2012年1月アーカイブ

[WorkItOut!!からの引越し案内]

 いじめや不登校、校内暴力、学級崩壊などの問題は、もはや、一人の教師やカウンセラーの努力だけで解決できるものではありません。学級や学年を越え、さらには保護者や地域も巻き込んだ、全体的な取り組みが必要とされています。
 この資料では、オレゴン大学を中心に結成されている、Center on Positive Behavioral Interventions & Supports(問題行動へのポジティブな介入と支援のためのセンター)の実践や研究をご紹介し、学校が抱える問題を全体的に取り組むための方法を模索します。

 続きはこちらから。

Nihongohiragana

 昨年末から探しているのだが,知的障害や発達障害をもったお子さん向けの優れたiPadアプリになかなか出会わない。

 「ABA」をうたったMTS(見本合わせ課題)の学習プログラムもある。でも,作りが雑だったり,刺激が変更できなかったり,操作性が低かったりして,まだまだ使えない感じ。むしろ,このアプリのようにな(例:「にほんごーひらがな」),日本人が開発した日本語学習プログラムの方が完成度が高くて,遊びの中で学習するには使えそうなくらいだ。

 そうこうするうちに「魔法のプロジェクト」なるものがあることを知りました。東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクが共同で推進してきたプロジェクトで,さまざまな障害(身体,知的,発達....)を持った子どもを情報機器で支援する実践的な研究が進められ,成果がまとめられている(特別支援教育で活用できそうなアプリの一覧とか「障がいのある子どもたちのための携帯電話を利用した学習支援マニュアル」とか)。

 この取組みは「魔法のじゅうたんプロジェクト」として来年度以降も継続され,現在,研究協力校を募集しているとのことなので(締切は2/3),興味のある先生方,学校は検討されてみてはいかがでしょうか。

Pb230002

(朝なのに夕方みたいなマドリードの朝)

 マドリードで泊まったホテル(レヘンテ, Regente)は酷かった。ロケーションが抜群の割に低価格なので、もしやと案じていたのだが、悪い予感が的中した。

 まず、なんとエレベータが工事中で、重いスーツケースを階段で担ぎ上げさせられる。ベルボーイがいるわけではないので自力。しかも、このエレベータ工事、夜を徹して行われていて、客室までドリルの音が鳴り響く。早朝5時くらいに怒号が飛び交うのが聞こえていたのは、我慢しかねた客が文句を言っていたのに違いない(それでも次の日も、相も変わらず工事は続いていたけれど)。二日めにはロビーの自動ドアが開かなくなっていて、もうそのときには笑うしかなかったな。

 最近「食べログ」のやらせ問題が発覚したが、ネットの口コミ情報は扱いが難しい。このホテルの口コミも事前に読んではいたのだが、口コミというものには必ずと言っていいほど、ポジとネガの両方があり、どちらを信じるべきか判断できない。やらせとは限らないが、「褒めるところも見つけて書いておこう」と余計な気を回す人もいるような気がする。このホテルのスタッフの愛想の悪さは書込まれていて、これはその通りだった。スタッフの中にロシア人ふうの男性がいて、にこりともしないがすべきことはしてくれるというような書込みもあったが、これもその通りだった。でもそれは気持ちのいいサービスではなかった。後から再度読むと、なるほどそういうことかと理解できることもあるわけだが、それでは役に立たないよね。

 このホテルのセーフ(クローゼットの中にある金庫)にも修行させてもらった。暗証番号をセットしようとキーを押すが、ぴくりともしない。液晶は真っ暗のまま。どこぞにスイッチでもあるのかとまさぐるが見つからない。5分くらい格闘した後、きっと故障に違いないとフロントに降りて行き、ロシア人ふう支配人(ということにしておく)に半分クレームのように質問すると、何やら木の棒のようなもの(長さ5cm、5mm径くらい)と紙切れを差し出してくる。そして一言「deposite(スペイン語風に)」。どうやら、セーフのどこかにその木の棒を差し込むと使えるようになり、木の棒のデポジットを支払う必要があるらしい。なんて面倒なことをさせるのか!なんて憤慨する暇もなく、「へ〜 なるほど。勉強になりました。ありがとう」なんて顔をしてしまう。

