2011年8月アーカイブ

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これまでボールペンは3もしくは4色の、よくあるタイプのものを使っていた(最近は法政ロゴの入ったやつ)。

多色ボールペンはメモをとるときに色を簡単に変えられて便利なのだが、色ごとに使用頻度が異なるため、どうしても先になくなる色、最後まで残る色がでてくる。辛抱して使い続けても、最後は特定の色(自分の場合は「緑」)が残ってしまい、ノートが緑一色になる。それを避けるために、1ー2色が切れた段階でお蔵入りにするから、自宅には緑と赤しかでないペンがやたら増えていく、という状況にあった。

フト、もしかして替芯がある商品もあるんじゃないのかと思いつき、ネットで検索したところ、替芯どころか、インクやボールの工夫で通常のペンよりもはるかに書きやすいジェットストリームシリーズに3色や多機能ペンがあるとわかった(三菱鉛筆のwebサイト)。

早速、3色と多機能(シャーペン付き)の両方を購入し、試してみると、3色の方はこれで3色!?というほど軸が細く、持ちやすい。かつ、インクはなめらかでシャープ(ボール径0.5mm)。多機能の方はややグリップが太い。自分はシャーペンはほとんど使わないので、おそらく3色の方を使うことになりそうだ。ただし、3色はペンの切替がノック式ではなくねじり式で、これだと両手を使わないとならず行動コストが若干かかる。この弱化随伴性がどのくらい影響するかをしばらく観察してみるつもり。

それにしても、もっと書きやすく、使用頻度の低いインクが無駄にならない複色ボールペンへのニーズ(欲求、確立操作)は昔からずっとあったのに、購買行動が今の今まで自発されなかったのはひとえに弁別刺激が提示されなかったからである。

ネット広告は消費者が検索しないと始まらない。行動ターゲティングは過去の購入履歴から購買相関の高い商品をプロンプトするくらいのことしか今はまだできない(AmazonでジェットストリームFをすすめられたことはなかった)。となると、少なくとも現状では、商品検索行動としては顕在化していないが動機づけ要因は作用している人に対するマスな広告が依然として機能する可能性があるということだろうか。


 原則、ほとんどすべてのご依頼をお断りしています。

 TV番組制作や出演に関する依頼をいただくたびに返信しているメールのひな形を公開することにしました。かつ、今後は依頼メールに対し、基本的には、この記事へのリンクのみを返信することにします(そうするか、それとも一切返信しないかどちらかにしようと考え、こう決めました)。

はじめまして。こんにちは。法政大学の島宗です。

このたびは貴番組『○○○○』の制作(取材、出演)に関するご依頼をいただきまして、誠にありがとうございました。

ところが、誠に申し訳ないのですが、現在、こうしたご依頼はほとんどすべてお断りしております。

大学での授業や研究、学校や企業との共同プロジェクト、ゼミ生の指導、そして学会や大学の仕事が忙しく、時間的な余裕がないこともありますが、TVでは学問の姿が正確に伝わらないことが大きな理由です。

これまでいくつかの番組制作について、いくつかの制作会社の方々とお話する機会がありましたが、ほとんどが視聴率を上げるための面白さやエンターテイメント性を最重視し、また、すでに企画や結論が出来上がっていて、そこに番組の主旨にそった専門家のコメントを面白可笑しく付け加えるための依頼でした。

番組を企画・制作するために心理学の知見を知りたいという急な取材依頼にあわせて文献を調査し、それなりの分析をして私なりの回答を返しても、謝意を示すメールさえいただけないということも数多くありました。

私が専門とする行動分析学からすると(というか心理学という心と行動の科学からすると)、たとえば血液型による性格判断や占いの類いは科学的な根拠がなく、場合によっては職業差別などの社会的な問題にもつながりかねない問題です。私は著書やブログでこういうことを指摘してきていますが、それにも関わらず、たとえば「出演者の行動をみて性格を判断して下さい」というような依頼がくるなど、理解できないことが多いです(注釈:もちろん「理解できない」わけではなく、「不勉強ですね」という皮肉の意図です)。

行動分析学という行動の科学について、もっとたくさんの人たちに知って欲しいという気持ちはあります。だから、行動分析学やその社会への応用について、正確な情報をうまく伝えてくれそうな番組づくりにはぜひ積極的に参加させていただきたいと思いますが、それ以外のご依頼は、たいへん申し訳ありませんが、お断りさせて下さい。

