はるがきた:やんちゃな小犬の子育日記(23)扉の閉まったクレート内で安心して食事ができるようにする(その2)

その1の続きです。はる(うちの犬)は食事を一気に(長くても2分以内で)平らげてしまいます(参照:「完食させる」)。食事の時間を使った脱感作には時間的限界があるので、扉を閉めたままでもう少し長い時間クレート内にいる練習(吠えたり、出ようとして扉をがちゃがちゃしたり、クレートを齧ったりしないで)をするための装置を作りました。

 ラットの実験で使う、ペレット(餌)を一粒ずつ呈示できるフードディスペンサーが欲しかったのですが、とても高価なので、一般家庭向けの魚用オートフィーダーを使うことにしました。

 ただ、この装置は回転式で、タイマーも一日に数回、一回あたり一回転回るようにしかセットできません。

 定時スケジュール(FT)を組みたいので、簡単に外部IOを制御できるArduinoという電子回路キットを入手しました。ArduinoはUSBケーブルでPC/Macにつなぎ、パソコンから制御することもできれば、制御ソフトをArduino本体に書き込み、スタンドアローンで動かすこともできます。

 今回必要なのはオートフィーダーのオンオフのみなので、このキットについてくるMOSFETで制御できます。オートフィーダーの手動スイッチから導線をだしてつなぎました。制御用プログラムは、サンプルでついてくるLEDの制御ソフト(ほんの数行)をいじっただけ。一時間かからずに作業が完了しました。

 リモコンコンセントにオートフィーダーとArduino用のUSB電源(古いiPhoneのものを流用)をつなげば、リモコンのスイッチを押すとフィーダーが回り始め、もう一度スイッチを押すとフィーダーが止まる装置の完成です。

 難しかったのはオートフィーダーの調整です。フードの出口の広さを、窓の空き具合をスライドして変えることで、一度に(一回転ごとに)出てくる量を変えるのですが、開けすぎると一度にドバッと出てしまうし、閉めすぎると一粒も出てきません。一回転するのに10秒くらいかかるので、一粒もでないとフードとフードの間隔が一挙に20秒以上になってしまいます。その間に吠えてしまったら、吠えを迷信行動として偶発強化してしまいかねません。

 何度も調整し、フィーダー本体を傾けたりもして、ようやく少し安定してきましたが、何しろ、フードの形も球形ではないので、ばらつきはかなりあります(はるはアレルギーが多いので使えるが少なく、このフィーダーにはナウ・フレッシュ・スモールブリードを使っていますが、アレルギーの問題がない犬なら、もっと選択肢があると思います)。

 今のところ、動画のように、フィーダーが回っている間は、一回で落ちてくるフードを食べているので、クレートの扉が閉まっていてもフードを食べる行動が優位で、吠えたり、出ようとしたりはしません。非両立行動の強化の効果です。

 うちでは、時々、出張マッサージを頼むのですが、そのときには1時間ほど、このシステムを稼働させています。その日はこれがはるにとっての夕食になります。

 先日、途中でフィーダー内のフードがなくなってしまい(私の準備不足です)、そのまま様子を見ていたら、前足でクレートの扉を少し引っかいていましたが、すぐにあきらめ、寝始めました。マッサージ受けながらとはいえ、すぐそばに私がいるので、これはまだ完成形ではありませんが、かなりの進展です。

 ただ、この先の展開は思案中です。フィーダーを回しながら、私がそばから離れ、吠えなどがないことを確認しながら徐々にいなくなり(隣の部屋に行くとか)、さらにフィーダーが回る間隔を少しずつ伸ばしていけば、無誤反応で練習を進められると思うのですが、このためには私に時間的余裕が必要です。サバティカルも終わってしまったし。

 さて、どうするか…

エーハイム オートフィーダー (自動給餌器)エーハイム オートフィーダー (自動給餌器)

エーハイム
売り上げランキング : 535

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
Arduinoエントリーキット Arduinoエントリーキット

TechShare(テックシェア) 
売り上げランキング : 909

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
リモコンコンセントOCR-05 07-0155 リモコンコンセントOCR-05 07-0155

オーム電機 
売り上げランキング : 1877

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ナウ フレッシュ スモールブリード227g ナウ フレッシュ スモールブリード227g

ナウフレッシュ 
売り上げランキング : 373535

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

アーカイブ

法政心理ネット