみたいところです。

Th_harutohana2014

いい天気ですね。桜も満開。

本日、法政大学は入学式です訂正:今日、新入生オリエンテーションがあったので、てっきり入学式の後だろうと思い込んでいましたが、間違いでした。入学式は4/3です。すみません)。新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます。

オリエンテーションでお会いしましょう。

と、同時に、サバティカル終了です。

サバイバルじゃないですよ、天国のようなサバティカル(研究休暇)。

あっという間の充実した一年でした。

天国から地上に降りる日です。

しばらくは浦島太郎状態に違いありません。

再び竜宮城に戻る日を楽しみにしながら、教育研究に邁進です(委員会や会議は....)

 大学でも学会でも、政治でも行政でもマスコミ関係でも、この人の言うこと信じられるかなというときに私が手がかりにしているのがカタカナ英語です。

 「テレビ」とか「アイドル」とかのように、もはや日本語化しているカタカナ英語のことではなく、日本語に同義の語彙があり、それでも十分通じるのに、なぜか英語を使うケースです。

 最近だとエネルギー基本計画政府案の「“ベースロード”電源」とか、これからしばらく世の中を騒がすであろうところだと「アジェンダ」とか「トレース」とか。

 こういうケースでカタカナ英語を使う理由はいくつか考えられます。一つは権威付け。聞き手が知らない言葉を使いひけらかすことで、聞き手から尊敬の念を引きだすのが狙いです。あるいは「へぇ〜、すごいですね」で強化される言語行動と言ってもいいかもしれません。

 もう一つは真意隠し。日本語にすると意味がわかりやすくなりすぎてごまかしきれなくなるのを回避するのが狙いです。聞き手から「なんだ、そんなことか」という反応が出現するのを阻止することで強化される言語行動と言ってもいいかもしれません。

 さらに行動レパートリーの強弱が原因になることもあります。帰国子女が日本語の単語を思いつかなくて、ついつい英語で話してしまうケースです。

 これらの変数が多重的に制御していることもあれば、たとえば帰国子女が帰国子女らしく話をしているうちに、お門違いの尊敬的うなづきで強化され、それが維持されてしまうというように、初発期の随伴性と維持期の随伴性が異なる場合もあるでしょう。また、本人はそういう随伴性に気づかずに随伴性形成されていることもあれば、確信犯的にルール支配されていることもあるでしょう。

 このようなカタカナ英語を多用している人は、かなりの確率で、嘘をついたり、誤魔化したり、隠したり、不正確なことを言う、というのが私の印象です。根拠となるようなデータはありません。

かくいう私も人のことは言えません。少し前に別の要件で2005年に行われた日本行動分析学会年次大会の大会企画シンポジウムを録画したビデオを観る機会がありました。すっかり忘れていましたが、質疑応答では私も発言していました。それが、恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまったくらい、帰国子女ふうの話し方だったのでした。発音も抑揚も。その瞬間は、あぁ、留学から帰ったばかりの頃は、こんな話し方をしていたんだ。気づかなかったなぁ。恥ずかしいなぁと思ったのですが、後になってよくよく考えると、留学から帰ったのは1992年です。帰国後、十年以上もそういう話し方を知らず知らずしていたのか、はたまた留学とは無関係に最初からそうだったのか、万が一、今でも変わらずそうなのかと不安だらけになりました。

 ヘビースモーカーが煙草を止めると喫煙者に厳しくなるのと似ていて、そういう個人的な履歴のせいでカタカナ英語過敏になっているのかもしれません。

 でもそれを差し引いてもかなりの確度で使える手がかりだと思いますよ。

 4月からの消費税アップにさいし、増税前の駆込み消費行動が増加しているようです。小売業界はじゃんじゃかセールして、マスコミもそれを煽っています。


 同じ商品が額面上3%値上がりするというわけで、支払う毎に値上がりぶんのお金を失うことになるので、その前に買う行動は好子消失阻止の随伴性で強化されることになりますが、値上がりまでは60秒以上ありますからルール支配、モドキです。

 強化可能時間を制限すると(LH、limited hold)、動物でも反応率が上がります。LH内の反応分布が動物でどうなるのか私は不勉強でわかりませんが、おそらく今回のようなルール支配の場合、増税開始時に近づくほど、この随伴性を記述したルールが確立操作として生みだす嫌悪感、焦燥感が高まりそうなので、もしかするとスキャロップ的な消費行動曲線が得られるかもしれません。ただ、家や車などの高額商品はぎりぎりには買えないでしょうから、縦軸を 消費金額にするとこの傾向は読み取れないかもしれませんね。

 いつぞやのワイドショーでどこぞやの経済評論家が述べていたように、おそらく買いだめした商品のある程度は、買いだめしたことで無駄に使われることでしょう。家の中に在庫がないときに比べて在庫があるときには、在庫を切らしたら買いに行かなくてはならないという随伴性がないぶん、消費行動の頻度や量が増えると予想できるからです。それに買物ついでについついいらないものまで買ってしまうことも増えているはず。そうして生じる無駄遣いが増税ぶん以上になるのか以下で収まるのか、はたまたちょうど釣り合うのか、そのあたり何かしらのデータがあれば面白そうです。

 行政が無駄遣いしないこと、必要なところに必要なお金を回すことをしてくれるなら(まぁ、これがなかなか実現しないわけですが)、消費税増税に私は賛成です。コストが余計にかかりそうだし、結局は権益や利害の争いになるだけだから軽減税率には反対です。一律でいいと思います。贅沢品の方は贅沢費を購買する余力のある富裕層に累進課税すればいい(所得税)。消費税の方は広く、みんなで(所得の低い人も)負担という切り分けを明確にすべきだと考えます。

 消費税を増税されたら食べるものも買えなくなりますと訴える人をマスコミが取り上げることがありますが、3%の値上がりがほんとうにどこまで影響するのかはよくみていかないとなりません。ただ、ちょっと考えても、国民一人当たり一日おにぎり1-2個分と言われる食品ロスを減らし(政府公報オンライン)、食べ過ぎを減らし(BMIが25以上の“肥満者”の割合は男性30.4%、女性21.1%。平成22年国民健康・栄養調査結果の概要、厚生労働省)、メーカーでは過剰包装を減らすことで十分吸収できる範囲の増分だと個人的には思います。ガソリンも自家用車であれば急ブレーキ、急発進を減らし、車間をとるとかすれば、3%くらいの燃費は改善するはずだし、電気代も部屋の設定温度を1℃変えたり、つけっぱなしのテレビや照明を消せば節電できます。そういうことをすべてやってますという家庭はそれこそ3%にも達しないのではないでしょうか。

 増税に賢く対応しつつ、増税したぶんの使い道をしっかり見届けることが大事だと思います。

 昨日の記事で真央ちゃんを引き合いにだしたこともあって、過ぎた話を蒸し返すことになりますが、森元総理の発言について私見を述べておきます。例の「大事なときには必ず転ぶ」ってやつです。


 最初この発言がマスコミやネットに流れたとき、真央ちゃんへの同情から「なんてひどいことを言うんだ」と世間の声が一斉に上がりましたが、間もなく全文が公開されると(たとえば荻上チキ・Session-22)、一転して、揚げ足をとるような切り取り方をしたマスコミに非難が集中し、中には森元総理への同情の声さえ聞こえるようになりました。

 自分はこの全体的な流れがまず気色悪いと感じました。ネットはいわゆるバンドワゴン効果みたいな現象が起こりやすい場です。特にツイッターなどの登場で、その場その場の発言を誘発する確立操作や弁別刺激がタイムリーに継時的に提示され、反応コストの低い行動で、メッセージやリツイート、選好されたタイムラインで同じようなつぶやきを目にすることで即時強化されるという随伴性が整えられて、誰かの発言に乗っかって行くという傾向が加速していると思います。「危うくメディアに騙されるところだったわ」と言う人たちは、すでに騙されていたわけだし、その発言さえも、同じように“騙されている”のかもしれないし、そういうことに全体的に無自覚な状態というのは健全ではないと思います。

 「みんなはこう考えているみたいだけど、自分はどう考えようか?」、「あの人はこう言っているけど、根拠はあるのかな?」、「調べてみよう」、「よくわからないから、これとこれがわかるまで判断は保留にしておこう」などなど、我々が大学で一生懸命教えているこういう思考がほとんど見たらないことに悲しさもこみあげます。ただ、そう考えている人はネットなどでは発言しない傾向にあるのかもしれず、もしそうなら少しは気が楽になるのですが....。

 さてさて、森元総理の発言について自分が考えたことは以下の通りです。

1) 基本的にはそこらのおじちゃん、おばちゃんの発言と同じだなということ。この人も真央ちゃんを応援する気持ちは世間と一緒だなということ。おそらくこの人に対する好感はそういうところにあるのでしょう。
2) でも、この人は世間一般の人ではなく、元総理であり、東京オリンピック組織委員会会長であること。
3) 公の場での発言であり、政治家、組織委員会会長の発言は、報道される可能性があることは自明の理であること。
4) 失敗や負けを「恥」とみなしているようであること(「団体戦に何も浅田さんを出して、恥かかせることなかったと思うんですよね」)
5) 上の発言からわかるように、選手ではなく監督?などに対する批判をしていること。
6) 「もっと自由にした方がいいのかも」とも思ってようだけど(「どうも日本の各競技団体のやり方が本当に正しいのかどうか。もっと自由奔放にやらせたほうがいいのかなという感じもいたしますが」)、
7) 日本には日本のやり方があるとも思っている(「日本で急にどっかそこに走ってた選手を連れてきて、社長にぽんと置けるかと言うと、どうなんでしょうかね。まあ、そこは日本のまた文化があるわけでしょうが、外国のものばっかが良く見えてくるんでしょうね」。
8) つまり、確たる方針があるわけではない(おそらく時間をとって調べたり、考えたりしたこともないのでしょう)。

 私が感情的に相容れないなと思うのは(4)。競技で負けたり、失敗したとき、本人が恥ずかしいと思うのはその人の自由だけど、それを「恥」と本人以外が言うのは筋違いだし、そういうふうに指導を進めたら(練習で失敗するたび「なにやってんだ、そんなことしていると恥かくぞ!」)、失敗に対する不安が高まるだけで逆効果です。失敗を「悔しい」と感じたとしても、次は成功しようと頑張ることをサポートする環境を整えることが大事なのです。幸いにも(素晴らしいことに)、真央ちゃんのフリーの演技はまさにこれを世界中にみせてくれました。つか、そもそも団体の女子ショート、真央ちゃん3位ですよ。世界三位。なぜそれを誉め称えず「失敗」とするのか理解に苦しみます。

 論理的に考えて問題だと思うのは、こういう価値観を持った、スポーツの指導方針についてまったくの素人の人が、それなりの地位につくこと。オリンピック組織委員会会長ですから、大きな権限を持ち、大きな予算の裁量を持ちます。そうなると、ご本人がどう思うと、その下で働く人たちの随伴性は、トップの発言に影響されます。予算や権限を手に入れるために、トップの意向にあった発言や活動が自発され、強化されるようになります。トップやそのような随伴性でトップについていく人たちと相容れない人たちの行動は制限(妨害)されたり、弱化されたりします。どこの組織でも多かれ少なかれ生じることです。

 そしてだからこそ大きな組織のトップに就いたら、自らの発言や行動が組織全体に及ぼす影響に配慮しながら行動することが求められるわけです。森元総理の発言はそういう意味で不適格だったと思います。
 「コピペ」ってすでに辞書にまで掲載されている立派な(?)日本語なんですね。Macに標準装備されている「スーパー大辞林」では、「コピペ」→「コピー-アンド-ペーストの略」→「コピー-アンド-ペースト」→「コンピューターのデータ編集作業で,文字や図形などのデータの一部を複写し,他の部分へ貼り付けること」となります。

 世間を騒がしている剽窃問題については記載がありませんが、これも時間の問題かもしれません。

 剽窃について、大学で教えている経験からすると、対策はただ一つ。正しいコピペの方法を教えるしかないです。

 私が担当している学部の「心理学基礎実験」では、入学したてのピカピカの一年生を対象に、心理学の基礎的な実験実習をして、レポートを書く方法を教えています。

 なにしろ相手は先月まで高校生だった学生諸君です。「ですます」調ではなく「である」調で書くんだよとか、事実と解釈を区別して書くんだよとか、感想ではなく考察を書くんだよとか、そういうところからスタートします。段落の書き出しは一文字あけるんだよとか、「すごいちがい」とか「ぼんやりした」とかは口語体だよ、「大きな差があった」とか「明確にならない」というように文語体に書き換えるんだよ、なんてことまで指導します。

 文献を読んで引用するというところまでは学習目標に設定していませんが、学生によっては他の授業で学んだことや教科書を参照したり、インターネットで調べたことを考察に書いてきたりします。

 当然のように「コピペ」が多発します。なので、引用の仕方を教えることになります。引用には直接引用と間接引用があるよ。どこまでが引用でどこまでが自分の考えなのかが読み手にわかるように示すんだよ。そのためには直接引用は「」でくくるし、間接引用にも引用元を明記するんだよ。そしてレポートの最後にどこから引用したのかがわかるように引用元の一覧をつけるんだよ。ネットの情報は信用できないことが多いから、ネットで見つけたことは図書館の本や雑誌で確認するんだよ。それができなかったときには、ネットのどこから引用したのかわかるようにURLを書くんだよ、などなど。すべて学生が書いたレポートを元に、実例(正しい例と間違った例)をたくさん示します。

 引用する行動は、自発的に調べる行動ですから、この段階では(その後も)強化して増やしたい行動です。もちろん、すべてが引用になってしまったら意味はありませんが、心理学の場合、自分たちで実験や調査をしてそのことについて書くことになるので、そもそもすべてを引用で構成することは難しく、そこのところはあまり心配ありません(通常の授業でレポートを課す場合はまた少し話が違ってきますが)。

 この授業の受講生は70名前後。一学期に4-5回のレポートが提出されます。そろそろ7年やっていますから、これまでに二千以上のレポートを読んできたことになります。そして、ここまで来ると、引用を明記しない「コピペ」はかなりの確率で発見できます。それ以外の箇所の文体との相違が手がかりになりますし、同じ実験について同じ時期にレポートを書きますから、複数の学生が同じ文章をコピペすることもあります。怪しいと思った文章はまさにコピペし、ぐぐってみます。すると、かなりの確率で引用元がヒットします。私にとってはこの信号検出作業が弁別訓練になっていて、検出率が上がっています。直観的制御が効いている感じです。

 「コピペ」について教示をするのは、2回め以降のレポートからです。一回めのレポートで引用なしのコピペがあっても減点しません。そして教示後の初回のレポートからは引用なしのコピペは減点します。ただし、引用ありのコピペは加点します。学生にとって、レポートの採点による分化弱化、分化強化の随伴性は効果的で、間もなく反応が分化していきます。最終回のレポートは一年前期にしてはお見事!と胸をはれるレポートになっていきます。

 ただし、般化・維持は難しく、3年生になってゼミに配置され、レポートを書かせてみると、1年の前期にやったことをすべて忘れてしまっている学生もいて、再学習となってしまうこともあります(今年度はカリキュラム改訂があり、2年次でも実験実習とレポート執筆指導をする機会が追加されたので、このあたりは改善されるのではないかと期待しています)。

 レポートや論文執筆における「コピペ」問題は、意図的で非常に悪質な例を除けば、引用の正しい方法を教え、練習させ、フィードバックして繰り返し練習させることで減らすことができます。逆にいえば、問題があるということはそうした指導が欠如していることの顕われだと思います。

 さらに、意図的な引用なし「コピペ」も、指導教員であればゼミ生の論文にそれを発見することは、常日頃から指導をしていていれば(実験計画を発表させ、議論し、データを発表させ、議論し、論文の書き方を教えながらフィードバックし...)、気づかないはずはありません。これも、問題があるということはそうした指導が欠如していることの顕われだと思います(たとえば論文を提出する前に一度も確認しなかったとか)。

 データの捏造や改変については、引用なし「コピペ」の発見ほどたやすくはありません。個人的には、これまでどう考えても矛盾するようなデータを目にして、学生に再確認したことが何回かありますが、すべては単純な集計間違いでした(だと思います/信じています)。問題は、そのような明らかな矛盾が見つからない場合です。発見できず、見逃してしまった確率が0かと問われれば、0とは言えないと答えるしかありません。

 私の場合、学生の度重なるやりとりを通して、学生の報告行動が実験事実そのままに制御されるように工夫しています。行動分析学の研究では他の心理学のように仮説を立て統計的に検証することが少なく、どちらかと言えば変数探索的な実験が多くなります。仮説検証型だと「こうなるはずだったのにならなかった」「有意差がでなかった」と報告することになりますが、指導する側がどう頑張っても消去や弱化の随伴性がついてまわるようです。なぜそう思うかと言うと、そういう研究をしている学生・院生の会話を聞いていると「何がわかったか」という話より「有意差がでた/でない」の話の方が多いからです(さらに「どうすれば有意差がでるか」という話とか)。

 行動分析学の実験の場合、「こうなりました」とありのままに報告するところからはじまり、「そこから何がわかるかな?」とか「次どうしてみようか?」と話が展開するので、実験結果が「失敗」に映ることが比較的少ないというメリットがあります。それでも、学生さんは最初はそうは思わない傾向があって、「うまくいきませんでした」と報告してきたりします。そんなときにも、見せられたデータを面白がり、解釈の切り口を示したり、次の実験のアイディアを促すヒントをだしたりして、学生がうまくいかなかったと思い込んでいることでもそのまま報告することが強化されるように気を配っています。

 データの捏造や改変の問題の背景には、マスコミが指摘しているような成果主義や競争原理の他に、研究者養成過程での教育的随伴性があるのだと思います。すなわち、研究者の行動が「わからなかったことがわかること」で強化されるのではなく、「わかりたかったことが示せること」で強化されるようになっている可能性です。研究室やゼミの随伴性は、おそらく指導教員や所属組織の随伴性(成果主義や競争原理)にも大きく影響されるのだとは思いますが、科学の本質を考えると、より深刻な問題ではないかとも思います。
 サバティカルも大詰めというのに酷い風邪をひき、数年ぶりにのべ6日間も寝込んでしまいました。ゼミ生には以下のように訓示(?)をたれているのに、桜咲く前にだらしなさ満開です。

体調管理について
大人になると健康管理は仕事の一つになります。具合が悪いから休みますでは、なかなか済まなくなるのが現実です。となると、具合が悪くならないようにするしかありません。

具体的には:

(1) 十分な睡眠時間をできるだけ同じ時間帯にとる。
(2) 気温にあわせて衣服や室温を調整する。
(3) 栄養に気をつける(コンビニ弁当やスナック菓子ですませないようにする)。
(4) 頻繁に手荒いとうがいをする。
(5) 疲れすぎたら無理しない。

を実行するだけで、風邪を引いたり、体調を崩す確率は確実に低下させることができます。

皆さんはまだ年齢的には若いので(5)は無理がきくかもしれませんが(私はもう無理です)、(1)-(4)は年齢に関係なく影響します。
 
 振り返ると、今回はいくつかの罠にはまっていたことがわかります。

 まず、風邪の引きはじめ。鼻水、のどのいがいが、倦怠感などが一週間以上続いていたのですが、季節柄、花粉症の症状だと思っていました。実際、部分的には花粉症だったのかもしれません。この段階で鼻水はまだ透明でしたから。花粉症で体を休める必要はないので、サバティカルフィナーレに向って原稿をどんどん書き、テニスをし、まだ冷たい風が吹く中、はる(犬)を公園やドッグランに連れていっていました。そのうち、鼻がつまるようになり、鼻水が黄色くなり(最終的には出血するようになり;今年の流行だそうです)、咳がでて、悪寒、関節痛、筋肉痛などがでてきました。風邪の初期症状が花粉症の症状でマスクされ、適切なタイミングで「休息」に入らなかったことが初動期の罠でした。

 次に、これは風邪だと思ってからの対応です。軽い風邪なら、運動し、汗をかいて風呂に入り、お酒をかーっと飲んで寝てしまえば、熱はでても次の日にはケロッと治る。それでうまくいったのはせいぜい二十代前半くらいまで。風邪の症状は安静にしていても少なくとも3ー4日は持続するのが近年の傾向。それにも関わらず、若いときのこういう経験が未だに影響していて、そういう行動パターンをとってしまいます。今回もそうでした。その結果、喉の炎症がひどくなり、夜、息がしにくくなって咳がでて眠れなくなり、休養できず、体力が落ちました。

 今回は、静養を決意してからも罠がありました。昼間、ただ寝ているのはもったいない気持ちになり、4月になって大学生活が再開したら観る余裕がなくなるテレビドラマでも観ておこうと、Hulu(REVOLUTION)に手を出してしまいました。寝落ちしては巻き戻し、しばらくしてからまた寝落ちして巻き戻しを繰り返し、結局、熟睡できず疲れがとれませんでした。

 それでも2日後には約束をしていた用事があったので外出。天気もよく日差しも暖かそうだったので、春らしい格好をしていきましたが、風は冷たく、外を歩く時間も長く、始終、寒気を感じていました。元々、上記「(2) 気温にあわせて衣服や室温を調整する」が苦手という自覚はあるのですが、うまく機能しませんでした。

 薬に関してはよくわかりません。病院に行ったのは、症状がいよいよ悪化したラスト二日前で、それまでは市販の風邪薬を飲んでいました。そもそも風邪を根本治療する薬がないことは承知の上ですが、諸症状を緩和するとうたっている各種の薬剤も、今までに本当に効くと実感したことがありません(頭痛薬が頭痛を緩和するように、咳止めが咳を止めたり、鼻炎をおさえる薬が鼻水を止めたりしたように感じたことがありません)。これは市販薬でも、病院で処方される薬でも同じです。それでも病院に行ったのは、何か別の病気だったらやばいからです(今回は鼻血が気になったからです)。

 せめてこの体験を活かすために、体調管理のチェックリストを改訂することにしました。上記は予防のための項目としてとっておき、以下の項目を追加します。

風邪かなと思ったら(鼻水、のどのいがいが、倦怠感など)、
 ○ 運動と酒を控え、暖かくして早く、たっぷり寝る
 ○ 花粉症に偽装した風邪に注意すること
症状が悪化してきたら(咳、悪寒、発熱など)、
 ○ 病院に行き、薬をもらう(外出するときには大袈裟までに着込む)
 ○ 外出は控え、昼間も休み、強制的に熟睡する(読書、テレビ、パソコンなどは禁止事項)
 ○ 鼻水、のどのいがいが、倦怠感などの初期症状もたいてい収まるまで無理はしない

それにしても、あぁ〜 もったいない一週間だったなぁ。

Ppt

Mac版PowerPointでは禁則処理が失敗することがあって「、」で始まる行ができちゃうことがある。

調べたらMicrosoftのサイトに「禁則処理が有効にならない」というページが見つかった。最終更新日: 2002年2月19日、対象は Microsoft PowerPoint X for Mac と  Microsoft PowerPoint 2001 for Mac とあるが、私のMacにインストールされているのは Microsoft PowerPoint for Mac 2011 なのである。

どうやら十年以上も放置されている問題ということになる。

「既に」って何だかエラそうなのは毎度のことだが、回避策も酷い。

  以下のいずれかの方法で対処してください。

  • プレースホルダやテキストボックスのサイズを変更する
  • フォント サイズを変更する

レイアウト変わっちゃうじゃん。それに「、」の位置が一箇所ずれても他の行で行頭に「、」がきたらしょうがないし。

仕事ができない人のスライドみたいになって恥ずかしいけど、時間もないし、あきらめよう。

Photo

トレたまで紹介されていたタブレット付きロボット、Double Robotics (日本で販売しているのはこの会社のようだ)が面白い。

iPadをつけて遠隔で操作できる"ロボット"ということなのだが、上のように、これならデートもできそうだ(笑)。長距離恋愛ツールにもなるし、インフルエンザでドタキャンする必要もないかも。

いやあ、こんなのあるならゼミの参加をこれでOKにしてもいいくらいだなぁと一瞬思ったが、よくよく考えれば、それだとiPadやPCを並べてSkypeで遠隔会議しているのと同じわけで、特に目新しくはない。

それなのに、脚がついて移動できるというだけで、なんだかそこに「人」がいるような行動が引き起こされるところが面白い。

デートだって、iPad片手にFaceTimeしながら歩いているのと同じなわけで、そんなことしている人を見たらフツーはちょっとひくと思うのだけど、よちよち台車に載ってぎこぎこ動いているとそうはならない。

なんでだろ?

人は「顔」に敏感に反応するように進化してきた!なんで夕べのテレビでやってたけど、顔だけじゃないんじゃない。

動き? それとも"操作している"という行動?

興味深いです。

サバティカルも残り僅か。カレンダーに無頓着な生活をしていますが、世間が祝日だと、なんとなくのんびりするもので、読もうと思ってためこんでいた論文などを読んでます。

そんな論文の一つ(ここからダウンロードできます)。

実森正子 (2013). 動物の認知プロセスの理解と学習・行動研究—短期記憶, カテゴリ化, 等価性, 視覚探索をめぐって— 動物心理学研究, 63(1), 7-18.

動心での講演を論文化したのでしょうか、「講演論文」という冠が付いています。実森先生は、私にとっては学部時代の指導教員で、お名前をお聞きしたり、お姿を拝見すると、今でも情動反応が生じます(なにしろ不肖の弟子なものですから)。

この論文では、実森先生のライフワークである動物認知に関する研究が凝縮され、一つの物語のように紹介されています。緻密な実験を丁寧に積み上げ、個体の学習が認知の仕組みをどのように築きあげるのかを解明していくストイックな仕事ぶりには相変わらず感銘します。

名言引用:

「どのような学習メカニズムがヒトを含む多様な動物種に適応的な環境認識を可能にしたのか」という問いは、進化心理学、認知発達、神経科学、ロボティックスを含む近接領域に対して、比較認知や学習研究が答えなければならない基本的な問いだからである(p. 16)

ヒトの場合も、認知の研究の多くが、ヒトはこういう刺激にこのように反応するものだといった記述的なものと、その背景にはおそらくこういうメカニズムがあるのだろうといったハードウエア(神経科学的)あるいはソフトウェア(認知心理的?)に関する一部もしくは全部推測的なものであり、このようにするとこのように反応するようになるよということを示す学習的、行動的なものは少ないのが現状です。

動物の被験体と違って学習履歴がほとんどない参加者を得ることも、すでに獲得した行動傾向を学習によって上書きすることも倫理的に難しく、学習要因が認知的な行動傾向に及ぼす影響を実験的に検討することがなかなかできないという理由もあるのだと思いますが、だからといって、ではそういう仕組みがないということにはならないわけで、ここはブレークスルーが求められるところだと思います。

うちの研究室でも「見る」の制御変数を探る実験なんかを進めたりしていますが、緻密さが月とスッポン。もう少し頑張らねば、と仕切り直し。

@niftyニュース:バスタオル「毎回洗う」「数回使う」論争 両者の言い分紹介 を読んで考えたこと:

バスタオル問題とはバスタオルをどのくらいの頻度で洗うか、他の人と共用するかといったことに関する論争だが、面白いのは習慣に大きな個人差があること、個人差に気がついていない人が多いこと(みんな他の人も自分と同じだと信じている)、そして、たとえば毎日洗って個人使いしている人にとっては、何日も洗わなかったり家族でシェアすることが身の毛もよだつほど嫌悪的に感じるところだ。

日用品大手メーカー・ライオンのお洗濯マイスター・山縣義文氏の話「お風呂上がりとはいえ汗もぬぐうので、1平方センチメートル当たり、およそ10万個の菌が付着することもあります。これは洗う前の手と同じぐらいのレベルです。毎回洗わない人は、バスタオルをハンガーなどに吊るし、できるだけ風通しのいい場所に干すこと。乾かすことで菌が減るわけではありませんが、増殖を防ぐことはできます。布用の除菌・消臭スプレーをかけることも有効です」

そりゃメーカーの“お洗濯マイスター”さんに聞けばこう答えるでしょうが(「除菌・消臭スプレー」で終るところなどまさに模範回答)、2−3日洗っていないタオルやお父さんが使ったタオルを使って感染したり、食中毒を起した人はほとんどいないはず。つまり、使い回しのバスタオルが嫌子や嫌悪刺激(条件刺激として)となるのは、他の嫌子や無条件刺激と対提示されたからではない(思春期の娘さんにとってはお父さんが嫌子化、嫌悪刺激化し、それが「お父さんが使ったタオル」に派生することはあるかもしれないが)。

よくよく考えてみないとならないけれど、もしかすると、強化歴が長い行動があると、それ以外の行動や行動をしている人が嫌子化してしまうような仕組みがあるのかもしれない。「私たちがこうしているのだからあなたもしてみなさい」というような半強制と対提示された履歴があり、それでカウンターコントロールが効くとか? 異文化間の偏見とも関連していそうな気がする。

異文化間対立としては壁が低い方なので、こういうケースをいくつも見つけ、お互いに話をし、話を聞き、その上で、自分の行動を相手にあわせて変える必要がないことを確認することを繰り返していけば、より高い壁にぶちあたっても冷静でいられるようになるかもしれない。

SdとS△の違いを言語化できなくても刺激弁別は生じる。どうやって区別しているのか説明できないけど、違いがわかるというやつ。『行動分析学入門』(産業図書版)では「直観による行動の制御」(p. 188)として、ハーンシュタインとラブランドの古典的研究—ハトに写真を見せ、そこにヒトが映っているかどうかを判断させる—を紹介している。

Herrnstein, R. J., & Loveland, D. H. (1964). Complex visual concept in the pigeon. Science, 146(Whole No. 3643), 549-550.

ひょうなことで(あまりにひょんなことだったので経緯を忘れてしまった)、"chicken sexer"という単語を目にし、調べてみたら、ひよこの雄雌を判定する職業のことで、日本では「初生雛鑑別師」というそうな。

雌のひよこには卵を産ませ、雄のひよこは食肉用にする。育て方が違い、かかるコストも違うので、生後できるだけ早いうちに雌雄を判定したいが、外見からはまず違いがわからないそうだ。それを「訓練」によって、一羽あたり2秒、しかも連続して数千羽ものひよこの雌雄を弁別し、誤反応率は.5%以下らしい(日本の人事部)。

そして日本の初生雛鑑別師の技は世界でも抜きん出ていて、国内で養成された鑑別師さんのかなりが海外で活躍されているそうである。

当然、海外では「なぜ日本人はあんなにひよこを見分けるのが得意なのか?」ということになる。それで、この人がどんな人だが知らないのだが、ネットで見つけたこんな論文で取り上げられたりしている。

Horsey, R. (2002) The art of chicken sexing. http://cogprints.org/3255/

日本には名古屋に養成所があり(唯一)、昭和の初めから養成をしてきたようだ(詳しくは畜産技術協会のwebサイト)。ところが、名古屋の養成所は平成23年度末に閉鎖されてしまい、その後、岩手や茨城で養成を続けているとのこと。電話して聞いてみたのだが、どうやら長年講師を勤めていらした師匠の方が引退したらしく、その後は講師を勤めることができる方のところで講習をしているらしい。伝統の技がLost Artにならなければいいのだが。

養成講習案内には下記のような説明書きがある。座学で学ぶ「理論」もあるようなのだが、おそらく残りほとんどは現場での気の遠くなるような弁別訓練に依存するのではないだろうか。

養成講習案内初等科を修了しても、職業鑑別師としての資格はありません。鑑別研修生として1年〜2年、ふ化場で鑑別の研修を重ね、高等考査にパスして初めて、資格を得ることができます。高等考査に合格するまで、個人差はありますが、1年〜2年はかかります。中には、1年足らずで合格する人もいます

職人の技は、微細な弁別や精緻な反応分化の集合体のようなものだ。そのような学習を加速させる技術研究が行動分析学から出てきてもいいのではないかと思う。

個人的にはこの歳になって興味津々のワインテイスティングに応用可能な弁別訓練(微妙な香りや味わいの違いを区別し、愉しめるようにする訓練)にも大きく期待したい。

赤ちゃんはどうやって言葉を学ぶのかマサチューセッツ工科大(MIT)の准教授であり、Twitter社のChief Media Scientistでもあるデブ・ロイさんが、9万時間ものホームビデオから、赤ちゃんがウォーター、つまり水のことを「ガガ」としか言えない段階から、「water」と発音できるまでの瞬間を分析する(ハフィントンポスト, 2014/02/05

これぞスーパーホームムービー。家中に仕掛けたビデオカメラで24時間365日撮影しまくり、家族の行動を数値化して家庭内ビッグデータを分析し、やたらとお金がかかってそうなグラフィックやらアニメーションでプレゼン。

「gaga」から「water」まで、発音が次第に(でも意外に非連続的に)形成されていく様子は、確かに今までこうした記録がなかったという意味では貴重なのかもしれない。ところが、これが親子のどのようなやりとりによって進んだ学習なのか、その手がかりになる情報が切り取られてしまっていて、単なる行動形態の変遷に終ってしまっているのがもったいない。

行動の形態は撮影できるが、行動の機能は目に見えない。星の王子様じゃないけれど、大切なものは目に見えない。親子間の行動随伴性を分析単位としてデータを解析し直したら、何が見えてくるだろう。

Applestore_2

奥田先生のブログで知りました。数ヶ月前に出版社から承諾書が送られてきていて、返信はしていたものの、その後は音沙汰なしだったので、今年最後のサプライズ的なご褒美になった感じです。

だって、あのiTunesStoreで自分の名前で検索するとヒットするんですから!!  Apple大好きで、Steve Jobsを大尊敬している私にとっては、ものごっつー嬉しゅうプレゼントでごぜえます。

ただし、電子書籍はKindleに集中させているので、Kindle版を購入しました。この本には随伴性ダイアグラムが山とでてくるので、それがiPhoneでどのように表示されるかが心配だったのですが、Kindle版ではピンチアウトで拡大できます。画面の方向が縦置きで固定されてしまっているのが残念です。横置きに回転できて拡大できれば見やすそうなのですが。

iBook版は無料のサンプルをダウンロードしました。最初の30頁が読めますが、そこには図が含まれていないので回転や拡大については未確認です(奥田先生のブログでは拡大できないと報告されていますね )。

追記:自分でもiBook版を購入してみたところ、拡大、回転可能でした。画像を一度タップすると、画像モード(?)になります。こうなると拡大、回転が可能です。それから、Kindle版は本文中の文字列検索ができませんが、iBook版は検索可能でした。Kindle版だとMac用Kindleアプリでは「互換性がありません」と言われてしまいますが、iBook版だとMac用iBookアプリでも読めます。ということで全体的にはiBook版の方が優れていると思いました

Amazon.comやAmazon.co.ukでも検索してみましたがヒットしませんでした。iTunesStoreの米国版でもnot foundでした。日本のAmazonでは洋書のKindle版も購入できるので、できれば逆方向もお願いしたいですね。売れるとは思いませんが、世界デビューみたいで話のネタになるから。

来年の4月発売に向けて準備している次の本も電子書籍になるのかな。編集者と相談してみようっと。

それでは皆さま、よいお年を。来年もよろしくお願いします。

人は、なぜ約束の時間に遅れるのか〜素朴な疑問から考える「行動の原因」〜 (光文社新書) 人は、なぜ約束の時間に遅れるのか〜素朴な疑問から考える「行動の原因」〜 (光文社新書)
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 行動随伴性を机上分析してみると、クレジットカード破綻を起しやすいのは「リボ払い」という仕組みであると、以前このブログで書いていたのにも関わらず、不覚にも、自分もその罠にはまってしまっていたのに気づきました。

 先月、とあるクレジットカードの明細に、身に覚えのない巨額の残高(といっても6万円くらいですが)があることに気づきました。

 このカードはコンビニなどで小銭入れがわりに使うため、バッグの中の取り出しやすいところに入れてあり、それゆえ盗まれやすくもあるので、安全のため利用限度額を三千円に設定していたのです。だからそもそも6万円なんて買物はできるはずはなく、不思議に思ってカスタマーサービスに電話して、ようやく問題が発覚した次第です。

 どうやらカード作成時に、限度額とリボ払い額を同時に三千円に設定していた模様です。その結果、毎月三千円しか支払われず、それを超過したぶんが2008年から積算し、未払い額が6万円にもなってしまったというわけです。当然、それに応じた利子も支払っているわけで、ちょっとしたミスで大損した気分になりました。

 そこで一つ気づきました。リボ払いというのはカード会社にとってはとても割のいい商売だということです。

 私はカードでの支払はすべて一括にしているので手数料(利子)は払っていません。ところが、リボ払いというのは黙っていればどんどん手数料が入ってくる(それもカードを使い続ける限りずっと)、錬金術のような仕組みなのです。カード破綻を引き起こしやすいと、仮にカード会社が認識していたとしても、自主的にこのサービスをやめることはなさそうです。

 自分ではリボ払いにした記憶はないし、わざわざそんな設定をするはずもないとカスタマーサービスには申立てたのですが、契約がそうなっていると言われ、諦めました。さっそく、このカードもリボ払い設定を切ってもらったのが言うまでもありません。

 皆さんも気をつけてくださいね。

Appupdates

Apple Special Event の「No more this」でどっとウケてた iOS7の新機能ですが、うちではiPhoneもiPadも、相変わらずこの状態です。

WiFiにつないであるし、すべてのappをバックグラウンド更新するように環境設定しているのに。

なぜじゃ。

 昨日、朝のワイドショーで取り上げられていた、古いお好み焼き粉に発生した、ダニ(コナヒョウヒダニ)の話。

「1グラムに1万匹」というのがまず信じられない。1匹あたりの体重はどうなってしまうのだ?