今回はご希望にお応えできず、申し訳ございません。

○○様の今後のご活躍と貴番組『○○○○』のご発展をお祈りします。

 取材を受け、文献を調査し、メールしても、お礼の返信さえない(もちろん謝金なども発生しない)というのは、実は驚くほどの確率で生じています。私だけ?と思って、何人かの友人に聞いてみたところ、どこでも同じようなものらしいです。テレビ番組制作会社(テレビ会社ではなく、テレビ会社から制作を依頼されている会社)のスタッフの方々の倫理感の低さには驚かされます(ほんの一部にたまたま当たってしまっているだけならいいのですが...ま、違うだろうな)。

 というわけで、これまでにこういう目に遭った取材とその調査結果については、そのうち、ぼちぼちと、このブログで公開していこうと思います。せっかく調べたことなので。

なお、ここまで読まれて、それでも取材の依頼をされる場合には、下記のメールアドレスまで御用件をお送りください。

Mailaddress_3

 最近、時々、妙な文章にでくわす。

 「行動問題を消去するために」とか「行動問題と両立しない望ましい行動を強化する」とか。

 「問題行動」は消去できるが、「行動問題」は“解決”したり、“低減”したりすることはできても、消去や強化はできない。具体的な行動ではないのだから。

 「問題行動」として浮き上がってくる行動の背景には文脈も含め、多様な要因がある。「行動問題」という用語は、そのことを明示的に認識するために、問題行動をとりまく複合的な環境要因(問題行動が誰かにとって“問題”になる原因も含めて)につけられた用語だと思うのだが、字面が似ているせいなのか、概念の理解が不十分なのか、単に推敲が不十分なのか、上記のような明らかな誤謬が生じている。

 基本的に、意味の異なる概念には、できるだけ字面も異なる用語をつけた方が混乱が少なくなるのではないかと思う。

 「行動問題」とは、つまりは behavioral problem のことなのだから、たとえば「行動的問題」とか。あるいは意味をとって無理に用語にせずに「問題行動が生じている状況」とか。

 そうすれば、まさか「問題行動が生じている状況」を“消去”すると書いてしまうような間違いは生じないだろう。

 そうしないとまるでテストでひっかけ問題だしているような感じで、まさに「行動問題」を作ってしまっているようである。

Edomodo

 米国でも(?)教員がネットワーク経由で学生にハラスメントをする問題が頻発しており、州や学区によってはFacebookやTwitterの登録や利用を禁じたり、教員と児童生徒がメールや携帯のショートメールでやりとりすることを禁止しているところがあるそうな。

 それでも、資料を配布したり、より細かなQ&Aをしたり、もっと勉強したいと思う生徒にさらなる情報を紹介したり、生徒同士での助け合いの場を設定したりするのに、やはりSNSは便利。

 ということで学校での利用を念頭において、無料で提供されているSNSを発見(現地のニュースで紹介されていた)。

 edomodoは教員と生徒が別々にアカウントを登録する。教員と生徒では個別のやりとりができないようになっている。インターフェイスは青基調のデザインも含めてFacebookに似ている。教員からの評判は上々のようだ。

こんなのが永続的に無料で提供されるなら自分でmoodleのサイトを維持しなくてもいいかもしれないが、どうなんだろ。いずれ有料化されちゃうのかな。 

同志社大学の武藤崇先生から、東北地方太平洋沖地震により延期となっていた自主公開講座『関係フレーム理論への招待』開催のお知らせが届きましたので転載します。元々のお知らせはこちらです。

まだ先の話ですが、楽しみに待つことにします。

【京都会場】
   2012年3月11日(日) 9:30受付開始 10:00〜16:30
   同志社大学今出川キャンパス内 継志館 2階会議室
   定員80名(先着順)

【東京会場】
   2012年3月17日(土) 9:30受付開始 10:00〜16:30
   同志社大学東京オフィス内 大セミナールーム
   定員80名(先着順)

【講  師】
 Dermot Barnes-Holmes(National University of Ireland, Maynooth)
 Yvonne Barnes-Holmes(National University of Ireland, Maynooth)
 Ian Stewart(National University of Ireland, Galway)

【参加費】
 一般 5,000円  学部学生・大学院生 2,000円

【申込み】
 公開講座への参加申込みの方法は,専用フォームから。

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