2011年7月アーカイブ

3.11後に始めた節電の自己実験からわかってきたこと:日々のこまめな節電行動が維持されるかどうかは、些細にみえるようなちょっとした行動コストに大きく影響される。

以下、例です。

とりあえず家にも研究室にも、待機電力を減らすため、スイッチ付きコンセントをつけまくりました。

Outlet

ところが、うまくいくところと(ON/OFF行動が維持される)、そうでないところ(たいてい、付けっぱなしになる)がでてきました。

たとえば、自宅でのホームシアター用プロジェクター、アンプ、プレイヤーの電源は、使用後、問題なく消せるのに、無線LANルーターの電源は消し忘れます。どちらも似たような場所にコンセントがあり(リビングのテレビの左右)、リビングでの定位置(ソファ)からは同じくらいの距離なのに。しかも、使用頻度は無線LANの方が高いのに(それでも2日に1回、30分くらいですが)。

なぜだろう?

というわけで、スイッチを切る行動のABC分析をしてみると、どちらもスイッチを切るためにはソファから立ち上がって2ー3歩、歩かなくてならないという行動コストが発生することがわかります。

しかしながら、ホームシアター系電源の場合、映画を観終わったら、いずれにしても立ち上がってBDやDVDをプレイヤーから取り出し、ポストへ返却するために封筒にしまわないとなりません(そうしないと次のBDやDVDが送られてこない)。ソファから立ち上がる行動はこの連鎖に内包されています。

2一方、無線LANの方は、ソファから立ち上がって移動するという行動がそのままコストになっています。

1

そんな馬鹿な、それだけ節電に熱心なら、そのくらいの労力はなんとも思わないはずでは?と思われるかもしれませんが、そこが行動の原理の面白いところ(のはず)。

そこで、無線LANの方に赤外線リモコンを導入してみました。これなら、立ち上がるという行動コストなしで電源を切ることができます。

Remotecontrol


その結果。じゃ〜ん。無線LANの電源OFF行動も見事に維持されるようになりました。

行動って、こんなもんです。

ところで、このミニ実験に気を良くし、続いて冷房の電力消費を削減できるといわれているサーキュレイターにも同じリモコンを導入してみました(暑くなってきたらON、涼しくなってきたらOFF)。ところが、無線LANのスイッチと混線することが発覚。TVのリモコンのように周波数みたいのを設定できないのですよ。う〜ん、残念。

まだまだ自己実験は続きます。



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News_3s

前期も終了したので、来年度の国際会議「持続可能な世界をつくる行動改革のための国際会議」(Behavior Change for a Sustainable World)の準備を始めた。

岡山大学の長谷川芳典先生にご紹介いただいた(関連記事)、東大を拠点とした連携研究機構-IR3S-を調べ、サステイナビリティ学なるものがあることを(恥ずかしながら今さらながら)知ったり、この機構が刊行している機関誌"Sustainability Science"を読んでみたり、我が国における様々な活動(たとえば「緑のカーテン」)について調べて準備委員会に報告したり。

そうこうするうちにうちの大学にも環境問題に取り組む専門家を育成する学部(人間環境学部)と大学院(大学院環境マネジメント研究科)があることが判明。恥ずかしながらついでにさらなる無知のカミングアウトですけど。「グリーン・ユニバーシティをめざして」という理念を掲げてISO14001の認証を取得したことも評価され、第13回地球環境大賞 優秀環境大学賞を受賞していたこともわかった(BT11Fの、分別を妨害するようなゴミ箱の設置を見ている限りではどうにも信じられないのだが)。

そんなこんなで見つけたのが法政大学環境センターのwebサイトにいた「えこぴょん」。なるほど、これが噂の元祖ですか...

