2013年8月アーカイブ

Bbq2013

ゼミの卒業生有志が自宅に遊びにきてくれました。

夏らしく、テラスでBBQ。仕事や恋愛の近況話に花が咲きました。

8月は学会やら研修会やら道場やらで忙しく、やや疲れ気味でしたが、卒業後も伸び伸びと成長し続けている姿に元気づけられました。

また遊びにきてな〜

明日からの特殊教育学会が終われば、落ち着いた生活が戻ってくるので、もう一息頑張ります。

会場の明星大学は、大学で教え始めた頃にお世話になった、想い出のある大学です(通信教育学部の夏期スクーリングで心理学の授業を担当させていただいていました)。当初はモノレールがまだなくて、多摩動物公園駅から長く急な坂道を汗を流して登って通勤していました。

登壇予定は以下の2つのシンポジウム。両方とも指定討論です。

自主シンポジウム8:         
8月30日(金)13:00-15:00 28号館405
特別支援教育における教育現場と専門機関の協働・連携(4) : 持続可能な支援システムの構築に向けて「かけるコスト」・「捨てるコスト」
企 画 者:
 ○笹田夕美子 (浜松市発達医療総合福祉センター)
 ○奥田健次  (行動コーチングアカデミー)
話題提供者:
 ○竹中正彦  (兵庫県立姫路特別支援学校)
 ○奈良理央  (青森県立青森第一高等養護学校)
指定討論者:
 ○島宗 理  (法政大学)

自主シンポジウム52:
8月31日(土)16:00-18:00 28号館605
「ペアレント・トレーニング」を地域での実践に広げるために(3): 園・学校におけるペアレント・トレーニングの実践と課題
企画・司会者
 ○藤原 直子 (吉備国際大学)
 ○原口 英之 (筑波大学大学院人間総合科学研究科)
話題提供者
 ○竹中 雅彦 (兵庫県立姫路特別支援学校)
 ○日下 泰子 (兵庫県朝来市立山口小学校)
 ○矢本 洋子 (大阪府:三郷幼稚園)
指定討論者
 ○島宗 理   (法政大学)

日本教育心理学会第55回総会のGeorge Sugai 先生による特別講演 『子どもたちが健やかに成長する学校環境』の発表スライドがPBISのwebサイトで公開されました。

オリジナルの英語版に加え、日本語訳版も公開されています。英語版では発表者用のノートも公開されていますので、会場に来られなかった人も、あわせて読むと内容が6割くらいはわかるのではないかと思います(あとの4割は参加者特権ですね  ^^)。

Pbisimg

 

日本教育心理学会第55回総会準備委員会企画シンポジウム1の発表資料です。

話題提供者の先生方、スライド資料のご提供、ありがとうございました!

『発達・教育支援におけるエビデンスにもとづいた実践』

企画・司会 島宗 理(法政大学) 企画 山本淳一(慶應義塾大学)

11月までには『教育心理学年報』に掲載するまとめを書かないとならないようなので、討論についてはそのときにまたフォローアップします。

徳島に帰省中は、朝夕、徳島中央公園を散歩してました。意外にも犬を連れた人の数が少ない(というか人の数がそもそも少ない)のに、放置されたうんちの数が多いのが気になりました。徳島の友達にきいてみると、犬のうんちを拾う習慣がない人も結構多いとのこと。市内でもそうだし、南や西にいくと、外飼いで、散歩もせず、夕方になると首輪をはずし、犬が自分で近所を散歩し、うんちとおしっこをして帰ってくるという家もあるそうです(それはそれですごいけど)。勝浦の友達の庭には、そういうご近所の犬のうんちがよく落ちているそうですが、昔からそうなので特に気にならないそうです。文化の違いですね。