 このホテルでもネットは使えたが、やはり遅い。街の広告から推測するに、主流はいまだにADSLのようである。無線LANのアクセスポイントも少ないようだ。唯一、スタバでは客に無料でログインIDとパスワードを提供していたが、利用客は少ないらしく、リクエストすると店員さんたちがてんやわんやしてました。

 マドリードでは山岳ガイドを雇って郊外の山(Sierra de Guadarrama)をハイクする予定だったが、天候不順のため(雪、雨)中止にせざるをえないという連絡があった。これで今回の旅の山登りはすべて中止。スーツケースの中身の半分を占める山岳装備はすべて無駄になった。重い荷物を地球の裏側までただただ運んで持ち帰るだけ。まさに修行。

 せっかくなので、山岳ガイドのGabrielに相談し、マドリード市内のインドアクライミングジム(King Kong Climbing Gym)に連れて行ってもらうことにした。行き帰りの車中やクライミング中に、スペインのこと、山のこと、EUの経済危機のこと、お酒のことなど、四方山話がはずむ。Gabrielのお姉さんは大学で行動療法を教えているそうな。奇遇ですね。

 明日はNYから飛んでくるJanetと合流して、国際行動分析学会が開催されるグラダナまで列車の旅となる。修行の一人旅はここまでなり。

 昨年、父を亡くしました。そのとき学んだ教訓が「残されたものはたいへん」でした。

 両親とも高齢なため、実はその前から今流行の“エンディングノート”を色々調べ、須斎美智子氏の「もしもノート」がシンプルで書きやすそうだったので、両親それぞれに送り、少しずつ書き進めるようにお願いしておいたのですが、結局、もしものときには何も書かれておらず、年金、保険、貯金、友人関係など、ほとんどの情報がまとまっていないどころか、どこにあるか、あるかないかさえもわからず、ほんとうに大変でした。書類の発掘、関連機関や会社への連絡と調整などなどに、たぶん100時間以上かかったと思います。

 そこでこの年末年始に自分版の「もしもノート」をつけ始めました。そうすると、自分のことながら、たとえば保険の管理が曖昧だったり(受取人が亡くなった父のままになっていたり、変更しようとしたら登録時の印鑑が見つからなかったり、解約したと思っていた保険にまだ加入していたり)、預金の情報があちこちばらばらになっていたり、日経新聞の記事(「ためられる家計(下) 資産・負債、年1回総点検」 2011/12/20,夕刊)を参考に年間収支を計算してみたら、あまりにも無駄遣いが多いことが発覚したり(その大半はAmazonや楽天で本や電子機器の購入)、とにかく改善の余地がたくさんあることがわかりました。

 葬式のこと(しないでね)、お墓のこと(いりません)などは、わりと簡単に決めて書けたけど、死んだことを誰に知らせるかについてはけっこう考えてしまいます。あと、死んだ後の携帯やPCの中身をどうするかとかも。

 自分が死ぬこと、死んだ後のことを考えるのは、それほど楽しくもないし、こうやって書類にまとめていくのは時間や手間がかかるので、「もしもノート」をつける行動はおそらく自然には強化されず、むしろ弱化される随伴性に取り囲まれていそうです。それにそうそう簡単には死なないだろうから(明日死んで残されたものに迷惑をかける確率は低いから)、天災は忘れた頃にやってくる型の随伴性で先延ばしが生じます。つまり、なんかの間接効果的随伴性を組まないと“もしも”のときに間に合わないかもってことです。

 ブログにこうやって書くことで、そうした随伴性を設定してみます。気がついたら「もしもノート、書き進みました?」と声をかけて下さい。

 

もしもノート もしもノート
須斎 美智子

宮下印刷 出版部  2010-06-15
売り上げランキング : 590

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

[WorkItOut!!からの引越し案内]

徳島県の特別支援学校(当時の養護学校)で応用行動分析学に基づいた事例研究や研修を始めた頃に,今では考えられないくらい豪華な講師陣に講演していただいたときの記録です。ビデオの視聴にはAppleのQuickTimePlayerが必要です(最近ではiTunesに組み込まれてインストールされるようです)。