準備委員会の準備のために調べたことは、そのうち記事として書いて行きます。

News_11109

 法政大学・学生センターでは毎年「神楽坂まつり」に出場する阿波踊りチームを結成していたそうで、今年はその練習をみるように依頼されました。

 いつもは行動分析学の授業とかで使うF309教室で学生さんと一緒に踊るのも不思議な感じでしたが、みんな見る見るうちに上達し、本番を迎えました。

 残念ながら私は別用があり、神楽坂には行けなかったのですが、学生さんからは「楽しく踊れました!」と報告がありました。それがイチバンだよね。

 この企画、来年も継続するそうです。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなにゃそんそんです。神楽坂で踊ってみたい人はぜひ参加して下さい。

 猪子さんも一度練習につきあってくれました。ありがとう。

 ちなみに今年法政で配っている団扇は、節約のせいか柄がついていません。これを踊りに使うのは至難の技です。色がきれいなだけにちょっと残念。

Photo

 もひとつちなみに法政の団扇に印刷されている校歌を作詞されたのは、故佐藤方哉師匠のお父上の佐藤春夫氏だったりします。

 

定義
 危険や不快な状況、内的な衝動を満足できないときに、自己を守ろうとする、無意識的な手段(『キーワードコレクション心理学』(新曜社), p. 232-235)。

 精神分析の用語であり、“心理学の基礎概念”と言えるかどうかは定かではないが、臨床におけるさまざまな具体例は行動分析学から解釈する価値が十分にある。スキナーとフロイトは一見対極にいるように見えるが実はその考え方に共通点が多いという指摘もあるし(Overskeid, 2007)、臨床行動分析(ランメロ・トールネケ, 2009)、弁証法的行動療法など、最近ではこうした領域にも行動分析学的なアプローチが用いられ始めているからだ。

 そこで、以下、防衛機制のいくつかの例について、行動分析学的に解釈を試みる。ただし、もちろん、行動分析学では「自己」や「無意識」を“実体”としてとらえるわけではない。たとえば、「抑圧」の解釈をしても、それは「抑圧」として分類されている例の解釈であって、「抑圧」そのものの解釈ではないことに注意すべきである。

“抑圧”の例:
 (例ではないが)受け入れることが苦痛な考えは意識にのぼらないように防ぐ。
行動分析学的解釈:
 思い浮かべたり、考えたりする行動の結果(思い出されたこと、そこからさらに連想されたこと、引き起こされる情動的反応)が嫌子であると、思い浮かべる行動や考える行動が、内在的随伴性によって弱化される。そして、そのことが言語化できないことがある(強化同様、弱化も言語化されずに生じる)。

“否定”の例:
 「息子の戦死」を知らされても信じない。
行動分析学的解釈:
 思い浮かべたり、考えたりする行動の結果が嫌子であると、それと逆のことを思い浮かべたり、考える行動(「息子はどこかで生きているに違いない」など)が、不安という嫌子の消失や、嫌子出現阻止の随伴性によって強化される。

“投射”の例:
 母親に対して自分が敵意をもっていることを抑圧し、母親が自分に敵意を持っていると考える。
行動分析学的解釈:
 「お母さんが嫌い」というタクトは社会的には強化されにくく弱化される可能性もある。そのため、「お母さんが嫌い」というタクトの自発頻度が下がるだけでなく、行動内在的に罪悪感などの嫌子出現によっても弱化される。母親に対して悪態をついたり、暴力をふるう行動も社会的には強化されにくく弱化される可能性が大きいため、悪態をついたり、暴力をふるった後で罪悪感(自己嫌悪感)が生じる。「お母さんは私のことを嫌いなのよ」というタクトは、こうした罪悪感を低減させたり(嫌子消失による強化)、あるいは母親に向かってそのように言うことで母親が悲しむ様子によって強化されたり(攻撃性好子による強化)、母親からの“攻撃”と受け取るような行動(「いつまでもテレビ見てないで早く宿題しなさいよ」など)を回避したりすることで強化される。つまり、マンド的に多重制御されている。

“合理化”の例:
 イソップの「すっぱいぶどう」。
行動分析学的解釈:
 キツネが葡萄を跳び上がってとろうとするが、とれない。消去とバースト。攻撃性好子の確立操作により、“捨て台詞”が誘発される。「どうせすっぱくてまずい」というタクトには攻撃性の確立操作の効果を打ち消す効果があるのかもしれない。だとすれば、やはり、マンド的に多重制御されていることになる。

“知性化”の例:
 夫が癌であることを宣告された女性が癌に関する知識を一生懸命に求める。
行動分析学的解釈:
 調べる行動が少しでも希望をもたらせば(効果のある治療法や生存者の存在など)、調べる行動は間欠的に強化される。また、調べ、考えているときには、両立しない、より不安をふくらませる行動の頻度が強制的に低下するため、不安という嫌子消失によっても強化される。

