2012年7月アーカイブ

7/26(木)未明から授業支援システムのサーバーにつながらず、課題やレポートを採点した結果をアップできません。

本来なら今日から8/1までに各自確認してもらい、修正が必要な場合は連絡してもらうはずでしたが、もしかするとこのまま週末はシステムがダウンしたままになるかもしれません。

大学の教務に相談して、成績提出を遅らせるなどして十分に時間を確保しますのでパニックにならないようお願いします。

受講生全員に連絡を取る方法がありませんので、この知らせを受けた人は友だちなどに回してあげて下さい。

現在、モーレツに忙しく時間がとれないのですが、いじめ予防プログラムに関する取材の申込みをいくつか受けました。そこで提供した情報をここに書込んでおきます。

まず、米国にはいじめから子どもを守るための法律が州ごとに整備されつつあります。各州の条文へのリンク、並びに第三者機関による評価が開示されているサイトがあります。

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A Watch-dog Organization - Advocating for Bullied Children & Reporting on State Anti Bullying Laws

少し古い(2001)のですが、Surgeon Generalによるレポート(Youth Violence)には、その時点でのいじめ防止プログラムの効果についてエビデンスが検証され、報告されています。ただし、いじめ防止プログラムはこのレポート全体のごく一部でしかなく、また、確実に効果のある「モデル」となるプログラムはまだないというのが結論です。その中ではノルウェーで開発され、世界各地で導入されている「オルヴェウスいじめ防止プログラム」が最も展望がありそうだ("promising")と評価されています。

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「オルヴェウスいじめ防止プログラム」には様々な要素がありますが、いじめられた子どもによる報告行動を増やすこと、そしてその報告を強化、維持するため、教員が必ず(管理職も含めた学校全体で)それに対応する(朝礼での訓示というレベルだけではなく、いじめた子どもに聞取りをしたり、場合によっては校長室へ呼び出すなどの指導をしたり)ことを子どもに対して約束し、実行するところが要ではないかと私は考えています。エビデンスとしては、確かにいじめを報告する%は減るのですが(平均30%減とうたわれています)、ゼロにはならない。でも「誰も助けてくれない」という状況をできるだけ作らないという点では大きな社会的妥当性があるのではないかと思います。いじめはそれを放置する大人の責任という理念には共感し、同意します。

学校全体で行動改善に取り組む、School-Wide Positive Behavioral Supportでも、SWPBSのシステムの上に、いじめの防止や低減のためのプログラムを追加する試みが始まっています。

Pbislogo

いじめをする行動は、いじめられている子どもの反応や周りの傍観者の反応により強化されているのではないかという仮説から、いじめられたら、まず「やめて」と言い(ジェスチャーでも示し)、その場から立ち去り(はむかったり、耐えたりせずに)、教員などの大人に報告するという、「STOP、WALK、TALK」の一連の行動を子どもたちに教え、その実行を強化するプログラムです。傍観者にも適用され、いじめられている子どもをみたら、いじめている子どもに「やめろ」と言い、いじめられている子どもをその場から逃がし、先生に報告させます。

このプログラムは下記の研究でその効果が確認されています(以下のリンクから論文をダウンロードできます)。アンケートではなく子どもの行動の直接観察による研究です。

Scott W. Ross & Robert H. Horner. (2009) Bully prevention in positive behavior support. Journal of Applied Behavior Analysis, 42, 747-759.

さらに、この「STOP、WALK、TALK」の研修資料も公開されていて、無料でダウンロードできます。

Bp

http://www.pbis.org/school/bully_prevention.aspx

このプログラムでは「いじめ(bully)」という言葉がでてきません。SWPBIで設定される「他人を大事にしよう」という大目標の一部に位置づけ、色々な場面での具体例を数多く提示することで「いじめだかどうだかわからない」という解釈の罠にはまらないようにしているようです。

大津での事件発覚から、おそらく日本各地の学校でいじめ問題に関する見直しが進むと思われます。子どもたちにアンケートをとって校長先生や学級担任から訓示する、ただそれだけで終わらないように、より積極的、組織的に、また、いわゆる"専門家"の個人的な見解ではなく、エビデンスにもとづいて、子どもたちを守るプログラムが導入、開発され、学校が少しでも楽しく、学びがいのある場になっていくことを、今回こそ期待します。

福島大学附属中学校の取組みが本になりました。まさにタイトル通りの内容です。私も一章書いてます。通常学級の授業改善にインストラクショナルデザインの考え方を導入したいと考えている先生方、先生方を支援して授業を変えることで子どもたちの学びを応援したいと考えている校長先生や教頭先生にはぜひとも読んでいただきたい一冊です。

奥田健次先生の行動コーチングアカデミーでの第1回「行動分析学道場」の案内です。

第1回 行動分析学道場 主催:行動コーチングアカデミー
場所:長野県北佐久郡
日時:2012年8月7日(火)〜10日(金)
内容:

8月7日(火) ABAサマースクール(初級1日目)
8月8日(水) ABAサマースクール(初級2日目)
定員:各日程40名まで
※どちらか1日だけという申し込みは出来ません。

8月9日(木) 行動分析学の基本・デモンストレーションなど(1日目)
8月10日(金) 行動分析学の基本・応用・座談会など(2日目)
※どちらか1日だけという申し込みは出来ません。

8月7日~8日は、今年、日本行動分析学会実践賞を受賞された「徳島ABA研究会」によるABAサマースクールです。関東、東日本方面で、徳島まで行けなかった、特別支援教育に関わる教職員、学生、福祉関係者向けのイベントです。

8月9日~10日には、行動コーチングアカデミーの奥田健次学校長による講義・演習、「行動分析学入門」などのベストセラー基本図書の著者・杉山尚 子先生によるレクチャー、山本央子先生(ヤマザキ動物専門学校/帝京科学大学)によるトレーナートレーニングの実践講座を予定しています。また、島宗理先 生(法政大学)と愛犬「はるちゃん」の暮らしを支援するための、行動分析学コーチングのデモンストレーションを予定しています。

詳しい情報や参加申込みはこちらをご覧下さい。

 

私は“まな板の鯉役”として愛娘と一緒に登場する予定です(別名ただの初心者飼い主)。

興味がある方はぜひどうぞ。

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法政大学連の案内をいただきました。8/14(火)17:00 パークウェストンホテル前集合だそうです。初心者歓迎で、浴衣も足袋も用意されるそうですから、徳島の阿波踊りに行かれる法政出身者の方はぜひぜひに。

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