「1ミリの3分の1から4分の1」というのも不思議だ。コメンテーターは「それじゃ目では見えないですね」とか言ってたけど、0.25-0.3mmなら目で見える大きさだと思う(白く、透明っぽい体が白い粉に入っているので見えにくいということなら、本体を黒い紙の上に落とせば見えるのでは?)

そして、この二つが本当なら、一匹のサイズが0.25-0.3mmのダニ一万匹が、どうやって1gの粉の中に潜めるのだろうか?? 1gのうち、かなりの割合でお好み焼き粉が残っているということなんだろうし(そうじゃなきゃ、そのままお好み焼き作れないはず)。

もはや異次元生物。もしくは蟹の怪異にやられた戦場ヶ原ひたぎ状態。

謎です。

Photo_2

久しぶりにSkypeしたら、こんなメッセージが表示された。

え、まず意味がわからないんですけど。

「連絡先」が「アクティブでない」とは?

最近、Skype使ってませんね、ってこと?

余計なお世話です。

しかも、「アップデートを投稿」って、どこに何を?

文法的には「Facebookに」ではないですよね。

「お友達の最新情報」って、別にあなたに言われなくても、欲しい情報は欲しいときに入手してますけど。これまた、余計なお世話です。

一時、MicrosoftがSkypeを買収するという話がでてたけど、実現したのでしょうか。

MicrosoftはFacebookにかなり出資しているそうで、その影響でしょうか。

訳のわからん日本語メッセージは日本マイクロソフトのお家芸だもんな。

Skypeさんには遠隔ゼミなどで大変お世話になったので、お礼に代案です。

お久しぶりです。Skypeをご利用いいただき、ありがとうございます。
SkypeからFacebookに投稿したり、Facebookのお友達とSkypeでお話できるようになりました。よろしければ、ご利用下さい。
Amazon
  • 「インクカートリッジ」で検索しているのに、全く無関係な注文がヒットする。
  • 検索対象期間を絞ると、キーワードが消えてしまう(期間を絞ってキーワード検索できない)。

この記事を参照してカスタマーサポートに連絡してみようと思います。

後日談です。

まず、驚いたこと。

昔、Amazonのカスタマーサービスといえば、どこに問合せ窓口情報があるのかわからないほどでしたが、なんと今では(いつからこうなのかわかりませんが)、電話番号を入力すると、Amazonから電話してきてくれるんですね。しかも「5分以内に」という指定させできます。

Amazon

次に、残念だったこと。

注文履歴の正体がわかりました。カスタマーサービス担当の方とお話しているときに気がついたのですが、どうやら「インクカートリッジ」で検索すると、検索文字列の一部分、たとえば「カー」とか「リッ」とかを含む商品までもヒットしてしまうということです。しかも、文字列のどのくらいが重複しているかで重み付けていないので、ぴったんこの「インクカートリッジ」を商品を含む履歴が最上部に表示されるということもないとのことです。

サービス担当の女性はどうもよくわからないらしく、メーカー名で検索してみて下さいとか、「インクカートリッジ」と「ブラザー」をスペースで区切って検索して下さいとか言われます。

でも、メーカー名「ブラザー」で検索すると「真空マグカップブラック」とか「ブラックジャックによろしく」とかがヒットしちゃいますし、スペースはどうやら「and」ではなく「or」の機能しかないようで、さらにヒットする履歴が増えちゃいます。

と、結果を知らせても女性にはピンとこないらしく、「お買い上げになった日付を入力してみて下さい」などど、無茶なことを言われました。そんなの覚えてなくてもいいように検索の仕組みがあるのにね。

というわけで、開発チームに改善要求を送ることをお願いして電話を切りました。

対策です。

これまでAmazonの注文メールなどは商品到着した後で削除していましたが、これを削除せず、残すようにして、メールの履歴から検索することにします。

おわり。


iPhoneやiPadで読むのにとても便利な「日本経済新聞SPbeta」(html5使っていて、記事の一括読込も可能)なのだが、見出しの構成に改善の余地ありです。

見出しの機能は、読みたい記事に視線を移動させ、読まない記事は視線をスキップさせることで、無駄な視覚的走査を減らし、読みやすさを実現することにあります。昨日の記事でいえば「アウトライン」です。ところが、そうなってないのです。

特に酷いのがスポーツ欄。ほぼ毎日こんな調子です。

「プロ野球」の見出しに「フィギュア」が混ざってます。
   ↓   ↓   ↓

Img_2050

この日なんか、わざわざ「テニス全米オープン」て見出しつくってくれているのに、その中にボクシングやスケートが混ざってしまってます。
   ↓   ↓   ↓

Img_2051

ぜひ、ぜひ改善して下さい。種目別に見出しをつくり、記事が少ない場合は「その他の種目」でいいと思います。

 

「質も量も」二兎を追うアップル  「新型iPhoneは有害物フリー(無し)なだけでなく、アンドロイドフリーでもある」。10日の発表会でアップルのフィル・シラー上級副社長は会場を沸かした(日経新聞 2013/9/12)。

なんて書くから、まさか新型iPhoneはアンドロイドインストールできるのか!(?)と思って、基調講演のビデオ見直してしまった(汗)。

フィル・シラー氏、iPhone5cが環境にやさしく、有害物質をださない作りになっていることを説明した後で、確かに「yes, android free」と一言シャレを言って、会場もうけてるけど、これはメインテーマじゃないよね。

びっくりこいた。

Pigeon_system

Larry Page と Sergey Brin が Skinnerの行動分析学にもとづいて開発した、ハトのチーム(Pigeon Clusters: PC)を使った低コストで高性能の検索エンジン。

知らなかった... 

(2002年のGoogleによるエイプリルフールの記事です)

Bbq2013

ゼミの卒業生有志が自宅に遊びにきてくれました。

夏らしく、テラスでBBQ。仕事や恋愛の近況話に花が咲きました。

8月は学会やら研修会やら道場やらで忙しく、やや疲れ気味でしたが、卒業後も伸び伸びと成長し続けている姿に元気づけられました。

また遊びにきてな〜

明日からの特殊教育学会が終われば、落ち着いた生活が戻ってくるので、もう一息頑張ります。

会場の明星大学は、大学で教え始めた頃にお世話になった、想い出のある大学です(通信教育学部の夏期スクーリングで心理学の授業を担当させていただいていました)。当初はモノレールがまだなくて、多摩動物公園駅から長く急な坂道を汗を流して登って通勤していました。

登壇予定は以下の2つのシンポジウム。両方とも指定討論です。

自主シンポジウム8:         
8月30日(金)13:00-15:00 28号館405
特別支援教育における教育現場と専門機関の協働・連携(4) : 持続可能な支援システムの構築に向けて「かけるコスト」・「捨てるコスト」
企 画 者:
 ○笹田夕美子 (浜松市発達医療総合福祉センター)
 ○奥田健次  (行動コーチングアカデミー)
話題提供者:
 ○竹中正彦  (兵庫県立姫路特別支援学校)
 ○奈良理央  (青森県立青森第一高等養護学校)
指定討論者:
 ○島宗 理  (法政大学)

自主シンポジウム52:
8月31日(土)16:00-18:00 28号館605
「ペアレント・トレーニング」を地域での実践に広げるために(3): 園・学校におけるペアレント・トレーニングの実践と課題
企画・司会者
 ○藤原 直子 (吉備国際大学)
 ○原口 英之 (筑波大学大学院人間総合科学研究科)
話題提供者
 ○竹中 雅彦 (兵庫県立姫路特別支援学校)
 ○日下 泰子 (兵庫県朝来市立山口小学校)
 ○矢本 洋子 (大阪府:三郷幼稚園)
指定討論者
 ○島宗 理   (法政大学)

 東京から徳島まで片道約10時間。往復20時間を一人(& 一匹)で運転して気づいたこと、考えたこと、などなど。

 ▼▼▼ 大橋ジャンクション:設計ミスじゃね?

 渋滞解消のために造られた巨大建造物だけど、今回だけじゃなく、通るたびに渋滞している。つか、構造上、渋滞しないわけないよね。車線が減って、あんなにぐるぐる回されるんだから。
 しかも「注意!横転多発」にはびっくらこいた。横転させるような構造なのに? 治療中の薬物中毒患者の目の前にクスリをおいて「注意! 元の木阿弥だよ」なんてラベルを貼るようなものじゃないだろうか。

 △△ サービスエリアのドッグラン:ありがたいことです。

 ドッグラン付きSAが増えていて助かりました。うちの犬はドライブが苦手なので、少しでも外にだして、一息つかせてあげたい。ドッグラン設置の理由が、あちこちにうんちを落として行く輩を一箇所に集めることにあったとしても、ほんと、助かります。
 できれば、運転中、次のSAやPAにドッグランがあるかどうかを、レストランマークや給油所マークと同じように掲示していただけるともっとありがたいです。

 △△ 安住紳一郎の日曜天国(Podcast版)

 あらかじめダウンロードしておき、行きはずっとこれを聴いていました。ゴールデンとかもこなす安住アナですが、TVでの実直そうな、爽やかそうな雰囲気とは別格のブラックでねちねちした、かなり変わりもんの展開に好感(共感?)を持ちました。
 眠気覚ましにお勧めです。

 △ 新東名、新名神の路面はすべすべ

 東名から新東名に入ったとたん、路面からのノイズがびちっと減りました。じゅーたんの上を走っているかのよう。新名神も一部を除いておおよそ快適。おかげさまで、うちの犬も車酔いせずにすみました。
 もしかして、燃費もよくなるのでは? 燃費がよくなればCo2も減るのでは? こういうインフラ投資なら賛成します。

 △ 名古屋湾の上空をとぶ

 名古屋湾の上をとぶように走る伊勢湾岸自動車道は圧巻。ちょっと気持ちが悪くなるほど近未来的でサイズ感が2SD超え。さすがしゃちほこ。行きも帰りもナガシマスーパーランド(←後で地図で調べて学んだ)には目を奪われました(映画『アイランド』を彷彿)。

 ▼▼▼ 危険な長距離トラックドライバー

 プロとしてプロらしい運転を期待するのに、素人未満の運転を多数目撃。ふらふらしているトラックを追い越して運転席をみたら、マンガを読んでいたり、携帯をいじっていたり。トンネル内で点灯せず、これ多数。急な追い越し、ウィンカー出さずの追い越しは日常茶飯事。あげくの果てに、乗用車をまくるトラックまで。そういうトラックとは車間をとるくらいしか、こちらにできることはないのだろうか。ナンバーメモっておいて、あとで電話で報告したりとかできないんだろうか。

 ▼▼ 明石大橋はいまだに高めの料金設定

 明石海峡大橋を通って神戸から徳島までの高速料金が全旅程の高速料金のおおよそ1/3を占めます。高すぎ。どうやら橋の通過料金はずいぶん下がったみたいなので、高いのは淡路島通過部分かもしれません。

 ○ 自然渋滞の解消に行動分析学の研究?

 東名上りを使って帰るときはこれまでも横浜の出口あたりを起点にした渋滞につかまることが多かったです。今回もそうだったけど、横浜出口前でうそのようにささっと流れ始めます。そう、これが悪名高き、大和トンネルの渋滞。
 道路が下り傾斜から上り傾斜になるところを「サグ」というのだそうだけれど、運転者がそれに気づかずにいつのまにか車速が減少して渋滞になるのだそうな。
 これって明らかに行動の問題じゃないですか。
 ちょっと調べてみたところ、ほとんど研究がない。あってもシュミレーションとか、自動車間で信号やり取りして速度調整するとか、そういう工学的解決方法。
 のわりに、NEXCO東日本のwebサイトには、LEDを使った情報提供による解消法が掲載されています(実証データがあるのか、実際に導入されているのかは不明)。
 たとえば、今では大多数の車についているETCを使うなどして、速度の自動低下をドライバーに知らせ、アクセルを踏み込む行動を引き出すような介入方法は実現できないのだろうか?(「速度を維持して下さい」という看板には明らかに効果がないようなので)などと考えていました。

 長旅中いろいろ考えたけど、覚えているのはこのくらい。ほとんどは忘れてしまいました。

 その昔、電車に車をのっけて移動してくれるJRのサービスがあったように覚えています。「とれんたくん」かなぁと思って検索したら、これはレンタカーだった。あぁいうの復活してもらえたら、利用しまっせ。

ポスター発表はA4がいいのだ(の理由)ではA0(やB0)ポスターのデメリットしか書きませんでしたが、昨日のポスター発表会場では、こういう大型ポスターの利点を発見しました。

関西学院大学の風早さんによる米山先生との共同研究のポスター(「ファーストフード店におえる接客行動のパフォーマンス・マネジメント」)は逸品でした。研究も面白かったし、説明も上手でした。

そこで感じた大型ポスターのメリット:

  • 図をA4よりもはるかに大きく印刷できること。
  • 実験研究の発表では図が命です。でも、A4だと、どうしても小さくなってしまって、特にポスターのパネルにはると、見にくい。せっかくのデータなのにインパクトが弱まる。
  • それが大型ポスターだと、図を40インチのテレビ画面くらいの大きさで印刷できる。
  • そして、これくらい大きく図を印刷できれば、通常の図には書込めない情報(例:介入条件の詳細とか細かな条件変更とか)も読める大きさの文字で書込めます。これは大きなメリットです。
  • 特に、行動分析学における研究のように、データを代表値で表すよりも、できるだけローデータを情報を損ねることなく(かつ、変数の効果がわかりやすく)プレゼンしないとならない場合には有利かも。

日心のポスター発表で試してみようかな....

日本行動分析学会三十周年大会の記念グッズのお知らせです。担当常任理事の杉山尚子先生からのメッセージを転載します。

今週末、岐阜大学で開催される創立30年記念の年次大会におきまして、下記の記念グッズを販売致します。

1.ロゴ入りワイングラス(価格は1500円/懇親会場でのみ20個限定で販売)

 高さ235m/容量628ccの大型ワイングラス。

 懇親会出席者160名には、懇親会時に使用、そのままお持ち帰りいただけます。当日参加の残余席数は30席だけです! まだ申し込んでいない方は、当日会場ではやめの予約が肝要です。なお、ペアグラスなど、2個以上お求めになりたい方は、懇親会場で20個限定で販売します。

Photo_2

2.ロゴ入りUSB(2000円/限定130個)
 4G/3年保証。The Non-punitive societyの論文がインストールれています。学会カラーのストラップ付き。

Usb

3.ロゴ入りTシャツ(1500円/限定200枚)
 黒、白、グレー、キウイ、ショッキングピンクの5色を展開。

P7230006

いずれに数に限りがございますので、おはやめにお求め下さい。
会場でお目にかかれますのを楽しみにしております。

記念グッズ部会
杉山尚子


明日は名古屋で記念式典とシンポジウムが開催され、明後日から岐阜大学で年次大会が開催されます。

Tシャツは各色200枚あるのかな? 各色40枚でサイズがあると、欲しい色とサイズはすぐになくなるかもしれませんね。

ロゴ入りワイングラスでの乾杯も楽しみです。

以下、ここからの引用。

他人の欠点やあら捜しばかりして他人を窮地に落とし込もうとする人の意味です。

「です」だって。断言しちゃってるよ。

もっとわかりやすく和訳すると「へそ曲がり」。手元に辞書がないのでわからないが

辞書、調べろっつ〜の。

「わざと異を唱える人」とかかなと思います。

「思います」って感想みたいに書いてあるけど、これって他のサイトからの引用だぞ(「かかな」はスルーするとして)

「知恵袋」という名称に値しない書込みが多いし、サイト管理側もそのことは気にしていないようだ。学生の皆さん、基本的に、Yahoo!知恵袋などは引用しないようにね。

devil's advocateとは、議論を深めるために、相手の主張と反する意見をあえてぶつける役割のことだぞ。お互い反論することを納得し、自分たちの主張や論拠を精錬し、弱みをつぶすために話し合うときの仮想敵のようなものだが、敵ではなく実は仲間なのだ。

茂木健一郎氏のブログで紹介されていた戸田山和久氏(名古屋大学)のコラムがわかりやすいから、読みなさい。

「悪魔の使途」って訳している人もいたが、ピンとこない。

「議論を深めるために、あえてこんな質問をさせて下さい」くらいに意訳するしかないか。

週末は行動分析学会の年次大会ということで、法政ABA研究会のメンバーが発表するポスターの最終チェック中です。

今や世の中はA0(ゼロ)印刷したポスターが標準的になっていて、うちのゼミや研究会のように、未だにA4で印刷したものをピンでちまちまボードに留めていると、ちょっと恥ずかしいというか肩身の狭いような気持ちになることがあります。

でも、これには理由があります。

A0で何回も印刷し直す予算はないので、ポスターを印刷して、読者の立ち位置から読んでみて、読みにくいところを直してまた印刷して、それを確認してまた読んでみて...という改訂がしにくい(というかできない)のが一番の理由です。

予算があったとしても、A0印刷するために情報センターのメディアうんたら室とか近所のKinkosにその度に走っていては、この作業も停滞します。

というか、A0印刷している人のほとんどはこういう改訂作業をしていないのではないかと疑ってもいます(だって、小さい文字で、論文集の原稿をそのまま印刷したような、酷いポスターをけっこう見るからねぇ〜)。

自分もかつてA0印刷に挑戦したことがあります。そのときにはA3印刷でテストし、改訂したものを最終的にA0で印刷しましたが、サイズ感の予測がかなり難しかったです。

ゼミなどで院生に「指導」することを考えると、学会でのポスター発表は、プレゼンの仕方の指導の機会でもあるので、上記のような改訂作業をゼミ生と一緒にやることは欠かせません。ベースラインでは、ほとんどの院生がテスト印刷したポスターを2, 3m離れたところから眺めるなんてことをしませんから。学習機会の確保という意味でも、A0よりA4だと思うわけです。

最後は個人的な理由。旅行するときにはできるだけ荷物を小さくまとめたい私としては、A0印刷したポスターを運ぶ、あの筒のようなケースはもうそれだけでNGです。A4で作ったポスターなら、発表が終わったら廃棄できまうすが、筒のようなケースは持ち帰らなくちゃならないですよね。

結論:会場で、ちまちまとA4ポスターを貼っている人を馬鹿にしてはいけません(笑)。

エリクソンの"Deliberate practice"について調べていたら、こんなQ&Aが掲載されたサイトを発見した。

質問 (Question)    精神分析学者、E.H.エリクソンが、スポーツや芸術などの熟達過程において「注意深く組み立てられた練習:Deliberate practice」を「その練習を1万時間以上やることで、誰でも、どんな領域においてもエキスパートになることは可能」と言っている。エリクソンの出典・著作などが知りたい。

回答 (Answer)    著者はErikson,Erik Homburger(エリクソン E.H.)ではなくEricsson K.A.と考えられる。「The Role of Deliberate Practice in the Acquisition of Expert Performance.」が出典の論文と思われる。質問者に連絡すると、これでよいとのことだったので、調査を終了する。

これは国立国会図書館が中心となって運営している「レファレンス協同データベース事業」で、参加する図書館で利用者から受けて回答した質問について公開している。加盟図書館しか閲覧できないもの、入力した図書館しか閲覧できないもの、一般にも公開されているもの、があるようだ。

昨年12月時点で「データ総数10万件を突破しました!」とあり、相当数の蓄積だ。

NDC分類なので「心理学」は「哲学」の小分類となり、現時点で231件の登録がある。「社会科学」の下位の「教育」や「言語」にも関連情報がありそうだ。

「心理学」の質問を少し読んでみたら、「波多野ナントカ余夫の本はあるか?」とか「以前図書館で読んだ、職業の適性検査のようなことについて書かれた本をもう一度見たい」とか、あぁ、司書の人たちもご苦労だなぁと、ちょっと同情してしまった。「癖(くせ)についてのレポートを書く。参考になる資料はあるか?」は4月17日に更新されていて、ちょっとドキっとした。「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」は、松井秀喜選手の座右の銘であるが、もともとウィリアム・ジェイムズ(心理学者、哲学者)の言葉らしい。出典を知りたい」は私も知りたかったが、回答は色々調べた結果、出典が特定できないとのことだった。

こんなサービスがあるならもっと図書館を利用すべきと考えて、学生にももっと図書館のリファレンスサービスを活用すべきと教えるべきか、このくらいの出典調査なら自分でできるように教えるべきか、ちょっと迷う。

昨年はゲスト講師として参加させていただいた、奥田健次先生の 『行動分析学道場』に、今年は講師として参加することになりました。

 日 時:  2012年8月20日(火)〜22日(木)
 会 場:  行動コーチングアカデミー(長野県北佐久郡)

 詳 細:  こちらのサイトを参照して下さい

なにしろ「道場」ということで、ふだん自分がやる授業や研修とは真逆のつくりのイベントとなります。インストラクショナルデザインでいうところの「(緻密な)デザイン」も、本番前の「ユーザーテスト」もほぼ皆無だからです。

ただし、奥田先生はじめ講師・スタッフ一同が、参加者の学びにコミットしているところ、ここは間違いのないところです。

昨年は「ゲスト」しかも「飼い犬、初心者」という立場だったので、こんなことしたり、

1

こんなことしたり、

2

こんなことしていればよかったのですが(笑)、今年は担当の時間割もあり、しっかり仕事をさせていただく所存です(ただ、せっかくの軽井沢なので愛犬は同伴させていただきます)。

3

講師と参加者の生(ナマ)の真剣勝負がリアルタイムで繰り広げられるのではないかと、今から期待に胸を躍らせてドキドキしています。ちなみに「道場」なので講師ではなく「師範」と言ったらどうだろう?という私の提案が採用され、案内でも一部そうなっています。

参加者の方には、ぜひとも道場破りをするような気持ちで「師範」に向かってきていただければと思います。教える方、学ぶ方が、共に学びにコミットしたときの楽しさ、興奮、そして(きっと)地団駄踏むような焦燥感などもまとめて一緒に味わいましょう。☆ただし生半可な、たとえば言葉の遊びのような問答だと、怪我をします(笑)。ギター侍に「残念!」と一刀両断にされるかもしれませんので、あくまで真剣勝負でお願いします。

なお、私が担当する時間に何をするかは、参加者からの申込みが完了してから決めることになります。申込書に各師範から何を学びたいかを書いていただくことになっていますので、できるだけ詳しく、希望する内容を書いて下さい。

奥田先生からのメッセージにあるように、参加者それぞれの仕事に活かせる、それも単にノウハウ的なことではなく、仕事や生活全体にインパクトがある内容を提供できるよう務めますので、我こそはという方はぜひどうぞ。

来月の日本行動分析学会年次大会で「『罰なき社会』を再考する」自主シンポをやります。その準備で色々な本を読んだり、資料を集めているのですが、この本は中でも勉強になりました。シンポでは紹介できないことも多いので、せっかくなのでシェアします(つか、知らないことばかりだった)。

刑務所や少年院での「暴力」(体罰など)について知りたかったのですが、本書はそういうルール違反については言及なく(そういうことがないとも書いてありませんが)、むしろ刑務所の「あるべき姿」と現状を比較して、システムとしての改善点を提案しています。

付箋をつけた数はこの5倍くらい。もっと知りたい人はぜひ本を読んで下さい。

  • 刑罰には罪に対して応報し「応報刑」、社会に知らせて予防効果を期待する側面と、その人の再犯を予防するための「教育刑」という側面があるが、裁判官は前者を重視する傾向があるが、裁判員制度が始まってからは裁判員は後者を重視する傾向があることがわかってきている。
  • 出所後5年以内の再犯率は50%で、窃盗と覚せい剤が大半を占める(←予想はしていましたが、これほどとは)。
  • 約30%の再犯者によって60%の犯罪が行われている。
  • 刑務所内で職業訓練を受けた受刑者は全体の6.64%(←これには驚きました。もっと多くの人が出所後の自立を目指した訓練を受けているのかと思っていました)。
  • 職業訓練の内容は実際に社会に復帰してから就ける仕事とマッチしていない。
  • 受刑者の半数近くがIQ80未満(←知的障害や発達障害、精神障害をもっている人がたくさん含まれているが、障がい特性に配慮した処遇はほとんどなされていないそうです)。
  • 障がいをもった人が出所後、地域で生活できるように支援する「地域生活支援センター」が設置されるようになった。
  • 某医療刑務所では(←本書には名前がでています)、最近までカレーライスをはしで食べさせていた。
  • “軍隊的行進”の強制は減ったが、まだ残っている。
  • 許可されなければトイレに行けない。許可されず、失禁したとして5万円の慰謝料が認められた事案がある。
  • 刑務所での懲罰に関する規則はかなり細かく決められ、文章化もされているが、所内で行われる懲罰委員会は弁護側も刑務官によって構成される。
  • 釈放の前には、社会により近い環境で「釈放前指導」が行われるが期間は1-2週間と短く制限も多い。携帯電話も使えない(←一応、仕組みはあるけど機能しないままという印象です)。
  • 出所後「帰住先」があるかどうかが再犯率に大きく影響する。家族などがいない人のためには「厚生保護施設」という受入先があるが圧倒的に不足している。
  • 「凶悪犯罪をした無期受刑者も十年すれば仮釈放となり自由の身になる」は間違った認識である。仮釈放される受刑者は減少傾向にあり、条件も厳しくなってきている。
  • 日本も批准している国際人権規約の精神は、刑務所の役割は罪を犯した人を社会へと再統合することを目指すことにある。
  • 受刑者の特性にあわせた「改善指導」が行われている。薬物依存離脱、暴力団離脱、性犯罪防止、交通安全指導、就労支援指導など。だが、これらを受講できる受刑者の数は少ない。予算が不足していて、専門家の数も少なく、プログラムの質も確保できているかどうかわからない。プログラムは認知行動療法的なものが多い。心理学の専門家がもっと必要であると、本書では繰り返し、指摘されている(←これも同じで、一応、仕組みはあるけど機能しないままという印象です)。
  • 受刑者には健康保険が適用されないため、医療費は国庫からの全額支出となる。
  • 刑務所の運営を民間に委託するPFI施設が設置されるようになり、そこでは既存の刑務所にはない様々な試みが行われている(←再犯率の比較などができるようになるのはまだ先のことかもしれませんが、そういう希望がもてる話だと思いました)。
刑務所のいま-受刑者の処遇と更生- 刑務所のいま-受刑者の処遇と更生-
日本弁護士連合会 刑事拘禁制度改革実現本部

ぎょうせい  2011-05-10
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NHK「あさイチ」からのスピンオフ(?)でベネッセから受けた取材が記事になって公開されています。

Yahoo!ニュースでも公開されたそうです。

若干の訂正:

 私はクセの専門家でも行動療法の専門家もでございません。この関連の仕事(取材など)はこのあたりで打切らせていただきますのでご了解下さい。

若干の捕足:

 私自身の爪かみは、およそ3ヶ月経過し、ほとんど無反応を維持しています。この間、爪を噛んでしまったのは2回、爪を爪で押したりめくったりしてちぎったのが2回で、これはベースラインに比べると大きな改善です。

 新しい発見もありました。ちょうどウクレレを習い始めているのですが、弦を押さえる左手の爪は、指からはみださないくらいまで、かなり短く切った方が良いと講師の先生にアドバイスをいただきました。そうしないと爪が邪魔して弦がしっかりと押さえられないのです。

 爪は案外と素早く伸びてくるので、今では週に一回くらい爪切りで切っています。伸びたらネールサロンに探検にと冗談半分に考えていましたが、爪を噛んでいた頃と大差ない長さなのでサロン行きはキャンセルです。

 それで今回気づいたことがあります。これまで色々な手法で爪噛みをやめようとしてきたときには、爪を伸ばすことを目的にしていたため、伸びた爪の管理に苦労し、結局、程よく噛みやすい長さになった頃に噛んでしまい、そのまま爪噛みが復活するということを繰り返していたわけです。何のことはない。噛めないほど短い状態でキープすれば、噛む行動の機会を除去できるわけですね。

 行動の機会を除去するだけだと、消去したり弱化するわけではないので、機会が再提示されれば行動は復活するはずです。ところが、左手に比べると長く伸ばしている右手の爪も噛みませんので、これはやはり習慣逆転法の効果かもしれません。

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 先月、プライベートで日本に遊びに来ていた師匠のDick Malott先生と東京駅で落ちあい、食事をしました。

 色々、積もる話をしましたが、そのとき、かつてマロット先生が運営していた Behaviordelia という出版社の話になりました。

 "キャプテン コンマン"で有名(?)な『Contingency Management』など、マロット先生が書かれた本を中心に出版していた会社です。

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 WMUに留学して1年めのABAで、自分はアルバイト(だったかボランティアだったか...)としてBehaviordeliaのブースで Malott & Whaleyの 『Psychology』を売っていたという想い出があるのです(しかも前日にラボでぎっくり腰をやって、ほとんど動けない状態だった)。

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 しばらく活動中止していたのですが、オンデマンド印刷サービスの Lulu.com という会社を使って販売を再開したそうです。書籍のデータをPDFとして納品するだけで紙版(電子版ではなくて)を注文に応じて印刷、販売してくれるそうです。

 現在入手可能な本の一覧はここから取得できます。Dale Brethower先生の『A Total Performance System』もあります。 私はさっそく試しに『I'll Stop Procrastinating When I Get Around to It』の最新版と『Humanistic Behaviorism and Social Psychology』を購入してみました。日本から注文したのに1週間もたたずに届きました(ただしExpressの追加料金で)。印刷の質が若干低かったですが、これはおそらく元のPDF原稿の問題だと思われます。『Contingency Management』もそのうち販売が再開されるそうです。

 こういうサービスも面白いなと気にしていたら、日本でもデザインエッグという会社がMyISBNというサービスを開始したことがわかりました。

 こちらはAmazonと提携していて、PDFで入稿し、MyISBNでチェックを受けて、約一ヶ月するとAmazonのオンデマンド本として購買可能になるそうです(こんな感じで"店頭に"並ぶようです)。

 授業で配付する大量の資料をどのようにすればもっと簡単に印刷、配付できるか検討しているのですが、これは有力な選択肢になるかもしれません。

 独占契約を結ぶわけではないようなので、たとえば、お金がもったいないから自分で印刷しようと思う学生にはPDFをダウンロードできるようにして、それは手間も時間もかかって面倒だという学生にはAmazonで購入してもらえればいいのかと。

 今年度後半に来年度に向けて検討します。

 4ー5年前にメールで受けた取材です。この人の対応は丁寧でした。結局、番組にも謝金にもなんにもつながりませんでしたが、時効でしょう。ご本人の許可なく、公開します(笑)。

A氏からの問合せメール(抜粋)

突然のメールにて、失礼致します。私ども、○○○の「○○○○○」を制作しております制作会社□□□□のAと申します。

今回、私どもの番組にて「車掌さんは、なんで変な声なの?」という疑問をテーマにコーナーを設けようと企画しております。その話の最後に何で変な声の人を、人は良く物まねするのだろう?という話を付けようかと検討しております。何かお解りになる事項がございましたらお教えくださると、幸いです。

島宗の返信

ぴったりくる心理学の研究はなかなか見つかりませんが、推測するに以下のような理由があるのではないかと思います。

ものまねする行動は、ものまねをみた人がウケることで強化される(動機づけられるということです)。

誰も知らない人のものまねをするより、誰もが知っている人のものまねの方がウケやすい(ものまねをみている人が似ているかどうかの判定をしやすいため)。

特徴のない人のものまねをするより、特徴のある人のものまねの方がウケやすい(似せるのがより簡単なたね)。

“少し変”な人のものまねは、ものまねによるウケだけではなく、「あぁ〜、あるある」という、ものまねをみている人からの共感の笑いも得られる。

“少し変”なことが定番になっている人たち(車掌やバスガイド)は、ものまねしやすく(ものまねをしているのだということがみている人にわかりやすく)、従ってウケやすい。

などなど。

ちなみに、「車掌さんは、なんで変な声なの?」ですが、公共のがやがやした場で、多くの人が話をしている状況では、それは車掌さんの声であることがわかるように話をする必要があります(そうしないと他の客の声と区別がつきにくいから)。声の抑揚や高さ、イントネーションなどにわざと特徴を持たせているのにはそのような理由があるのではないでしょうか?(つまり、お客さんにそれが車掌さんの声だとわかりやすくするために)。

また、車掌さんにしてもバスガイドさんにしても(エレベーターガールなどもそうだと思いますが)、新人さんにそうした特徴ある話し方を学んでもらうための研修が用意されていると思います。そうした研修はおそらく先輩から後輩へ語り継ぐような形式で継承されてきたのではないかと推測します(現代であればたとえばDVD研修ビデオなどを作成してしまうところでしょうが、昔はそういうものはないので)。そうなると、後輩に教えやすくするために先輩は見本を示さなくてはならず、そのときに自分が本来仕事でやっているよりも若干大げさに見本を示してしまうという可能性があると思います。これが何世代も繰り返させることで、ちょっとした特徴が次第にデフォルメされていった可能性もあるのではないでしょうか?

あくまで推測ですが。

A氏の返信

1つご質問なのですが、相手の事を考えずに、変な声だから、その声を真似してみたくなる衝動にかられ、マネしてみる。などという自己満足的なパターンも考えられる話でしょうか?

島宗の返信

すみません。ご質問の意味が若干不鮮明です。

「相手の事を考えずに」というのは、マネしたらマネされた方が気を悪くするかもしれない..ということなどおかまいなしにマネするということですか?