“抑制”の例:
 会話をしているとき「核戦争のことは明日考えよう」と言って話題を変える。
行動分析学的解釈:
 不安が確立操作となり、話題を変えるきっかけとなる言語行動が不安の低減により強化される。

“補償”の例:
 (例ではないが)自分弱点をカバーするために他の望ましい特性を強調する。
行動分析学的解釈:
 “弱点”を発見されたり、指摘されるという嫌子を回避する行動(他のことに注目をひく)が強化される。また、望ましい特性に注目をひくという行動は注目や社会的承認によって強化される。

防衛機制の下位分類はまだまだ続く(“反動形成”、“置き換え”、“昇華”、“同一化”、“逃避”、“退行”、“隔離”、“打ち消し”)。基本的には不安や罪悪感などの嫌子を出現させる何かしらの確立操作が作用し、その不安や罪悪感を低減させたり、回避させる行動が強化される随伴性がその背景にあるようだ。機会があれば、また今度。

Overskeid, G. (2007). Looking for Skinner and finding Freud. American Psychologist, 62(6), 590-595.

本シリーズの過去記事一覧:


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杉山尚子先生に紹介してもらい、このところ晩酌は石巻の笹かまぼこと日本酒です。

白謙かまぼこは楽天内のショップが休業中ですが、こちらの本店直営ネットショップから注文できます。肉厚で魚の旨味が味わえる笹かまぼこです。

『大和伝』はまろやかなでコクのあるお酒です。自分にとっては少し甘めですが、晩酌にはちょうどいい感じ。こちらは楽天内にショップがあります(下記からリンク)。

自宅にいながらの復興支援。次は地ビール。現在、「いわて蔵ビール」を楽しみに納品待ちです。

名言〔第24位〕:「リーダーとは何か」 (これだけだと「リーダーとは何か」がわからないので引用します)。

効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先目標を決め、それを維持する者である(「未来企業」p. 147 )。

解釈:リーダーとは組織に係るメタ随伴性を分析し、組織として、どんな条件のとき、どんな行動をすれば(どんな製品を造り、サービスを提供し、などなど)、社会から強化されるのか、すなわち組織のメタ随伴性ルールを、現在と将来にわたって記述し、社会から強化される行動が組織としてまとまって遂行できるように、個々のフォロワー(社員、部下など)の行動を引き出す弁別刺激や確立操作を提供する役割である。

ちなみに、昨今の、特に安倍政権以降(ポスト小泉)の日本政府の動向をみていると、リーダーシップはリーダーだけに帰属させるべきものではないとつくづく感じる。組織がその使命をまっとうするためには、フォロワーの行動も等価に重要である。リーダーの示すルールと反する行動に従事することで強化される随伴性が、ルールに従う行動を強化する随伴性よりも強い場合、どんなに優れた「資質」を持った人がリーダーとなってもうまくいくわけはないからだ。個人的には、安倍氏がいとも簡単に総理の座から退いたことで、総理を降ろす行動の強化随伴性が、おそらくこれまでもあったのだろうが実際に機能してしまい、またそうした行動が弱化されることが少ないことがバレてしまったため、もはや誰もリーダーに従わないという悪夢のような状況になってしまっているのではないかと思う。菅総理の個人的資質はさしおいて、このことの方がはるかに大きな問題である。

本シリーズの過去記事一覧:

第25位:「成果をあげるのは才能ではない

第26位:「組織の存在意義

第27位:「組織は戦略に従う

第28位:「利益とは目的ではなく条件

第29位:「理論は現実に従う

第30位:「総体は部分の集合とは異なる

ずいぶん前のことになってしまいましたが、法政心理第2回スポーツ大会が開催されました。

Program


種目はバレーボール、フットサル、ドッジボール、バスケットボール、借物競走の6つ。3つのチームに分かれて闘いました(荒井チーム、林チーム、島宗チーム)。

まずは、優勝カップの返還。そう、昨年は自分たちのチームが優勝したのでした。

Return


入念に準備体操をして、スタート。

Streach

去年もそうだったけど、バスケは女子が強い。まさにナデシコJAPAN。男子と違ってどんどん点が入る。ただし、今年は男子にバスケ部キャプテン(?)の新人(新入生)Iくんが入り、男子のレベルも高くなり、自分はただただ翻弄されるばかりでした。