『自閉症者の就労支援』 ---- 梅永雄二 先生

Video

『知的障害者のための就労支援』 ---- 志賀利一 先生

Video

『障害児教育実践を楽しむための応用行動分析学的アプローチ』----  奥田健次 先生

Video

『学級経営に生かす応用行動分析学』 ---- 加藤哲文 先生

Video

『コミュニケーションの指導と自立活動・余暇活動の支援』 ---- 井上雅彦 先生

Video

『発達障害児者の"ことば"にならない"ことば"を理解して支援する』----  平澤紀子 先生

Video

『自閉症児にも分かる知的障害教育』 ---- 藤原義博 先生

Video

『「脱力系」応用行動分析と特別支援教育〜大学と学生を地域資源として今こそ『楽しい教育実践』を〜』 ---- 望月 昭 先生

Video

20062_1033278_l

 そしてとうとう事件が起きた。

 それはバルセロナ空港行きの電車を待つ、サンツ駅9・10番ホーム。旅行者で混雑するプラットホームで俺はスティーブ・ジョブズの伝記『スティーブ・ジョブズII』を読んでいた。ジョブズへの追悼作品とも言われるiPhone4s(fo(u)r Steve )で。

 この伝記の最後は、自らの死を受け入れたジョブズ自身が(それまでには七転八倒あったが)、最期の言葉を語る形でまとめられている。

 「いつまでも続く会社を作る」、「すごい製品をつくる(ことで利益は後からついてくる)」、「理系と文系の交差点」、「本当のことを包みかくさないのが僕の仕事」、「僕がやらなきゃ誰もやらない」、「そう思って、僕は歩いてきた」...

 この本(前編・後編)には、これまで知られていなかったジョブズの姿があからさまに、それこそ包み隠すことなく記されている。まるで破綻者のような彼のパーソナリティ、感情の不安定さ、世界は自分を中心に回っていると信じて疑わないような独善性には、正直驚かされた。しかし、そうした恐ろしくネガティブな面を知ってもなお、ジョブズが創り上げたもの--今のMacやiPhoneやiPadといったイノベーションを生みだし続けるAppleという会社--、そしてジョブズという人間その人に尊敬と感動を覚え、最後のページをフリックしたときには目頭と胸のあたりが熱くなっていた。

 iPhoneをナップザックのサイドポケットに突っ込み、ホームに入ってきた電車に乗り込んだ。車内は混雑していたが、奥に分け入って座ることができた。ザックの右サイドポケットに何となく手をやる。あれ、iPhoneがない??  胸騒ぎがして、左サイドポケットをまさぐるが、そこにもない。ザックの中も念入りに、繰り返して探すが、ない。座席の下、そしてたった今歩いてきた電車の床を見渡すが、ない。もう一度、ザックの中を見ても、ない。窓越しにさっきまで立っていたホーム付近を見ても、ない。

 やられた。

 出発を知らせるベルが鳴り、声を上げる間もなく、ドアが閉まって、電車が動き出す。サンツ駅のホームは見る見るうちに遠ざかる。もう後戻りはできない。

 2011年11月21日午前10時10分の前後10分間くらい。俺のiPhone4s(64GB、ホワイト)がすられてしまった瞬間だった。

 話には聞いていたのだ。飲み屋で鞄ごとすられたとか、おばさんが物を落としたのを拾ってあげたときにその相棒にすられたとか、何か強烈な匂いのする物体をかけられて戸惑っているうちにすられたとか。日本人観光客は特にカモにされているから注意すべしと。

 なんたる不覚だろう。あの短い時間に、背中に背負ったザックのサイドポケットとはいえ、ゴムで締まっている口から気配すらなく盗んでいくとは想像だにしていなかった。そしてなにより、自分がそんな間抜けな日本人観光客にみられてしまったこと、実際に間抜けだったことが恥ずかしい。いや、恥ずかしすぎる。

 怒りと羞恥心とで、俺の顔は赤面状態だった(と思う)。

 それでも凹んでいたのはものの10分くらい。空港に着くまでには対策を考え、メモをした。

 まずはバルセロナ空港で警察に行く。空港には分署があるはずだ。
事情聴取してもらいやすいように、そしてコトの詳細を忘れないように(記憶が変容しないように)、被害時の状況を書いておく。