そんなとき、イアン・エアーズ著『ヤル気の科学』(文藝春秋, 2012)で引用されていて、気になった記事がありました。

イスラエル、テルアビブ郊外の街、Petah Tikva市 では飼い主に犬のDNAを登録を促し(唾液から)、散歩中のうんちを指定された場所に片づけた飼い主にはペットフードやおもちゃと交換できるクーポンを提供し(くじ式?)、道に放置した場合は罰金を支払わせる介入プログラムを試行するとあります。2008年9月の記事です。

こちらのサイトでは市専属獣医のTika Bar-On博士のインタビュー動画が見られます。ここでは罰則のみについて言及しています。罰金が730シュケルと聞こえます(2万円?)。2011年の記事で1年半以内には実現するだろうとあるから、そろそろ本格稼働でしょうか? どうなったのかな。介入の試行で強化だけでは道ばたのうんちが減らなかったから罰則を導入したのかもしれません。罰金が高額なのは、それでDNA解析にかかるコストをまかなおうとしているからでしょうか。でも、それだと、みんながうんちを片づけるようになったらシステムが運用できなくなるかも。

興味津々です。

なお、エアーズの『ヤル気の科学』には、行動分析学を学んだ人なら誰でも知っている(?) Ainslieによるハトのコミットメントの実験が引用されています。

Ainslie, G. W. (1974). Impulse control in pigeons. Journal of the Experimental Analysis of Behavior, 21(3), 485-489.

今流行の行動経済学に行動分析学の研究が貢献している一例ですが、著者の作文には所々、非行動分析学的な解釈が現われ、これはこれで面白いです。

「試行錯誤の中で、ハトは自分の環境がどういうものか学習し、二つのキーの相対的な費用と便益も理解するようになる」(p. 28)

「事前にクチバシを縛る選択を与えられたら、予想される将来的な近視眼を防ぐだけの知恵を備えていたわけだ」(p. 40)

この本には、スキナーがシェイピングを閃いたときのエピソードも紹介されています。経済学、特に行動経済学は、環境要因から行動を予測したり、制御するという学問の基本的な性格から、他の社会科学に比べれば「心(認知)の罠」にはまりにくい学問であり、それゆえ行動分析学との相性もいいのでしょう。

行動経済学の研究からは、どのような随伴性が(もしくは随伴性を記述したルールが)人の行動にどのように影響するかについて、面白い発見がたくさん見つかっていますし、その応用研究も進められています。

ただ、その対象は人の行動なので、人以外の動物の行動と人の行動とを分けて分析する枠組みを持つ必要性がないのでしょうね。

刊行から数ヶ月経過した号についてはPMCで無料公開されていた、Journal of Applied Behavior AnalysisJournal of the Experimental Analysis of Behavior がどちらも、オンラインジャーナル出版社のWileyと契約を結び、有料配信に切り替ったようです。

Wiley

 今のところ過去の巻号はPubMEDからダウンロードできます(いつまで可能なのかは不明)。

 Wileyのサイトはそれぞれ以下の通りです。

 法政はWileyと契約があるのですが、この切替が間に合っていないのか、PDFをダウンロードしようとすると「買って下さい」となってしまいます(問合中)。

 う〜ん、不便。

すべてを「意志力」で説明する解釈はほぼ間違っていると思うけど、内容は面白いし、数々の研究を引用していて、ここからそれらの研究を読み始めるのにちょうど良さそうな本です。

それなのに、この日本語版、引用文献一覧も、注釈も完全削除されてます。

カタカナに直された研究者名から該当しそうな研究を探すのも大変すぎるので、原著のKindle版を買ってみたら、引用文献一覧、注釈、索引がしっかりついてました(ただし、索引は頁数の記載がなく、語の羅列。せっかくの電子図書なのだからリンクをはってくれればいいのに)。

科学の研究を一般読者に紹介する本で、引用文献一覧を削除してしまうというのは、出版社としてあるまじきことだと思います。「スタンフォードの」とか、原著にはないタイトルで売上げをあげようとするのもなんかいやらしいなぁ(それで買ってしまう読者も読者だが....)