確かに人には他の人のマネをする(模倣する)という行動傾向があります。これは生まれてからずっとそうすることで得をしてきたことで身についた習慣のようなものです。

子どもは大人やCMのキャッチフレーズや芸人さんのネタをすぐにマネますよね。

もちろん、やたらめったら模倣をしたら、他の人から変な目で見られます。注意もされます。

だから、大人になるにつれて人前でマネをするという行動は抑制されていきます。

でも、酔っぱらったりしてタガがはずれるとモノマネの頻度も高くなりますよね。

あれは、やっぱりどこかにマネをする行動傾向が残っていることを示しています。

特に、特徴のある、聞き慣れない声や音はそういう行動傾向を引き起こしやすいと思います。

A氏の返信

言葉足らずで、申し訳ございませんでした。

相手というのは、笑わそう!と思っている相手がいなくても変な声だから、マネしたくなる衝動にかられマネをする!などという事をお伺いしたかったのですが、

先生のご回答で理解が出来ました。また、ご質問させて頂く事があるかもしれませんが、宜しくお願い申し上げます。

家事の罠

家事の時間が足りない(?) 総務省の調査では女性が家事をする時間は2011年で1日3時間35分と06年からさほど変化していない。一方で江崎グリコの調査では20〜30代の既婚女性のうち63%が「家事の時間が足りない」と回答している。思うように進まない「時短」を望む思いは強い(日本経済新聞, 2013/6/11)。

 4月からサバティカルに入り、自宅で仕事をする時間が長くなり、同時に、家事をする時間が増えた。

 いつもなら週に2回くらいにまとめてする洗濯が週3-4回に。ゴミ捨てもゴミ袋が一杯になる、はるか前に捨てるようになったし、食器もこまめに洗うようになった。

 納戸を整理し、ベランダを掃除し、風呂場の湯垢を洗い落とし、冷蔵庫の中を片づけ、いらなくなった寝具を整理し、棚の中のネジやビニール線や組み立て家具につけるホイールなどを分類、廃棄し....と、すでに年末が5回くらいきたかのような大掃除を繰り返している。

 それでも平均してしまえば一日あたり30分には至らないと思う。子育ての代わりにはるの散歩や世話をカウントして2時間ちょっとくらいだろうか。

 平均が3時間35分ということは毎日4-5時間家事する人がざらにいるということになる。よっぽど手広く、よっぽど手厚くしているのだろうか。まぁ、家も広くて、家族も多いということだろう。

 自分にとっての家事は明らかに逃避行動である。執筆(が進まない状況)から、ある意味、どうでもいい行動への逃避。こんなふうに書くと主婦の方々から総スカンをくらうかもしれないが、正直、うちの場合は、こんなにきれいにしとく必要はまったくない。そもそも元々きれいだし。

 掃除すると、片づいて、捨てるゴミがでる、そしてその間、執筆の仕事をしなくてもすむ。この随伴性の強力さにはお手上げだ。来年の4月から元の生活に戻れるか心配になるくらい。専業主婦に憧れる女子諸君の気持ちもよくわかるようになりました。

 あんまりにも片づけすぎてしまって、そろそろ大きな片づけをするところもなくなるので、そうなったら次にどんな逃避行動がでてくるのだろうかと、今から興味半分、不安半分。

今日の日経新聞の経済教室(神経経済学)で大阪大学の田中沙織先生が紹介している「エルスバーグのパラドックス」。人の曖昧性回避傾向を示す実験として、あちこちで引用されているが、実験の詳細が少しずつ違う。

そこで原著で確かめようと調べたのだが、なかなか見つからない。

ようやく見つけたのが、この論文。

Ellsberg, D. (1961). Risk, ambiguity, and the savage axioms. Quarterly Journal Of Economics, 75(4), 643-669.

数理経済学(?)の理論的な論文(だと思う)。心理学の研究ではありません。

壷の実験の話もでてくるが、内容はすごく複雑。数学的解釈をしていて、斜め読みでは理解できない。

で、なんと! 少なくともこの論文では、壷実験は机上の思考実験(hypothetical experiment)なのだ。

データとってないよ〜

Chipman という人がほぼ同じような実験をしていて、思考実験の予想通りの結果をだしていると書いてあるけれども、この文献は未確認(in Decisions, values, and groups, Ed. D. Willner, 1960)。

ダニエル・エルスバーグ(Daniel Ellsberg)という人、一般的には、秘匿されていた米軍の機密情報(「ペンタゴン・ペーパーズ」)を内部告発した人として有名だが、壷実験はまさかの都市伝説?

しっかり実験していてデータが示されている原典をご存知の方は教えて下さい。

Bookscan

 3.11のあとで研究室を復旧しながら、いつか蔵書を電子化しようと考えていました。でも、いわゆる"自炊"は手間がかかりすぎそうだし、きれいに読み取れるとも限らないので、やるとすればプロ任せにしようと決めていました。

 たまたま、BOOKSCAN(ブックスキャン)社のインタビューがあり、お礼に本を30冊電子化するクーポンをいただきましたので、さっそく試してみました。読み心地、使い勝手などについては、そのうちまとめて報告します。

 インタビューの内容はめちゃくちゃパーソナルな話ですので、物好きな人だけどうぞです。

Photo_3

厚生労働省「平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況」より。

こういうデータをみるたびに疑問に思うのが、死亡率や死因の順序の解釈。この厚生労働省のデータだと、「死亡率」は人口十万人に対してこの年にその死因で亡くなった方の人数で計算しているのだが、

  • ガンとの闘いに疲れて自殺された方の死因はどのように分類されるのだろう?
  • たとえばガンの治療技術が急速に進んでほとんど治癒できるようになったら、2位以下の死因による死亡率に影響しないのだろうか?(心疾患や自殺で死んでしまう前にガンで死ぬはずだった人が助かったら、やはり心疾患や自殺で死んでしまうのではないだろうか)
  • でも、そうだとしたら(死因間の独立性が保証できないとなると)、「死亡率」はあくまで記述統計であって、予測に使うには死因間の関係性が不変であるという仮定が必要になるのではないだろうか?
  • 死因間の関係性は同年代の横方向だけではなく、世代間(時系列)でも効いてくるのではないだろうか?

などなど、数々の疑問が生じて、わけがわからなくなる。

日本や韓国で「自殺」による死亡率が高いのは、もしかしたらその他の要因で死亡する確率が低いということもあるのではないかと思ったりして調べていたのだが(たとえば、米国では自殺率は低くても、銃による他殺率は高いのではないかとか)、母数が十万人単位なので、死因間の弱い相互作用は消し飛ぶほど主効果が効いているということなのかもしれない。

全死亡者数中の各死因でお亡くなりになった人の割合を計算せずに、対人口比を算出するのもそのためなのか。

正しく理解し解釈するには、心理学の統計ではあまりお目にかからない生存確率とかを勉強しないとならないのかな。疫学統計とか。ちょっと面倒。誰か易しく(&優しく)レクチャーしていただけませぬか。

久々にやられてしまいました。TV番組の取材依頼のメールに返信したのに音沙汰なし。よくあることなので、基本的にこういうメールには返信しないのですが(関連情報)、サバティカル&連休で気が緩んでいました。

民放朝の某情報番組の担当者M.R.さんかの問合せ
「夕暮れを見ているとなぜ悲しくなるの?」という疑問に心理学的にお答え頂くことは可能でしょうか?
以下が私の回答です。4/29にメールをいただき、4/30に返信しました。その後、ナシノツブテです。せめて「ありがとう」の一言が欲しいものです。
難しいですね。

そもそも夕暮れを見ていたからといって、すべての人がいつでも悲しくなるわけではありません。

それどころか、アフター5を楽しみに過ごしている人にとっては「夕暮れをみると楽しくなってくる」かもしれません。

また、「夕暮れをみる」というのも曖昧です。夕暮れ時のことなのか、夕暮れの画像のことなのか:たとえば、日頃から夕暮れをみて悲しく感じている人は、朝起きたときに夕暮れの写真をみても悲しくなるのでしょうか?

つまり、「夕暮れを見ているとなぜ悲しくなるの?」という質問は、そもそも夕暮れをみて(←の定義にもよりますが)悲しくならない人もいるので、背景にある前提(すべての人が夕暮れを見ると悲しく)が間違っているわけです。

あとは個人差の問題です。

「夕暮れをみる」と悲しくなる人がいたとして、その人がなぜ悲しく感じるかは、その人によって異なるでしょう。子どものころ、夕暮れになると友達と遊んでいたのを止めて家に帰らないとならなかったのかもしれません。夕暮れの次に夜がきて、いろいろな活動ができなくなることが関係しているのかもしれません。夕暮れから人生の終わりを連想しているのかもしれません。つまり、千差万別で一般論は導けないということです。

個人差の問題であり、一般化できないことですから、こういうことをテーマにした心理学の研究はありません(少なくとも私は聞いたことがありません)。

以上、参考になれば。
なお、こういう輩は多いものの、もちろん全員ではありません。先月はNHK BSの某番組ディレクターより相談があり、結局、何の協力もできなかったのですが、その後、お礼と放送予定のご連絡をいただきました。
しっかりと丁寧に仕事をしてくださるのならできるだけの協力をする心づもりはあるのですが...

Chromewinsover

ChromeがExplorerを越えたことより、Firefoxがこんなに劣勢だったことがショック。俺はアフリカ系か。

Ginger_2

Gingerは、独自にオンライン上でネイティブが使う5億もの英語のフレーズを解析。解析に基づき、ネイティブのような英文にリフレージング(英文の最適化)を行い、シノニム(同義語)を文脈から正しいものを判断できるシステムを開発しました。このため、通常の英文法やスペルをチェックする単なる英文チェッカーとは異なる、文脈解析に基づくチェックが提供できるのです。

ということで、7月の日本行動分析学会で発表予定の英文題目をチェックしてみたら、「Try Another」だと。

え? 門前払い??

Wordの文章校正ツールでさえ「Fragment」とは指摘してくれるのに。

変だと思って、入力する文章を色々変えてみてわかった。

修正の有無に関係なく「Try Another」と言われるんだ。「No Need to Change!」くらい言って欲しいぜ。

それに明らかに間違った前置詞とかで入力したら、明らかに間違った修正をしてきたぞ。

Fragmentな文章だと直しにくいのかもと、わざわざ主語と述語を足して書いてみたけど一緒だぞ。

どうやら、たいしたことない、という結論。

ところで、Wordの文章校正ツールで「Fragment」と言われるのは「要検討」じゃないと思うよ(←ネットで検索するとやたら、こういう解釈がでてくる)。Fragmentは主語に対応する述語がなかったりして、文が文として形になっていないことだと思う。ポエムならともなく、という話。

School02_m

Gigazinより拝借した仙石原中学校の写真です)

深夜にすごいニュースが飛び込んできました。

この4月から杉山尚子先生が星槎大学に着任されました(ちなみに、杉山先生には今年度、サバティカル中の私の替わりに法政大学にて「行動分析学」と「行動分析学特講」をお願いしています。法政の受講生はめちゃラッキーですね;あんまり自覚がないかもしれませんが)。

星槎大学は、故佐藤方哉先生が最後にお務めになられ(学長も務められた)大学で、佐藤先生と共に日本行動分析学会を設立された山口薫先生が中心となり、特別支援教育に関わる現職教員に向けた通信制の大学院修士課程を提供しています。

事故でお亡くなりになる前の数年間、佐藤方哉先生は「共生」をテーマにした論文をいくつか書かれていますが、この「共生」は星槎大学の理念の一つになっています。

佐藤方哉 (2010) 共生思想家としてのB.F.スキナー 共生科学, 1, 34-41.
佐藤方哉 (2009) 共生思想家としてのザメンホフ 共生科学研究, 5, 52-58.
佐藤方哉 (2008) 行動分析学は共生科学にどのような貢献ができるか 共生科学研究, 4, 1-9.

"すごい"ニュースというのは、星槎大学が、仙石原中学校を買取り(訂正:賃借だそうです)、これまで北海道は芦別にあったメインキャンパスをこの箱根の地に移したとのことです(教授会から帰ってきたばかりの杉山先生のメールで知りました)。

「仙石原中学校」と言えば..... そう、第3新東京市にある中学校で、ヱヴァンゲリオンの登場人物が通学していた中学校です。ミサトさんが深紅のスポーツカーで校庭に乗り付け、鈴原トウジが「わしはお前を殴らなあかん。殴らな気がすまんのや」と言ってシンジを殴った、あの中学です。

Gigazinによれば、仙石原中学校の校庭でiPhoneのARアプリを使うと初号機が出現するそうです。

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これは一度出かけてみないと。

もちろん、ヱヴァファンでなくても、特別支援教育に行動分析学から挑もうとする現職教員の皆さまには、星槎大学の通信制大学院をぜひ選択肢としてご検討下さい(その次の次くらいには法政大学で)。

 

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2009年から内閣府が3年間行った「国民生活選好度調査」。

3年間の報告書、ずっと「10段階評価」って書いてあるんだが、「とても幸せ」を10点、「とても不幸」が0点なので、どう考えても「1011段階評価」です。

引用しにくいじゃないかい(つか、どうやって引用しようか??)

内閣府さん、修正お願いしますよぉ。

ちなみに、日本人の主観的幸福度が低いことばかりが取り上げられがちだけど、幸せの国「ブータン」の幸福度は、正真正銘の10段階評価らしい。

Tashi Choden, Kusago, Takayoshi, Kokoro Shirai 2007.
"Gross National Happiness and Material Welfare in Bhutan and Japan", Centre for Bhutan Studies. 1-220.          

そもそも信頼性、妥当性をきちんと保証しないとならない尺度で、かつ、文化・言語がたぶんに影響しそうな尺度なのに、こんなところくらい揃えておいた方がいいのではないでしょうか?

「10段階評価」って繰り返し書いてあるところから、きっと本当に10段階評価のつもりで、実際には11段階評価の質問紙を作っちゃったてのが真相かもね。

77

9月の日本心理学会第77回大会にて「チュートリアルワークショップ:日常生活に活かす応用行動分析学」をお引き受けすることになりました。

大会会長の坂野雄二先生ら準備委員会の先生方のご提案で、日心では初となる研修型ワークショップだそうです。

会員の方からご推薦をいただいたということでお引き受けることにしましたが、なにしろ最後に日心に参加したのは、それも久しぶりに参加したのは2008年のことです(ここでも幽霊会員の私です ^^)。このときもワークショップの指定討論のみ。そーいや、たまたまですが、あのときも北海道でした。

「日常生活に活かす応用行動分析学」をテーマに頂きましたが、正直、日心の会員でこういうテーマのワークショップに興味、関心のある人がどれだけいるのか疑問で、お引き受けするには、かなり躊躇した次第です。

第一号通信の「チュートリアルワークショップ」一覧を拝見して、その疑問はますます膨らむばかり。ほとんどが実学というか、これを学んで帰れば、次の日から役に立ちそうな、研究法や統計の研修ではないですか。そーじゃなくちゃね、ワークショップはという納得の気持ちとともに、当初の疑問は疑念へ。そして疑心へ。困ったなぁ。

参加希望の方には「このワークショップで何を学びたいか」を申込みのさいにお知らせいただけるよう、準備委員会にはお願いしてあります。興味をもって参加して下さる希有な方々にご満足いただけるよう、皆さまのご希望にできるだけそえるよう、柔軟に準備したいと考えていますので、参加希望の方は、上記のテーマには必ずしも拘らず、「これを聞きたい!」というご要望をできるだけたくさんお知らせいただくようお願いします。

せっかく日心でやるので、フタをあけてみたらよく知った顔ばかりズムという展開よりは、応用行動分析学なるものに何となく興味があるのだけれど、よくわからないことだらけだから、この機会に全部とはいかないまでも半分以上聞きまくりたい、なんて人たちと、少人数でとことん話し合う時間になればと思っています。

というわけで、宣伝&お願いでした。

(あとは、保険としてポスター発表するかどうか決めないと)

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PR費を除き広告費を一切使わずに会員数10万人突破」というのだからスゴい。

学ぶことへのモチベーションが存在すること、学習支援サービスにニーズがあること、ネットを介した社会的随伴性が学習継続に効果があり、こうしたソーシャルネットワークサービスが機能することが、このベンチャー(挑戦)によって実証されつつある。

今後の展開がいよいよ楽しみです。


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胡麻のふりかけ、鮭フレーク、岩のり(瓶詰め)...スーパーで見かけた瞬間は作用している確立操作(遮断化)が、一、二度、ご飯にかけて食べることで飽和化してしまうケース。次に遮断化が作用してくる前に賞味期限をむかえる。一人暮らしには量が多すぎるって話かも。

しょうが湯...これはもう少しわかりやすい。寒気がしたり、風邪気味で喉ががらがらしているときに買って(痛刺激提示による確立操作)そのとき一度くらいは飲むが、その後、体調が戻ると(痛刺激が消失すると)放置状態。

みそ...なぜか時々「自分でみそ汁をつくる!」と決めるが、実行はまずしない。カップみそ汁の勝ち。味噌にも賞味期限があることを数年後に知る(今日破棄したペットボトル入り味噌の賞味期限は2011年4月だった)。購入時の随伴性と調理時(食事時)の随伴性が異なることによって生じる無駄。

インスタントラーメン...非常時の保存食として大量に買っておくのだが、非常事態がそんなにしょっちゅうあるわけでもなく、そもそもインスタントラーメンは日頃から食べないので、長いはずの賞味期限も気がつけばあっという間。これは「非常食」の宿命かもしれない。賞味期限が切れる前に(それをプロンプトして)消費するための随伴性マネジメントが必要。

電子レンジで簡単調理シリーズ(炊飯、焼肉、焼魚、種々のルクエ)...普段やらない料理もこんな器具があればやるかもと思わされて購入するが、普段料理をしない理由は器具には由来していないため(時間、手間、買物など準備にかかるコストなどなどの弱化随伴性と、出来合いの総菜の方が美味しいという両立しない行動の強化随伴性)、結局、レシピを一読するだけで食器棚のベンチウォーマーに。

果たして、こうした随伴性分析を文書化することで、無駄な買物が抑制できるかどうか。じぶん実験です。

正月に読んだ『ノワール・レヴナント』という作品で気になっていた新人作家の第二弾『フラッガーの方程式』が発売となり、さっそく読んでみました。

没入、他になんもする気なし.... 数時間後、うるうるしながら読了。

周到にはりめぐらされた伏線が次々と回収されていくときの納得感(「やっぱり」「そうだよなぁ」)と血の気がひくような意外性(「 ..... 」「(そうくるか)」)が今回も楽しめました。前作も本作も頁数は相当ありますが(Amazonで注文するときにはわからなかったけど)、物語の展開が速くて次々と読めました。あっという間に読み終わり、ちょっともったいない気がするくらい。

前作にも心理学の用語がちらほらと散見されていたけれど、本作にはなんと物語の核となる「フラッガーシステム」の機能として『確立操作』が登場!用語の使い方には?マークがつくにしてもこれには驚きました。

この著者、いったい....  (笑)

ちなみに、私、西尾維新とか読んだり、アニメ観たりしてます...  ははは。

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Ms

 昨日はテープ起こし原稿の校正に丸一日費やしてしまった。

 この講演、文書化してどこぞに掲載するなんて聞いてなかったし、そもそも今時カセットテープなんか使ってないだろうから「テープ起こし」ってナニ?って感じだし(「ICレコーダー起こし」もヘンだけれども)、自分の話が文字化されたものを読むのは、録音された音声を聞くのに次いで気持ちが悪いし、Wordがじゃんじゃかフリーズするし(「編集中に修正箇所を記録する」ってモードにすると、昔からよく固まったものだが、これって全然修正されていないんだなぁ)...

 というわけで散々な一日でした。

 それにしても、話をしているときにはある程度まともなことを言っているつもりだし、聴衆の表情や頷きからは、わかりやすい話をしているような気にもなっているのだけれど、その話を文字にして後から読むと支離滅裂に近いってことがよくある。インタビューを受けた後に記者が記事としてまとめた原稿が送られて来たときも同じ。結局、自分でほぼ書き直してしまうことさえある(何のためのインタビューだったのかと、インタビューワーの方もがっかりしているに違いない)。

 考えるに、話し手ー聞き手のコミュニケーションと、書き手ー読み手のコミュニケーションは大きく異なっていて、前者ではことば以外の刺激や行動が利用可能になる。講演ならスライドもあるし、身振り手振り、表情、それにイントネーションやポーズなどのいわゆるパラ言語もオートクリティックとして使える。文書にしたらくどすぎる繰り返しや言い換えも、発話なら有効だ。たぶん、人によって、この二つのモード間の違いに個人差があって、自分はそれがとても大きい方なんだろうと、モヤモヤ感は残るけれども、「これはこれでいいや」とACT的な自己教示と共に、自慰的に決着。

 とにかく、自分には口述筆記で本を書くなんて芸当はできそうにない。

 さてさて、上のエラーメッセージ。年商数千億円の会社とは思えない酷い日本語訳である。原文も表示されるのでみてみよう。

The most common cause of this error is a corrupted installation of the Microsoft Office for Mac software.

このエラーの最も一般的な原因は、Microsoft Office for Mac のソフトウェアのインストールの失敗です。

になってしまっている。「a corrupted installation」は「インストールの失敗」ではなく、「インストール済みのソフトに何らかの異常が発生した」と訳すべきだろう。

However, other causes that are related to operating system configuration must be ruled out first to accurately determine the cause.

に至っては、

ただし、オペレーティング システム構成に関連するその他の原因は、原因を正確に判断するのには、先に支配する必要があります。


になってしまっている。いったい何を支配するんですか。

正しくは、

ただし、原因を特定する前に、まずはオペレーティングシステムの設定に何かしら問題がないかどうか確認して下さい。

でしょう。

もっとも、たとえ訳が正しくても役には立たない教示だということに変わりはないのだけれども。

どうやらこれは自動翻訳らしい(違うかもしれないけど)、そして、上の図にあるように(ここから該当ページ)、「翻訳を改善します」というボタンをクリックするとユーザーが(!?)、誤訳を訂正してあげられるようになっているのだ。

おいおい。年商数千億円もあるのだから、こんなことをユーザーに頼ってはいけないよ。自分たちで正確で役に立つ日本語を書きなさい。

こんな怠慢を強化するわけにはいかないので、翻訳は改善しません。

これはこれでいいや。

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TBSのラジオ番組『夢★夢エンジン』の収録に行ってきました。

この番組の....

"はやぶさの帰還」が一大旋風を巻き起こし、科学がブームとなっています。
その一方で若者の理系離れがいわれる今、若い人たちに科学の面白さ、奥深さを伝えていこう..."

という主旨に賛同して出演をOKしましたが、なんだか世間話に終止してしまったような気もします。もっと研究の話をすべきだったかな(反省)。

それにしてもパーソナリティの松尾貴史さんのトーク術には感銘を受けました。さすがプロ。事前打ち合わせもなく、ディレクターさんからささっとふられるメモだけで、どんどん話をふくらませ、面白くしてもらいました。自分は笑ってばかりいた気がする... (猛省)。

朝ズバなどで時折お見かけしていた加藤シルビアさんは、経歴からしてもっとクールなお方かと思いきや、ほんわか系の優しそうな才女さんでした。席が隣り合わせだったのでお顔をよく拝見できなかったのは少し残念。

放送は2月23日(土)の深夜24時30分〜だそうですが、放送後には番組HPから音声をダウンロードできるようになるそうですので、興味がある人はどうぞです。幾分舞い上がって、変なこと喋ってます。笑ってやって下さい。ご愛嬌。

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とににもかくにも1列だけらしい。

卒論・修論を読んでいると日本語の作文感覚がよじれてくる。Excelさんはそれに輪をかける。

スバルのi-Sightに始まり、自動車各社が“安全運転”支援技術、もしくは事故回避のテクノロジーにしのぎを削っているが、少々不安にもなる。

「国内の交通事故の死者はシートベルトの普及などで年間4千人台に減ったが、事故の件数自体はあまり減っていない。今後は高齢ドライバーの増加が予想され、安全性への要求はさらに高まる。日本メーカーには世界をけん引する安全技術を期待したい」(日本経済新聞, 2012/12/08)とあるが、「リスク・ホメオスタシス理論」によれば、こうした安全技術が進んでも“運転距離あたりの事故数”は減らない可能性がある。

テレビのCMを見ていると、逆に、これまでは運転に自信がなくて免許を取っていなかったり、ペーパードライバーだった人たちが、これなら私でも大丈夫と運転を始めることを期待しているつくりになっていて、だとすると、それはまさに「リスク・ホメオスタシス理論」の予測するところとなる。

『交通事故はなぜなくならないか:リクス行動の心理学』(p. 171-173)では、リスク・ホメオスタシス理論の反証として取り上げられることのある日本の交通事故のデータを分析し、実は理論とは矛盾しないことを示しているのだが、死亡者数は減っているのに事故の数は減らないというのはまさにこの理論を支持しているように見える。

自動車の自動運転技術は、高速道路でトラック数台を無線で連結し、先頭のドライバーだけが運転し、後続は自動追尾させるような実験まで行われているようだが、こうした技術の進化が運転行動にマクロで与える影響については慎重に吟味すべきである。

交通事故はなぜなくならないか―リスク行動の心理学 交通事故はなぜなくならないか―リスク行動の心理学
ジェラルド・J.S. ワイルド Gerald J.S. Wilde

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ちょっと早いですが...

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選挙のたびに、議員の投票履歴の一覧が欲しくなる。

議員の仕事は立法。どんな提案、どんな質問、どんな議論をどのくらいしたのか、詳細な情報をまとめるのは難しくても、少なくとも各法案に賛成/反対した記録が欲しい。

そうすれば、有権者それぞれが"望ましい"と考える行動を強化し、"望ましくない"と考える行動を弱化・消去する機会として、選挙が機能する可能性がでてくる。

あるいは、このVoteEasy!のように(←民主党のサイトではないと思うのだが、オバマ氏とバイデン氏しか表示されない。選挙が終わってるから??)、争点となっているいくつかの論点(先の大統領選では13)について自分の意見を重みづけ入力すると、候補者と自分の考えがどのくらい近いのかを%で示してくれるシステムなんかも重宝すると思う。

こういう情報が得られない日本でも、参考にできることはある。

テレビ討論とか街頭演説ではよくわからない。耳障りのいいことを言う行動、対立候補から一本取ろうとする行動が強化されるし、そもそもそういう種類の演説や討論はまったくもって"望ましい行動"ではないから(少なくとも私にとっては)。

"望ましい行動"のホワイトリストをつくるのは至難の技。でも"望ましくない行動"のブラック(グレー)リストなら作りやすい(なので、危険でもあるが)。

私なら、個人的な信念や思い込み、対象が限定された利益誘導ではなく、公平・公正な事実と科学的な証拠にもとづいた政策立案や決定(国会での投票)を強化したいので、たとえば、発達障害は親の育て方に問題があるという主旨の主張を展開した親学推進議員連盟の面々はまずブラックリストに分類される。

ちなみに、この議連、公式ホームページが元々ないのか、批判されて消し去ったのかわからないが、いくらググってもでてこない。ただ、あちこちに痕跡は残っている。地元の候補者の名前が見つかったら、本人に問い合わせるのが一番。選挙の時期だから(というのも悲しいけれど)、有権者からの質問には丁寧に答えてくれるはず。第三軸どころか、一軸からも二軸からも人が入っているみたいだから、「科学的な証拠にもとづいた政策立案や決定」というのでは、残念なことに『軸』がつくれないということだろう。これはちょっと悲しすぎ。

でも、投票には行きましょう。

学校心理学という授業の小テストで、「カットオフポイント」が正解の問題を採点していて大笑い。ツボにはまってしまった。隣の研究室の越智先生には怪しまれたかも。

だって...

「ターニングポイント」 …ん? 人生の??

「カッターポイント」…ノッポさんかい!

「カートオフポイント」…スーパーで台車を戻すところ?

と、珍回答続出。

んでもって、あまりに不思議な回答が多いから、気になって全部見直したら、

「カットネスポイント」に間違って○してた(miss一つ)。

さらに

「カットオプポイント」にも間違って○してた(miss二つ)。

あぁ〜 純粋に笑うた。

ちなみに、受講生の皆さん、テストにでるキーワードはすべて授業支援システムに公開してますよ。しっかり覚えようね。

得点よりもボケ重視で先生を笑わせてやるという捨て身の覚悟は得点では強化しないけど、それなりに歓迎です(笑)。

構造化のアイディアを使った支援では課題やスケジュールを、上から下、左から右に流れるように統一するけども、世の中そればかりじゃないという例。

ソフトバンクのiPhone下取りキャンペーンに申し込んだ。iPhone5購入後、3週間たってようやく古いiPhoneを送り返すためのパッケージが届いた。

手続きは簡単で単純なのだが、以下のインストラクションには要注意。

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返送する書類には製造番号を記入しないとならない。しかし、iPhoneを初期化しちゃうと、製造番号を調べるのに再設定しないとならない。自分の場合、無線LANにつながないとならなかった。無線LANがない人はどうするんだろね? (すでに新機種に移行して3G回線使えないわけだし)。

世の中すべて左から右へ流れるわけじゃないとも言えるし、このインストラクションが酷いとも言える。他の記入欄も妙なところがあるから、おそらくユーザーテストしていないのだろう。

ちなみに、次のステップのインストラクションでもイラストは右から左に向っている。少なくともこの書類の作成者にとっては「右から左」という方向で統一されているのかな。

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 震災後、東電の電気料金が値上げされたことで、そのうち電車の運賃も上がるのかなと思っていた。鉄道会社の組合からこんな要望もだされていたし。

 一方で、電気代が値上げする前から各社が自主的に取り組んでいた省エネによるコスト削減は、利用者にどのように還元されるのだろう?とも思っていた。動かないエレベータを歩いて昇ったり、暗い照明で我慢していたわけだから。節約したぶんで電気代の値上げに対応し、運賃を据え置きするのかなと。

 調べてみると、なんと、JRも都営地下鉄も、電力は東電に頼っておらず、自分のところで水力や火力発電をしていることがわかった。東京都交通局のサイトで公開されている決算報告を読むと、逆に、余剰電力を東電に(たぶん)売って利益を上げているくらいのようだ。

 今後は、その他の費用に東電の値上げの影響がじわじわとでるだろうし、自前の火力発電の燃料費も上がる可能性があるから、運賃が上がる可能性もなくはないけど、とりあえず、へぇ〜。

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8月7日(火)〜10日(金)に奥田先生の行動コーチングアカデミーで開催された『第1回行動分析学道場』は、まさに行動分析学《道》の"道場"でした。

自分は愛犬はるを連れて、飼い主のデモ役として参加しました。居間で腹筋をしていると顔を舐めまくりにくるはるの行動変容プログラムを山本央子先生に指導していただくというセッションを40畳もある和室で、参加者の皆さまの輪の中で繰り広げました。

研修ではなく"道場"だと感じたのは最後の質疑応答セッション。「そんな質問しているなら出直してきなさい!」といった、通常のゆるーい(顧客第一の)研修ではありえない展開にドキドキしてしまいました。

ドキドキの正体は、そんなこと言って大丈夫?という不安が5割、そうだ!徹底的行動《主義》はそこまでしないと教えられない!!という興奮が5割。

考え方を教えたり、方法を教えるのは比較的かんたんです。インストラクショナルデザインの方法論を駆使すれば、研修プログラムや学習教材は確実に改善できるからです。

でも、価値観の変容--《主義》の伝播?--はそれだけでは生まれません(たぶん)。

道場にはぜひこのあたりを期待したいです。

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 最近、学会となるとほとんど専属プロカメラマンのように素晴らしい写真を撮って下さっている日大の眞邊先生。毎回、会期終了後にアルバムをシェアして下さるのだが、今回、私が写っていたのはこれだけ。ただの酔っぱらいだ。次回はもっといいモデルになります。

 高知では懇親会の後、ホテルに帰る前にゲリラ豪雨に降られ、その後、iPhoneのバッテリーが一日もたなくなりました。正規取扱店に持ち込んだら、内部が濡れたことを示すピンクシートが反応してしまっているので保証がきかず、新品との交換になると言われました。1万8千円くらい。非正規店での修理などでも結局は1万円以上かかりそうなので、この機にiPhone5を予約しちゃいました(1年未満6ヶ月以上)。

 iPhone5では実現していないようだけど、完全コードレスにして(充電も非接触型にして)、水が内部にはいらない構造になったらいいのに。

 皆さんもピンクシートにはご注意です。

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なんだか間の抜けたタイミングになってしまいましたが、徳島ABA研究会日本行動分析学会の2011年度実践賞を受賞しました。高知での年次大会で受賞講演があり、前会長の田中先生が10年間の活動について紹介しました。

学会賞の受賞もおめでたいことですが、何と言っても、忙しい先生たちが10年間も継続して自主的な研究会を続け、しかもその成果を子どもたちの指導や支援に還元し続けたことに敬意を表します。

一筋縄ではいかないことも、やればできることの証を全力で示してくれて、感動です。

ほんとうに、おめでとうございます。

徳島ABA研の先生方が中心となって取り組んでいる事例研究はここで公開されています。

来週に筑波大学で開催される特殊教育学会では、現会長の山崎先生が「特別支援教育における教育現場と研究機関の協働・連携 (2) 〜 教員のパフォーマンス・マネジメントを支える組織づくりに向けて 〜」というシンポジウムで徳島ABA研究会の活動について話をします。私も指定討論で登板します。9/28(金)9:00-と朝早い時間帯ですが、興味ある方はぜひいらして下さい。学校で働く先生方を力づけるのは、文科省でも教育委員会でも中教審でもなく、子どもたちであり、子どもたちが先生たちを力づけるようにするためにはどのような仕組みが可能か、といった話になるのではないかと予想しています(当日の行きあたりばったり勝負なので、まったく違った展開になるかもしれません)。

7/26(木)未明から授業支援システムのサーバーにつながらず、課題やレポートを採点した結果をアップできません。

本来なら今日から8/1までに各自確認してもらい、修正が必要な場合は連絡してもらうはずでしたが、もしかするとこのまま週末はシステムがダウンしたままになるかもしれません。

大学の教務に相談して、成績提出を遅らせるなどして十分に時間を確保しますのでパニックにならないようお願いします。

受講生全員に連絡を取る方法がありませんので、この知らせを受けた人は友だちなどに回してあげて下さい。

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法政大学連の案内をいただきました。8/14(火)17:00 パークウェストンホテル前集合だそうです。初心者歓迎で、浴衣も足袋も用意されるそうですから、徳島の阿波踊りに行かれる法政出身者の方はぜひぜひに。

右手に大袈裟な包帯を巻いていたので、「なんだ? 喧嘩か??」と心配をおかけしました。

先週末に「手根管症候群」(しゅかんこんしょうこうぐん)のため、右手の手のひらを2cmほど切り、そこから内視鏡をいれ、腱を開放し、神経を圧迫していた筋組織を切除するという手術を受けました。

2月くらいから肩から指先にしびれがでて、だんだん悪化し、財布を落としたり、ワイシャツのボタン止めにも苦労するようになっていました。

手根管症候群と診断され、ブロック注射や内服の治療をしまいたが回復せず、このたびの手術となりました。

高齢の女性に多い病気らしいですが、男性の場合、女性とは神経圧迫の原因が異なることが多いようで、私の場合も、CTやMRIでは原因が特定できず、内視鏡を入れてみて、はじめて原因がそこにはないはずの筋繊維(奇形?)だとわかりました。男性の手根管症候群には、こういうケースが多いそうです。

抜糸まで2週間。それまでは風呂や汚い水(ってなんだろう?)に手を突っ込まないように、また傷口が開かないように手に負担をかけないように言われています。

包帯はすぐに取れるそうなのでみかけはもう大丈夫ですが、荷物の持ち方などが変形していたら、このせいだと思って下さい。

手術直後は右肩から下が麻酔のため、まったく感覚がなく、まるで他人の手を抱えているような感覚を体験しました。その状態で着替えたり、トイレをしたりするときに、どんな弊害があるか、どんな工夫が必要かといったことも学びました。貴重な経験でした。

ご心配をおかけしました。

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夕べ帰宅してテレビをつけたら、いきなり渡瀬恒彦がふっくんに「あなた学習心理学を勉強されていましたよねぇ」と詰め寄っている。

なになにナニ?と見入ったら、オペラント条件づけの解説(動物や子どもの学習と定義されていた!)はでてくるわ、スキナー箱
でラットがうろうろしているわ(実写)、終いには、オペラント条件づけを使って子どもたちに人を殺させたことをふっくんが認めるわと、もう、ぶっとび支離滅裂(大笑い)。え、たんなる躾じゃん。

すぐに終わってしまったので録画もできず、家事やっててエンドロールも見られなかったので、いったいどんな心理の専門家がこんな脚本を監修したのかという、一番の興味が満たされなかったです。

新・おみやさん』というテレ朝のドラマです。

誰か録画していたら教えて下さい。



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 今年もゼミ生たちが卒業/修了し、社会へと旅立っていきました。

 ゼミというのは不思議なもので、教えようとしていること、教えられることには毎年そんなに違いがなくても、それがどのくらい楽しめるかどうかは、その年々のメンバーや、相性や、その他諸変数によって大きく変わってきます。

 過去2年間はこれまでに経験したことがないノリの良さで、ゼミがある曜日に大学に行くのが楽しくて仕方ないという、教師冥利につきる日々でした。

 最後には全編22分のハードボイルド恋愛映画『行動分析屋高橋雅人』(島宗ゼミ門下生で行動分析学を活かした人助け屋を営む男が依頼人の彼女を怪しげな宗教から救う物語)までサプライズプレゼントとして頂きました。感激。

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 また皆で集ろうな。今度は大塚先生も一緒にね(ごめん、Photoshopとか使えないので、とてもラフな合成写真となりました(笑)。

 

 

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(朝なのに夕方みたいなマドリードの朝)