新種目のフットサルも白熱した熱戦に。自分がキーパーとして失点した1点で、単独優勝を逃してしまったのが悔やまれます(みんな、すまん)。

ドッジボールでは林先生が目を怪我するというアクシデントも。みんな本気です。

Dodgeball

( ↑ ☆くん、ナイスショット。まるで新聞のスポーツ面に載りそうな写真だぜぃ)

勝負はもつれて借物競走に突入。借物の真偽判断は主審のSくんの裁量任せとなり(借りてきたのがイケメンかいなか、など)、何やらよくわからないうちにゲームは終了。

結局、荒井先生チームと優勝を分け合いました。林先生、怪我までしたのに残念でした(^^)。

みなさん、おつかれさまでした。また、来年、遊ぼうね。

Team2011

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 米国では心理学の本としてかつてないほど話題になった『The Bell Curve』。パンドラの箱を開けるような内容のため批判や非難が殺到し、結局は誤解や無理解に埋没してしまった感がある。
 日本ではまったくと言っていいほど取り上げられなかったようだが、気になって買ってはあった(行動分析学では大御所であるHerrnstein先生がどうしてこのような本を書かれたのかということにも興味があったし)。でも、872ページもある分厚い本で装丁も聖書みたいで、読もうという気持ちにまったくならず、手つかずのまま研究室の本棚に埋もれていた。
 3.11の地震で本棚から大量の本が落下したときにその存在を思い出し、そして教授会で成績の付け方が議論になったことで(ナント絶対評価ではなく相対評価に逆戻りするようなハナシ)、あらためて読んでみた。
 とは言っても、こんな本をすべて読むにはとてつもない時間がかかりそうなので、著者が薦めるように、まずは各章の概要だけ、およそ30頁ぶんくらいを読んでみた。
 その内容はTwitterでつぶやいた(部分的に訳したり、メモしたり)ものを、下記のページにまとめてみたので、興味のある人はどうぞ(推敲もしていないので誤訳や誤字脱字満載のところはかんべん)。英語が読める人は、Wikipediaにこの本の内容とその後の批判・非難・支持など、議論の推移についてもよくまとまっているので参照するとよい(記事)。
 「知能」に関する心理学の専門家からの見解は、この本が世間を大きく騒がせたためにAPA(アメリカ心理学会)が特別委員会を設置してまとめ、公開している("Intelligence: Knowns and Unknowns"←現在APAのサイトからはダウンロードできないようだが、タイトルでググればどこかからPDFをダウンロードできます)。APAの見解はおおよそこの本の内容を支持している。ただし、白人と黒人のIQの差が「人種」によるものなのかどうかはわからない(証拠は少ない)としている。
 自分の興味は「知能」(この本では「認知的能力」としている)のうち、遺伝的に決定される因子が、どれほど学習や学業、仕事上のパフォーマンスに影響するのか、もしくはそのように考えられているかということだった。なぜなら、成績を相対評価すべきと考えている人たちは(そのように意識的に考えているのかどうかは別として)、どのように教えても、どのくらい学ぶかは、結局、学び手が元々持っている能力(「知能」や、もしかしたら「動機づけ」も含めて)によるのだと信じているのではないかと疑われるからだ。
 確かに、もし学業上の成績や仕事上のパフォーマンスが100%、認知的能力によって決まるのであれば、認知的能力が標準分布する限り(ちなみに「Bell Curve」とは釣り鐘をかぶせたような標準分布の形のこと)、成績を相対的につけるのにも一理ある。ただし、その場合、成績とは自分(教師)がどれだけその授業で教えられたかではなく、単純に、学び手が授業とは無関係に持っている能力を測っているだけ、ということになる。
 この本では認知的能力のうちおよそ40-80%が遺伝的に決まっているとしているが、上記のAPAの見解ではIQと成績の間の相関は0.5くらい(IQで成績を説明できるのは25%)である。つまり、確かに、学び手が元々もっている能力は、教え手が教えようとすることをどのくらい学ぶか(学べるか)に影響するが、それがすべてではないということになる。教え手が工夫することで、学びを増やす余地は十分にあることになる(よかった、よかった)。
 もちろん、大学教育に対する批判としてよくあるものに、学生が到底理解できないような難しい内容を、学生のことはおかまいなしで教えている(教えられていないのだが、それは学生のせい)ということもある。持って生まれた(あるいは大学に入学するまでに学習した)認知的能力に個人差があるのはあたりまえのことで、逆に、そのことに見て見ぬ振りをしたり、みな同じはずだと無謀な思い込みをせずに、そうした個人差を考慮した授業づくりや指導の方法を考えて行くべきなのだ。
 そうしたもろもろの工夫の結果、成績がどのように分布するかは、分布がそうあるべきというより、事実としてそうなったと捉えるべきであって、それを無理矢理、大学の方針として、相対評価で成績をつけてしまうことには大反対なのであった。
 ちなみに、今年度前期の「行動分析学」の授業ではほぼ毎回webテストを実施している。これまでの10回ぶん(満点94点)の成績分布は下のようになる。この授業ではプロジェクトを重視しているので、成績に占める割合はプロジェクトのレポートが40%、webテストと授業内課題があわせて60%で、テストが全体に占める割合は30%前後。でも、全部あわせてもだいたい成績の分布はこのようになる。授業を1-2回受けてみて(どれだけテストや課題が多いかわかって)受講しなくなる人たちがまずいて、残った人たちから脱落する人たちが若干いて、あとは教えようとしていることをしっかり学ぶ人たちと、80%くらい学ぶ人たちに分かれる。最後の2グループの差はおそらく動機づけ(授業の内容にどれだけ興味があるか、あるいは部活など他の活動に時間をとられているか)の違いではないかと踏んでいる。
 絶対評価をすると、しっかり学んだ人たちはAもしくはA+、そこそこ学んだ人たちはAもしくはBということになるのだが、相対評価にして決められた割合で成績を振り分けることになると、場合によってはそのようなことが難しくなる(幸い、自分の授業の多くは初期のドロップアウトが多いためみためはそうならないが)。
 要するに、どのような内容をどのように教えていて、どのように評価しているのかを明確に説明する、そのことで説明責任を果たす。それが大事だと考える。