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日本教育心理学会第55回総会のGeorge Sugai 先生による特別講演の準備がようやく終わりました。PowerPointスライドを日本語にし、渡辺弥生先生と協力して配布資料も別途作成しました。準備しながら、Sugai先生とメールをやりとりして、質疑応答もさせていただきました。役得です。

そのなかで、以前から思っていた、Positive Behavior Intervention and Support (PBIS)の“Positive”って何が“Positive”?っていう疑問をぶつけてみました。

以下がSugai先生の回答です。許可を得て引用します。わかりやすいように意訳しています。

“ポジティブ”という言葉は、(A) 新しい問題行動が生じないように、そして既存の問題行動が再発しないように予防すること、(B) 問題行動の替わりになる、より望ましい社会技能を教えること、(C) 児童生徒の成功と達成を重視すること、(D) 児童生徒がうまくやっているとき、望ましい行動をしているところを日頃からとらえて承認すること、に焦点をあてる取組みに対して使っています(G. Sugai, personal communication, August 7, 2013)。

PBISをどう訳すか決め手がなかったのですが、Sugai先生の回答からは“Positive”が複数の特性に対してつけられた名称の一部であることがわかるので、これは訳さず、固有名詞として扱うべきなんだろうなと思いました。

なお、講演用スライドを事前に読ませていただいた印象は、近年のSWPBISがRTIを統合し、学業支援(学力向上)に力を入れているということです。これは、学校は学校が本来すべきこと(教えること)ができてないときに、その他諸々の問題が生じやすくなるという、私の持論と一致した方向性で、なるほどという感触です。もちろん、スライドだけでは内容はよくわからず、あくまでこの時点での私の推論にすぎないのですがしかありませんが...

あとは講演を楽しみに待つだけです。

(原文)WE USE IT TO REFER TO AN APPROACH THAT FOCUSES ON (A) PREVENTION (PREVENTING THE DEVELOPMENT OF PROBLEM BEHAVIOR OR PREVENTING THE RECURRENCE OF PROBLEM BEHAVIOR), (B) TEACHING SOCIAL SKILLS THAT ARE MORE APPROPRIATE AS REPLACEMENTS FOR PROBLEM BEHAVIOR, (C) THE EMPHASIS ON STUDENT SUCCESS AND ACHIEVEMENT, AND (D) REGULAR ACKNOWLEDGEMENT OF STUDENT SUCCESS AND DISPLAYS OF ACCEPTABLE BEHAVIOR. (G. Sugai, personal communication, August 7, 2013)

なお、日本教育心理学会第55回総会は8月17日-19日に法政大学市ヶ谷キャンパスで開催されます。Sugai先生の講演は、初日の13:00-15:00に予定されています。

 行動分析学会年次大会自主シンポで山本央子先生にビデオを見せていただいた「チョークチェーン」。今まで実際に見かけたことはなかったのですが、徳島市内で生まれて初めて目視しました!

 昼間の繁華街(二軒屋、金比羅神社の近く)。歩道で飼い主が白い大きな犬の首をチェーンで絞めあげてました。ボルゾイ??

 車で通り過ぎたので、一瞬のことでしたが、しろえもんのビデオを見ていたせいか、犬がきゅーんと唸ったようにも感じました。

 ひでぇなぁ。

 しつけの名を借りて暴力をふるうのはやめましょう。相手が犬でも子どもでも。

 東京から徳島まで片道約10時間。往復20時間を一人(& 一匹)で運転して気づいたこと、考えたこと、などなど。

 ▼▼▼ 大橋ジャンクション:設計ミスじゃね?