 マドリードで泊まったホテル(レヘンテ, Regente)は酷かった。ロケーションが抜群の割に低価格なので、もしやと案じていたのだが、悪い予感が的中した。

 まず、なんとエレベータが工事中で、重いスーツケースを階段で担ぎ上げさせられる。ベルボーイがいるわけではないので自力。しかも、このエレベータ工事、夜を徹して行われていて、客室までドリルの音が鳴り響く。早朝5時くらいに怒号が飛び交うのが聞こえていたのは、我慢しかねた客が文句を言っていたのに違いない(それでも次の日も、相も変わらず工事は続いていたけれど)。二日めにはロビーの自動ドアが開かなくなっていて、もうそのときには笑うしかなかったな。

 最近「食べログ」のやらせ問題が発覚したが、ネットの口コミ情報は扱いが難しい。このホテルの口コミも事前に読んではいたのだが、口コミというものには必ずと言っていいほど、ポジとネガの両方があり、どちらを信じるべきか判断できない。やらせとは限らないが、「褒めるところも見つけて書いておこう」と余計な気を回す人もいるような気がする。このホテルのスタッフの愛想の悪さは書込まれていて、これはその通りだった。スタッフの中にロシア人ふうの男性がいて、にこりともしないがすべきことはしてくれるというような書込みもあったが、これもその通りだった。でもそれは気持ちのいいサービスではなかった。後から再度読むと、なるほどそういうことかと理解できることもあるわけだが、それでは役に立たないよね。

 このホテルのセーフ(クローゼットの中にある金庫)にも修行させてもらった。暗証番号をセットしようとキーを押すが、ぴくりともしない。液晶は真っ暗のまま。どこぞにスイッチでもあるのかとまさぐるが見つからない。5分くらい格闘した後、きっと故障に違いないとフロントに降りて行き、ロシア人ふう支配人(ということにしておく)に半分クレームのように質問すると、何やら木の棒のようなもの(長さ5cm、5mm径くらい)と紙切れを差し出してくる。そして一言「deposite(スペイン語風に)」。どうやら、セーフのどこかにその木の棒を差し込むと使えるようになり、木の棒のデポジットを支払う必要があるらしい。なんて面倒なことをさせるのか!なんて憤慨する暇もなく、「へ〜 なるほど。勉強になりました。ありがとう」なんて顔をしてしまう。

 このホテルでもネットは使えたが、やはり遅い。街の広告から推測するに、主流はいまだにADSLのようである。無線LANのアクセスポイントも少ないようだ。唯一、スタバでは客に無料でログインIDとパスワードを提供していたが、利用客は少ないらしく、リクエストすると店員さんたちがてんやわんやしてました。

 マドリードでは山岳ガイドを雇って郊外の山(Sierra de Guadarrama)をハイクする予定だったが、天候不順のため(雪、雨)中止にせざるをえないという連絡があった。これで今回の旅の山登りはすべて中止。スーツケースの中身の半分を占める山岳装備はすべて無駄になった。重い荷物を地球の裏側までただただ運んで持ち帰るだけ。まさに修行。

 せっかくなので、山岳ガイドのGabrielに相談し、マドリード市内のインドアクライミングジム(King Kong Climbing Gym)に連れて行ってもらうことにした。行き帰りの車中やクライミング中に、スペインのこと、山のこと、EUの経済危機のこと、お酒のことなど、四方山話がはずむ。Gabrielのお姉さんは大学で行動療法を教えているそうな。奇遇ですね。

 明日はNYから飛んでくるJanetと合流して、国際行動分析学会が開催されるグラダナまで列車の旅となる。修行の一人旅はここまでなり。

 昨年、父を亡くしました。そのとき学んだ教訓が「残されたものはたいへん」でした。

 両親とも高齢なため、実はその前から今流行の“エンディングノート”を色々調べ、須斎美智子氏の「もしもノート」がシンプルで書きやすそうだったので、両親それぞれに送り、少しずつ書き進めるようにお願いしておいたのですが、結局、もしものときには何も書かれておらず、年金、保険、貯金、友人関係など、ほとんどの情報がまとまっていないどころか、どこにあるか、あるかないかさえもわからず、ほんとうに大変でした。書類の発掘、関連機関や会社への連絡と調整などなどに、たぶん100時間以上かかったと思います。

 そこでこの年末年始に自分版の「もしもノート」をつけ始めました。そうすると、自分のことながら、たとえば保険の管理が曖昧だったり(受取人が亡くなった父のままになっていたり、変更しようとしたら登録時の印鑑が見つからなかったり、解約したと思っていた保険にまだ加入していたり)、預金の情報があちこちばらばらになっていたり、日経新聞の記事(「ためられる家計(下) 資産・負債、年1回総点検」 2011/12/20,夕刊)を参考に年間収支を計算してみたら、あまりにも無駄遣いが多いことが発覚したり(その大半はAmazonや楽天で本や電子機器の購入)、とにかく改善の余地がたくさんあることがわかりました。

 葬式のこと(しないでね)、お墓のこと(いりません)などは、わりと簡単に決めて書けたけど、死んだことを誰に知らせるかについてはけっこう考えてしまいます。あと、死んだ後の携帯やPCの中身をどうするかとかも。

 自分が死ぬこと、死んだ後のことを考えるのは、それほど楽しくもないし、こうやって書類にまとめていくのは時間や手間がかかるので、「もしもノート」をつける行動はおそらく自然には強化されず、むしろ弱化される随伴性に取り囲まれていそうです。それにそうそう簡単には死なないだろうから(明日死んで残されたものに迷惑をかける確率は低いから)、天災は忘れた頃にやってくる型の随伴性で先延ばしが生じます。つまり、なんかの間接効果的随伴性を組まないと“もしも”のときに間に合わないかもってことです。

 ブログにこうやって書くことで、そうした随伴性を設定してみます。気がついたら「もしもノート、書き進みました?」と声をかけて下さい。

 

もしもノート もしもノート
須斎 美智子

宮下印刷 出版部  2010-06-15
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 そしてとうとう事件が起きた。

 それはバルセロナ空港行きの電車を待つ、サンツ駅9・10番ホーム。旅行者で混雑するプラットホームで俺はスティーブ・ジョブズの伝記『スティーブ・ジョブズII』を読んでいた。ジョブズへの追悼作品とも言われるiPhone4s(fo(u)r Steve )で。

 この伝記の最後は、自らの死を受け入れたジョブズ自身が(それまでには七転八倒あったが)、最期の言葉を語る形でまとめられている。

 「いつまでも続く会社を作る」、「すごい製品をつくる(ことで利益は後からついてくる)」、「理系と文系の交差点」、「本当のことを包みかくさないのが僕の仕事」、「僕がやらなきゃ誰もやらない」、「そう思って、僕は歩いてきた」...

 この本(前編・後編)には、これまで知られていなかったジョブズの姿があからさまに、それこそ包み隠すことなく記されている。まるで破綻者のような彼のパーソナリティ、感情の不安定さ、世界は自分を中心に回っていると信じて疑わないような独善性には、正直驚かされた。しかし、そうした恐ろしくネガティブな面を知ってもなお、ジョブズが創り上げたもの--今のMacやiPhoneやiPadといったイノベーションを生みだし続けるAppleという会社--、そしてジョブズという人間その人に尊敬と感動を覚え、最後のページをフリックしたときには目頭と胸のあたりが熱くなっていた。

 iPhoneをナップザックのサイドポケットに突っ込み、ホームに入ってきた電車に乗り込んだ。車内は混雑していたが、奥に分け入って座ることができた。ザックの右サイドポケットに何となく手をやる。あれ、iPhoneがない??  胸騒ぎがして、左サイドポケットをまさぐるが、そこにもない。ザックの中も念入りに、繰り返して探すが、ない。座席の下、そしてたった今歩いてきた電車の床を見渡すが、ない。もう一度、ザックの中を見ても、ない。窓越しにさっきまで立っていたホーム付近を見ても、ない。

 やられた。

 出発を知らせるベルが鳴り、声を上げる間もなく、ドアが閉まって、電車が動き出す。サンツ駅のホームは見る見るうちに遠ざかる。もう後戻りはできない。

 2011年11月21日午前10時10分の前後10分間くらい。俺のiPhone4s(64GB、ホワイト)がすられてしまった瞬間だった。

 話には聞いていたのだ。飲み屋で鞄ごとすられたとか、おばさんが物を落としたのを拾ってあげたときにその相棒にすられたとか、何か強烈な匂いのする物体をかけられて戸惑っているうちにすられたとか。日本人観光客は特にカモにされているから注意すべしと。

 なんたる不覚だろう。あの短い時間に、背中に背負ったザックのサイドポケットとはいえ、ゴムで締まっている口から気配すらなく盗んでいくとは想像だにしていなかった。そしてなにより、自分がそんな間抜けな日本人観光客にみられてしまったこと、実際に間抜けだったことが恥ずかしい。いや、恥ずかしすぎる。

 怒りと羞恥心とで、俺の顔は赤面状態だった(と思う)。

 それでも凹んでいたのはものの10分くらい。空港に着くまでには対策を考え、メモをした。

 まずはバルセロナ空港で警察に行く。空港には分署があるはずだ。
事情聴取してもらいやすいように、そしてコトの詳細を忘れないように(記憶が変容しないように)、被害時の状況を書いておく。

  • Softbankに電話して、回線を止めてもらう。
  • Appleの「iPhone」を探すサービスを使い、遠隔ロックする。
  • iPhoneからすぐに使えるサービス(Evernoteなど)のパスワードを変更する。
  • これらはすべてMacBookAirを空港のWiFiにつなげばできるはず、などなど。

 警察以外は順調に進んだ。こういうときITはほんとうに役に立つ(後日、このことをまたもや身を以て知ることになる)。

 警察は... 分署は空港に確かにあった。でも列ができていて、飛行機に間に合いそうになかったので諦めた。スペイン語がわからないので何とも言えないのだが、なんとなくほとんどの人がスリや置き引きの被害者のようだった。話していた言葉からして東ヨーロッパっぽかった。そして、飛行機が到着してから、マドリッド空港の分署に行くことにした。

 ところがマドリッド空港の警察官は英語ができないということで、警察の電話番号をくれた。どうやらこうした軽犯罪用の電話窓口のようで、外国人旅行者にも対応している。自分の場合、日本語ができるスペイン人女性(だと思う)が丁寧に対応してくれた。電話で事件の状況を話す。彼女はこれを聞取りながらスペイン語で調書にして、データベースに入力する。すると、お近くの警察署で"被害届"(police report)を受け取れるという仕組みだ。この一連の作業は日常的によくあることらしく、その女性も「保険に入ってますよね。保険の請求に必要になりますから、ポリースレポートをもらって下さい」と、警官というよりもまるで保険会社の社員ような話し振りである。元より犯人逮捕とか、被害にあったiPhoneを取り戻そうとは、これっぽちも考えていないのはその対応から明らかだった。

 マドリッドのホテルの近くにある警察署(派出所?)で被害届を受け取り(これにも紆余曲折あったが省略)、クレジットカード会社に電話して保険金請求の手続きを確認し、とりあえずこれで一件落着。かと思いきや、iPhoneの再購入までにさらなる壁が出現する。この話はまた次回に。

教訓:『ここは日本ではない。大事なものは鞄にしまおう』

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 『Scientific American: Mind』を通勤電車で読み、内容や気がついたこと、考えたことをTwitterでつぶやく作戦も停滞気味。スタログを使い、Evernote(やFastEver)も駆使し、つぶやきはツイートレターでGmailに転送し、専用フォルダに自動仕訳けして、後々時間がとれたらアーカイブを読みながら研究計画を立てるときの参考にしようと目論んでいたのだ。

 まさにCloud大回転。

 ところがどうもおかしい。自分を正直だと思っている人ほど他者の嘘を見抜けるといった研究が紹介されていたと思うのだが、どこを探してもでてこない。やっとEvernoteの片隅にタグ付けされていない状態で発見したが、TwitterにもGmailにも見つからない(最終的にこの研究は Carter & Weber (2010) の "Not Pollyannas: Higher generalized trust predicts lie detection ability" (Social Psychological and Personality Science, 1(3), 274-279)であると判明)。

 そうかと思えばTwitterのログに残っていたRamachandran夫妻の実験についてのつぶやきはEvernoteにもGmailにも見つからない。つぶやいたことがあることには最大限の確信がある「Schadenfreude」に至ってはどこにも見当たらない。

 そんなこんなで雲の中に散り散りになってしまっていたつぶやきの迷い子たちを回収するのにかれこれ小一時間もかかってしまった。想定回収率80%。クラウドなんだから、どこかにあげておけば後からなんとでもなるだろうと思いきや、どうやらしっかりした使い方のデザインが必要そうだ。整理整頓して近日中に再起動。

 ところで、SAMのwebサイト、以前は『Scientific American: Mind』だったような気がするのだが、いつの間にかコロンがとれてる? これじゃまるで Scientific American Mind みたいじゃないですか。

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 スペインの国内線に機内誌としておいてあった雑誌『YOROKOBU』。

 喜ぶ? ニホンゴかい?とぱらぱらめくってみると、スタイリッシュな写真がいっぱい。

 記事はほとんどスペイン語なので空想の域をでないのだが、デザインを意識した情報誌のようだ。後でwebページも発見

 「YOROKOBU」の語源が「喜ぶ」なのかどうかは未だ不明。

Google翻訳で調べても「YOROKOBU」(スペイン語)が「YOROKOBU」(日本語)になるだけだ。

 スペイン語はまったくわからないのだが、こうやって写真が多い雑誌をめくっていると、時差ぼけで頭が回らないせいもあってか(言語オペラントの自発頻度がそもそも低いせいか)、なんとなく何が書いてあるかわかるような気がしてくる。写真や記事の一部の英単語などがそれとなく弁別刺激や条件刺激として機能し、これらの刺激が引き起こすべき行動が言語行動の介在なしに引き起こされているということかもしれない。

 スペインでは飲食店での喫煙が全面禁止。日本でいう居酒屋でも禁煙。ところが路上は全面解禁で道行く人の多くが歩きタバコ。老若男女おかまいなし。煙くて困る。しかも平気でポイ捨てる。モデルのような美人がグッチの入口でタバコを投げ捨て、ヒールで踏んづけて入店して行ったのにはたまげた。夜の街中で煙を避けるにはBarに入るのがベストという、ナントモな逆転現象。香水もキツい。デパートの一階が鬼門の自分にとっては、かなり厄介な状況。

 厄介な状況と言えば、公共のトイレが少ないことにも苦労した。地下鉄の駅にトイレがないし、有名なデパートチェーン(エル・コルテ・イングレス)でも、最終的に最上階のレストランの奥にあるトイレを見つけるまで、各階を彷徨った。しかもコンビニがない(これはヨーロッパ全体がそうらしい)。近年トイレが近くなってきている自分にとっては、これまた厳しい状況である。

 スペインの皆さまはどうしてらっしゃるのだろうと思う。回りをみても、いかにも我慢しながらキョロキョロとトイレを探してしている人がいない。こういう環境で育つと、おしっこも長時間待てるようになるのだろうか。確かに排尿にはオペラントとレスポンデントの両方の成分があるよな。おしっこを溜める機能に筋トレの要素でもあるのだろうか。それとも、排尿を誘発する条件性刺激(トイレやトイレのサイン)が提示されなければ、実は排尿の頻度はもっと低いものなのだろうか。などなどとバカなことを考えながら歩いていたら、ふと道ばたで6歳くらいの子どもに平然と立ちションさせてるお母さんを目撃。

 そうだよなと妙に納得。

 バルセロナは綺麗な街だった。あちこちにオブジェやガウディの作品と思われる建物がある。普通のアパート(というかコンドミニアム)も洒落ている。

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 港あり、海岸あり、ボードウォーク(catwalkという名前がついていた)沿いにはリゾートホテルのプライベートビーチにあるようなカフェが並んでいた。

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 街が比較的きれいなのは小型車並みに巨大なゴミ箱かもしれない。古いテーブルランプを裸でこの箱に投げ入れているおばさんをみたときには驚きました(注:おばさんが裸だったわけではないよ。念のため)。

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 市内観光には観光用の巡回バスをお勧めする。グエル公園のような観光スポットが必ずしも地下鉄の駅のそばにないからだ。

 この巡回バスはかなり便利。Blueライン、Redライン、運休していたがYellowラインの3系統あり、乗り放題のチケットを購入すれば、路線上のバス停の好きな停留場で何回も乗り降りできる。「はとバス」もこのような仕組みを導入するといいのにね。

 そういえば日本政府は海外からの旅行者を増やすために、日本への旅費を補助することを検討していると聞いたことがあるが、そんなことより、日本に来てからのサービスを厚くしたらどうだろう?

 たとえば、滞在中、通話・パケ代が無料になるスマートフォンのレンタル。 かつ、主要数カ国で対応できる道案内用電話番号(配布した電話からフリーダイヤルでかけられる)。

 たとえば、国内移動の旅費をチャージしたSUICA などのプリペイドカードの配布。

 たとえば、提携するレストランなどで使えるクーポン券のブックレット(銭湯の回数券なんかも日本らしくて面白いと思う)。

 今回の旅では、日本の「OMOTENASHI」の素晴らしさを再認識した。申し訳ないが、スペインでは、ホテルでも、バル(BAR)でも、道端でも、全体的にはHOSPITARITYの低さが目立った。客の身になって、気持ちを汲んで、心をこめて...という文化はこの国はないらしい(ちょっと言い過ぎかな)。

 ホテルのフロントで道案内を訪ねても「知らない」の一言で終わったり、エレベーターが工事中で思い荷物をかついで階段登らせているのに「申し訳ありません」という様子もなかったり(どちらもマドリードの宿)、"Tourist Information"に座っている女の子と男と子が客が列をなしているのに二人でいちゃいちゃとおしゃべりしてたり、枚挙にいとまがない。

 ガウディにしろ、ラマンチャの男にしろ、アルハンブラ宮殿にしろ、各地の古都にしろ、確かにスペインに観光名所は多いが、心のこもった顧客サービスという点で日本と比べたら月とスッポン。ぜひとも日本政府と観光業界には「おもてなし」という無形文化財を活用し、かつ、技術革新とKAIZENのシステムを導入し、本気で観光立国に取り組んで欲しいものである。無料航空券で釣るよりも、「日本でこんな感動をした」という口コミを増やすべし。感動の源は日本人のおもてなし行動と情報技術。

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 学生が「新近性」と「親近性」を混同していて、どうやらその原因は私にあるようだと、藤田先生が教えてくれました。

 「新近性」とは系列位置効果の末尾の部分、時間的に最近提示された刺激を想起しやすいという“recency effect”に使われる用語です。系列の最初の方を思い出しやすい「初頭効果」(“primacy effect”)と対比される概念です。

 一方、「親近性」は刺激にどのくらい馴染みがあるか(“familiarity”)について測定したり、評価したりするときに用いられる用語です。

 学生さんたちは私が担当している、主に1年次対象の実験実習で、“recency effect”=「親近性」であると学んでしまったらしいのです。

 おかしいな、そもそも系列位置効果の実験はもうやってないしな。もしかしたら“デジャブ”(既視感)の実験のときに、意味が似ていて、よく見る言葉として“親近性”を、刺激提示の順番の効果の説明に“新近性”を使ってしまい、混乱させたのかな、なんて想起していましたが、まったくの記憶違いだったようです。

 ティーチングアシスタントのKさんの目撃証言によると、レポートに「親近性」とあったのを「新近性」と訂正しようとしたら、学生から「親近性」と参考書に書いてあったと言われ、そういうことならそういうふうに使う人もいるんですねと認めたとのこと。実際、その学生さんたちのレポートはよく書けていて、授業では解説しなかったrecency effectを英単語でも書いてあったので、そのときは単純に「えらい!よく調べたね」とポジティブに受け取ってしまったようです。

 Kさんもなんとなくそう覚えていますということで確かではないのですが、そういう展開ならいかにもありそうです。

 記憶の専門家の藤田先生によると、“recency effect”を「親近性」効果とするのは明らかな間違いだそうですから、この機会にお詫びして訂正します。

 混乱させてごめんなさい。

 <(_ _)>
 

 知らない街を地下鉄で移動するのは楽しい。国や地域で異なる切符やカードの買い方や使い方を、まるでRPGに挑むように、あぁでもない、こうでもないと試しながら、路線図やチケットなどのアイテムをゲットしながら、正解を探していく。最初はまったく意味をなさない自販機の表示やボタンが、成功と失敗を繰り返すうちに「なるほど、そういう意味か」といった言語行動を伴って、弁別刺激と化していく。

Barmap

 三十路以前は路線バスにもチャレンジしていた。ワシントンD.C.では間違ってとても危険なエリアに向かうバスに乗ってしまったこともあった。タイ南部の田舎町で逆方向のバスに乗ってしまい、一日数便しかなかったため、そこで一泊してしまったこともあった。路線バスには高いリスクがつきものだ。

 バルセロナは地下鉄が整備されているということだったので、まずは路線図を入手した。切符の自販機は難解。案内画面は英語表示にも切り替えられるのだが(英国の国旗が英語表示というところはさすがヨーロッパ)、そもそも、どの駅まではいくらという、日本にはよくある、料金付きの路線図や表形式の教示がない。こういうときは、つくづく日本のシステムがよくできていて親切だと感じることが多いが、単に慣れているだけなのかもしれない。結局、旅行者向けの一日乗り放題的なチケットが買える選択肢を発見して、解決。

 ところでバルセロナの地下鉄(後でわかったのだけども、マドリードでも)では、車輌の扉はすべて手動で開閉するようになって、ドアにボタンやレバーのようなオペランダムがついている。レバーが旧式で、ボタンが新式のようだ。

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 日本でも地方ではこういう車輌に出くわすことがある。冷暖房の効率を上げるためかと思われるが、少なくともバルセロナの地下鉄の構内は、暖房が効き過ぎているのではないかと思うくらい暑かったし、朝から夜までいつでもけっこう混んでいたから、手動のメリットはあまり感じらない。他に何か事情があるのだろうか。

 さて、この手動ドア。強化スケジュールはFI的で、面白いようにスキャロップが生じていた。なんて書くと上から目線で冷静に観察しているかのようだが、自分がドアを開けるときにはハラハラもの。即時強化の弁別刺激がないので、ホームに到着し、停車するかしないかくらいのタイミングでカチャカチャと反応が始まる。初発で強化されないと(ドアが開かないと)、強化されるまで(ドアが開くまで)カチャカチャが加速していく。"ハラハラ" の原因はリミテッドホールドがついていること(ドアが開かなければ降りられずに出発してしまう)と、ノロノロしていると後ろからせかされるということがあるだろう。実際、後ろにいたおばちゃんの手が伸びてきたし。

 強化可能時を知らせる弁別刺激をつければいいのにと思っていたら、新型車輌のボタン式にはライトが点灯するものもあった。ところが、それでも反応は同じくカチャカチャスキャロップ。正確には言えないが、何回か押してみたところ、ライトが点いてるときに押してもドアが開かないことがあるようだ。カチャカチャスキャロップが反応クラスとして、レバー式ドアからボタン式ドアへ般化しているというわけでもないということか。

 観光旅行が苦手だ。名所旧跡そのものに興味がないわけではない。教科書や映画でしか知らなかった歴史を現実を直視しながら辿ると、「なるほどなぁ」「まさか」「ということは...」と、思いがけないほど色々な事を考えさせられ、興奮することもある。

 苦手の源は観光客にある。集団でぞろぞろ歩き、大声でしゃべり続け、旅の恥をかき捨てて行く。展示物の前で解説文をゆっくり読んでいる側で、聞こえよがしに知ったかぶりを始めるおやじが現われると殴りたくなる。そもそも集団活動も苦手である。歩くのも、何かを決めるのも、平均よりかなり速い自分にとっては、足かせをはめられたような状態になる。強化率が落ち、行動コストが増え、結果、攻撃性好子が確立される。集団旅行には参加せず、観光地を回避するのは、これを自覚しているからである。

 ともあれ、今回は久しぶりの「修行としての旅」。どこかで苦手に挑戦しなくてはならない。

 そこでバルセロナではガウディの作品を見て回ることにした。元建築家志望としてはここははずせない。これが一日。もう一日はハイキングに。何しろスペインは知る人ぞ知るクライミング・ボルダリングのメッカである--ということを出発前日にネットで発見した。

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 バルセロナから電車で1時間ちょっと行ったモントセラト(Montserrat)は岩山の中にある寺院が有名だが、実はこの周辺一帯がクライミングのエリアだというのだ。

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 今回は一人旅なので岩登りはできないが、こんな岩を見ながらハイキングできたら気分抜群に違いない。

 というわけで、土日のいずれかに市内ガウディツアー、もう片方でモントセラトでハイキングとなるわけだが、問題は天候。どうも雲行きがよろしくない。昨夜、ホテルにチェックインしてテレビを見ていた限り、すべてスペイン語の番組で推察するしかないのだが、週末はずっと曇り時々雨らしい。

 Yahoo! Españaでみても、やはり曇り時々雨。しかもスペイン全土にわたって雨マーク。地中海性気候はいずこに。

 9時まで待っても空はどんより曇り空。致し方なしと、今日はガウディツアーに決定。

 もちろん、このまま土曜は曇り時々晴れ(ただし夕方から大雨)となり、日曜は天気予報は相変わらず曇り時々雨のままなのに、空はずっと快晴となるとは、神のみぞ知ることなのであった。ただし、実はスペインの天気予報は当たらないというのが常識ということは、勉強不足の俺のみぞ知らぬことであったのだ。結局、雨に降られることを怖れてモントセラトには行けずじまい(悲)。

 スペインの夜明けは遅い。時差ぼけのせいで4時過ぎに目が醒めてしまったということもあるが、ベッドに横たわり、体を休め、今か今かと日の出を待っているのに、窓の外がいっこうに明るくならない。うつらうつらしながら忍耐強く待つ。6時になっても真っ暗だ。7時になっても真っ暗だ。カーテンを開け、外の様子をうかがっても、マンションとおぼしき向こう側のビルには電灯さえ灯っていない。土曜だからか?

 7時半を過ぎ、もしや時計が間違っているのではとパソコンを起動し、「バルセロナ 日の出」と検索し、当地の日の出時刻が7:49であることがわかった。さらに調べると、バルセロナの北緯は「北緯41度22分57秒」、これは日本なら函館あたりに相応する。中学地理で獲得したと思われる「スペイン」→「地中海性気候」→「温暖」→「南国」というイントラバーバル(and/or 刺激等価クラス)のせいで、バルセロナは東京よりも暖かいと非言語的に信じて疑っていなかったことが明らかな誤りであると気づいた瞬間だった。

 8時を過ぎて、ようやく窓の外も白んできた。東京の空なら6時半くらいの空か。

 さて、今日することを決めるとしよう。

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バルセロナで宿泊したホテル:セルコテル アボット バルセロナ
・こぎれいでリーズナブルな価格。無線LAN無料。

自分にとって旅は修行。生活環境が変化するのは苦痛だし、予想外のことが起こるのも苦手。だから日常生活ではできる限り生活を単純なルーチン化し、すること、する場所、する時間は、できる限り固定化している。

だから、本来、旅行はしたくない。テニス合宿やスノボのように、やることが決まっているなら大丈夫なのだが、いわゆる観光旅行のように、目的もわからず、ハプニングだらけの徘徊のような活動は性に合わない。

それでも若い頃は、なぜか一人旅をよくした。千葉から原チャリで四国までテント暮らしで旅したこともある。アメリカ留学中も休みになると一人であちこち出かけたものだ。アジア諸国はけっこう歩いて回った。なんだか、そういうのがカッコいいと思っていたのだ。

でもあるとき、ふと気がついた。なにこれつまらないじゃんって。一人旅のときには、美術館や博物館、なんちゃらタワーなど、普段では絶対に行かないようなところを回るわけだが、そもそも寺もチャペルも、名所旧跡の類いにはまったく興味がない。食事も一人でしないとならないし、言葉も通じないことがあるし、何しろ、日常生活がかなり快適で楽しいのに、そこから離れて暮らさないとならない。

そう、勘違いをしていたのだ。若気の至りというやつに違いない。大学生の頃、人はひとなりという言葉通りに生きるのが大切と信じて、あえて外見より性格で女の子を好きになろうとしていたのと一緒だ。

それでいつの頃か、ぱったりと一人《旅》をするのをやめた。毎年5月にアメリカで開催される国際行動分析学会(ABAI)に参加するのもやめた。日本を1週間あけるのに、その前後1週間は準備や後始末に追われる。それに、普段からあまりに規則正しく生活しているせいか、はたまた単に加齢によるものか、時差ぼけがひどくてたまらない。逆に、友達を訪ねたり、ダイビングやスノボーや山登りをするという、目的やスケジュールがはっきりした《旅行》だけをすることにしたのだ。

しかし、そうこうしていると、これも加齢のせいなのかもしれないが、どんどん頭が固くなっていくのが自分でもわかる。同質性への執着、新奇性、自分とは異なるものへの拒否感がどんどん強くなってくる。少しでも決まったスケジュールでコトが進行しないと満足できないどころか、イライラするようにまでなってくる。そう、寛容さというものが乏しくなってくるのだ。

《旅》に寛容さは必須である。というか、ケセラセラ的寛容さがないとやってられないのが《旅》である。昔は自分ももう少し寛容だった気がする。もしかすると《旅》という随伴性が自分の中にあるわずかながらの寛容さを保持してくれていたのかもしれない。

というわけで、今回は、ほんとうに十年ぶりくらいの《旅》である。11/24-26にスペインはグラナダで開催される国際行動分析会に参加することが建前だが、その前に6日だけ休みをとり、バルセロナ、マドリッドを歩く旅とした。スペイン、というかヨーロッパは初めてで、もちろんスペイン語は話せない。

どうせ時差ぼけで早朝に起床してしまうだろうから、その時間を使って旅の記録を残したい。

というわけで、オラ、バルセロナの街並。

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グエル公園のさらにその上の丘から。グエル公園はアントニ・ガウディの作品が並ぶ公園で、世界遺産に登録されている。

観光客はここまでは来ないみたいで、地元の人が犬を散歩(というか軽い登山くらいの傾斜)させていた。

ちなみに、うんちはし放題であと始末もしてない。グエル公園の中にも放置された犬のうんちを多数発見。それでも世界遺産。

追記:一応、出発前にiPhoneのアプリでスペイン語の挨拶くらいは勉強したのだが、誰も「ブエノスディアス」とか「ブエノスノーチェス」とか「コモエスタ」「ムイビエン」とか言わないじゃん。ほとんどすべて「オラ」でOK。地元の人に聞いたら「ブエノスディアス」とかは会社などでお客さんに会うときに使うような、よほどフォーマルな挨拶レパートリーらしい。


 原則、ほとんどすべてのご依頼をお断りしています。

 TV番組制作や出演に関する依頼をいただくたびに返信しているメールのひな形を公開することにしました。かつ、今後は依頼メールに対し、基本的には、この記事へのリンクのみを返信することにします(そうするか、それとも一切返信しないかどちらかにしようと考え、こう決めました)。

はじめまして。こんにちは。法政大学の島宗です。

このたびは貴番組『○○○○』の制作(取材、出演)に関するご依頼をいただきまして、誠にありがとうございました。

ところが、誠に申し訳ないのですが、現在、こうしたご依頼はほとんどすべてお断りしております。

大学での授業や研究、学校や企業との共同プロジェクト、ゼミ生の指導、そして学会や大学の仕事が忙しく、時間的な余裕がないこともありますが、TVでは学問の姿が正確に伝わらないことが大きな理由です。

これまでいくつかの番組制作について、いくつかの制作会社の方々とお話する機会がありましたが、ほとんどが視聴率を上げるための面白さやエンターテイメント性を最重視し、また、すでに企画や結論が出来上がっていて、そこに番組の主旨にそった専門家のコメントを面白可笑しく付け加えるための依頼でした。

番組を企画・制作するために心理学の知見を知りたいという急な取材依頼にあわせて文献を調査し、それなりの分析をして私なりの回答を返しても、謝意を示すメールさえいただけないということも数多くありました。

私が専門とする行動分析学からすると(というか心理学という心と行動の科学からすると)、たとえば血液型による性格判断や占いの類いは科学的な根拠がなく、場合によっては職業差別などの社会的な問題にもつながりかねない問題です。私は著書やブログでこういうことを指摘してきていますが、それにも関わらず、たとえば「出演者の行動をみて性格を判断して下さい」というような依頼がくるなど、理解できないことが多いです(注釈:もちろん「理解できない」わけではなく、「不勉強ですね」という皮肉の意図です)。

行動分析学という行動の科学について、もっとたくさんの人たちに知って欲しいという気持ちはあります。だから、行動分析学やその社会への応用について、正確な情報をうまく伝えてくれそうな番組づくりにはぜひ積極的に参加させていただきたいと思いますが、それ以外のご依頼は、たいへん申し訳ありませんが、お断りさせて下さい。

今回はご希望にお応えできず、申し訳ございません。

○○様の今後のご活躍と貴番組『○○○○』のご発展をお祈りします。

 取材を受け、文献を調査し、メールしても、お礼の返信さえない(もちろん謝金なども発生しない)というのは、実は驚くほどの確率で生じています。私だけ?と思って、何人かの友人に聞いてみたところ、どこでも同じようなものらしいです。テレビ番組制作会社(テレビ会社ではなく、テレビ会社から制作を依頼されている会社)のスタッフの方々の倫理感の低さには驚かされます(ほんの一部にたまたま当たってしまっているだけならいいのですが...ま、違うだろうな)。

 というわけで、これまでにこういう目に遭った取材とその調査結果については、そのうち、ぼちぼちと、このブログで公開していこうと思います。せっかく調べたことなので。

なお、ここまで読まれて、それでも取材の依頼をされる場合には、下記のメールアドレスまで御用件をお送りください。

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杉山尚子先生に紹介してもらい、このところ晩酌は石巻の笹かまぼこと日本酒です。

白謙かまぼこは楽天内のショップが休業中ですが、こちらの本店直営ネットショップから注文できます。肉厚で魚の旨味が味わえる笹かまぼこです。

『大和伝』はまろやかなでコクのあるお酒です。自分にとっては少し甘めですが、晩酌にはちょうどいい感じ。こちらは楽天内にショップがあります(下記からリンク)。

自宅にいながらの復興支援。次は地ビール。現在、「いわて蔵ビール」を楽しみに納品待ちです。

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越智先生が取り上げている「論文の紹介(41)「犬は飼い主に似るか」研究と論争・・・」「論文の紹介(42)犬と飼い主はホント、顔が似てるんだよ」シリーズ(?)。実は日本でも研究が行われています。

関西学院大学の中島定彦先生たちのチームによる研究でも,やはり飼い主と飼い犬は(日本でも)似ているという結果。飼っているうちに似てくるのではなく,おそらくは似ている犬を飼うのだろうという解釈です(確か,この研究,JALの機内雑誌で紹介されてました)。

中島先生,2009年のブログ記事では性格の類似性についての展開にもふれていますが,その後,どうなったのかな。こないだNHKの「極める 優木まおみの犬学」見てたらそんなようなことを言っていたような。このテレビ番組は興味深いこと満載だったのでまたいずれ書きます。

自分が中学生だった頃,実家では人からもらったマルチーズを飼ってました。夏になると長い毛が暑苦しそうだったのでばっさりと刈ってました(上の写真はネットでの拾いもの)。自分とは似ても似つかないと思うのだけれど,それは自分で選んだ犬ではないからだよね。

Nakajima, S., Yamamoto, M., & Yoshimoto, N.  (2009).  Dogs Look Like Their Owners: Replications with Racially Homogenous Owner Portraits.  Anthrozoos: A Multidisciplinary Journal of The Interactions of People & Animals, 22, 173-181.