  • Softbankに電話して、回線を止めてもらう。
  • Appleの「iPhone」を探すサービスを使い、遠隔ロックする。
  • iPhoneからすぐに使えるサービス(Evernoteなど)のパスワードを変更する。
  • これらはすべてMacBookAirを空港のWiFiにつなげばできるはず、などなど。

 警察以外は順調に進んだ。こういうときITはほんとうに役に立つ(後日、このことをまたもや身を以て知ることになる)。

 警察は... 分署は空港に確かにあった。でも列ができていて、飛行機に間に合いそうになかったので諦めた。スペイン語がわからないので何とも言えないのだが、なんとなくほとんどの人がスリや置き引きの被害者のようだった。話していた言葉からして東ヨーロッパっぽかった。そして、飛行機が到着してから、マドリッド空港の分署に行くことにした。

 ところがマドリッド空港の警察官は英語ができないということで、警察の電話番号をくれた。どうやらこうした軽犯罪用の電話窓口のようで、外国人旅行者にも対応している。自分の場合、日本語ができるスペイン人女性(だと思う)が丁寧に対応してくれた。電話で事件の状況を話す。彼女はこれを聞取りながらスペイン語で調書にして、データベースに入力する。すると、お近くの警察署で"被害届"(police report)を受け取れるという仕組みだ。この一連の作業は日常的によくあることらしく、その女性も「保険に入ってますよね。保険の請求に必要になりますから、ポリースレポートをもらって下さい」と、警官というよりもまるで保険会社の社員ような話し振りである。元より犯人逮捕とか、被害にあったiPhoneを取り戻そうとは、これっぽちも考えていないのはその対応から明らかだった。

 マドリッドのホテルの近くにある警察署(派出所?)で被害届を受け取り(これにも紆余曲折あったが省略)、クレジットカード会社に電話して保険金請求の手続きを確認し、とりあえずこれで一件落着。かと思いきや、iPhoneの再購入までにさらなる壁が出現する。この話はまた次回に。

教訓:『ここは日本ではない。大事なものは鞄にしまおう』

 山本淳一先生(慶應義塾大学)の研究室に在籍する院生さんたちが中心となって立ち上げた、発達障害児を支援するADDS(Advanced Developmental Disorders Support, NPO法人申請中)では、定期的にセミナーを開催しているそうです。発達支援に興味のある人、大学院生による起業に興味のある人はぜひ一度参加してみて下さい。以下、次回のセミナーの案内を転載します。

ADDS Winter Seminar vol.2 〜自閉症支援者ネットワークをつくる〜
「ライフステージに応じた支援の実際」
【日時】
 2012年1月9日(月祝)10:00〜16:50
【会場】
 国立オリンピック記念青少年総合センター
  センター棟4Fセミナーホール
 *小田急線参宮橋駅より徒歩7分
【プログラム】
 10:00〜「子どもの可能性を最大限に広げる、幼少期の支援」 講師:熊仁美(ADDS共同代表)
 11:30〜特別講演:「支援の輪をつくるために〜小学2年生自閉症児のママより〜」
 13:30〜「発達障がい児の学齢期における支援の実際」 講師:渡部匡隆(横浜国立大学教育人間科学部教授)
 15:00〜「発達障がいの強み・特性を活かして働こう」 講師:鈴木慶太(株式会社Kaien代表取締役)
【対象】
 ・発達障がいがあるお子さんの保護者の方
 ・保育・教育・福祉・医療関係者の方
 ・学生の方
 ・発達障がいの支援に関心をお持ちの方
【料金】
 一般2500円/ ADDS会員2000円/ 学生1500円(要学生証提示)
 託児サービス:お子様お一人1500円(※託児サービスは、受け入れ人数に限りがございますため、お早めにお申込みください)
【お申し込み】
 下記URLにて詳細をご確認のうえ、「お申し込みフォーム」よりお申し込み下さい。
 http://www.adds.gr.jp/?page_id=495

アーカイブ

法政心理ネット