 渋滞解消のために造られた巨大建造物だけど、今回だけじゃなく、通るたびに渋滞している。つか、構造上、渋滞しないわけないよね。車線が減って、あんなにぐるぐる回されるんだから。
 しかも「注意!横転多発」にはびっくらこいた。横転させるような構造なのに? 治療中の薬物中毒患者の目の前にクスリをおいて「注意! 元の木阿弥だよ」なんてラベルを貼るようなものじゃないだろうか。

 △△ サービスエリアのドッグラン:ありがたいことです。

 ドッグラン付きSAが増えていて助かりました。うちの犬はドライブが苦手なので、少しでも外にだして、一息つかせてあげたい。ドッグラン設置の理由が、あちこちにうんちを落として行く輩を一箇所に集めることにあったとしても、ほんと、助かります。
 できれば、運転中、次のSAやPAにドッグランがあるかどうかを、レストランマークや給油所マークと同じように掲示していただけるともっとありがたいです。

 △△ 安住紳一郎の日曜天国(Podcast版)

 あらかじめダウンロードしておき、行きはずっとこれを聴いていました。ゴールデンとかもこなす安住アナですが、TVでの実直そうな、爽やかそうな雰囲気とは別格のブラックでねちねちした、かなり変わりもんの展開に好感(共感?)を持ちました。
 眠気覚ましにお勧めです。

 △ 新東名、新名神の路面はすべすべ

 東名から新東名に入ったとたん、路面からのノイズがびちっと減りました。じゅーたんの上を走っているかのよう。新名神も一部を除いておおよそ快適。おかげさまで、うちの犬も車酔いせずにすみました。
 もしかして、燃費もよくなるのでは? 燃費がよくなればCo2も減るのでは? こういうインフラ投資なら賛成します。

 △ 名古屋湾の上空をとぶ

 名古屋湾の上をとぶように走る伊勢湾岸自動車道は圧巻。ちょっと気持ちが悪くなるほど近未来的でサイズ感が2SD超え。さすがしゃちほこ。行きも帰りもナガシマスーパーランド(←後で地図で調べて学んだ)には目を奪われました(映画『アイランド』を彷彿)。

 ▼▼▼ 危険な長距離トラックドライバー

 プロとしてプロらしい運転を期待するのに、素人未満の運転を多数目撃。ふらふらしているトラックを追い越して運転席をみたら、マンガを読んでいたり、携帯をいじっていたり。トンネル内で点灯せず、これ多数。急な追い越し、ウィンカー出さずの追い越しは日常茶飯事。あげくの果てに、乗用車をまくるトラックまで。そういうトラックとは車間をとるくらいしか、こちらにできることはないのだろうか。ナンバーメモっておいて、あとで電話で報告したりとかできないんだろうか。

 ▼▼ 明石大橋はいまだに高めの料金設定

 明石海峡大橋を通って神戸から徳島までの高速料金が全旅程の高速料金のおおよそ1/3を占めます。高すぎ。どうやら橋の通過料金はずいぶん下がったみたいなので、高いのは淡路島通過部分かもしれません。

 ○ 自然渋滞の解消に行動分析学の研究?

 東名上りを使って帰るときはこれまでも横浜の出口あたりを起点にした渋滞につかまることが多かったです。今回もそうだったけど、横浜出口前でうそのようにささっと流れ始めます。そう、これが悪名高き、大和トンネルの渋滞。
 道路が下り傾斜から上り傾斜になるところを「サグ」というのだそうだけれど、運転者がそれに気づかずにいつのまにか車速が減少して渋滞になるのだそうな。
 これって明らかに行動の問題じゃないですか。
 ちょっと調べてみたところ、ほとんど研究がない。あってもシュミレーションとか、自動車間で信号やり取りして速度調整するとか、そういう工学的解決方法。
 のわりに、NEXCO東日本のwebサイトには、LEDを使った情報提供による解消法が掲載されています(実証データがあるのか、実際に導入されているのかは不明)。
 たとえば、今では大多数の車についているETCを使うなどして、速度の自動低下をドライバーに知らせ、アクセルを踏み込む行動を引き出すような介入方法は実現できないのだろうか?(「速度を維持して下さい」という看板には明らかに効果がないようなので)などと考えていました。