TwitterとFacebookを始めて半年くらいになりますが、だんだんわかってきたこと、自分なりの使い方や感想など。

Twitter
・ちょっとした思いつきや考えたこと、後で引用したくなりそうな情報などをメモっておくのに便利。つまり私用メモ。
・それならEvernoteでもいいじゃんってことになるが、他の人の役に立つことがたまにでもわかると(リツイートされたり、直接メッセージをもらったり)、私用メモでも公開しておこうという気になる。公開しても損はないし、逆にメモを残すために情報を探したり、いつもより考えたりするようにもなるので、自分にもメリットがあるから。
・他の人のツイート(タイムライン)はよっぽど暇じゃないと読まない(失礼か!)。
・Twitterでの議論は難しい(文字数の制限や文脈が残りにくいという点で)。

Facebook
・ほっとくといろんな通知が送られてきてこうるさい。
・「いいね」ボタンは最小の行動コストで世の中に社会的好子を増やすという意味で大革命かもしれない。
・海外の友達の近況を知れるのは嬉しい。
・PCでみるより、iPadのFlipboardというアプリ(神、絶品)でみることが多い。
・「言語」というのがどれだけ社会的関係性において障壁になるのかよくわかる。逆に言えば、もしFacebookが正確で信頼できる自動翻訳システムを組み込んだら、と思うと、身震いするほどの革命の予感がする。言語共同体を地球規模で平坦にするというやまだかつてない試み。
・友達リクエストは知っている人、メッセージが書いてある人、共通の友達が数人以上いる人とかに限定して承認。得体の知れない人からのリクエストはさすがに怖いので無視。

Mixi
・ほぼ使わなくなってしまった。Mixiしか使ってない友達の日記を読むくらいか。

ブログ
・プライベートのブログへの書込み頻度は減少した。Facebookに完全に移行しちゃおうかなとも考えている。
・仕事のブログ(これ)は、Twitterよりもちっとしっかり考えたり、情報を整理したりして、論文や本にはならないけど、世の中には出しておきたい情報やお知らせを書くところとなってきた。自分の執筆の信頼性でいうと、低い順から、Twitter、ブログ、授業などで使う資料、本、論文という並びかなぁ。

以上。2011年6月20日時点での感想でした。



 今年の夏には法政大学ライフスキル教育研究所の企画として、小中学校の教員対象の応用行動分析サマースクールと、中小企業対象のパフォーマンスマネジメント講座を開催する予定でしたが、節電のために大学の教室が使えなくなる可能性があるということなので、残念ながら開催しないことに決定しました。すでに何人かの方々には「今年はやりますよ!」とお声をおかけしておりましたが、申し訳ありません。空調が必要のない時期(秋?)に開催するか、あるいはネットを使った研修会をゲリラ的にやってみるかどうかを引き続き検討しますが、今のところ白紙です。

 ところで夏の電力不足に対応するために、研究室でも節電を始めました。プリンターやPCなどにはスイッチ付きのコンセントをつけて使うときだけ電源を入れることにし、冷蔵庫はシャットダウン。たぶん大学の教員研究室のほとんどで非省エネ型の冷蔵庫が無駄に運転していると思われます。これだけでもかなり節電になるのではないかな。

 施設部から教員に「冷蔵庫を切って下さい」とは言いにくいだろうし、そういうお達しに反抗する教員もでるんだろうなぁ。

大学の施設部からの回答夏季休暇中の電力使用制限については、国の政策が流動的なため確定しているわけではありませんが、節電のために建物の使用制限を含めた対応を行う可能性は高いと思われます。本学はISO14001を取得し、教職員の知恵と工夫と努力で毎年数%の電力使用量削減を行っていますが、今回節電目標とされているのは2010年の使用量から15~25%削減です。これは努力の範疇を超えた数値であり、ダイナミックな対応が求められることになると思われます。以上の状況から、お問い合わせの件(夏休み中の研修会の開催)は見送っていただく方向でご回答したほうがよいと思います。

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興奮して目が覚めた。5:23AM。

これだ。これはあたる!

AKB48「会いに行けるアイドル」に続くのは、「会いにくるアイドル」に決まりだ。学校や企業のイベント、近所の催し物、子どもの誕生日やホームパーティーに来て、歌を1−2曲唄ってくれる。交通費別で1万円ぽっきり。ネットで予約できるのだ。つんく(モー娘。)、秋元(AKB)に対抗するためには、やはり小室か。でも目の前で歌っているアイドルを皆で見て、拍手して、盛り上がるという家族や地域の交流促進というコンセプトからすると、もっと朗らかな曲と素直な歌詞が方がいい。そう、阿久悠・都倉俊一のゴールデンコンビの復活だ。

さすがに阿久悠・都倉のところでこれは夢だとわかって目が覚めたわけだけど、すぐに枕の横においてある付箋にメモして二度寝した(こういうことがたまにあるので常備品)。

さて、メモを片手にぐぐってみると.....

絶句。

なんと、既出じゃねえか。それも幼稚園のお遊戯会や子どもの誕生会にゲストで来てもらったら、子どもはビックリ、ママたちからは大ひんしゅく間違いなしのサービス。

「デリドル」とはねぇ。世の中、腐っとる。

一攫千金の正夢崩れは忘れて、今日も仕事開始〜

3.11の後、いろいろ調べたことの一つ。

法政大学市ヶ谷キャンパスのある千代田区に「広域避難所」はありません。

大規模な延焼火災の危険性が比較的少ないと認められたため、区内全域を広域的な避難を要しない「地区内残留地区」と指定し、平成15年2月10日をもって区内の全広域避難場所の指定を解除したそうです(千代田区防災ホームページより)。

もしものときには、大学の建物が燃えていない限り、その場に留まるということですね。

ちなみに帰宅困難になった場合には「帰宅困難者支援場所」というのがあらかじめ決まっているそうで、このページからは最新の地図がダウンロードできます。市ヶ谷キャンパスからは、JR市ヶ谷駅の向こう側の外濠公園が近そう。

災害発生の時間帯によってはこれだけでは圧倒的に不足するのは目に見えているので、緊急時には安全が確保された施設を柔軟に運用することになるのでしょうね。3.11のときには最終的に大学の建物も開放されたし。

とりあえず研究室にも寝袋、ヘッドライト、非常食、水は確保しておくことにしました。

先日は大学で授業中に地震がきたという体で避難訓練が行われました(着任5年めで初めて)。

教室に緊急放送が聞こえなかったり、扉を開いたままにできなかったり、そもそも避難場所が建物に囲まれた狭い「広場」だったりと、色々問題がありました。でも、こうやって避難訓練をしながらそういう問題を解決していくしかないよね(つか、しっかり改善して欲しいです)。

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 靖国通りでオレンジ一色のi-MiEVを発見。なんだ,こいつ,格好いいと近よったら,オランダ大使館の公用車だった。正面(人が乗っていたので恥ずかしくて撮影できなかったけど)には白で「オランダ王国」と書いてある(側面には「Kingdom of the Netherlands」)。

 さすがオランダ。風車の国だもんな。と思ったが,よくよく考えると風車は粉轢き用か?

 でも調べてみると,オランダは自然再生エネルギーの導入に積極的な国らしい。

 やはり,さすがだ。

 大使館の公用車はベンツとかBMWとか偉そうな車が多い中,ちっちゃなEVとはセンスが光ってる。

 i-MiEVのカスタマイズパッケージはなんだか安っぽいカラーパッケージ・デザインが多い中,このオレンジ一色のカラーリングは正直イケてます(欲しくなるよ)。

 i-MiEVの試乗レポートはこちら

 

THANK YOU, too!

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 昨年度の卒業生からの想い出アルバムが届きました。スタバのタンブラー付き。

 「モノより思い出 Priceless」 (そのとおり!)

 震災で卒業式や卒業パーティーがなくなったのが残念でしたが,そのうち同窓会やろうな!

 ありがとう。

 

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 スーちゃん(田中好子さん)が亡くなりました。キャンディーズの大ファンだった自分としては、仕事そっちのけでワイドショーに夢中--というわけにもいかないので、今週入稿の行動分析学研究26巻1号の「編集者より」を書きながら、ミキちゃん、ランちゃんの弔事を聞いていました。折しも次号は佐藤方哉先生の追悼特集。なんだか悲しみが二重三重で押し寄せてきて、おもひでぽろぽろ状態です。

 原稿を書き終えて、仕事も一段落したので、何の気なしにネットを検索していると、キャンディーズがパーソナリティをやっていた『GO! GO! キャンディーズ』のプログラムが見つかりました。すごい!どうやら録音されていたテープからあらすじを書き起こされたみたいです。

 『GO! キャン』は確か日曜の昼にやっていたラジオ番組で、自分はこの番組を録音するために貯金をためて"ラジカセ"を買いました。

 そして、懐かしいなぁと思いながらYouTubeを検索したら、なんと最後から3回めの放送がアップされていました。

 「ミックスしてマックスして」とか「バックアップのコーナー」に「がばてのコーナー」、「のうしたのスー」「出川のあひる」とか。あの頃、テープがすり切れるくらい繰り返して聞いたフレーズが再生。

 スーちゃんは"ドラム缶女優"って言われてたんだよね。自虐女芸人の走りだったのだ。ちなみにミキちゃんは"エグレ"。YouTubeを続けて検索したら「エグレ泥棒」「エグレと言わないで」「はげ一番」の替え歌三連発を発見。

 笑えた。

 ありがとう、スーちゃん。ありがとうキャンディーズ。

 ちなみに、「おもひでぽろぽろ」はジブリのアニメ、。「想い出ぼろぼろ」は内藤やす子さんの楽曲です。

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ダイエットあるいはメタボ対策のために駅のエレベーターやエスカレータは使わずに階段を昇るというのはよくある標的行動だが、継続するのはなかなか難しい。

原発事故による電力不足で鉄道各社では構内の照明を落としたり、エスカレータを止めるなどの節電に取り組んでいるが、あ、こういう手があったのかというほど、みんな歩いている(あたり前だけど)。公衆衛生や予防医学などを研究されている方には、ぜひとも今回の大規模節電のメタボ予防への影響を測定していただきたいと思う。

そもそも駅のエスカレータって、ポッキーの小袋よりもさらに過剰なサービスじゃないだろうか。

照明にしても、海外の地下鉄の駅なんて元々もっと暗いものだ。今回照明を落としてみて、ようやく今までが不必要に明るすぎたのでは?という疑問が一般化するといいなと思う。実際、鉄道各社に寄せられている意見のなんと約8割が「もっと節電を強化すべきだ」という声らしい(日経新聞, 2011/4/24, 朝刊)。自分もそう思う。

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一方で日経の同じ記事には視覚障害を持った人たちへの配慮も不可欠であることが論じられている。その通りである。鉄道各社には、節電対策を考えて実行するチームに障害をもった人たちに入ってもらって意見を取り入れながら進めて行くという手順を、この機会に組み立てて欲しい。

節電で止めているエスカレータを階段代わりに使わせない理由も教えて欲しい。

急に動くと危険だから?

めまいを誘発するから? 止まっているスカレータを歩いて登ると、たぶん条件づけられた視覚と実際の視覚の不一致が妙な感覚を引き起こして、ちょっとクラクラするはず。そのせいなのかな?


Before

 3.11により被害を受けた研究室。あのときここにいなくてよかったとつくづく実感。

 余震も続くし、事実を元にした改善実践(Evidence-Based Practice)をここでも活かそうと、次に同じような地震があってもこのような惨状を繰り返さないような工夫をした。

 まず棚の上段に置いてあった箱はすべて棚の中段以下に移動。そのものが動いてたロッカーには論文や資料などの重いものを入れ、かつ、突っ張り棒で固定。

 倒れたディスプレイやPCには振動吸収のゲルパッドをひき、HDDなどはそうしても大丈夫なものは最初から倒しておき(横置き)、そうでないものは両側から挟んで固定。滑り落ちた書類箱などの下には滑り止めシートを敷いた。本棚には頭よりも高い位置には物を置かないことに決め、このため古い資料、もう読まない雑誌、図書は処分。

 問題は図書や雑誌の収納。福田先生によると、本棚に下着のゴムをはるだけでもずいぶん違うとのこと。でも、さすがに下着のゴムはかっこ悪いし、強度も不安なので、ホームセンターを巡って安い素材を探索。

 その結果、網戸の枠にするゴムローム(5.5mm)が強度、伸びともに合格(20mで350円くらい)。これを本棚の幅で切り、両端に金具のフック(10円/個)を、ビニールホース(9mm径、4mで500円くらい)を使って取り付けて、本棚の棚板を固定する穴にひっかけられる部品を作成。

Rubberband

 取付けるとこんな感じになります。

Rubberbandinuse

 果たして効果のほどは? こればかりは次に大きな地震が来るまではなんとも言えないところだけど、棚にしまった収納箱はロープでしっかり締め付けられ、まず落ちてこなくてすみそうだ。背の低い本は倒れてひもの下からずれ落ちそうなので、あとはブックエンドを使ってできるだけ本を詰めて置くことが肝心になりそう。そう考えると伸縮式のブックエンドなんかがあるといいなぁ。これは夏休みの工作の宿題にしよう。

 というわけで、研究室、復旧作業、完了です。

 

After

 

 この度の天変地異で被災された方に心からお悔やみ申し上げます。奇跡的に生き延びた皆さま、よくぞ生き延びてくれました。ほんとうにありがとうございます。いまだに救助を待ってらっしゃる方、安否が不明な方々のできるだけ早い救出をお祈りしております。被災地や原発などの危険な場所で救助や救援、復旧に命をかけて日夜取り組んでいる皆さまにも感謝しています。ありがとうございます。国内各地、世界各国からの支援や応援のメッセージにも胸があつくなる想いです。悔しいことに、自分にできることはほんとうに限られています。落ち着いて生活すること(例:被災地への食糧供給が優先されるように過剰な買いだめをしない)、節電すること(例:暖房を低めに、待機電気を切る)、義援金や寄付の形で支援すること(例:TポイントやYahoo!ポイントなどの埋蔵ポイントも使えます)、他に自分にできることを考えること(例:自宅で家具を壁に固定するなど耐震化を進める、帰宅困難に陥ったときのために地図を常備する、などなどですが、考え続けます)です。

最後にGoogleの東日本巨大地震(東北地方太平洋沖地震)特設サイトをリンクしておきます(http://goo.gl/saigai)。

  • 各地の災害用伝言ダイヤル/伝言板
  • 行方不明の人を探せる/消息を登録できるPerson Finder
  • 赤十字への義援金の送金
  • 避難所情報/避難所名簿共有サービス
  • 停電情報(計画停電のPDFも)

など、現在、必要な情報が集められています。

 みんなの力でこの危機を乗り越えましょう。

 去年の夏ぐらいからFaceBookやる友達が増え始めて(米国人たち)、日本でも話題になり、今年はもしかすると流行するかも、と言われてる。

 FaceBookは「実名主義」と言われるが、確かに友達全員が実名で登録している( n は小さいけど)。これに対して、日本のSNSのトップを走る(モバゲーとか除く)mixiのマイミクは100%ニックネームだ(こちらも n は小さいけど)。

 これまでは「日本人は匿名性を好む」なんて説がまことしやかだったけど、もしかして単にシステム上の些細な随伴性の違いなのかもしれない、なんて考えてる。

 だって、あらためて確認したら、自分はmixi実名登録していて「公開」にもしているのに、ホームのプロフィールでは「さとるっちさん」と、ニックネームが表示されている。よ〜く探してみたのだけれど、ここに実名を表示されるスイッチが見つからない。

 ちなみにHELPにはこんな記述が。

mixi HELP本名で登録すると、昔の友人・知人があなたを発見しやすくなり、思いがけない再会ができる可能性があります。その反面、知らない人やあなたが mixi にいることを知られたくないと思う人にも、あなたが mixi に登録していることがわかってしまうかもしれません。 本名での公開に抵抗がある場合は、友人同士で通じる呼び名などをご入力ください。 ※本名での登録は強制ではありません。 ※自分ではない別人の名前を付けると「なりすまし」や「騙り」行為と見なされてしまう場合がございますので、十分にご注意ください。

 ビミョ〜だね。

 これに対してFaceBook。プロフィールの編集画面のどこを探してもニックネームの入力欄がない(ただ、FBのインターフェイスはホントにわかりにくいので見逃している可能性もあり)。

 しかもヘルプ(ガイドライン?)には「3.自分だと分かる顔写真を載せよう」なんて書いてあるから、確かに「実名主義」を明瞭に打ち出している。

 果たして日本でFaceBookがどのくらい流行るか、そしてどのくらいの人が「実名」でいくか、とても興味がある。願わくば、FBのインターフェイスが改善されて、mixiと同じくらいの使いやすさになって、そこの反応コストの影響がない状態での選択行動の比率を知りたいなぁ。

 ところで、本テーマに関する学術論文はみつからなかった。面白そうだけどな。ネットでの言語行動の文化に与えるシステムの影響:国民性 vs 随伴性みたいな感じ。

 ぐぐると、こんな記事が見つかった。

「ネットに匿名性は不可欠」——総務省ネットの安心感を高めるための具体策の1つとして、研究会で挙がったのが、学校でのSNSやブログ活用だ。校内LAN限定のセキュアな環境で、実名やハンドル名ベースで交流してもらうという提案。発言に責任を持たせつつ、身近な人と交流する中で、ネットへの抵抗感を薄れさせたいという考えだ。

 だからさぁ、そういうことじゃないんだよね、てのは確か。

 この記事にある報告書がでたのは2005年。その後、この提案をふまえた教育実践が行われたのかどうかは定かではないが、ネットでの実名性が普及するかどうか、今年はFaceBookによる「介入」の結果が楽しみだ。

Loadinfonet

 iPhone/iPad/Mac数台をEvernoteやMobileMe、DropBoxで同期させ、ゼミではmoodleやGoogleドキュメントを駆使してファイル共有し、気になる雑誌記事はScanして電子化したり、新聞も電子版を読んだり、Twitterで情報収集したりと、まるで流行の「ノマドワークスタイル」(クラウドを使って遊牧民のようにオフィスにしばられずに仕事をする作法)を取り入れて仕事をしている自分だけど、気がつくと、処理待ちアイコンをじっと見つめていたりする。

 一回5秒、一日10回として、一年で18,250秒=5時間もこんな画像を見続けていることになる。

 定年まであと18年として、これから合計で90時間、ならすと連続して丸4日近く、こんな画像を見続けることになる。

 総務省の平成21年版通信利用動向調査によれば、我が国のインターネット利用者数は9,408万人だそうだから、極めて単純に水平方向の推計をとると、一年間に国民の4億7千とび四十万時間がこのような待ち時間に使われていることになる(あってる?)。

 計算してみると、これってすごい時間ロスのような気がする。そのぶんを取り戻せているのかどうか、よ〜く考えてみないといけない。

 (動画GIFはこのサイトで作成しました)

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 JRの車内吊り広告に「ポメラ」,「ピットレック」,「マメモ」,「リレット」が並んでた。

 「ポメラ」は衝動買いしてしまったなぁ(iPad買ってからは引き出しの奥に眠ったままだけど)。

 「マメモ」(手書きメモをデジタルで保存できるらしい。ちょっと欲しい),「リレット」(電子マネーの残高を確認できるらしい。う〜ん,これはいらない)も,面白そうな電子文具。

 でも,こうやって並べてしまうと,こんなの4つ持って歩くのは現実的じゃないし,それなら多機能スマートフォンを持つほうが"スマート"そうだと思ってしまうのは自分だけだろうか。

 「全部持ってると便利だよね」というメッセージを送りたいわけではないと思う。それにそうだとする逆効果だと思う。こんなふうに並べて広告しない方がいいのでは?と,キングジム愛好家のおせっかいな感想でした。

 (余談:電車内で写メ撮るのは怪しすぎるのであきらめました)


『後で読もうフォルダー』ってのがあって、気になった論文はここに入れておいて時間ができたときに読むことにしてる。

風邪ひいて病院に行って待合室で待つ時間や教授会が死ぬほど長引いてるとき(ナウ)。

行動分析学会の時に中島先生からいただいた記事にスーパーラットのことが紹介してありました。

ヒトと動物の関係学会の機関誌、2010年7月号(26巻)の巻頭言。タイトルは、「ネズミの心理学」とヒトの暮らし、です。

そう言えば、この学会、山本央子先生からもお話を聞いたような記憶があります(ベルギービールの影響で定かではないのだけれども)。

山本央子先生には、来月、アニマルセラピーの実習コースを見学させていただくことになっていて、これもめちゃ楽しみです。

 「だって、先生、実験に協力しれくれるって、20分くらいならともかく、1時間とか2時間なんて無理ですぉ〜」と、卒論の実験参加者を集めるのにへこたれそうなゼミ生に、ついつい「昔なんてそんなのあたりまえだったんだよ」って言ってしまった。
 今は千葉大の心理で教えている木村英治先生は自分の一年先輩なのだが、木村さんの卒論では、一日2-3時間、半畳くらいの真っ暗な実験装置に入りっぱなしでずっと光点をみつめていたし、自分の卒論では後輩に1セッション30-40分のレバー押しの実験を12-15セッションやってもらった。
 ゼミ生からはさっそく「今は昔と違うんですよ」と大反撃されてしまった。ただこの反撃はちょっと勘違い。昔はできたんだから今でもできるはず。「だからとにかくやりなさい」と言っているわけではなくて、昔と今はどこがどのように違うのかを考えれば今でもそのような実験にも参加してくれる参加者を集めることができるのではないか?だからあきらめないで「どこが違うんだろう?」って考えてみようよっていうきっかけを提示しているつもりなのだ。
 ちなみにこの手の勘違いはよくある。「なんでできないのかな?」という質問は彼らにとっては「そんなこともできないの?」とか「だめじゃん」とか「ちゃんとやれ」と等価らしいのだが(つまり嫌子なんですね)、自分にとっては、たとえばPCが起動しないときに「なんで起動しないのかな?」と自問自答して、電源ケーブルを確かめたり、ディスクを確認したりするのと同じ、問題解決のための弁別刺激なのだ。
 と、詳しく説明しようとしたら、もう帰ってしまった。
 ま、長年の学習履歴で形成された等価性だろうから、言語的説明だけですぐに機能がわかるとも思えない。急がなくてもいいか。
 (お、つぶやきっぽい、これ)

Xmarksshutdown


 Mac/WinのFirefoxだけじゃなく、SafariでもIEでもiPhoneでもiPadでもブックマークを同期させられるスグレものの xmarks (foxmarksからの発展系)。しばらく前にいきなりサービス停止の告知をみつけ、こりゃ参った、また別のサービスを探さなきゃと思っていたけど、どうやらまだ完全に死んではいないようだ。

 このページでは年間$10の有料サービスを使うユーザーがどのくらいいるかを調査している。おそらくそれで単独のビジネスが成立するか、あるいは他者にいくらでサービスを売却するかを検討するものと思われる。

 これだけ便利なシステムで、全世界にとてつもない数のユーザーがいて、幅広いプラットフォームでブックマークを途切れなくシンクロさせることには明らかにニーズがあるのに、それでもビジネスが成り立つとは限らない。確かにたとえばGoogleが始めたSyncが機能拡張していけばあっという間にユーザーを持ってかれちゃうかもしれない。ネットサービスの業界では特許などで新サービスを囲いこむことに否定的だから、逆にせっかくのオリジナルなシステムもすぐに摸倣される。これだと結局はすでに巨大化し、ベンチャーごと購買できる財力のある会社が圧倒的に有利なままじゃないの。

Sciencekids

 文化放送『大村正樹のサイエンスキッズ』に出演(?)してきました。

 とくダネ! (フジテレビ)でおなじみの大村さんは、なんと附属からの法政出身で、今でも放送界に人材を送り込む「自主マスコミ講座」の立ち上げメンバーだそうです。心理学科が入るボアソナードタワー建設にさいしてもファンドレイジングなどでお世話になったそうで、わぁ〜そんなこと存じ上げませんでしたと、気づかないうちにウォームアップされ、さっそく収録開始。

 拙著『人は、なぜ約束の時間に遅れるのか』を紹介して下さるということで、一応、台本もいただいていたのですが、始まってみると、フリートーク状態。あたりまえですが、さすがプロ。意表をついた質問や展開でどんどん話を引き出してくれます。こちらも面白くなってきて、ついついしゃべりすぎてしまいました。あっと言う間に2回ぶんの収録が終了。

 キッズを対象にサイエンスを紹介するのが主旨の番組なので、専門用語は使わずに、中学生にもわかりやすくなるように話さなくちゃと思っていましたが、専門用語の回避にはほぼ成功したものの(と思う)、内容については、こりゃ大人の(おじさんたちの)話だわと思われても仕方がない内容になってしまったかな。

 子どもさんと一緒に聴いて下さる親御さんも多いですし、最近の子どもさんは大人の会話にも興味を持ってついてきますから大丈夫と、大村さんが慰めてくれました。優しい人だ。

 放送日は11月6日と13日変更→10月30日と11月6日)。土曜日の17:30から17:45。自分はおそらく恥ずかしすぎて聴く勇気が持てないと思いますが、怖いものみたさ(聴きたさ)の方はぜひどうぞ。


大丈夫かANA?

神戸からの最終便。疲れていたのでマイレージを使ってプレミアムにアップグレードしようとしたら、できない。マイレージは十分にあるのに。
カウンターで問い合わせたら、ANAではマイレージをアップグレードに使えないことがわかった。えっ?まじで。アップグレードにためには「プレミアムポイント」なるものが必要であり、かつ、このプレミアムポイントは自分のように年会費無料の最低レベルの会員ではなかなか貯まらないそうだ。友達のK氏がカードのランクをあげるためにNYへの日帰りフライトなんて無茶をしてた理由がようやく飲み込めた。それにANAでは(JALと違って)特典旅行の予約時点でもビジネスやファーストはプレミアムポイントなしでは交換できないんだと。
にしてもである。
ANAはしばらく前から国内線で機内サービスを限定し始めたし(新聞なし、珈琲有料)、一部の機種では席と席の間が狭まっているような気がする。それでも運賃は今話題のLCC程は安くしていない。JALが沈み行くなか、同じような経営悪化を防ごうとした努力なのか、それとも一人勝ちに甘んじた決定なのか。顧客からすれば選択肢が少なくともいくつかは用意されることが市場の原理が働くには必要なわけで、そのためには安全を確保した上での規制緩和を進め、国内線へのLCCの進出を促進して欲しいと思う。

忙しさが極限値。これから神戸で行動分析学会の理事会・常任理事会に出席して、明日は年次大会、おそらく懇親会の途中で退席して東京に戻り、明後日は大学院入試。月曜日は祭日だけど授業とゼミがあり、この間、隙間時間を見つけて、機関紙の編集や、法政心理ネットのリニューアルや、原稿執筆や、大学の委員会の仕事をこなさないとならない。そのうち時間がとれたら書こうと思ってるブログ用のネタはたまる一方。利子がつくわけじゃないし、逆に陳腐化するだけだ(陳腐化するような記事にはそもそも公開する価値がないとも言えるけど)。でもって、この状況が近い将来に劇的に改善される見込みもないので、持論を曲げてつぶやくことにしました。期間限定お試しでブログとTwitterのクロスポスト。果たしてブログ執筆行動にどう影響するか。実験開始です。
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Semitour2010

草津セミナーハウスで開催された応用行動分析研究会にゼミとして参加してきました(2010/9/12-14)。

応用行動分析研究会は上越教育大学の加藤哲文先生を中心にした、複数の大学の"合同合宿"のような研究会です(J-ABAニューズレター 2010年夏号No.59)。昔は上越国際スキー上で開催される冬の研究会によく参加させていただいておりました。今年は上越教育大学、兵庫教育大学、関西学院大学、神戸学院大、新潟大学、筑波大学、そして法政大学が参加しました。

教育や発達臨床の分野で仕事をされている先生方の研究室が中心なので、ブランドのネーミングや広告効果、幻臭、オノマトペから忍者の修行まで広がるうちのゼミの研究発表は異色。学部生中心なのも異色。貸し切りのマイクロバスで会場入りするのも異色という異色づくめで、主催者のスタッフの皆さまにはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

初日の体育館での緊急スポーツ大会や二日目の湯畑観光、BBQ、最終日の西の河原温泉と、普段のゼミではできない活動ができたことがよかったです。

ゼミ生にとっては、普段あまり聞くことがない話を興味を持って聞き続けることの練習になったかも(笑)。

自分にとってはデジカメで記念写真を撮ることの難しさを思い知らされた合宿でした。大瀬戸&もっちーのせっかくのパフォーマンスがこれじゃな(すまん)。

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皆さん、お疲れさまでした。

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 泣いてしまった。小惑星探索機「はやぶさ」くんの最期。

 『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』のラストでタチコマが自爆したのを連想したせいかな。

 冷静に考えると、いろいろな疑問も生まれる(ほら、アポロの月着陸も素直に信じていなかったりするから)。

 地球から約3億9千万キロメートルも離れたところにある機械をどうやって操作するんだろ? だいだいどうやったらそんな遠隔通信が可能なのか? 故障したロケットをどうやって遠隔で修正するんだろう? そもそもなぜもっと近い月あたりから始めなかったんだろう? などなど。

 でも大気圏突入でカプセルだけ残し、見事に燃えきったシーンはそんな懐疑心に満ちあふれた私でさえも感動させてくれました。

 今後が楽しみです。

 みんなみんな、生きているんだ。友達なんだ。

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追記 検索したい情報が見つからず、この記事に飛ばされてしまう場合、飛ばされる前のURLの中の

abanet.ddo.jp



www.workitout.jp

に変えて、もう一度、試してみて下さい。新サイトにアクセスできるかもしれません。

それでもこの記事に飛ばされるようであれば、その情報は新サイトに引越したときに整理、廃棄した情報です。

あしからず。

鳴門教育大学に在籍中「コラボネット」というシステムを立ち上げたのがおよそ10年前。教育に関する行動分析学の研究情報を学校などの現場に流通させることを目的に、大学や自宅で、自前サーバーを運用してきました。

あの頃は「クラウド」どころか「web2.0」という概念もなく、「ユビキタス」と叫んでいる人たちはいましたが、実践家と研究者を結んで教育に関する実践研究を推進する核として実用化している人たちは少なかったと思います。

いま思い返すと、あの頃はかなり先進的なことをやっていたのだなと、我ながら感心します。

昨年の暮れにそのサーバーのハードディスクがクラッシュし、これまで積み重ねてきたデータがあわや水の泡となるような危機が訪れました。

このままではいつか破綻するのが明らかだったので、自分でサーバーを運営することを止めて、レンタルサーバーを借りることにしました。そして、この6ヶ月間、サーバーの移行作業を進めてきました。

すでに引越しが完了し、新しい稼働しているサービスがほとんどですが、旧サーバーは2010年5月13日に完全にクローズしますので、ここにお知らせする次第です。

引越しに伴い、各種サービスは以下の3つのサーバーに移転しました。

これまでと同じユーザー名とパスワードでログインできますが「お気に入り」などは再登録するようお願いします。6月以降、古いサーバーには アクセスできなくなりますのでご了承下さい。

以上。 今後ともよろしくお願いします。

十年一昔と言いますが、10年以上前に書いた論文について問い合わせのメールが届きました。図と表のデータが一致しないというご指摘。

昔のHDDにアーカイブしたデータを探し出し、廃棄寸前のPowerBookG4にStatviewが動く環境を設定して調べたら、表に記載したデータが間違っていたことがわかりました。原因は不明。査読で引っかからなかったのも不思議。

慎んで訂正させていただきます。

Shimamune,S., & Jitsumori, M.(1999) Effects of Grammar Instruction and Fluency Training on the Learning of "the" and "a" by Native Speakers of Japanese.  The Analysis of Verbal Behavior, 16, 3-16.

p. 11の Table 5 を 次のように訂正します。Fig. 4には間違いありません。

Avbcorrection

こんな昔の研究でも参考にしてくれる人がいるとわかったのは嬉しかったけど、こんな単純でひどい間違いが判明したことには羞恥心でした。

Spysee


あのひと検索SPYというwebサービスをご存知だろうか。

人名検索すると、その人の情報とその人に関係のある人たちが、上のような「相関図」として表示されるサービスである。

法政心理学会で講師にお呼びできる人を探そうと、自分でも気づいていない自分の人脈を調べてみようと思ってアクセスしたら、割と近いところに「狩野英孝」だの「遠山景織子さん」が現われて驚いた。しかも、みんな慶應の山本淳一先生つながり。

山本先生、いつの間に芸能人とネットワークを築いたんだろう?とよくよく見たら同じ「山本淳一」でも元光GENJIの「やまもとじゅんいち」さんであることがわかった。

どうやら、このサービス、文脈的・意味的な分析はしてないみたいだ。

新入生の皆さん、心理学科の他の先生方でも試して遊んでみましょう。

研修や講演の依頼をいただくたびに返信しているメールのひな形を公開することにしました。原則、ほとんどすべてのご依頼をお断りしています。


はじめまして。こんにちは。法政大学の島宗です。
 このたびは研修講師のご依頼をいただきまして、ありがとうございます。
ところが、誠に申し訳ないのですが、現在、研修や講演のご依頼はほとんどすべてお断りしております。
 大学での授業や研究、学校や企業との共同プロジェクト、ゼミ生の指導、そして学会や大学の仕事で忙しく、時間的な余裕がないこともありますが、研修や講演では行動が変わらないことが大きな理由です。
 講義形式の研修や講演には参加者をその気にさせる効果はありますが、その気になるだけでは行動は変わりません。 拙著では、行動を変えるには、行動の先行条件(インストラクション)や結果(パフォーマンスマネジメント)を変えましょうと書いています。それなのに、そのどちらにも有効に機能しない仕事をするのは言行不一致となり、気が引けます。
 とはいえ、インストラクショナルデザインやパフォーマンスマネジメントについて学ぶ機会が日本にはまだ少ないのが現状です。 私としましては、大学における教育を基本として、そして学校や企業との協同プロジェクトを通して、行動分析学にもとづいた問題解決的アプローチの普及に貢献していく所存です。
 今回はご希望にお応えできず、申し訳ございません。


 こうやって改めて見直すと、上から目線で高飛車な、とても失礼な返事にも読めますね(^^;;)。

 ひな形なんで、いただいたメールに書いてある個々の情報に対応する文章がないこともあるけど....

 ま、いっか。

 ちなみに、こういう返信をした後、「そうですか。そういうご事情であれば残念ですが理解できます」など(理解していただかなくてもいいんですけど)、とりあえず返信はあるかなと予想するところですが、返信が全くない場合もあります。そういうときには「あぁ、お断りして正解だったな」と、ホッとしたりもしています。

 なお、学校改善や授業改善、事例研究などのコンサルテーションやスーパーバイズは時間があればできる限りお手伝いさせていただいています。そのようなご依頼は下記のメールアドレスまでお送りください。

Mailaddress_2

追記: 講義形式の研修に関する立場をここまで明示しているのにもかかわらず、「私はそうは思いません。講義でも得ることがあると思います。ですから講義をお願いします」と依頼されてくる方がいらっしゃいます。そういう方とメールで議論をするつもりもありません。そのままお断りすることになります。ご了承ください。

ワースト3 一位:もち
二位:あめ類
三位:こんにゃくゼリー

さて、何のワースト3でしょう?

答えはこちらに(←内閣府食品安全委員会のwebサイト)。

食べ物による窒息の死亡者数が毎年4千人以上ということですから、大きな社会的問題である。

上記のサイトには、幼児や高齢者ごとに事故防止の方法や万が一喉につまらせたときの措置についてわかりやすい資料が作成されているので、一度、目を通しておくことをお勧めします。

気になったのは日経新聞のこの記事。

日本経済新聞(2010/01/14, 朝刊)(食品安全委員会)が人口動態統計や国民健康・栄養調査などをもとに、特定の食品類を1億回口に入れた場合に窒息する頻度を推計したところ、ワースト3はもち6.8-7.6、あめ類1.0-2.7、こんにゃくゼリー 0.16-0.33。パン、肉類、魚介類、果実類、米飯類と続いた。

上記のwebサイトでこの統計データを探したのだが、見つからない。

一億分の一にも満たない低確率の推定ってどうやってやるんだろう?

食品安全委員会によれば「こんにゃくゼリーのリスクはあめと同等」ということだから、一時期騒がれていたように(スケーブゴート的に責められていたように)、こんにゃくゼリーがことさら危険ということではないらしいが、少なくとも「もち」との間には統計的な有意差があるのだと結論しているとみられる。

でも、こういう検定もどうやってやるんだろう?