 

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 大学院の案内にこんなキャッチフレーズが...

 確かに学費も大幅に下がったし、やたらと研究助成金がつくようになったし、大学院生の環境はかなり改善されてきています。

 海外の学会への参加は一人1件10万円(複数回応募可)とか、英語で論文を書くときの校閲代に一人1件10万円(複数回応募可)とか、博士論文の出版にナント百万円(選抜された6名)とか、自分の院生時代には考えられないような特典(??)だらけです。

 心理学専攻では、14条特例を活用する社会人院生の受入がいよいよ始まります。1年目は通学してみっちり勉強し、2年目は学校に戻って仕事をしながら、現場で役に立つ研究を進めたいという教員や公務員の方々は、ぜひご一考を。

 7/23(土)13:00-15:00には法政大学人文科学研究科の大学院説明会が開催されます。心理学専攻では私が当番にあたっております。詳しくは大学院のホームページをご参照下さい。

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国際行動分析学会(ABAI)主催の環境に関する行動分析学会が下記の要領で開催されることになりました。詳しい情報はABAIや日本行動分析学会のwebサイトにてご覧下さい。開催時期がちょうど日本では夏休みにあたります。ふるってご参加下さい。

Behavior Change for a Sustainable World

ー持続可能な世界をつくる行動改革のための国際会議ー

気候変動に立ち向かい、地球環境を守るために、私たち行動分析家には何ができるでしょうか? この会議では、個人や地域、学校や企業、そして世界規模での行動的な介入に関心のある学生、研究者、実践家、経営者や官僚や政治家など、多様な分野で活躍し、この大きな問題に取り組もうとする人たちに参加を呼びかけ、持続可能な世界をつくるための行動変容について話し合います(講演,ポスター発表,フリートークの時間など)。

主催:国際行動分析学会
日時:2012年8月3日(金)〜5日(日)
会場:オハイオ州立大学(コロンバス, オハイオ, USA)

なお、私、この国際会議の準備委員会のメンバーになっております。日本からこの人を連れて行って講演してもらって欲しいなどのリクエストがございましたら、お知らせ下さい。

追記:今後のスケジュール

2011年8月31日:ポスター発表の募集開始

2011年12月7日:ポスター発表の募集〆切

2012年6月18日:大会への先行予約(割引)〆切

2012年7月16日:大会への事前予約〆切

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