再考シングルケースデザイン(その12):ランダマイゼーション検定にRのパッケージを使う

 Bulté & Onghena (2008) に紹介されている, Rでランダマイゼーション検定をするためのパッケージ SCRT の情報はここに掲載されています。

 SCRTをインストールすると,実験計画の時点で条件のセッションへの割当てを無作為化するために指定した条件で考えられるすべての組み合わせを算出するassignments()など,各種関数が組み込まれます(「依存パッケージも含める」にチェックを入れておけば作図関数graph()が含まれるSCVAや効果量計算のSCMAも同時にインストールされるようです)。今学期に3年生が取り組むことになっている実験で試しに使ってみようかと思います。

 ちなみに,Ferron & Ware (1994)や山田(1999)にあるように,事前に決めた介入開始条件を反映した(制限した)場合のランダマイゼーション検定に使えるかどうかはわかりません(なんとなく使えないような気がする)。

  • Bulté, I., & Onghena, P. (2008). An R package for single-case randomization tests. Behavior Research Methods, 40, 467-478.
  • Ferron, J., & Ware, W. (1994). Using randomization tests with responsive single-case designs. Behaviour Research And Therapy, 32, 787-791.
  • 山田剛史 (1999). 単一事例実験データの分析方法としてのランダマイゼーション検定 行動分析学研究, 13, 44-58.

関連する過去記事

アーカイブ

法政心理ネット