低確率で生じる結果は行動を制御しにくい(「天災は忘れた頃にやってくる型」)。

もちやゼリーを喉につまらない大きさに切ってから食べるという行動を増やすためには、そのまま食べようとすると不安になるようなルールの提示が有効だと思われる。

だとすると、一億分の○○レベルの確率表示よりも、「昨年全国で○○人の人がもちを喉につまらせてお亡くなりになりました」といった記述法の方が効果があるかもしれない。

「Twitter」にぼやいたとたん、「つぶやいたらどうですか?」ってツッこまれたので、今日はちょっとつぶやいてみました。

今年の抱負2010

明けましておめでとうございます。

なんとまぁ三ヶ月ぶりの更新です。こんなに放置したのは2003年にこのブログを開設して以来のこと。

昨年夏に「帯状疱疹」に罹った反省から、過労状態になるのを避けるため、夜20時以降の仕事はほぼ禁止してました。仕事の優先順位を見直し、大学での教育研究と学会の機関誌編集以外の仕事は、20時までにできてなければ<<しない>>ことにしたのです。健康維持のための積極的な先延ばし作戦でしたが、お陰さまで何とか通常モードに戻りつつあります。

なにはともあれ、年始にあたり、まずは昨年の抱負の振返りから。

(1)  著書の執筆(2冊)
 ごめんなさい。
 今年は書きます。まずは1冊めを2-3月の優先順位第一位にします。

(2) 研究教育体制の改善
 3年のゼミでやる実験やプロジェクトをゼミ主導にしたのと(vs ゼミ生がそれぞれ自分で実験を考える)、4年生の卒論チェックを2回に限定したのが(vs 合格に達するまでエンドレス)今年の改善点です。前者はそれなりにうまくいったような気がします。後者は1/12に最終的に提出された卒論を読んでからの判断となりますが、こちら側のストレスは明らかに減りました。
 研究の楽しさの追求はまだまだですね。今年こそ4年生と一緒に自分も自分の研究を進めることで楽しさのモデリングをしようと思います。

(3) 論文の執筆(2本)
 合格!

(4) ライフスキル教育研究所の仕事
 教員対象のサマースクール(徳島のサマースクールの法政バージョン)は開催しませんでした。企業向けのパフォーマンスマネジメントの講座は実施しました。問題意識を持って学ぶ人たちと一緒に仕事をするのは本当に楽しいです。でも、やはりこの2つを両方やる余力はなさそうです。来年度、どうするか、3月までに決めます。

 以上。

そして今年の抱負です。

(1) 著書の執筆(よくばらず、まずは1冊)

(2) 研究教育体制の改善
 研究の楽しさをゼミ生と分かち合うことの優先順位を上げます。
 (でも、やっぱり要求水準はそうそう下げられません)

(3) 論文の執筆(2本)

(4) ライフスキル教育研究所の仕事
 社会人(教員もしくは会社員)対象の講座を開催します。

 以上。

そして、最後にこのブログについて。

最近は「Twitter」なるツブヤキ型ブログが流行っています。あのハト山さんさえ始めたらしいですね(オバマさんの方は実は一言もつぶやいてないと告白したそうですが)。

携帯メールにしろ、ツイッターにしろ、もしかしたらブログやmixiなどのSNSもそうかもしれないのですが、言語行動の断片化を促進する随伴性を作り上げているところが自分には気に入りません。「言語行動の断片化」というのはまさにツブヤキが分化強化される状況のこと。人のツブヤキをたくさん読んで自分もツブヤキ、それが読まれて強化される。携帯で「いま、なにしてんの?」と質問し、「ひっま〜」と返信が戻って「おれも」と返す。気持ちがつながったような感じがするからこうしたコミュニケーションが強化されるかもしれないけど、自分の考えを相手にわかってもらえるように話しながら、相手からの返事で自分も知らない自分に気がついていくような、ツブヤキ合い以上のコミュニケーションや思考の流れ、積み重ねは相対的に強化されにくくなってしまうのでは?と危惧している次第です。世の中や人間って、ツブヤキなんかでは語り尽くせないから面白いはずです。

昨年は、

行動分析学に関することは、授業やプロジェクトの掲示板などで内々に書いて、ここではもっと一般的なこと(くだらないこと、信頼性の低いこと、根拠のない主観的な意見も含めて)を書くように、執筆行動が分化しているようです。
今年はこの自覚を元に、さらにゆるめに更新していきます(内容も、頻度も)。

 なんて書いていたのですが、どうやらツブヤキブームへの反動で、自分はツブヤキの垂れ流しなんかはしないという気持ちになり、それで更新が滞っていたという背景もありそうです。

今年も更新回数は増えないかもしれませんが、このブログでは140文字では語れないことを語っていこうと思います。

ご心配をおかけしました。

病院にはPCや論文や資料をごっそり持ち込みましたが、医者から「ここでしっかり休まないと、後々、神経痛として後遺症が残りますよ!」「休むことが治療です」と強く諭され、大人しく休んでおりました。

何もしないというのはさすがに無理だったので、ずっとDVDを観てました(“The West Wing”(邦題『ザ・ホワイトハウス』など)。

1週間なんて、あっという間ですね。

後頭部のブツブツはほとんどなくなりました。まだ若干痛みが残っていますが、肩こりのような痛みです。ただ、1週間も休んでいたのに疲労感はとれません。まぁ、歳もトシだし、十代のときのように、疲れてても12時間寝て起きたら体が浮くように感じるくらい元気になるなんてことはもうないわけですよね。

入院中、これまで撮り溜めしていたテレビ番組も観ました。なかでも5/31に放送された「心のソナタ」(テレビ朝日)の「人はなぜ疲れるのか?」は、どうしてこれを前もって観ていなかったんだろう?と後悔させる内容でした。

番組では「疲労度」を測定するチェックリストを公開していました。「身体的疲労度」と「精神的疲労度」をそれぞれ10項目で自己評価します。各項目を、全 くない-0、少しある-1、まあまあある-2、かなりある-3、非常に強い-4、で評定します。素点の合計点で判定します。心理学の尺度構成の考え方から すると「え?」と思うような測定法ですが、まあそれはおいておきましょう。

身体的疲労度チェック (1) 微熱がある
(2) 疲れた感じ、だるい感じがある
(3) 一晩寝ても疲れがとれない
(4) ちょっとした運動や作業でもすごく疲れる
(5) 筋肉痛がある
(6)このごろ体に力が入らない
(7) リンパ節が腫れている
(8) 頭痛、頭が重苦しい
(9) のどの痛みがある
(10) 関節が痛む

精神的疲労度チェック (1) よく眠れない
(2) ゆうつな気分になる
(3) 自分の体調に不安がある
(4) 働く意欲がおきない
(5) ちょっとした事が思い出せない
(6)まぶしくて目がくらむことがある
(7) ぼーっとする事がある
(8) 思考力が低下している
(9) 集中力が低下している
(10) どうしても寝すぎてしまう

総合的な疲労度の判定(素点の合計点)

ゾーン 男性 女性
安 全 0-16 0-19
要注意 17-22 20-28
危 険 23以上 29以上

入院前の自分の状況を思い出して採点すると、とんでもない危険ゾーンでした(総合得点41)。

さらに番組では東京慈恵医科大学の近藤一博教授らが、自覚している疲労度(主観的な測定)と実際の(医学・生理学的な意味での)疲労度が食い違うことがあるとし、疲労度を客観的に測定する方法が研究・開発中であると報告していました。

そしてそのために現在注目されているのがHHV-6というヒトヘルペスだそうです。元々脳内に潜伏するこのウイルスは、宿主が疲労し、生命反応に危険信号が点灯すると、他の宿主に乗り換えようとして唾液を通して逃げ出すらしいです。

実は今回、入院する2週間くらい前、口唇ヘルペスの兆候があったのです。毎年、夏に疲れるとでてきて痛いので、今年はアクチビアという軟膏を使ってみました。そしたら見事に収まったのでヨシヨシと思っていたのです。

アクチビアはヘルペスが唇に感染するのを防ぎ、増殖を抑えることはしても、そもそも脳内からウイルスが逃げてくる状況を変えるわけではないんですね(あたまりまえだけど)。あくまで対処法なんですね。

あの段階で休み時間をマネジメントしていれば、今回の入院は回避できたかもしれません。

とはいえ、口唇ヘルペスを手がかりにするというのも無謀な話。近藤先生によれば、現在、唾液中のHHV-6の量を計測する簡易キットが開発されているところだそうです(欲しい!)。そんなキットがコンビニで入手できるようになるまでは、主観的な「疲労度」に頼らず、計画的に休み時間をマネジメントすることにします。

Image189

後頭部にブツブツができて痒くなり、あげくの果てに頭痛までしてきたので、きっとヘンな外来生物に刺されたに違いない、でもダニだったら恥ずかしいなと思いながら皮膚科を受診したら、女医さんに「帯状疱疹です。すぐに入院して下さい」と言われました。

帯状疱疹とは、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウィルスが体のどこか(神経節)に潜んでいて、それが過労、体力低下、老化、病気などによって、抵抗力が落ちたときに息をふきかえす病気だそうです。

確かにこのところ、土日も仕事。平日も9-19時まで仕事した後にテニスを22時までやって、そのあと1:00に寝るまでまた仕事をする、なんて日々が続いていました。疲労感はそれほどでもなかったのですが(これまでにはもっと疲れを自覚していた時期もあったので)、睡眠時間が減ったことと(通常は7時間が5−6時間)、なかなか認めたくないことですが、加齢によって抵抗力が落ちているってことでしょうね。

帯状疱疹は激しい痛みに襲われることも多く、治ってからも神経痛として痛みが残るケースが多いそうです。そうならないようにするためには、早期発見して、安静にし、抗ウィルス薬や鎮痛薬などを適用することが効果的だそうです。自分の場合、最初は頭痛がありましたが、今は薬のせいか、ほとんどおさまってます。

元々は水ぼうそうのウィルスなので、接触による感染の危険もあるということで仕事は休まざるを得ませんでした(今の若い人には子どもの頃に水ぼうそうをやっていない人も多いそうですので)。自宅療養ならPCなどで仕事ができるかなと思ったのですが、薬は内服よりも24時間の点滴の方が効くこと。なにより、ストレスを減らすことが大事なので、長く神経痛に苦しみたくないなら仕事も控えるようにと、医師から優しく脅されました(笑)。

週末は日本行動分析学会の年次大会もあり、授業も前期後半で、各種プロジェクトも進行中であり、本来なら休めるような状態ではないのですが、仕方ありません。年次大会のため、都議会選挙は日曜に期日前投票を済ませておけたのは逆にラッキーでした。

入院前に一度帰宅させてもらい、関係各位の皆さまに、お詫び、お願いなどのメールを打って、それでもノートPCや本や論文をスーツケースにぎゅうぎゅうに詰め込んで、いざ入院しました。

とりあえず少し落ち着いたのでブログを更新しておきます。

すでにお見舞いのメールを下さった皆さま、ありがとうございます。返事はできませんが、心から感謝しています。

入院は1週間から10日と言われています。その間、ゆっくりと静養し、後遺症もなく、しっかりと回復するのが今の私の目標です。

お見舞いのメールをいただくと、返事をしたくなる誘惑、もしくは返事をしないことによるちょっとした罪悪感を感じますので、そっとしておいていただければ幸いです。

五体満足で、生命に関わる危険もほとんどなく、頭も心も健康のまま入院生活を体験できていることは、ある意味で幸運です。上の写真はラウンジからの眺望です。毎朝、コーヒーを飲みながらここで新聞を読んでます。まるで優雅な隠居生活です。ただ、下の写真のように腕はずっと点滴につながれてますから、むしろ幽閉生活に近いかもしれませんが。

Image190

せっかくなので、この機会を使って、入院生活を快適に送るためのコツをつかんでおこうと思います。なにしろ人生初の入院なので、いろいろと発見があります。次に入院するときにはこんな健康な状態(?)ではないでしょうから、そのときに活かせるよう学んでおこうと思います。

病室に持ち込んだPCはDVDを観るのに使い、本も仕事以外のものに限定して、しばらくはお休みモードに入ることにしました。このさい、一番苦手な《休む》に挑戦してみます。

ちなみに前回の「私はこれでタバコをやめました」は1週間くらい前に書いて公開予定日を設定していた記事です(記事を書き溜めたときにはこういう手を使っています)。あれ?と思われた方もいらしたようですが、入院中に書く記事はこれが最初で最後ですのでご心配なく。

このブログではトラックバックはつけられないように設定してあります。ブログを開設して足かけ5年になりますが、99.999%がスパムで、そこから0.001%を救い出すのはあまりにたいへんだからです。

このブログではコメントもつけられないように設定してあります。コメントもスパムが圧倒的に多いからです。記事へのご感想やご意見など、納得したり、勉強になったり、心暖まるメッセージもあるのですが、これらをスパムの山から探し出す時間をとるのは至難の技です。

それからもう一つ。私はこのブログを一方通行のメディアとみなしています。双方向のコミュニケーションは、大学の授業やゼミ、一般向けのセミナーや公開講座、学会や研究会など、お互いに顔と顔が見える場面で楽しみたいと考えています。

ブログの記事を読まれた方から「コメントが書込めないので」とわざわざメールをいただくこともありますが、匿名のメールには返信しないことにしています。

以前はネットを使った匿名のコミュニケーションも有効であると思い、重視していましたが方針転換しました。ネットにはびこる匿名性は言語行動の随伴性を大きく変えました。それがうまく機能する状況もあるでしょうが(たとえば正義の言語行動がそのままだと弱化される危険が大きい状況で告発行動を自発させるための手段としてなど)、全体としてはマイナス面が目立つようになってきたように感じています(ネットを使ったいじめはもちろんのこと、ネットの匿名環境で強化されたような言語行動が対面場面でも自発されるようになってはいないでしょうか)。

だからといって「ネットの匿名性反対!」といった狼煙をあげようとしているわけではありません。このブログではコメントやトラックバックを受け付けていなこと、ブログの記事などに関する個人的な匿名メールには返信していないことの理由としてご理解下さい。

追記:

「匿名のメール」ではわかりにくかったようです。お名前やご所属が書かれていても、個人的に面識のない方からのメールには、原則、返信していません。それだけの時間的な余裕もありませんし、それが私の仕事でもありません。ご了解下さい。

島宗 理

全国各地で犯罪防止のために青色の街灯を導入する自治体が増えているらしい。

と、TV番組でちらっとみて「そりゃ、怪しいなぁ」と思っていたら、徳島市では青色LEDを使った街灯を導入したという話を友達から聞いた。

実は青色LEDといえば、日亜化学工業という徳島県阿南市にある企業が世界でもトップシェアを誇っているというのは知る人ぞ知る話(青色LEDの開発者の一人で当時日亜の社員だった中村修二氏がその特許をめぐって数億円の訴訟を起こしたことも知る人ぞ知る話ですね)。

青色LED街灯が導入されたのが、自分が以前に住んでいたマンションのごく近くだったので、少し笑ってしまった。徳島新聞の記事には「これまで不審者情報や痴漢被害が絶えず...」とあったそうな。不審者どころかほとんど人通りがない国道沿いの脇道なんですけど...

というわけで、興味を持って少し調べてみたけど、青色街灯の防犯効果を示す文献は見つからなかった。

○色光の及ぼす生理的・心理的変化は色によって若干の差異があるようだが(久保・井上, 2008)、それと犯罪行動の関係は未知だし、そもそも単純に色光を60分間見せるのと、犯罪を犯そうとしている人が青色街灯にさらされるのとでは条件が違い過ぎる。

○実際に青色街灯を導入したことによって犯罪件数が減ったという報告もあるが(福田, 2008)、統制群がもうけられていないので、因果関係は結論できない。

○全体的には、青色街灯に防犯効果があるという根拠は、少なくともまだない(土井, 2008)というのが妥当な見解だと思う。

青色街灯に効果があるとすれば、それは色彩心理学的な「鎮静」効果などによるものではなく、単純に照明が増えて明るくなったり(姿を見られやすくなったり)、街灯の設置とともに、ポスターや警察官による見回りの増加などの共変変数に効果があったり、街灯の色の変化によって、“この区域は犯罪防止の努力がなされている”つまり“犯罪を犯せば捕まりやすい”という、弱化の弁別刺激としての機能によるものではないだろうか。

でも、だとすれば、街灯がすべて青になってしまったら、そういう効果は期待できなくなるわけで.....

もちっとしっかりした研究が必要そうですね。

久保博子・井上容子 (2008).  有彩色光照明の生理的・心理的影響 照明学会誌, 92(9), 645-649.
土井 正 (2008). 防犯照明の要件と青色光の課題  照明学会誌, 92(9), 654-658.
福田守秀 (2008). 青色防犯灯で安全・安心のまちに : 複合的な防犯対策による犯罪抑止 照明学会誌, 92(9), 629-630.

「ところで10年前に比べ行動分析はメジャーになったのでしょうか。なんとなく疑問なところもあるのですが」

ヤッ太郎父さんからコメントをいただきました。

さぁ、どうだろう?と思いながら返信を書いていたら異常に長くなってしまったので、記事として投稿しちゃいます。

以下、私のコメントです。


ヤッ太郎父さん、こんにちは。お久しぶりです。お元気ですか。

はたして行動分析学はメジャーになったのか?

答えは「メジャー」の定義にもよりますね。毎日のようにTVや新聞で取り上げられるのが「メジャー」なら(“メジャーリーグ”のように)、メジャーになってないし、今後もならないだろうし、なる意味もないと思います。

大学で心理学を学んだ人で(心理学科じゃなくてもせめて何かしらの「心理学」の講義を受講した人で)、たとえば「強化」という概念を知っている人の割合は.....。どうでしょうか? もしかしたら増えているかもしれません。微増にせよ。

というのも、この十年で日本語で読める日本語の教科書や文献が爆発的に増えているからです。十年前は「日本語で読める行動分析学」なんて一覧を作る必要があるほど“マイナー”だったわけですが、今ではAmazonで「行動分析」を検索するだけで、相当数の本がヒットします。絶版になってしまった本は少ないようですので、教科書として採用されたり、一般的に売れている本も多いのではないかと思われます。「行動分析」を標榜していなくても内容的には行動分析学的な一般書も出始めていますし。

最近、十年間の研究の動向を総括すると、やはり自閉症などの発達障害、臨床の領域で、実験的・応用的研究が増えています。国際行動分析学会(ABAI)では、年次大会での発表件数があまりに増えすぎたので、自閉症専門の年次大会(Autism Conference)、そして教育関係専門の年次大会(Evidence-Based Practice, Scientifically-Based Instruction, and Educational Effectiveness)を、それぞれ別に開催するようになったくらいです。学会誌もすべて読むのは不可能なほど、教育系、臨床系のジャーナルが増えています。ABAIも最近、研究をベースにした実践に特化した雑誌を新たに刊行しました(Behavior Analysis in Practice)。

日本では、地域によって大きな差があるとは思いますが、全体的には、特別支援教育に携わる教員(その多くは心理学のバックグラウンドは持たない人たち)で、応用行動分析学の研修を受けたことがある人たちの割合が増えていると思います。なぜかというと、日本行動分析学会では地域のニーズに応じた公開講座支援という事業をやっているのですが、ここ数年は申請が減っています。担当委員としては申請件数を増やそうと、講師になってくれそうな人たちにお願いがてら話を聞いています。そうしてわかってきたのは、最近は、発達臨床に関わる専門家が、地域で開催されている各種の研修会(学校や教育委員会や親の会が開くもの)に定常的にお呼ばれされているという事情です。つまり、皆さん引っ張りだこで大忙しなのです。

ちなみに日本行動分析学会の会員数は十年間でおよそ2倍になりました(貯金もこのくらいの利息で増えてくれると助かるのですが...  ^^)。

行動分析学の創始者であるスキナーは、行動分析学会(もしくは"界")について、“We are happy few.”という表現をしていました(すみません。原典が見つからない)。これに対して、私の師匠であるマロットは“Skinner’s “happy few” is too few.”と指摘しています。研究、特に発達臨床においては"メジャー"とも言えるとしながら(論文の引用件数などのデータから判断して)、臨床家全体の中ではまだまだ少数であると(APAとABAIの会員数を比較して)。

おそらく日本でも同じことが言えるのではないかと思います。心理臨床サービスの専門家(教育、心理、医療、福祉などの仕事に携わる人たち)を母集団としたら、確かに行動分析学を習得している人の割合はまだまだマイナーでしょう。

ただ、逆に、ではそういう母集団では何がメジャーなのか?と問うてみればわかるように、実は心理臨床サービスの専門家なら誰でも語り合えるような、共通の言語としての専門性というのは「ない」のではないかと、私は疑っています。立命館大学の望月昭先生のグループが「対人援助学」という名称で新しく学問(もしくは学会)を打ち上げようとしているのも、そこに狙いがあるのだと思われます。

はたして行動分析学はメジャーになったのか?

結論、というか解釈は、何を基準に判断するか次第のようです。

私の感想並みの解釈は、この十年は悪くなかった。少なくとも政治・行政のような“失われた”十年ではなかった。それどころか、今後十年とか、それ以上のスパンの将来を見据えると、とても順調である、というものです。一番の根拠は、行動分析学を習得した若手たちが、続々と大学に就職しているからです。

現在、現役で活躍している心理臨床家の人たちが大学で基礎トレーニングを受けたのは、数十年前のことです。そのときに彼らを指導する大学教員にどれだけ行動分析家がいたか。それと現在、そしてこれから十年の間に行動分析学の専門家に指導され、数十年後に現場でリーダーとして活躍していく人たちの数を比較すれば、私の希望的観測もあながち夢物語ではないのではないかと思います。

教育は百年の計です。

今年の抱負2008

明けましておめでとうございます。

およそ一ヶ月ぶりのブログ更新が、新年のご挨拶になってしまいました。

昨年、新年の誓いとして「来年の年末年始は遊ぶぞ〜」と吠えていたにも関わらず、今年も在京在宅の年末年始です。

とはいえ、去年はこのことを早々に予測し、11月末の学祭期間中に早めの冬休みをとったので、心理的にはそれほどまいっちんぐしていません。どこへ行っても混雑のこの時期は、家でゆっくりするのがベターなのだと思うくらいの余裕さえあります。

大人になったなぁ〜。

さて昨年の抱負を振り返ると...

(1) 法政大学での研究教育体制の土台作り
(2) 著書の執筆(1冊)
(3) 論文の執筆(1本)
(4) 学会の仕事

となっています。

(1) は去年、最も時間をかけた分野です。順調に進行中。企業や学校との共同研究も始りました。まだまだ改善の余地もたくさんありますが、改善の余地がたくさんあるということはいずれ改善されるということですから前途洋洋です。ゼミ生はきっと今この時間にも卒論・修論執筆に取り組んでいることと思いますが(or 餅喰ってる?)、何をしなくてはならないか、どうしてそうしなければならないか、そうすることで何が学べるかが、昨年より明確になっているはずです(皆には比較できないからわからないかもしれんが)。

(2) はまたも先送り。編集者の皆さまには再三ご迷惑をおかけしています。

(3) は達成。査読が終っていない論文が2本ありますが、これは今年に持ち越しです。

(4) も達成。日本行動分析学会のアーカイブや論文データベースなどを設置しました。そーいや、ブログ更新が滞っているので、お知らせしてませんね〜(汗)。そのうち、そのうち。

そして今年の抱負です。来年度は学科の仕事が増えることがほぼ確定しているので、我慢の一年になります(これ決定)。おそらく優先順位からすると、こうなります。

(1) 心理学科の仕事
(2) 研究教育体制の改善
(3) 著書の執筆(1冊)
(4) 論文の執筆(1本)
(5) 学会の仕事

(1)で忙しくなる4月までに(2)と(3)をできるだけ終らせてしまう先手必勝作戦でいきます。

それから、たとえば(1)と(2)と(5)の達成に一度に貢献できるような仕立てを考える一石三鳥作戦も繰り広げるつもりです。

ブログ更新はそこそこに。

今年もよろしくお願いします。

Junkmailfilter

10月から大学のメールシステムに導入された迷惑メールフィルターによって、迷惑メールはほぼ根絶された。

サーバーレベルで稼動しているから、ローカルには送られてこない。これが嬉しい。

判断もなかなか正確。これまでのところ False Positive は海外からの、しかもyahoo!のメールが2件だけ(だと思う)。

一応、迷惑メールと割り振られたメールの一覧を、週に一度は確認している。でも、これもそのうち止めようと思う。そうしないと、せっかくのフィルターの役割も半減するから。

もし私に仕事のメールを出して、返事が3日以内に来なければ、おそらく間違って判別され、それに気がつかないでいる状態だと思って下さい。

「お忙しいところすみません」とか「質問です」とか「お願いします」などの件名をフリーメールから出すのは危険ですよ。

そういうときには件名にそれなりの用件を書き、フリーメール以外のメールアドレスで再送してみて下さい。

あと、今週の水曜(11/21)からは大学祭のため授業は休講となります。そこで、この期間、休暇を取ることにしました。なので、しばらくは返信が遅れます。上記の3日ルールにいきなりの例外処置です。

昨年は卒論指導で冬休みに旅行に行けなかったので、今年はそれを見越し、この時期にお休みをとります。どこに行くかはナイショです。

カイロプラクティックというと,リアクション系芸人がボキぼきっとやられて苦しんでいる様子をよく見せられていたせいか,なにやら危険で怪しい印象を持ってました。

ところが先日五月書房の鶴田社長さんにこの本を紹介され,目からウロコ状態に。

○(正式な)カイロプラクティックは4年制の大学で医学部と同様のカリキュラム(解剖学,生化学,生理学,病理学など)を修了して取得できる。
○カナダでは腰痛の急性期治療は整形外科よりも,カイロプラクティックを奨められることもある(保険もきく)。
○(これはおぼろげに知っていたけど)ヘルニアの外科手術は腰痛の解消にはほとんど役立たないし,医者が処方する筋弛緩剤や抗炎症薬にも効果はない。

へ〜。

整形外科医が書いた正しいカイロプラクティック整形外科医が書いた正しいカイロプラクティック
竹谷内 宏明

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Secondlife

話題の Second Life を試してみた。

すでに全世界で600万人以上の人が登録し、企業も進出しているバーチャルワールド。リアルな世界と交換できるバーチャルな貨幣が流通していて(リンデン ドル)、すでに年収で数千万円稼ぐ人もいるそうだ。

とりあえず無料のベーシック版で登録し、ジーンズにTシャツ姿でうろうろ。空も飛べるし、行きたい場所を検索して“テレポート”もできる。

でも、怖い。他の人(のアバター)に話しかけられそうになり、すぐに逃げ出した。

匿名性は保証されていて、相手には自分が誰だか分からない。だから、恥ずかしさを感じることもないだろうと予測していたのに、これじゃリアルな世界よりも気を遣う。

Second Life向け、SSTとかあったらいいかも(笑)。

まっさら冗談でもなく、こういうバーチャルな世界で自分のアバターの行動への強化や弱化が、リアル世界での本人の行動にどのように影響するのか、興味津々。

Hoseisotoborictu

法政大学市ヶ谷キャンパスに新校舎がおめみえ。

まだ工事中かい?? と思うような外装だが(吉村先生によれば冷暖房効率を上げるためのエコ仕様らしい)、内部は教室の壁に透明や半透明のガラスが多用してあるCTU仕様(←わからない人はこちらをどうぞ)。

エスカレータあり、コンビニありと、まさに都市型キャンパス。都市型にしてはやたらフリーな空間が大きくて無駄っぽい気もするけど、ブラインドとかが電動で開閉できたり、教室の鍵が遠隔でロックできたり(されたり ^^;;)と、メカマニアにはたまりません。

現在、富士見坂校舎の中庭も工事中。次は何が建つんだろ。

今年の確定申告は電子申告(e-Tax)にチャレンジしました。

住基カードのICカード申請に始まり(区役所まで行かなくちゃいけなくて、窓口ではなく、奥の方の部屋で作業するんですよ)、ICカードリーダーの購入(Amazonとか楽天には出回ってないので探すのがたいへん)、ソフトウエアのダウンロード(何をどこから落とせばいいのかすごくわかりにくい)から、データ入力、必要な添付書類の送付や税金の払い込みまで、20時間以上よけいにかかりました。日数でいったら6-7日。

解説書や説明書のたぐいがやたらに多いのですが、必要なステップをすべて網羅している簡易マニュアルみたいなものが、どこにもないのです。簡略化すればA4で2枚くらいに収まると思うんだけど。

準備にそれだけ手間がかかるのに、結局、電子申請できない書類(源泉徴収書など)は郵送しなくてはならないし、追加徴税分は郵便局などで支払わなくてはならなかったりします。すべてオンラインで完了するわけではないのです。

電子申告すればそのぶん何らかのインセンティブがあるんだろうと期待していたのですが(たとえば、数%でもいいから減税してくれるとか、電子化にかかるコストは経費として免税してくれるとか)、そんなのもいっさいありません。

この時期、税務署などは確かに混雑しています。確定申告の書類を列に並んで作成し、提出しなくてもよいってことを「ウリ」にしているようですが、電子化の準備や作業の方がよっぽどたいへんです。

これなら、申告書だけをwebで作成し(これはけっこう簡単にできます)、印刷したものを郵送するって手続きで十分。いまのシステムなら、会計事務所ならともかく、個人であればこの方法がお勧めですね。

しかも、これだけ頑張った末に追加徴税です! まったく、やる気をなくします。源泉徴収の税率って変えられないのかな? 多めに徴収したぶんの利子は寄付してもいいから(ただし、国庫にではなく、UNESCOなど、いくつか選択肢が欲しいけど)、確定申告行動を強化する随伴性を整え、かつ、電子申告にさらなる付加的随伴性をつけないと、e-Japanなんて絵に描いた餅ですよ、きっと。

Microsd

携帯を新しくしました。いろいろ驚いたことがあったけど、中でもmicroSDカードにびっくり。

あまりの小ささに感動して、歴代SDカードをバイブルサイズの手帳の上に並べてしまいました。

しかも、これで1GB (そんなに使わないのに)。

2GBの製品まであるんだとさ (なんに使うんだろ?)。

これだけ小さくなれば、スカリーの首もとに埋め込むのも不可能ではない... なんて、おたっきーなことを考えつつ、eddyやモバイルSuicaの手続きをして、技術革新が生みだす物質的な行動随伴性の変化、それがもたらす社会的な行動随伴性の変化、なんてことに思いをめぐらしているのでした。

やばい、ヤバい。

またまたやってしまうところだった。

執筆中の原稿に「せちがない世の中」と書こうとして、なにげに不安になって調べたら、「せちがない」なんてコトバは存在しないんですね。

もちろんコトバは行動だから、もともとモノとしては存在しないわけで、正確には、辞書や辞典に記載されていないってことなんだけどさ。

だって言いますよね。「せちがない」って(え、俺だけ? ^^;;)。

辞書に記載のある、類似のコトバは、「せちがらい」。

せちがらい@大辞林せち-がら・い [4] 【世知辛い】 (形)[文]ク せちがら・し
(1)生活していきにくい。暮らしにくい。住みにくい。「—・い世の中になる」
(2)計算ずくで,心にゆとりがない。打算的でこせこせしている。「—・い男」
[派生] ——さ(名)

へぇ〜、「こせこせしている」って表現もあるんだ。「せこせこしている」と同じ?って、今後は「せこせこ」を調べたら Not Found!!

顔面蒼白。

このへんでやめときます。

Drsergiocirino

大河内浩人先生(大阪教育大学)とブラジルから来日しているSergio Cirino先生(University of Minas Gerais)が法政を訪れました。杉山尚子先生(山脇学園短期大学)をお誘いし、駒沢大学の桑原くん、法政大学の山王丸くん、星くんと7人でランチしました。

Cirino先生はBrazilian Journal of Behavioral and Cognitive Psychotherapyのエディターもされている実験的行動分析家ですが、教育大学に就職したため、教員養成や教師教育の仕事もされているとのことです。アマゾン流域に広がる小さな村々へボートででかけ、研修するそうですよ。

前々から、ABAなどで発表を聞くたびに気になっていたことがあります。それは、ブラジルの行動分析家の発表に、データのほとんどない、理論的、概念的な研究が多いことです(特に言語行動に関して)。

このことについて質問すると、それはその通りで、ブラジルではデータよりも理論が重視されるのだそうです。行動分析学においてさえもです(驚)。

大学の教員選考では応用領域よりも基礎・理論的論文が重視され、雑誌論文の査読プロセスでも、ディスカッションが少ないと、リジェクトされたり追記を要請されるというからビックリです。

Cirino先生によれば、これはフランスの哲学や心理学の影響ではないかと。ブラジルの心理学者は英語論文より、フランス語論文を読むことが多いそうなので信憑性ありですね。

逆に、信憑性がなかったことがわかったのが、水曜スペシャル川口探検隊によくでてくる、ピラニアの大群に襲われて一瞬にして骨だけになってしまうシーン。あれはハリウッド映画の中だけで、実際には大きな傷を負い、大出血でもしていない限り、そのようなことは起こらないそうです。地元の人はピラニアの生息する川で平気で泳いでいるんだとさ(驚)。

ブラジルの教育改革からスキナーの言語行動論、ピラニアからウルトラマンまで、短い時間でしたが、幅広い話ができました。

異文化交流にはいつでも新鮮な驚きがあって楽しいです。

今年の抱負2007

明けましておめでとうございます。

昨年は移行の年でした。長年一緒に仕事をした人たちとの別れがあり、これから一緒に仕事をしていく人たちとの出会いがありました。どちらも貴重な経験でした。

年頭にあたり、まずは2006年の抱負を見直してみようと昨年最初の記事を読んだら、寒々しい気持ちになりました。去年も年末年始は仕事だったんだですね。毎年冬休みには海外脱出したり、沖縄や北海へ遠征して、しっかり遊んでいた俺はどこへ行ってしまったんだろ....(涙)。

ところで昨年の抱負のうち「うまくいかないときにも笑って過ごすこと」は予想どおり達成困難でした。ゼミ生からは「あきれられている」とか「怒られている」という印象を持ったと告白されました(←第一印象さわやか系を武器にしているだけに、けっこうショック)。

自己弁護するとこうなります。

何かを教えようとするときには、学び手が何を知っていて何を知らないかをまず明らかにすることがとても重要です。そうしないと、すでに知っていることをトウトウと話したり、理解の範囲を超えていることをやはりトウトウと話したりすることになりかねません(そんなのたまったもんじゃないですよね)。

なので、いろいろ質問して「それは知りません」という反応を学生さんから引き出すことには業務遂行上の必然性があるのです。

自己弁護できないところはここです。

自分は学生時代から無知無教養が評判の男でした。友達からは「こんなことも知らないのかよ」とツッこまれながら育ちました。最初は抵抗して否定していましたが、大学で行動分析学に傾倒し、修士、博士課程まで進むにつれ「いいや、それで」と思うようになりました。専門バカで行こうと割り切ったわけです。今でも行動分析学以外は無知無教養という自覚があるし、たぶんそうです(いまだに「究極」の読み方には自信がないし ^^;;)。

なので、そんな自分でも知っていることを知らない人に出会うと、無自覚に「うそ、まじで??」という反応が喚起されます。正直に驚いているのです。

精緻に観察してもらえれば、行動分析学のこととそれ以外のことでは「うそ、まじで??」の反応形態が若干異なることがわかるはずです。「あきれられている」と映るのは、おそらく行動分析学以外のことだと思います。

ところで「怒られている」という印象を持たれるときですが、それはたぶん怒っているんだと思います(笑)。でも自分の場合、その「人」に腹を立てることはほとんどありません。特にゼミ生や受講生との関わりで自分が腹を立てるのは、狙った行動がうまく引き出せないときです(例:ゼミ生がやると言ったことをやらなかったとき)。サッカーで攻撃の戦略がうまくいかないときに、相手の選手の人となりに腹を立てる監督はいないですよね。あれと同じで、やると言ったことをやらなかったゼミ生の「人となり」に腹は立てません(あと、こういう人たちには純粋に腹がたちます)。

なので、「怒られている」と思っても「自分はだめな奴だ」と自己否定する必要はまったくありません。「怒られている」というより「あ〜、また怒ってる」と捉えて下さい。(そしてやるべきことをやって下さい)。

あ、最後のは半分冗談ですよ (^^)v


さて、今年の抱負です。今年は以下の4つの仕事に重点をおきます。

(1) 法政大学での研究教育体制の土台作り
(2) 著書の執筆(1冊)
(3) 論文の執筆(1本)
(4) 学会の仕事

特に(1) に関しては、担当する授業やゼミで学生さんたちの学びの進度を記録し、マネジメントできて、継続して改善していける仕組みをつくることを目標にします。

2008年の抱負では、ゼミや各授業の目標を数値化して掲げ、1年を通して(年頭だけじゃなくて)モニタリングできる仕組みを準備できたらいいですね。法政心理は幸いなことに、とても優秀な学生さんに恵まれてます。彼らが大学を卒業し、心理のプロとして社会で活躍できるように支援するためには、そういう体制が必要です。


そして....