 長旅中いろいろ考えたけど、覚えているのはこのくらい。ほとんどは忘れてしまいました。

 その昔、電車に車をのっけて移動してくれるJRのサービスがあったように覚えています。「とれんたくん」かなぁと思って検索したら、これはレンタカーだった。あぁいうの復活してもらえたら、利用しまっせ。

十年続けたサマースクールに区切りをつけ、今年は「サマーフェスタ」を開催した徳島ABA研究会に、ちょうど愛犬はるを連れて第二の故郷に帰省していた私も参加してきました。

サマースクールの当初の目的は、徳島県内で特別支援の仕事をしている先生方が事例研究を進められるように、行動分析学の基礎と事例研究を進めるための方法(記録の取り方、グラフの描き方、記録をもとにした話し合いの仕方、指導計画の立案方法)が学べる機会を確保することでした。

十年継続してこのような研修会とその後の事例研究支援を続けることで、県内のほとんどの特別支援学校には相当数のサマースクール受講生、事例研究経験者が在席するようになりました。「相当数」の具体数は再度調べてみないとならないですが、数年前の調査では小学部・中学部で半分近くだったと思います。

学校によっては、応用行動分析学の校内研修が常体化し、記録をとることも自然になっています。校内の授業研究として事例研究の形式を採用し、年度末にポスター発表会をする学校まであります。特別支援学校を起点にした地域の保育所や小中学校へ巡回サービスや研修の提供はどこの県でもやっていると思いますが、徳島県では応用行動分析学を学んだ先生たちによってこうした研修や教育相談が行われている数が増えています。サマースクールの講師を教員スタッフが担当することにより、スタッフ経験者の力量がぐぐっと上がったことが背景にあります。

一方で、サマースクールへの県内からの新規参加者は減少気味です(ここ何年かは県外からの参加者の方が多いくらいでした)。これは、県内には未受講者が少ないのと、各校ですでに研修を受ける機会が多いのとの両方が原因になっていそうです。また、新しくスタッフになろうという人も減少気味です。これはスタッフになることの負担感が原因になっているようでした。

そこで、今回スタッフの先生方が下した結論は、サマースクールは一定の成果を上げたとみなして実施を取りやめるということでした。しかし、各校で事例研究を推進すること、そしてその成果を報告し合い、学校間の情報交換や連携は維持するということになりました。つまり、掲示板などを通じた連絡や相談、春の発表会などは続けるという決定です。

これは私の感想ですが、学校の先生たち、特に自主的な研究会を運営している先生たちほど、真面目な人たちはいません。何かやるなら「しっかり」やります。でもそれが自分たちの首を絞めかねないことに気づく人や、知ってか知らずしてか、結局窒息してしまう先生も多いです。

徳島ABA研究会はなんといっても自主研究会です。何をどうやってもいいのです。やらなくてもいいのです。そうです。したいことだけすればいいのです。それが、いつの間にか「やらなければならない」に変わってしまう。真面目な人たちが陥りやすい罠がここにあります。

インストラクショナルデザインの基本的な概念の一つに「Lean」があります。日本語に訳すのが難しい概念ですが、意訳するなら「細マッチョ」です。ごちゃごちゃと余計な説明やおせっかいをせず、最低限の教示や例示のみで、まずはインストラクションを作り、テストする。そして、どうしても不足するところだけを捕足する。そうやって開発すれば極めて省エネのインストラクションが出来上がるという寸法です。

確かに近年のサマースクールは「細マッチョ」どころか「ゴリマッチョ」を通り越して、若干、メタボ気味だったかもしれません。サマースクールを開催しなくても、各学校で事例研究が進み、情報交換ができ、指導に活かせるのであれば、それでいいわけです。どうしても不足することがでてくれば、その時点で最小限の捕足を考えればいいわけです。

いきなり暇になった事務局担当の先生たちは、少し腰が抜けたようにも見えましたが、それでいいのです。ヘンな罪悪感から「やらなければならない」ことをつくっちゃだめですよ。

次の十年がまたまた楽しみになってきました。

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