旅は修行だ(その5):OMOTENASHIと観光立国

 バルセロナは綺麗な街だった。あちこちにオブジェやガウディの作品と思われる建物がある。普通のアパート(というかコンドミニアム)も洒落ている。

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 港あり、海岸あり、ボードウォーク(catwalkという名前がついていた)沿いにはリゾートホテルのプライベートビーチにあるようなカフェが並んでいた。

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 街が比較的きれいなのは小型車並みに巨大なゴミ箱かもしれない。古いテーブルランプを裸でこの箱に投げ入れているおばさんをみたときには驚きました(注:おばさんが裸だったわけではないよ。念のため)。

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 市内観光には観光用の巡回バスをお勧めする。グエル公園のような観光スポットが必ずしも地下鉄の駅のそばにないからだ。

 この巡回バスはかなり便利。Blueライン、Redライン、運休していたがYellowラインの3系統あり、乗り放題のチケットを購入すれば、路線上のバス停の好きな停留場で何回も乗り降りできる。「はとバス」もこのような仕組みを導入するといいのにね。

 そういえば日本政府は海外からの旅行者を増やすために、日本への旅費を補助することを検討していると聞いたことがあるが、そんなことより、日本に来てからのサービスを厚くしたらどうだろう?

 たとえば、滞在中、通話・パケ代が無料になるスマートフォンのレンタル。 かつ、主要数カ国で対応できる道案内用電話番号(配布した電話からフリーダイヤルでかけられる)。

 たとえば、国内移動の旅費をチャージしたSUICA などのプリペイドカードの配布。

 たとえば、提携するレストランなどで使えるクーポン券のブックレット(銭湯の回数券なんかも日本らしくて面白いと思う)。

 今回の旅では、日本の「OMOTENASHI」の素晴らしさを再認識した。申し訳ないが、スペインでは、ホテルでも、バル(BAR)でも、道端でも、全体的にはHOSPITARITYの低さが目立った。客の身になって、気持ちを汲んで、心をこめて...という文化はこの国はないらしい(ちょっと言い過ぎかな)。

 ホテルのフロントで道案内を訪ねても「知らない」の一言で終わったり、エレベーターが工事中で思い荷物をかついで階段登らせているのに「申し訳ありません」という様子もなかったり(どちらもマドリードの宿)、"Tourist Information"に座っている女の子と男と子が客が列をなしているのに二人でいちゃいちゃとおしゃべりしてたり、枚挙にいとまがない。

 ガウディにしろ、ラマンチャの男にしろ、アルハンブラ宮殿にしろ、各地の古都にしろ、確かにスペインに観光名所は多いが、心のこもった顧客サービスという点で日本と比べたら月とスッポン。ぜひとも日本政府と観光業界には「おもてなし」という無形文化財を活用し、かつ、技術革新とKAIZENのシステムを導入し、本気で観光立国に取り組んで欲しいものである。無料航空券で釣るよりも、「日本でこんな感動をした」という口コミを増やすべし。感動の源は日本人のおもてなし行動と情報技術。

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