来年の年末年始は遊ぶぞ〜

というわけで、

今年もよろしくお願いします。

深夜のバラエティ番組で紹介されてるのをみて大爆笑。その場でAmazonに注文(まだ来てないけど)。

CD Journal本作では、今まで誰も教えてくれなかった「人を怒らせるコミュニケーション術(=怒らせ方)」を、初級、中級、上級とステップアップしながら、東京東海大学言語学教授・碑文谷潤教授(!?)による理論と実践を交え紹介。「は?」「で?」の「は・での理論」をはじめ、「外見・状態+だし」「裏切り」「接近」「関西かぶれ」「お宝クラッシュ」など50以上の怒らせ方を体系化して分かりやすく紹介しています。また特典映像として「これだけは覚えておきたい怒らせ方30」を収録し、さらに「怒らせ方」ガイドブックも封入特典として付属。怒らせ方の全てを知れば、怒られない方法もおのずと分かる!という強引な理論で、この一見無駄とも思える技術も、きっと使える技術となるはずです。

シャレのDVDであるとはいえ、「あ〜、こういうやつ(学生に)いるいる」とついつい納得してしまって大笑い。ソーシャルスキルトレーニングの悪い見本編として使えば教育効果さえあるかも。

『温厚な教授の怒らせ方』とか『まじめな学生のキレさせ方』とかをゼミで作ってみても面白いかも。


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卒論の仮提出の〆切も過ぎ、ボアソ11階近辺も静かになりました。とはいえ、おそらく各自、自宅や情報カフェなどで地道に推敲に取り組んでいることでしょう(まさか、うちのゼミ生だけってことはないよね ^^;;)。

ところで、12月になってから駆け込みでデータ収集に奔走した人がかなりいたようです。私が担当している授業にも、「授業中にデータをとらせて下さい」(質問紙のヒトたち)とか、ひいては「10分くらいで終わりますから授業中に《実験》させて下さい」という強者まであらわれました。

来年以降のために宣言しておきます。私の授業では授業中に質問紙を配って回答させたり、実験をしたりという時間は提供しません。これはポリシーです。

理由は以下のとおり。

(1) 授業中、受講生には授業を受ける権利があります。授業以外のことに時間を割くのは、それが授業目的に合致しない限り、この権利の剥奪にあたります。

(2) 心理学の研究では、それが質問紙による調査であれ、実験であれ、参加者候補には、研究の主旨を説明し、文書で同意を確認すること、いわゆる同意書(インフォームドコンセント)をとることが、倫理的に守るべきガイドラインとなっています。そして、インフォームドコンセントで大切なのは、研究への参加が自発的なものであり、授業中のなかば強制的な活動ではなく、参加しなくてもペナルティがないという保証をすることです。授業中に一斉に質問紙を配って回答させたりする場合には、こういうガイドラインを守ることが、不可能ではないにしろ、かなり困難になるのです。

(3) 心理学の研究では、研究者の責任として、研究に協力してくれた人たちに、研究成果を報告するという義務(あるいはエチケット)があります。授業中に質問紙に答えてくれた人たちに研究成果をフィードバックした学生をいまだに見たことがありません。これは(2)に較べればやろうと思えばできるはずなのですが、理由の一つにあげておきます。

(4) (これは学習の権利とか倫理の問題ではありませんが)もし誰かの卒論のデータ収集を許可するとなれば、公平性から言えば、当然、他の学生さんのデータ収集も許可すべきということになります。しかし、1学年60人近くの学生さんが一斉に卒論に取り組むわけですから、考えてみるとわかるように、どこかで無理がきますよね。

心理学の研究を進める上で「倫理」を考慮するのはとても重要だと思います。なぜなら、それは「人権」や「社会的責任」を考えることにもつながり、これらは一般企業に就職したり、公務員や教員として働くさいにも、とても重要な事柄だからです。

私にデータ収集を拒否されてショックだった人は、ぜひ、この機会に下の参考文献を読んで、「倫理」について考えてみて下さい(関西学院大学の中島定彦先生に紹介していただいた参考書です)。

なお、先輩の卒論研究に参加者として協力すること自体は、貴重な学習機会です。受講生にはどんどん参加するように勧めています。参加者募集の案内などは随時許可しています。アポをとり、募集要項を持参してくれれば、授業の最初か最後にアナウンスする時間を提供します。授業によっては、実験への参加をボーナスポイントで強化する仕組みも導入していますが、ボーナスポイントの仕組み上、学期の開始直後の方が動機づけとしては強く働きます。

というわけで、最後に現3年生へのアドバイス。《 何事も前倒しで!! 》みんなが1日あればできるだろうと思うことが、1週間はかかる世界だと思って覚悟して下さい。

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最近ハマっている海外ドラマ。CSIとはCrime Scene Investigationの略。彼らは警察とは独立した組織であり、自らを「科学者」と呼ぶ。犯罪現場に残された証拠を徹底的に分析し、犯人の自白や目撃者の証言に頼らずに、事件の真相を究明し、解決していく。ウィリアム・ピーターセン演じるグリッソムという主任さんが容疑者に、「何も言わなくていい。死体がすべて語ってくれる」と言い放つところがかっこいい。

日本の警察による捜査は物的証拠よりも自白を重んじると聞いていたので、こんな科学的捜査はほとんど行われていないのでは?と、警視庁科学捜査研究所に勤務していた越智先生(法政大学犯罪心理研究室のHP)に聞いてみたら、意外にも、いや日本の警察もそういう捜査はやってますよという答えが返ってきた。ただ、組織の構造や仕事の流れは米国とは異なっているとのこと。それからCSIはさすがにエンタだけあって、現実にはあり得ない技術もあるそうだ(そりゃそ〜だよな。ちょっと残念だけど)。

日本にもグリッソムやキャサリンがいるなら心強い。

あとは心理学かな。グリッソムは人の心がわからない(ちょっとアスペ的な?)キャラクター設定になっているのが面白い。対照的にキャサリンはヒューマンスキルが得意。でも捜査に役立てるような技術としての紹介はされていない。新しいキャラ、でてこないかな。

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私にメールをだすときには、メールの件名に履修している授業名称を明記し、本文には用件をしっかり書いて下さい。

最近の迷惑メールは件名に「すみません」「さっきメールしたんですけど」「連絡下さい」などと書き、一見普通のメールのように見せる小細工がしてあります。私は、こういうメールを自動的に振り分け、ゴミ箱行きにするソフトを使っています(毎日数十件のメールがこのように処理されています)。

迷惑メールではないメールが間違って振り分けられていないかどうかもときどき調べていますが、運が悪いとそのまま削除されます。特に性的な意味合いのある単語や綴りをメールアドレスに使っている場合はこうなる確率が高くなります(そもそもそういうメルアドを友達以外のフォーマルな用件で使うのは社会的には不適切だと思いますが、これはまた別の話ですね)。

メールを送ったはずなのに2日以内に返事が返ってこない場合は、こういう可能性を疑って下さい。

授業を履修している人はメールよりもmoodleのメッセージの方が確実かもしれません。

以上。

モラル消えた学校@日経新聞(2006.12.6)「もはや子供のしつけは学校と家庭のどちらが中心となってやるのかを議論している段階ではない。家庭にしつけや教育力が望めないなら、学校がやるしか道はないと考えた」(若月秀夫教育長@品川区)。

まったくもって同感だ。不毛な議論はお偉いセンセーがたにお任せして、現場優先で仕事を進めるのがベストである。

School-Wide Positive Behavior Intervention に関わる研究や実践からは、

・ルールを統一し、指導を一貫させること。
・ルールを守る練習をして、できたら、それを誉めたり、承認すること。
・ルールを守る行動を引き続き承認し、破ったら修正する機会を設けること。

の有効性が示されている(参考資料)。

学校には、教師の皆さんには、ここいらでぜひともコペルニクス的転換をもって、これまで通りの仕事のやり方ではなく、これからの日本を背負って立つ子どもたちの学習と成長のために、今、必要とされることに取り組むよう期待したい。

学校の風土(すなわち社会的行動随伴性)においては、これまでやってきた仕事を無難にこなしていくことが強化される傾向にある(カリキュラムでも、行事でも、授業や教室運営でも)。「昨年どおり」がもっとも安全(反対や拒否やお叱りという嫌子出現を阻止できるから)な選択肢になりがちだが、それではうまくいきっこないというのは、多くの先生方が内心ではわかっているという矛盾をかかえているのだ。

幸いにも、教職というのは一度就いたら、よっぽどのことがないと首にはならないのだから、心ある先生たちには、ぜひ立ち上がって欲しい。

学ばない症候群@日経新聞(2006.12.5)・中学に入ったばかりなのに「もう勉強はあきらめた」「今さら追いつけない」と漏らす生徒が増えてきた。
・「授業が分からない」→「面白くない」→「勉強嫌い」→「勉強拒否」。多くの子供が今、この「負のスパイラル」に陥っている。
・「競争を勝ち抜いてきた大学生にも自主性、自律性が欠けている学生が多いように思う。知識や教養を深めず、漫然と社会人となる恐れがある」(耳塚寛明教授@お茶の水女子大)。

学生の行動に「あれ?」「おや?」と驚かされるのは確かに日常茶飯事である。最も目につくのは社会性、公衆道徳性の低下(というか欠如)。授業中にも関わらず廊下を大声ではしゃぎながら歩いていたり、キャンパス内の「禁煙」と明示してある場所でポイ捨てしたり、エレベータに他人が乗って待っているのにメールをしながらゆっくり入ったり出たりする。

学習に関しても、ちょっとした課題を与えると、すぐに「難しい」と言い、それを理由にあきらめてしまう学生が増えているように思う(「難しい」がタクトではなく、課題の難易度を下げたり、課題自体を取り下げるマンドとして習得/維持されているふうである)。

ところがその一方で、社会性も高く、倫理観や正義感の強い学生もいる。「難しいです」と言いながらも、へこたれずに指示されたことをやってみて、今までできなかったこと、わからなかったことが、できてきたり、わかってきたりすることに喜ぶ学生がいる。

先日、前任校の学部生から、拙書『インストラクショナルデザイン』を使って自主勉強会を開いているのだが、わからないところがあるので教えて欲しいというメールが届いた。涙がちょちょぎれるほど嬉しかった(ここにブログあり)。

「学生の質が落ちてきた」というのはいつの時代にも教師や大人側が言い続けていたことで、今に始まったことではない。確かに、個人差は大きくなってきているという印象があるが、学習環境を整えることで、多くの学生が学びだすのもまた事実なのだ。

「学ばない症候群」というような個人攻撃の罠にはまらずに、一見「負のスパイラル」に陥っている学生をどうすれば支援できるかを考え、実行していくのが教え手側がすべきことである。

日本基礎心理学会のフォーラムに行ってきました。テーマは『基礎研究ならでは出会えた隣接領域—画面上での動きの生成と知覚—』。こ難しげなタイトルですが、一人目の話者はアニメーターの岡部望氏で、実際にアニメを作るさいのノウハウなども面白おかしく話して下さいました。安定性のない図形(逆三角形)とかが倒れる動きは、安定性のある図形よりも少ないセル画で表現できるとか、楕円を回転させても円を斜め上から見ているようにしか見えないとか、静止画の高速継時掲示であるアニメーションを動画として補完してみているようなオペラントの存在が推察される話が聞けて面白かったです。聴衆が固すぎて、せっかくのギャグがすべってたのが可哀想だったなぁ。

二人目の話者は工学者の吹抜敬彦氏。日本の大企業にもほとんど理解している人がいないという時空間標本化の理論をわかりやすく解説してくれました。とはいっても、さすがに専門外でかなり難解。吹抜氏の理論では「仮現運動」は錯視ではなく、実は実際運動として、すでに網膜上にそのように展開されているということ(なんだと思います)。ホームシアターfreakが読む『HiVi』という雑誌があるんですが、一般向けの雑誌の割には素人には手が出ないくらい難解な記事が載ってます。「画像のつくりこみ」とか「黒をだす」という記述はそれとかぶっててなるほど、そういうことだったのかと納得。さらに、画像の見えは液晶やブラウン管などの表示系だけではなく、対象をどのように撮影したかにもよるという話は面白かったです。

基礎心のイベントには初めて参加しましたが、千葉大時代の師匠である実森正子先生(千葉大学文学部認知情報科学講座)、1年先輩の木村英司先生(千葉大学文学部心理学講座)に再会できたのはサプライズで嬉しかった。あんまり嬉しかったので、家に帰ってきてから昔の写真がぶちこまれた段ボール箱を探してみたらこんな写真が見つかりました。お二人には無断で掲載。怒られたら削除します(^^;;)。

ちなみに左側は同級生の木本(行動分析&少女漫画つながり)。元気にしてっか?

Chibaunivmemories

とある原稿を書いていて「上意下達」の漢字表記に自信がなく、辞書を調べたけど出てこない。

「ジョウイゲダツ」で調べてたからです。

正しくは「ジョウイカタツ」。まったくもってお恥ずかしい。

確立操作というものは、恥ずかしい気持ちを少しでも減らす方向に作用するもので、さっそく同じような間違いをしている人がいないかどうかネット検索。

すると、みつかりました。

なんと、

『上意下達』の読みについて@言いたい放題「じょういげだつ」と読んでいた人が71%、「じょういかたつ」が29%だった

という調査結果まで発見。

誤学習の背景には必ずその原因があるもの。学生が間違いを繰り返すときには、自分の教材を疑え、ということですね。

Shimizuskype

鳴教の院生とのSkypeゼミに清水裕文先生がゲスト参加してくれました。

清水先生はNYにあるHawthorne Countryday Schoolという発達障害児のための学校に研究者として勤務されていましたが、このたび HeadSprout に転職されました。

HeadSproutは、このブログでも何度か紹介している、行動分析学とインストラクショナルデザインをベースにしたwebアプリケーションで、アメリカから文盲をなくすことにコミットしている会社です。研究をさかんにする会社で、読み行動に関する面白いデータが続々とでてきているようですから、これからが楽しみです。

Teradaawaodori

阿波踊りの課題分析をしている論文を見つけました。しかもカメラとコンピュータで動作解析までしてくれます。

寺田賢治・宮原宏幸・久保靖(2005)阿波踊りの動作の定量化の試み 画像電子学会誌, 34(3), 220-227.

上級者の踊りをモーションキャプチャし、骨格の動きを解析。そうやって作成したお手本データとのズレから、踊りの“うまさ”を得点化するシステムだそうです。

動作の解析と計算方法(周波数解析とかベクトル演算とかそういうやつ)は専門外の私には理解不可能ですが、足首の動作スピードが二拍のサイクルの中で一定ではないこと(つまり、ゆっくり動かすところと、すばやく動かすところがある)、上級者の踊りは未経験者に比べると見事に左右対称とか、「なるほど」と思われるデータも示されています。

どこの連のどなたが研究協力したんだろ?とか、阿呆と天水と娯茶平じゃ、お手本データもずいぶん違ってくるんじゃないか?とか興味津々。

ただ、「(このシステムが完成すれば)遠隔地において指導者がいなくても一人で技能をあげることが可能になるだけでなく、連ごとに集合することもなく、個別練習で踊り子同士の調和をとる調整も可能となる」(p.221)とありますが、それはさすがにつまらんでしょ。と、自分の中に反テクノロジー的感情が生じたのも面白かったです。

3月にこのブログでも始めたアフィリエイト。アマゾンから決算報告が届いた。プライベートのブログでは1年前から始めていたので、約1年間の成果になる。

銀行への振込額は¥4,811 (^^;;)

残念ながらまだまだココログの経費(¥950/月)も捻出できていないし、月何十万も稼ぐカリスマ主婦ブログには遠く及ばない。

でも紹介履歴を参照すると、このブログで紹介した本などを買ってくれている人たちがけっこういて、あ、啓蒙的な意義はあるんだって、なにやら納得。

図書や教材などを紹介する記事を書く動機づけに有効かもしれません。

Dietfurikake

くるくるドカンで紹介されていたごはんに青いふりかけをかけるダイエット

“色彩心理学を使って脳に抵抗感をインストール”っていうキャッチには笑えたけど、確かにうまくいなかないともいえないレスポンデント作戦だ。

でも、逆に、ごはんを食べたい!という確立操作とふりかけを対提示すること、青さ(視覚刺激)とごはんの旨さ(味覚刺激)を対提示することで、青いものに食欲を感じるようにはならないのだろうか?(習得性確立操作:CEOや条件刺激:CS)。

直感的には確かにその方向には学習が起らないような気もするけど、だとしたら、それはなぜだろう?と興味津々。

ただ、炊きたての白いご飯の美味しさを味わうのは風呂につかるのを楽しむのと同じくらい、日本文化に特権的な好子だと思うから、そこまでしてダイエットしようとは思わないけどね。

家庭紙のイロハ@日経新聞(2006.6.8)ティッシュペーパーの五箱パック商品。安さにつられて購入する消費者も多いが、よく見ると一箱当たりの枚数が違うことに気づく。価格に目が行きがちな消費者心理を突いて、メーカー各社が枚数の少ない商品を増やしてきた結果だ。

気づかなかった....

箱が薄くなったのは、かさ張らないようにパッキングする技術など、テクノロジーの進化によるものだと思い込んでた(確かにそういう商品もあるそうだが)。

知覚心理学では色や形の恒常性というのがあるが、ティシュペーパーの枚数にまで恒常性が効くとは。

行動分析学的には見事な刺激フェイディングと言えるけど、g単価表示が慣例の肉とかでは同じ現象は起きないだろうね。

ひどい....

研究室からオートロックで閉め出される“うっかり”ミスを防ごうと始めた介入計画

Stolen_cardfolder_1

うまくいっていたのに、きのう出校したら、カードキーの上にぶらさげておいたネームタグがなんと紛失していた!

盗難??

幸い予備があったので、今日からは研究室に入ってすぐの内側にぶらさげておくことにする。

心ある盗人なら黙って返しておきなさい。

駐車違反の取締に民間監視員が導入された。同時に駐車違反のルールも変わり、違反はその場で処分されることになった。30分以内に移動させればセーフというのは、もう過去の話だ。

ニュースでは主に配送業者からのクレームが報道されているが、大手配送会社は、近くの駐車場から台車で荷物を運んだり、同乗者のアルバイトを雇ったりと、いろいろ準備をしていたようだ。

そのぶんコストがかかってしまうというが、報道されているように路上駐車の数を圧倒的に減らすことができれば、渋滞が緩和され、駐車スペースを見つけるのもこれまでよりはるかに早く、楽になるはずだから、コストを回収できる可能性もある(ただし、個人的には、都市部の渋滞の緩和に関してはかなり疑問を感じる。渋滞が減れば、渋滞を理由に電車やバスを使っていた人たちが自動車を使うようになるからだ)。

いずれにしても、どうしてこういうことを事前テストなしに一斉にしてしまうんだろう?という疑問が今回も残る。

都市や地域を限定して、運送業者や小売店など、関連する人たちと協働で、新しいシステムがうまく機能するかどうか、どういう問題が生じ、どのように解決できるかを見いだす作業が欠けている。

そういう事前テストをしておけば、たとえば業者側は回収見込みのあるコストの範囲内での対処法を考えることができるし、行政側もシステム運用のパラメータ(たとえば、必要な民間監視員の数や取り締まりをトラブルなく執行するためのノウハウなど)を調整できる。

2〜3地域でのテスト結果を参考に改善したシステムを、もう少し広い範囲や都市で再テストし、さらに改善してようやく全国展開、くらいのステップは踏んで欲しいと思う。

官僚の研修というか再教育が必要です。

土曜日に法政心理の「ホームカミング会」という催しがあり、メディア教育開発センターの近藤友嗣先生のお話をお聞きした。

吉村浩一先生のご講演でも紹介されていたが、近藤先生は法政心理の基礎を築かれた乾孝先生のお弟子さんで、視聴覚教育を専門に研究されている。「視聴覚教育」というと古くさい印象があるが、近藤先生のプレゼンではハリウッドのSFX映画ばりの教材が紹介され、参加者からはそのたびにどよめきや歓声が上がっていた。

「複合現実感」の教材は特に面白かった。

これは、たとえば脳の各部位を解説している教科書のページをwebカメラで撮影しながら、そのライブ画像に脳の3Dのデジタル画像を重ねて表示してしまうという仕組みだ。

教科書のページにタグが印刷してあって、webカメラとの角度を変えれば(教科書を傾けたり、遠ざけたりすると)、3Dの脳もそれにつれて動く。

文章ではうまく説明できないので、興味がある人は、近藤先生のwebサイトで実体験してみて欲しい。立方体の体積を計算する積分の学習支援システムはダウンロードして試せるようになっている。

それから、ゴーグルのような形をした透過型のモニターを使えば、まさにターミネーターの視点が手に入る。BMWの応用例も紹介されていた。工場のラインで働く人に、このようなゴーグルを装着させ、目の前にあるエンジンをゴーグルをつけて見ると、「ここを回して分解せよ」などの指示が表示されるのだ。これはスゴい!

何十年か先には、こういうシステムが日常的になり、現在のコンタクトレンズみたいなものを装着して、教室を見回すだけで「田中○○くん、○年生、出席率76%、動機づけ理論に興味あり」、「鈴木○○さん、○年生、出席率100%、臨床に興味あり」なんて、付加的情報が受講生の顔の横に文字で表示されるようになったりして。

工学的なテクノロジーの発展のスピードは、心理学的なテクノロジーの発展のスピードをはるかに凌いでしまっているなぁ、という印象でした。

新聞各紙が取り上げた「UFOは存在しない」というニュース。日経も「UFOは存在しない・英国防省が報告書」なんて断言しちゃって、タイゾー議員まで「残念ですね。夢がないですね。」なんて失望してます。

でも、ご心配なく。おかしいなぁ、そんなバカなことないよなってgoogleニュースのu.k.版で検索したら、存在を否定しているのは宇宙人とか“空飛ぶ円盤”とかそれらによる地球侵略の恐れで、UFOそのものではありませんから(たとえばBBCの記事はここを参照)。

そもそも「UFO」というのは"Unidentified Flying Object"または"Unknown Flying Object"--つまり「未確認飛行物体」のこと。レーダーに映ったり、目撃情報があったけど、飛行申請などがなかったりして、どこの誰だか(何だか)わからないものは、すべてUFOなんです。UFOの存在を否定しちゃうということは、未確認飛行物体はすべて確認できちゃいましたってことで、そしたらそもそも未確認じゃないわけだから、この言葉自体が成り立たない(このへんの話はこの本にわかりやすく書かれています)。だから変だなぁと思って元のニュースをあたってみたわけです。

日本の新聞社が不正確な報道をしたということですね(面白おかしく書こうとしたのかな)。

今回マル秘扱いが解除され、近々公開されるという英国国防省の報告書には“空飛ぶ円盤”みたいなものが知覚される現象が、気象条件や電波、磁場などの条件で、「超」がつかない自然現象として生じることが、ある程度科学的に解き明かされているようです。

これこそ“空飛ぶ円盤”の謎に迫る、科学的で夢ある探求だと私なんかは思いますね。

徳島ABA研究会スカイプで参戦。遠隔ゼミに比べて参加者が多いので、マイクから遠い席の人の声は聞えにくかったけど、司会や発表者の声は明瞭。自宅にいながら附属養護の会議室にいるような気持ちで参加できました。

今回の話題提供者は理学療法士の大西康平先生(特別養護老人ホーム水明荘)。高齢者の自立した生活を支援するための筋力アップのプログラムについて報告してくれました。

これは「高齢者に筋トレ!?」と一時期マスコミでも批判的に取り上げられていたもの。でも、一人で歩けなかった人が歩けるようになるなど、成果を示す事例も多数報告されているそうです。

大西先生が現在取り組んでいるのは、どうやってトレーニングに参加する行動を維持できるかという点。筋トレは負荷をかけないと効果が出ず、負荷をかけると苦痛や疲れが伴うので、ギブアップしたりドロップアウトしてしまう人が多いそうです(逆に言えばそれを乗りきれば効果が出るということらしい)。

マシンのレバーを持ち上げたり、ふんばったりする行動の一つひとつは痛みや違和感、疲れという嫌子出現によって弱化されること、筋力アップという好子は塵も積もれば山となる型で、随伴性はあるけど強化はしないこと。この二点は若者の筋トレと共通だから、多くの若者が運動不足になるのと同じで、高齢者だってジム通いが日課になる人は少ないはず。

さらに若者の場合なら、ダイエットとか、夏に向かってシェイプアップとか、異性にモテたいとか、他のスポーツに役立てたいなど、運動をしないことを嫌子化するような確立操作にはことかかないけど、高齢者にとってはそういう確立操作を見つけるのがけっこう難しいかもしれません(なんで今更こんな辛いことしなきゃあかんの?と思われやすいってこと)。

大西先生は、目標設定をして達成をホワイトボードにマークをつけてフィードバックするような方法を発表されておりましたが、おそらくこれだけだと好子として機能しない人も多いはず。

ご老人が病院に通うのはそこに知り合いが集まるからだという話もあるように、話をしたり、一緒に何かすることによる社会的好子はかなり有効なようです。だから、一人ずつマシンで筋トレするよりも、みんなでできること(組み体操とかボール投げとか高齢者向けエアロビクスとか)、他の好子と一緒に提示されること(腹筋を使って歌を歌うとか、音楽にあわせて体を動かすとか)を、それ自体があまり苦痛にならないような状態(あらかじめ心拍数を少し上げておく)で少しずつやる方がいいのではないか?とコメントしました。

みんないつかは老いるのだから他人事ではないですよね。

名刺を作らなくちゃと準備中。

新しい職場は文学部心理学科になるのだが、学内の業者さんからいただいたサンプルの英語表記では文学部のところが「Faculty of Letters」になっている。

どうもピンとこない英語表記である。

ネットで調べると、こんな解説をしているサイトもあった。

外国語HPを解読しよう!「FACULTY OF LETTERS」 が、「手紙の教授陣」と訳されるていることがありました。これはLetters を手紙、Faculty を教授陣 と直訳したために生じた誤訳です。正確には、FACULTY OF LETTERS は文学部 の意味です。

そりゃ「手紙の教授陣」には笑えますが、googleで「Faculty of Letters」を検索してヒットするのは(少なくとも上位は)日本の大学ばかり。ドメインを「.edu」や「.ac.uk」(米国や英国の大学)に限定してヒットするのも(多くは)日本や英米以外の大学所属の教員情報。

それじゃ英米の大学の学部名はどうなっているかというと、これが大学によってかなり違う。全部調べるような時間はないので、とりあえず母校であるWestern Michigan University のHPで確認したら、心理学部(「学部」だけど)は「College of Arts and Sciences」 の中の「Sciences and Mathematics」にある。ここには心理の他に生物学、化学、地学、地理学、数学、物理学、統計学が入っている。

日本の大学では心理学が社会学や哲学、文学や言語学などと同じ部や学群にあることが多いけど、WMUでは、これらの社会・人文科学系の学問は同じCollege of Arts and Sciencesの他の学群(「Social Sciences」や「Humanities」)に配置されている。

WMUの心理学部は行動分析学のメッカの一つで、学部も大学院も授業はほぼ100%行動分析学。だから、ご近所がいわゆる文系ではなく理系でも馴染むんだろうと思う(ちなみにカウンセリング系の心理は教育学部の方に別組織としてあるのです)。

組織の名前は組織の中身を表すものだから、学部構成が異なれば名前も異なる。だから Faculty of Letters の表記が見当たらないのかなぁと考えつつ、そういや日本の大学って創設期にフランスやドイツの影響を受けたという話もあったよなぁと思い出した。法政大学も創立期にはパリ大学教授のボアソナード博士を教頭として招聘したそうである(BTことボアソナードタワーの名前の由来ですね)。

もしかしてフランスやドイツの大学の文学部はFaculty of Letters (の仏語・独語表記)なんだろうか?

ややこしいですね。時間切れギブアップ。受容的にFaculty of Letters を採用します。

徳島県内のニュース@徳島新聞徳島県内で二〇〇四年に糖尿病で死亡した人は十万人当たり一六・六人と、全国平均の一〇・〇人を大きく上回り、十二年連続で全国ワースト一位になったことが、厚生労働省のまとめで分かった。

原因は運動不足、特に日常生活での歩行不足とされている。

県健康増進課によると、県民のエネルギー摂取量は一日一九一一キロカロリーと、全国平均と同程度。一方、一日当たりの歩行数は六千百九十二歩(全国平均七千百六十八歩)と運動量が少ない傾向がみられ、連動する形で肥満率も男性37・2%(27・8%)、女性26・1%(22・2%)と高くなっている。

確かに徳島ではどこに行くにもクルマ。しかもドアツードア。普通に暮らしていると、ほとんど歩かなくても事足りる。

東京の新生活がスタートしてから、この日常生活におけるウォーキング量の格差をまさに実感。家から駅、駅から大学、大学内の移動も歩く歩く。最深とも言われる地下鉄を使っていて、しかもエレベータでも歩いちゃうせっかちなところがあるから、昇り降りもばかにならない。

それに徳島のつもりで買い物をすると、両手に大きな買い物袋をぶらさげてそれだけの距離を歩くことになる。筋トレにもなりそうだ。

万歩計をつけといて事前・事後で比較すればよかった....っと、ちょっと後悔。

Boissonadepic

本日から新しい職場での仕事がスタートします。

法政大学文学部心理学科です。

キャンパスは市ケ谷(JR飯田橋と市ケ谷の中間くらい)。心理学教室は“ボアソナード・タワー”という眺めのよいビルに入っています(研究室は別の建物)。

問題解決に役立つ心理学をテーマに、教育・福祉・企業など、社会のさまざまな分野で活躍できる専門家を輩出するプログラムを開発していく所存です。

しばらくは授業準備などに忙殺されそうですが、徐々に地域との連携体制を模索していければいいなぁと考えています。

地域でこんな問題を抱えているんだけど、心理学(行動分析学)から解決できないか?といったご要望があれば、一度、ご相談下さい。

Goodbytokushima

11年前。トラック1台に荷物をぎゅうぎゅうに積み込んで、不安と期待で到着した徳島港。同じフェリーに同じような気持ちで乗り込んで、東京に向けて出発です。

鳴門教育大学では、学校教育における問題を解決するための思考力やコミュニケーションをテーマにして、現場の先生たちと一緒に数々のプロジェクトに取り組みました。

協力的な学校と熱心な先生たちに恵まれたおかげで、特別支援教育というジャンルには限定されますが、一人ひとりの児童生徒への指導の改善、学校全体での専門性向上、そして県レベルでの研修体制への確立と、とても充実した研究生活を送ることができました。

いずれ何らかの形でこうしたプロジェクトを総括することになると思いますが、一言で言えば、「学校は(教育は)改善できる」ということになると思います。そしてそれはカリキュラムの改訂とか、法律の改訂とか、教員の“自覚”をうながす研修によってではなく、改善に必要な問題解決的思考とコミュニケーションの方法を、直接、先生たちの日常的な指導の場面で教えることで実現するということです。

もちろん、こういう改善には時間がかかります。企業ならトップダウンで半年でできそうなことでも、学校という組織では、教員や管理職の先生たちや保護者の合意を得ながら、かつ、事例研究を積み重ねながら、数年単位の継続が必要になります。11年前の若かりし頃なら私もすぐにあきらめてしまって「学校は変わらない」と早々に結論づけてしまったかもしれませんが、今は違います。時間はかかりますし、学校や教育業界特有の文化とか風土にあわせる工夫が必要ですが、継続すれば、学校は変われます。

9.11以来、警備が厳しくなり、空港のゲートが混雑することも多くなった。

長い列に並ぶのが苦手なのでイライラしながら行動観察していると、まず不用意にブザーを鳴らしている人がかなりいる。留め金のついたベルトのような隠れアイテムならまだしも、鍵とか携帯電話で鳴らす輩もいる。

混雑時にはゲート前に係員が立って、大声を張り上げて警告していることもある。でも、どうもこれにはあまり効果がなさそう。連れとお喋りしていたりして、話を聞いていない人もいるからだ(そういう人に“うっかり八平”も多いような...)。

ポスターなどで視覚的に訴える方が有効と思うが、残念ながら掲示の位置や見やすさが弱く、知らぬうちに通り過ぎてしまう人もいる。

ようやくゲートに来てからパソコンをバッグから取りだしたりして余分な時間がかかっている場合もある。物理的にもう少し構造化して、たとえばちょっとした段差をつけたり、あるいは回り込まないとならないようなカーブのところにわかりやすい写真やイラストでポケットの中やバッグの中を点検させるプロンプトを仕組んだらどうだろう。

それから、あの探知器がいくらするかは知らないが、余裕があれば無人のゲートを手前にいくつか用意するというのも手かもしれない。そこを通り抜けた人だけが係員のいる本番ゲートへ進めば手間が省けるし、列を止めないで済む。

パソコンなどをバッグから出す必要のある人のレーンと、レントゲン検査を通す必要がほとんどない人のレーンを分けてしまうのも手かもしれない。そうすれば、やたら手荷物を持ち込む人も減るかもしれないし。

勤務中に競艇の情報案内を聞いていたという岡山の小学校校長が停職になったそうな(日経新聞,2006.2.21)。2005年4月から今年の1月まで計32回も。

通話記録がないと(まさか盗聴?)こんな情報はでてこないだろうから、たぶん内部告発なんだろうな。ということは、この校長先生、競艇以外にもいろいろ問題があったのかもしれないな(じゃないとわざわざ通話記録とか調査して告発する人もいないだろうから)なんて思いつつ、うちの大学の話。

最近は仕事のコミュニケーションはメールか掲示板が中心で大切な要件の電話はほとんどない。それでも定期的にかかってくる電話がある。資産運用のためのマンション販売営業電話だ。うちにはそんな資金はないし、マンション運用に興味ないし、そもそも勤務中にそんな話をするヒマはない。

だから、何も言わず電話を切ったり、怒鳴ったり、相手の電話番号と上司を聞き出してもうかけてくるなとお願いしたりしているが、この手の業者の数が多いのか、きりがない。

そもそも大学の教員に電話して強化されることがあるんだろうか?と疑問に思い、この間、「こんな電話してうちの大学で商談につながることあるんですか?」とふってみた。すると「はい。何人かの先生にお世話になっております」との返事。まじっすか。

営業トークであることを信じたい。あるいは大学をあげて、「鳴門教育大学では勤務中の営業電話を受け付けておりません」と声明を出して、業者からの電話を自動的にシャットアウトしてほしい。

というわけで、現在、研究室の電話は常時留守電になっております。ご迷惑をおかけしますが、お名前とご連絡先、ご要件を留守番電話にお残し下さい。こちらからおかけなおします。

CDC_Checklist

鳥インフルエンザの感染拡大から新型インフルエンザが出現する危険性が声高に叫ばれている。発生すれば日本でも64万人の死者がでるという試算もあるそうだ。

ウィルスの変異は自然現象であり、まさに自然と人間との戦いだ。感染拡大を防げるかどうかは人々の行動にかかっている。

コトが起きたら、鎮静するまでは外出や他の人との接触を控え、自宅で生活することが望ましいそうだ。

となれば、自宅でしばらくは生活できるだけの食料や水、医療品、その他の生活必需品を備蓄しておかなければならない。

備蓄行動の頻度を上げるための手段の一つとして、米国の疾病対策センター(CDC: Centers for Diseases Control and Prevention)では、こうした家庭用備蓄品リストを公開している。シリアルとかピーナッツバターとかクラッカーとか、とてもアメリカらしい。日本なら感染症情報センターあたりが日本版をつくるべきでは?

