テレビ取材や出演依頼について

 原則、ほとんどすべてのご依頼をお断りしています。

 TV番組制作や出演に関する依頼をいただくたびに返信しているメールのひな形を公開することにしました。かつ、今後は依頼メールに対し、基本的には、この記事へのリンクのみを返信することにします(そうするか、それとも一切返信しないかどちらかにしようと考え、こう決めました)。

はじめまして。こんにちは。法政大学の島宗です。

このたびは貴番組『○○○○』の制作(取材、出演)に関するご依頼をいただきまして、誠にありがとうございました。

ところが、誠に申し訳ないのですが、現在、こうしたご依頼はほとんどすべてお断りしております。

大学での授業や研究、学校や企業との共同プロジェクト、ゼミ生の指導、そして学会や大学の仕事が忙しく、時間的な余裕がないこともありますが、TVでは学問の姿が正確に伝わらないことが大きな理由です。

これまでいくつかの番組制作について、いくつかの制作会社の方々とお話する機会がありましたが、ほとんどが視聴率を上げるための面白さやエンターテイメント性を最重視し、また、すでに企画や結論が出来上がっていて、そこに番組の主旨にそった専門家のコメントを面白可笑しく付け加えるための依頼でした。

番組を企画・制作するために心理学の知見を知りたいという急な取材依頼にあわせて文献を調査し、それなりの分析をして私なりの回答を返しても、謝意を示すメールさえいただけないということも数多くありました。

私が専門とする行動分析学からすると(というか心理学という心と行動の科学からすると)、たとえば血液型による性格判断や占いの類いは科学的な根拠がなく、場合によっては職業差別などの社会的な問題にもつながりかねない問題です。私は著書やブログでこういうことを指摘してきていますが、それにも関わらず、たとえば「出演者の行動をみて性格を判断して下さい」というような依頼がくるなど、理解できないことが多いです(注釈:もちろん「理解できない」わけではなく、「不勉強ですね」という皮肉の意図です)。

行動分析学という行動の科学について、もっとたくさんの人たちに知って欲しいという気持ちはあります。だから、行動分析学やその社会への応用について、正確な情報をうまく伝えてくれそうな番組づくりにはぜひ積極的に参加させていただきたいと思いますが、それ以外のご依頼は、たいへん申し訳ありませんが、お断りさせて下さい。

今回はご希望にお応えできず、申し訳ございません。

○○様の今後のご活躍と貴番組『○○○○』のご発展をお祈りします。

 取材を受け、文献を調査し、メールしても、お礼の返信さえない(もちろん謝金なども発生しない)というのは、実は驚くほどの確率で生じています。私だけ?と思って、何人かの友人に聞いてみたところ、どこでも同じようなものらしいです。テレビ番組制作会社(テレビ会社ではなく、テレビ会社から制作を依頼されている会社)のスタッフの方々の倫理感の低さには驚かされます(ほんの一部にたまたま当たってしまっているだけならいいのですが...ま、違うだろうな)。

 というわけで、これまでにこういう目に遭った取材とその調査結果については、そのうち、ぼちぼちと、このブログで公開していこうと思います。せっかく調べたことなので。

なお、ここまで読まれて、それでも取材の依頼をされる場合には、下記のメールアドレスまで御用件をお送りください。

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法政心理ネット