CDCでは学校用の対策支援ツールを準備中らしいので、公開されたら紹介したい。

ライブドア騒動で話題になった『風説の流布』。株価操作のための意図的な犯罪行為を差す法律用語だが、世の中にはいい加減なくせにもっともらしい情報というのがほんとうに多い。

今日の新聞にはコーヒーの効用に関する厚生労働省研究班の結果が掲載されていた。それによれば、

JPHC Study の経過報告コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、ほぼ毎日飲む人では肝がんの発生率が約半分に減少し、1日の摂取量が増えるほど発生率が低下し、1日5杯以上飲む人では、肝がんの発生率は4分の1にまで低下していました。

だそうだ。

自分は毎日コーヒーを5杯は飲む。その昔、コーヒーは胃潰瘍になるとか胃ガンになるとか言われていたこともあって、少々、罪悪感というか引け目を感じながら飲んでいた。

ところがそのような研究データは実はいっさいないということだ。ガセだったということか!

それどころか、調べてみると、動脈硬化になりにくくなるとか、脂肪分解作用があるとか、自殺を減らすとか、糖尿病を予防するなど、ポジティブな効果がたくさんあるようだ。

子どもの頃、「四季は日本にしかない、日本が誇るべき自然」と教えられ、そう思いこんでいたのが、米国ミシガン州に留学して、日本に優るとも劣らない四季の変化の美しさに感動し、あれはなんじゃったんだい!と憤慨したことを思い出した。

もっともらしいガセよりも、科学に裏打ちされた正確な情報が普及するように、少なくとも自分の仕事に関しては責任ある言動をしていきたいぞ。

ソニーBGMというレコード会社が欧米で発売した音楽CDに、パソコンのOSをユーザーに知らせずに書き換えてしまう「rootkit」というウィルスに似たプログラムが組み込まれていたらしい(MacPeople 2006.2, pp. 202-203)。詳しい事件の経緯はWikiPediaなどを参照していただきたい。

すでに訴訟問題になっていて大きな事件に発展しているのだが、日本のマスコミはほとんど報道していない(不思議だ)。

今後、TVの地上波もデジタル化されることで、日本でも、どうやって著作権を保護し、どこまで利用者の権利を認めるのかといった議論がオープンになされていくべきだろう。

自分の場合、授業や講習会用に作成した教材はほどんどwebで公開している。国立大学の教官の給料の出所は結局のところほとんどが税金であるから、少しでも還元しようと思ってのことだ。

だが、そういう教材を元を引用することなく無許可で借用している人や本などをたまたま発見すると、ちょっと複雑な気持ちになる。特に、その人がそれをご自分のオリジナルとして使っていたときには気持ちが悪くなりもする。

デジタル時代には、自分が手間ひまかけて作ったものを再利用できないような強固なしばりをかけるか(ソニーBGMやデジタル放送を1回しかコピーできないようにする制限など)、もしくは、他人に使われることが、嫌子ではなく好子になるような価値観の変容(GPLライセンスのような)が必要なのかもしれない。


今年の抱負2006

というわけで抱負です。

今年は移行の年。次に何が起こるか予想しにくい年になることは間違いなし。ハプニングとうまくつきあえるかどうかが鍵になりそうです。となれば具体的な目標設定(論文を何本書くとか)より、方針だけ決めておいた方がよさそう。

2006年の抱負・柔軟に考えること。
・さらにたくさん考えること。
・うまくいかないときにも笑って過ごすこと

3つめが最もチャレンジングかな。できてないときにはフィードバック頼んます。

akeome2006

皆さま、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

この家からの最後の初日出を撮影するつもりだったのに悠々寝坊。

ブログで今年の抱負でも書こう。でもその前に去年の抱負を振り返ろうと、昨年1月の記事を読もうとしたら、左カラムのバックナンバー欄に見当たらない!?

調べたら、ココログのバックナンバーって過去10ヶ月前までしか表示されないんですね。

てなわけで正月早々いろいろ検索して、プルダウンメニューでバックナンバーを表示するスクリプトをfacetさんのサイトからいただきました。

facetさんは暴想さんのスクリプトを推薦してますが、そちらの場合だとスクリプトは暴想さんのサイトにあるものを使うことになるので敬遠しました。

で、なんとか表示されたプルダウンメニューから昨年1月の記事を見てみたら..... 抱負がない...

すんげぇオチでした。

井上先生からバトンが回ってきました。ふだんはこういうチェーン的なやつは黒でも白でもぶったぎるんだけど、いつもお世話になっているのでリレーします。

1 17歳の時は何をしてた?
 まず「17歳」って言われてもピンとこなくて大ショック。17歳の頃は自分が17歳だなんて意識してなかったってことだなぁ。真央ちゃんの14歳とは大違い。
 んで、履歴書とか和暦・西暦変換ソフトとか駆使して(3分くらいかかって)、たぶん高校2年生の頃だったんだろうと算出しました。
 「高校2年生」-- これまた中途半端な時代だいねぇ(^^)。受験勉強もまだ始まらず、ナンパ目的で入部したギター部も退部して、たらたら帰宅部してた頃。3年生の先輩女子と合コンしたり、男友達連れ合って軽井沢まで女子大生をナンパしに行ったり、ゲーセンに入り浸ったり、そんなことばっかしてました。

2 17歳の時は何を考えてた?
 けっこういろんな事考えていた。人生とか友情とか恋愛とか。
 昔のノートとかを段ボールの箱にしまい込んであって、何年かごとに読み返したりするんだけど、「生きるってどういうこと?」や「自分の人生、これでいいんだろか?」みたいな落書きが6色ボールペンで殴り書きしてあって、コイツ大丈夫か?って、けっこう笑えます。
 一日に数冊のペースで本読むブンガク青年なところがあったし、今より100倍アタマでっかちだったことには間違いない。

3 17歳の時のイベントは?
 ガッコさぼっていろんな所に遊びに行きました。仲間4人で無賃乗車して鎌倉まで行ったりとか。修学旅行でクラス全員で酒飲んだのがバレて全員休学処分くらったり。大イベントというよりは、そういうイベントが毎週のようにあったなぁ。

4 17歳のときにやり残したことは?
 部活。中学のときの反動で、無意味な(知能指数が低いと当時は思ってた)体育会系・先輩後輩の上下関係だけはまっぴらだったんで、それだけを理由に、入りたかったテニス部に入らなかった。
    
5 17歳のときに戻れたら?
 テニス部に入るかな。でもやっぱアホな先輩に腹立ててやめちゃうかも。ナンパな高校生活も十分に楽しかったから、またおんなじように過ごすことでしょう。  

6 17歳のときに失敗したことは?
 思い当たりません。あの頃から失敗しないように立ち回ることがうまかったのかも。

7 17歳の時、いい恋してた?
 日曜日に後楽園球場に行って、なぜか隣の住宅展示場を見て回るような恋愛してました。別れてから彼女の家に押し掛けて(別れ話を切り出したのはこっちだったけど)、彼女のお母上と妙にしっくり話をしたりしてました。恋っていうのがよくわからなくて、ほんわかしたり、逆上したり、考えまくったり、あきらめたりしてました(これは今も一緒やね)。

8 次に17歳に戻ってもらいたい1人は?
 せっかくこうやって回ってきたんで、心理学者bloggerシリーズとして、望月先生にお願いします。

京都大学保健管理センターの川村孝所長によると、水でうがいするとしない場合に比べて風邪の発症が4割減ることが研究からわかったらしい(京都新聞)。

驚いたのは、これまでに「うがいをすれば風邪の予防になる」ことを示した研究がなかったということ。つまり、言い伝え(?)でしかなかったのだ!(そういうことなら今回の研究は、当然、追試されるべきだけど)。

もっと驚いたのはうがい薬(ヨード液)には水ほどの効果が認められなかったこと! 

100人あたり1ヶ月間で発症する人数
うがいをしないと→26人
水でうがいすると→17人
うがい薬でうがいすると→24人

これまで病院で処方されていたうがい薬はなんだったんだろう。

医療では効果が実証されている薬や治療法のみが許可されていると信じていただけにちょっとショック。

メディアが新型インフルエンザ発生可能性を連日のように報道して恐怖をあおっているけど、タミフルよりも手を洗ってうがいをする行動の頻度を増加させる方が先決かも。

とりあえずセルフマネジメントを導入してみよっと。

hosei_koen051112

突然ですが、来年4月から東京で働くことになりました。

新しい職場は法政大学。所属は文学部心理学科、キャンパスは市ケ谷になります。

鳴門教育大学に着任してから10年。仕事も遊びも順調で、徳島を離れるのはとても寂しいのですが、新しい生活への期待もいっぱいです。

法政大学では一昨年に心理学科(学部)が創設され、来年度からは人文科学研究科の一専攻として心理学専攻(大学院、修士・博士課程)がスタートします。

実は、戦前から、日本心理学会の設立に重要な役割を果たされた城戸幡太郎先生を中心に、科学としての基礎を重視しながら社会に貢献できる心理学を目指して研究が進められていたそうです。

「科学としての基礎を大切にしながら、社会に貢献できる応用研究を推進する」とは、 まさに行動分析学にぴったりな教育研究の理念です。私はここに惹かれました。

転職後は、これまで進めてきた「学校で使える行動分析学」に加えて、地の利を活かして「企業で使える行動分析学」の研究もできたらいいなと考えています。

今週末には、大学院の開講を記念して辻敬一郎先生(中京大学)の講演会が開かれます(11/12、土)。詳しくはこちらをご参照下さい。私も学部生へのゼミ紹介を兼ねて参加します。

法政大学で、学校や企業や地域社会が抱える問題解決に役立つ方法を、行動分析学から研究したい人は、ぜひ大学院への進学をご検討下さい。大学院・春季入試の願書提出期間は2006/1/13(金)-1/20(金)です。詳しくはこちらをご参照下さい。

「喫煙はニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病」---日本の医学会がようやく腰を上げ、一般医師向けの診療指針を作成した。

日本循環器学会など9学会がつくる合同研究班・班長の藤原久義先生(岐阜大学)によると「自分の意思で喫煙をやめられるのは5-10%程度」で、“治療”にはカウンセリング(内容は行動的なもの)や薬物療法を推奨している。

ちなみに高校3年から20代中頃まで毎日1〜2箱は吸っていた私が使ったのは嫌悪療法モドキ(?)。

当時、東京でサラリーマンをしていた私は毎日乗車率120%以上の地下鉄で通勤。嗅覚過敏なこともあって、満員電車で加齢臭+ポマードのおじさんともみ合うのが大の苦手だった。しかもそういう人に限って、電車から出た瞬間にタバコに火をつけて吸い始める。

タバコを吸わない人には意外かもしれないけど、タバコを吸う人の大半は他の人のタバコの煙はうざく感じるものなのだ。

そこで、禁煙してタバコを吸いたくなるたびに、地下鉄で出会う、加齢臭+ポマードのおじさんをできるだけ具体的に思い浮かべるようにした。臭い、ポマード頭、表情、しぐさ、「ぷふぁ」という音、すべてである。

2-3回リバウンドがあったけど、1年間くらいかけて完全に止めることができた。

当時、江戸川の河川敷のジョギングも始めて、これがどんどん楽になっていったのも強化的だったと思う(「タバコを吸わなければ体力がつく」というタクトを強化したという意味で)。

今となっては知る人ぞしる嫌煙家だ。

UFJ銀行のATMに隠しカメラが仕込まれていた事件。

ATMには防犯カメラがあるのにもかかわず、リアルタイムでは監視されていないということが、全国的にバレてしまったという点で大問題だと思うのは私だけだろうか。

防犯カメラの映像から、引き出しや記帳など、通常のATM利用行動以外を自動的に検出し、警備会社に連絡したり、そのATMに警告刺激を提示する(「どういたしましたか?」のような音声を流すとか)システムは開発できないのだろうか?

コンピュータに無理ならハトに観察させたらいい。ヒトの存在を検出させる実験とか、絵の描画スタイルを区別させる実験など、曖昧で抽象的な刺激クラスの弁別を教えられることがわかっているのだから。

今こそ実験的行動分析ラボの出番だ!?

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画像は「言葉の通じない動物に、どうやって教える?」から。

「総務省がネットの匿名性を排除しようとしている」 -- ある新聞記事をきっかけにブログ界に広がった反響。総務省が「ネットに匿名性は不可欠」と弁明のようなコメントをだしたことで落ち着いたようではあるが、いろいろ考えさせられた。

というのも、ここ数年、コラボネットやこのブログをみて相談のメールを送ってくる人たちの中に「匿名」がとても増えているからだ。

掲示板での質問やブログへのコメントならまだわかる。でも、わざわざメールだして相談したり、質問したりするのに、どこの誰だか明かさないというのは、なんだか不思議な気がする。

たとえばの話だけど「ぺこりん」とかいうハンドルの人、電話してきて「こんにちは、ぺこりんですけど」って、ヘンでしょう? はっきり言って、失礼だと感じてしまう(←加齢現象か?)。

ネットでの匿名性は保障されるべきだが、匿名性に慣れてしまって現実社会でのソーシャルスキルが低下しないといいのだが...

ちなみに、オンライン=バーチャル(仮想)、オフライン=リアリティ(現実)という、メディアがとる区分は単純すぎ。このブログだって本人が実名だしてやってるわけで、ほんまもんの世界で勝負してるんだからさ。

面白いサイトを見つけた。

konnichiwa-bokumetsu
『こんにちわ』撲滅委員会とは「こんにちわ」表記撲滅のために戦い「こんにちは」表記を広く普及させようという趣旨のもとに設立された団体である。【2002年8月13日開設】

友だちとのメールのやりとりでは年甲斐もなく絵文字・顔文字を多用しているせいか、ときどき仕事のメールを書いているときに、あれ(・・?) こんにちハだっけ?こんにちワだっけ、なんて混乱することがある。

上のサイトはあくまでシャレだそうだが、それにしてはマジな反響が多かったみたいでけっこう笑えた。

今は亡きLindsley先生が「アメリカでもインチ(inch)やフィート(feet)をやめてメートル法だけ使うようにすれば学校で2重に教える必要がなくなり、授業時間の短縮になり、子どもの混乱も少なくなる。どっちにしろ2つのシステムをマスターしている人は少ないんだから」と嘆いていたのを思い出した。

「こんにちわ」に関しては自分ではどっちでもいいような気がする。でも、やたら杓子定規で、「こんにちわ」を見るたびに「小学校の教育も受けていないのか!」とシャレもわからず感情的に反応する人たちを遠めに楽しむのもオツだから、このままがいいかも。

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選挙!

先週の衆院選に続き、今週は民主党の党首選。刺客だの落下傘だのマドンナだの、マスコミの騒ぎ立て方の是非はどうれあれ、国民の関心が政治に向き、全国で“日本の未来を考える”行動の頻度が上がったのはいいことだ。

そんな中、日本行動分析学会の理事選挙が実は静かに進行中だ。残念なことに、投票率も低く、毎回、たいして盛り上がることなく終ってしまうという感は否めない。ちなみに国際行動分析学会(ABA)の会長は、立候補と会員の投票により直接選挙で選ばれるせいか、もう少し“選挙”らしい。

学術団体の選挙だし、誰が理事になっても変わらないし、変わる必要もないと思われているかもしれない。

でも、今の日本行動分析学会には、

・特別支援教育における応用行動分析学への期待が全国レベルで存在し、学会として社会貢献できる大きなチャンスがある。

・日本の心理学界全体に、臨床が重視され基礎が軽視されがちな傾向があるが、基礎と応用が密接に関連している行動分析学からは、基礎研究者・応用研究者のコラボレーションのモデルを提案できる。

という2つの大きな使命/役割があるように思われる。

そして、こうした社会的期待に応え、学問的に発展していくためには、学会が今よりさらにスピーディーに、機能的に、そして楽しく(←忘れちゃいけません)なった方がいい。

というわけで、今回は選挙運動というのをやってみることにした。

日経新聞(2005.8.31)の記事「自殺予防へ総合対策」の記事を読んで驚いた。

日本が世界でも自殺者が多い国であることや、自殺者数が増加していることはマスコミの報道などで漠然と知っていたが、驚いたのは新聞に掲載されていたグラフである。

なんと1998年を境にいきなり2倍に増えているではないか。

suicide

よく見直したら縦軸が縮小されていたので、実際には25,000人位から35,000人位へと1.4倍くらいの増加だが、それにしてもあまりに非連続的な増加だ(より詳しいデータはこちら)。

あまりに非連続なので調査方法や統計の取り方などの変更を疑ったが、いろいろ調べてみてもそれらしい情報はない。ほとんどは、不景気による解雇(失業率の増加)、経営苦など、経済的な原因を自殺者急増の主因としてあげていた。

時事通信総務省の公害等調整委員会は30日、農水省が進める国営諫早湾干拓事業(長崎県)と漁業被害との因果関係を認めるよう求めた有明海沿岸の漁業者の原因裁定申請を棄却した。裁定書は、申請した漁業者17人のうち15人の不漁による漁業被害を認定。ただ、因果関係については「高度のがい然性をもって肯定するには至らなかった」とし、データ不足などから解明できなかったことを明らかにした。

いさはやひがたネットなどに、水門と赤潮の因果関係が論理的に推定されているが、もっとハードなデータが必要ということらしい。

科学的なデータに基づいた政治は大歓迎だが、無策無政の言い訳に科学を使ってもらっては大迷惑だ。

実際、農水省が設置した第三者委員会が、因果関係を調べるためには水門を中・長期にわたって開放すべきだと結論している。まさに反転法の発想である。ところが、当の農水省がこれに抵抗しているらしい。

行動分析学では、何らかの事情で反転法が使えないときには多層ベースライン法など、他の実験計画を使う。

たとえば、世界各地の干拓事業から水門閉鎖と赤潮の発生や漁獲量の変化などのデータを集めて、疑似多層ベースライン的に分析できないものなのだろうか。

Omnipelagosで遊んでいたら、スキナーからドラえもんにつながった。

Skinner
Seymour Skinner - fictional elementary school principal in \The Simpsons
The Simpsons

[Series history] series such as Sazae-san (which has been running since 1969) and Doraemon (running since 1979). In January
Doraemon
[Series finale rumors / South America] more pessimistic ending suggests that Nobita Nobi is suffering from autism and that all the characters
Autism

「スキナー」→「自閉症」のつながりを見つけようとしての検索。たちまちB.F.ではないスキナーさんから出発しているので明らかな失敗つながりだが、ドラえもんと自閉症の関係に興味をもって記事を読んでみた。

すると、Wikipedia(英語版)のDoraemonの項目に、噂されたドラえもんの最終回のストーリーとして、

・ドラえもんが壊れてしまって、それを修理するためにのび太がロボット工学博士になる。
・のび太は実は自閉症で、ドラえもんはすべてのび太の空想だった。

という2つの説が掲載されているではないか (゜o゜)/

保温室付き冷蔵庫がヒットしているらしい。

日経新聞(2005.8.29)の記事によれば、かつて失敗した「電子レンジ付き冷蔵庫」とは違い、「冷めた料理を電子レンジでチンするのではなく、暖かいまま食べさせたい」という主婦・主夫の願いをかなえた製品であるという。

保温を始めてから4時間または8時間で自動的に冷蔵に切り替わる機能など、ふだんの主婦・主夫の行動を観察し、どこを“支援”すれば暮らしが楽に、楽しく、美味しくなるかを上手に分析している。

好子・嫌子を同定し(冷えたてんぷらをチンするより暖かいまま保存しておいた方が美味しい)、行動レパートリーを特定する(冷蔵庫に入れずに食卓にだしておいた食事も家族の帰宅が遅くなれば冷蔵庫に入れなくてはならない)など、ヒット作の裏には消費者の行動観察と行動分析があることを示した好例ですな。

バレバレ

マル秘で受験した○○心理士の筆記試験。

会場で院生さんに声をかけられ、びっくり。

「網羅」の、臨床のなど、書けない漢字が続出。

表現や言い回しを変えて、それでもなんとか答案を書き上げたら、回収する係の人に「鳴門教育大学の島宗先生ですよね」と声をかけられた。

赤面。恥ずかしすぎ。

会場には100人近い人が来ていたけど、ほとんどは現職教員風でした。以外に人気があるんだね、この資格。

夏休み?

8月になると「学校はもう休みですか?」と羨ましげに聞かれることがある。

そのたびに「はい。授業は休みですけど、仕事は休みじゃないですよ」と言い訳がましく答えている。

世間一般では、大学の教員は学生と一緒に長が〜い夏休みをとっていると思われているようだが、実際には会社勤めと一緒で、夏休みは、いわゆる“盆休み”しかない。うちの大学だと8月中のどこか連続した3日間を休めるようになっている。その他の日は、有休をとらない限り、普通の勤務日だ。

ちなみに小中高校の教員は一昨年から制度が変わって、夏休みは研修期間とみなされ、出勤しないとならなくなった(その前までは確かに長が〜い夏休みをとっている人も多かったようだ)。

研修や公開講座や学会や、もちろんゼミもあるから、時間的な拘束は実はそれほど代わらない。ただ、授業や会議がないぶん、精神的にゆとりはある。

なので、自分は普段ではあまり読めない論文などを集中して読むことにしている。

今年の夏のテーマは“Relational Frame Theory”。HayesやBarnes-Holmesらがスキナーの言語行動論を越えるものとして提唱していて、国際行動分析学会などでも大流行の“理論”である。

とりあえず、JEABに掲載されたPalmerの書評(Data in search of a principle: A review of relational frame theory: A post Skinnerian account of human language and cognition. JEAB, 2004, 81, 189-204)から勃発した論争から読み進めているのだが、郵政民営化に関する自民党内の内紛と同じように、エキサイティングなわりに訳がわからない。

しばらく勉強です。

以前、竹田さんが徒然なる随伴性日記で紹介していたスキポール空港のハエ

似たようなものを、ナント!アスティ徳島のトイレで発見!! (阿波踊りの前夜祭のリハのときに気づいた)。

ハエじゃなくて、何かの図形(便器ごとに違う)が小便器の中央部にデザインされている。

写メを撮ろうと思ったけど、誤解されると怖いからやめました。

本番のときチャンスがあれば証拠写真を撮ってきます。

髪の毛を切りに行くたびに『女性セブン』や『女性自身』などをまとめ読みして、韓流ブームの源を確認したり、皇室情報や芸能情報など、(自分の生活では)床屋以外ではお目にかからない情報をチェックしている。

そんな中、ふと興味を惹く記事が....

どうやら新人ママさんのためのハウツーシリーズのようなのだが、公園デビューするときに気をつけることとか、幼稚園や学校で他のママや教師とうまくつきあっていく方法とか、まさしくお母さんのためのSST(ソーシャルスキルトレーニング)である。

「同じクラスのママに嫌われないために」→「最初は猫をかぶる」とか、「学校で子どもがいじめられたときに」→「教師の口から対策を言わせる」など、けっこう面白い。

笑えるものもあり、へぇ〜と感心するものもありである。

おそらくそれなりにニーズがあるんだろうなぁ。

筆記試験!?

ひょんなことから、ある試験を受けることになった(落ちると恥ずかしいから、何の試験かは秘密)。

論述式の筆記試験ということでハタと困った。

web日記を書いたり、本や論文を執筆したり、授業で使う教材を作ったり、毎日何十通ものメールを書きながらも、それらはすべてキーボード入力。しかも漢字変換は、日本語入力プログラムという便利な支援ツールに任せきりの過保護行動だ。

“手書き”は、毎日の予定を手帳に書くときか、大学の書類(「研修届け」とか)に、自分の氏名や所属を書くくらい。

写真の管理が下手ぴいだ。

アルバムに整理するのがめんどうなんで、友人・知人にもらった写真は、ダンボール箱とか、机のあちこちに散乱していて、そのうちなくなってしまう。

趣味のHPの方ではまめに写真をアップしていたこともあったけど、最近はブログに携帯カメラで撮影したラーメンの画像をアップするのが関の山。

仕事関係の写真はほとんど見つからない。それと関係あるのかないのか、どこで誰と一緒に仕事をしたのかも忘れてしまっていることがある。

「○○さんが、島宗先生と一緒に□□へ見学に行ったって言ってましたよ」なんて言われて、「え? そんなことあったっけ?」と失礼きわまりない。

そこで仕事関係の写真もできるだけブログに残しておくことにした。

左の下の方に「SNAP!」というコーナーを設置した。

注記:私に写真をくれる人へ。無断でweb公開しちゃうかもしれません。それが嫌な人は言って下さいね。

親子の意識はいつだってズレているものである。インターネットの使い方に関しても例外ではないようだ。

全国PTA協議会による調査中学2年の子どもがアダルト画像を見ていると思う親:0.9%

アダルト画像を見ている中学2年の子ども:11.8%

親は子どもの行動をよく見ていなくてはならないと思う。ところが干渉しすぎると子どもは反発するし、逆に親に隠れてするようになる。そうなると親はますます干渉する。行動の悪循環だ。

どうやらゼミ生の竹田さんの娘さんは楽しく健全にネットを使っているようだ(チャットの魅力)。成功の秘訣を娘さんに聞いてみたいところである。

個人情報保護法が施行されてから、学級名簿を作らない学校が増えているらしい。友達に年賀状を出すために、ひっそりと友達の家を自転車でまわり、近くの電柱に貼ってある番地表示をメモする子どもさえいるという。

私の師匠のマロット先生はよく「日本人はルール支配的だ」と言っていた。規律が高く、しつけがよく、街はゴミもなくとれもキレイ.... そういう古き良きニッポンのイメージからの褒め言葉だった。

確かにニッポン人はよくルールを守る方だと思う。少なくとも私の個人的な経験からは、アメリカ人より、タイ人より、よっぽどきっちりしている(人が多い)。

でも、同時に、本来は必要のないような、実際の行動随伴性とは隔離したルールを次々とやたらに作っていく傾向もある。

病院で患者さんを呼び込むときに、名前でなく番号で呼ぶとか(少なくとも選択制にできないんだろうか?)、クラス名簿を作らないというのは、まさにそういう過剰なルールのような気がする。

ルールに従っていないと怒られたり、注意されたりと、社会的な嫌子が出現する。過剰なルールをつくることで、そうしたリスクは確かに回避できる。

ニッポン人の過剰なルール支配行動は、嫌子出現阻止によって強化されているのかもしれない。

ある会議で田中理事から「たりたりの法則」なるものを教わった。

面白いネーミングだ。作文に関する、同じような楽しい名前のルール集があったらいいなと思い、さっそくググってみたけど、このままだとヒットしない。

唯一、見つかったのが、これ。

解散宣言・「正しい日本語を守る会」 「〜たり」という言葉は、対応する全ての動詞に付けなくてはならない。つまり、「笑ったり泣いたりして落ち着かない」という具合に使うのが正しく、「折ったり曲げないで下さい」というのは本当は誤りである。

そこで「〜たり〜たりの法則」で検索したら、面白いことを発見した。

どうやらGoogleで「〜」はワイルドカードの機能を持つらしく、「大当たりの法則」とか「すたりの法則」なんかがヒットするのだ。

GoogleのHPには「*」によるワイルドカード検索はサポートしていないと明記してあるので、これは隠しコマンドかもしれない。

朝の情報番組もたまには役に立つ。

きょうから個人情報保護法がスタートということで、セールスの電話がかかってきたら、

(1)どこで個人情報を入手したか質問でき、電話をかけてきた方はそれに答えなくてはならない。
(2)そのリストから自分をはずしてもらうよう(セールスの電話をかけてこないよう)依頼できる。
(3)(1)も(2)にも従わない業者がいたら、所轄の監督官庁から注意、勧告を発令するよう訴えられる。

ということである。

午前中、研究室にさっそく投資型マンションの営業電話がかかってきた。ちなみにこの手の電話がよくかかってくる。大学の教員に、よっぽどお金があって、しかも仕事中にそういう話をするほど時間もある人がいるのだろうか?(かけてくるということは少数でもいるのだろう)と、いつも煩わしく感じていたと。

飛んで火にいる春の虫。

いつもなら「けっこうです」の一言でガシャンと乱暴に電話を切るのだが、今回は上のステップに従って対応してみた。

会社と担当者の名前を確認してから、情報のソースを聞くと「文部科学省の職員録です」とのこと。

なるほど。職員録に自宅の情報を載せていないから大学にかかってくるという可能性もあるなぁ。

個人情報保護法がスタートしたことに触れ、名簿から削除して、二度と電話をかけてこないようにお願いすると、「かしこまりました」と、とてもスムース。

むこうにとっても想定内の対応だったのだろう。あっけなかったのでちょっと残念。

コート整備

clay_court

今日は野放しになっていたクレーコートをテニス部で整備した。

草抜きしてトンボをかけ、ローラーを引き、ラインも一ヶ所だけ張り替えた。

引退した4年生も参加してくれて、久しぶりに大勢でわいわいがやがや楽しく作業。

これまで、たった一人でせっせと草抜きをしてくださっていた体育講座の藤田先生のおかげで、コート整備は順調に進み、午後からはダブルス5組で総あたり戦。土のコートの楽しさを味わった。

クレーの場合、ボールがバウンドしてからスピードが落ちるので、決まった!と思っても取られることが多く、どうしてもラリーが続きやすくなる。それにイレギュラーも多いから、常に小刻みに足を動かさなくてはならない。

コートの種類が違うだけでテニスのプレイも変わってくるところが面白い。

まぁ、ほんとはオムニにしてくれたらいいんだけどね。

戦績は遊びのblogで。

方言というのは面白い。何が面白いって、初めてそのコトバを聞いたときの新鮮さというか、驚きっていうか、何かこそばゆい感じがいい。

先日出くわしたのは「さかもげ」。なんじゃそれ?って感じだったが、阿波弁で「さかむけ」のことらしい(ネットで調べたら出雲でも同じように使うらしい)。

「もげ」っていう語感が何とも言えないこそばゆさを生じさせるのは、一体なんでだろう?

鳴門に着任してすぐの頃、猛烈なインパクトがあったのが「はめる」の使い方。関東弁では「枠をはめる」など、かなり限定された使い方をするこの言葉が阿波や讃岐では「ボタンをはめる(とめる)」「おちゃをはめる(いれる)」「仲間にはめる(いれる)」など、途方もなく広い範囲をカバーしている。

当時、人間形成基礎講座の院生だった香川の現職教員(名前は伏せますがM先生)がパソコンにソフトをインストールするのをお手伝いしたら、「島宗先生にはめてもらいました」って他の院生に言ってまわり、そのたびに赤面したものだ。

他にも「まけまけいっぱい」など、阿波には個性の強い方言がたくさんあります。興味のある方はこちらから。

トクトク徳島大実験という面白い社会実験がもうすぐ終わろうとしている。

国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所 トクトク徳島大実験とは一般国道192号をはじめとする一般道路は、徳島市を中心に慢性的な渋滞が生じています。一方、四国縦貫自動車道徳島自動車道は、十分に活用されているとは言い難い状況にあります。  こうした背景のもと、四国地方幹線道路協議会徳島県委員会では、一般道路から高速道路への転換を促し一般道路の渋滞の緩和や沿道環境の改善効果の検証を目的とする社会実験「トクトク徳島大実験」を実施します。  この実験は、徳島自動車道の徳島IC〜藍住IC間において、平成16年10月15日(金)から12月22日(水)の期間、区間内だけのご利用に限り、全車種の通行料金を約半額とするものです。

192号を通勤や仕事に使う人が徳島道の該当区間を使うメリットはほとんどないように思われる。遠回りで、渋滞している192号より、もっと時間がかかりそうだからだ。

それに「約半額」というのもインパクトに欠ける。マクドナルドの「100円」バーガー発売のときとか、八万町の100円寿司「楽一」、そしてもちろん100円ショップには大行列で並ぶところから県民性を考慮すると、いっそのこと全車種「100円」均一にすればよかったのにとも思う(ワンコインで会計の手間も減らせるし)。

いまのところ、この大実験で高速の交通量が増えたとか、渋滞が緩和されたという話は聞いたことがないが、結果が楽しみである。

そして、ぜひ効果が上がるまで、継続的・系統的に実験を続けて欲しい。《実験》というのは、とりあえずやってみて成功か失敗かというものではない。成功のためには(渋滞を緩和するには)どんな環境操作が必要なのかを見つけることが目的なのだから、ぜひそこまでやり通していただきたいものである。

盗作と剽窃

nikkansports.com詩の盗作を認めた元「モーニング娘。」の安倍なつみ(23)が1日、NHK紅白歌合戦出場を辞退した。来年1月末まで、すべての芸能活動を自粛する。

なっちには申し訳ないが、この機会を使って、ゼミ生にはもう一度、「盗作」と「剽窃」について説明しておこう。

とうさく【盗作】(岩波国語辞典第六版)人の作品をそのまま自分のものとして使うこと
ひょうせつ【剽窃】(岩波国語辞典第六版)他人の文章・語句・説などをぬすんで使うこと

修士論文で文献を引用するときには、直接引用または間接引用のルールにのっとって適切に引用し、引用元を明記するようにお願いします。ゼミの発表資料(含むPowerPoint)も同様です。

万が一デビューが決まっても紅白出場できなくなりますから(笑)。

recycling-env.JPG

今日、ふと気づいたこと。

学内で書類をやりとりするのに、古い封筒に宛先と差出人を書き込める、いわゆる「再利用封筒」を自作して使っている。

再利用されているなら廻り回って自分のところに返ってきてもよさそうだけど、これまでそんなことはほとんどなかった(自分が宛てた先からそのまま返ってきたことはあったけど)。

長旅の末、どこかで任務を完了し、親元に帰るまでに処分されているのだろうか。それとも再利用封筒というものはなかなか再利用されないものなんだろうか。

謎である。

googleon.gif

毎日何回お世話になるかわからないくらいお世話になっているGoogleくん。

検索のキーワードを入力し間違えたりすると、「お探しのご用件は、もしかして○○○じゃないですか?」って丁寧に助言までしてくれる。

でも、ときどき余計なお世話もあって、う、まさかそのうちどこかからイルカが踊って飛び出してきやしないかと心配になる。

「手首 スナップ 測定」で検索しているのに、「もしかして 手首 スアップ 測定」だって。

「スアップ」ってナニ?

abasympo2004.jpg

今年のABA(国際行動分析学会)ではシンポジウムの司会(Chair)と指定討論(Discussant)を務めた。どちらも初めての経験だった。

 司会の方は、当日よりもそれまでのマネジメント(企画を打ち立て、発表者を募り、企画書を書いて申し込み、当日までに発表者の資料が指定討論者に届くようするなど)の方がたいへんだった。と、当日までは思っていたが、いざフタを開けてみると、発表者の一人が持参したパソコンがすぐにプロジェクターに映らなかったり、その間、フロアーの友人から「何かジョークを言って間をもたせろ」とつっこまれ、即興でジョークを言うなど、けっこうたいへんだった(楽しかったけど)。

 指定討論は、マサチューセッツ医科大学のリック・フレミングやBrowns Groupのベス・サルザーアザロフらが中心になって開発している、応用行動分析をベースに自閉症教育を教える遠隔教育プログラムのシンポジウムを頼まれた。発表の前日、ホテルに着いてから最後の資料が届き、それから準備をして臨んだのだが、用意した原稿を読むつもりが、発表者とのやり取り中心の会話型で進んだ。

国際学会での司会や指定討論の役割は、いかに場を和ませ、発表者を引き立たせ、その上で、聴衆も納得するような鋭いコメントをいくつか投げ込むことだと思う。コメントの鋭さはさておき、笑いはとれたから、自己評価は80点。

もぶろぐ




藤原先生にお願いして『もぶろぐ』(moblog)なるものをインストール。

これでメールや携帯からもweb日記が書けるようになりました。

いよいよ更新遅滞の言い訳ができなくなるわけです。

ちなみに画像はスキー実習に参加したときに戸隠で食べた蕎麦。

めちゃ^2旨い。

学生・院生さん>この実習はおすすめです。

JICAの仕事を終えて早朝に関空到着。
経営問題などあるにせよ、関空はとてもいい空港だと思う。
飛行機を降りてから空港をでるまで、ナビゲーションがうまくデザインされていてほとんど迷わない。
え〜っとって思ったそのときに視界に掲示板が入ってきたり、テープのアナウンスが聞こえるようになっている。
スタバに入ってラテ飲みながら、無料でネットもできるし。
やっぱり日本はいいなぁ。

ちなみに写真はロシアからきた(?)謎の飲料『ドリプシ』。

dripushil.jpg

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