2010年9月アーカイブ

Semitour2010

草津セミナーハウスで開催された応用行動分析研究会にゼミとして参加してきました(2010/9/12-14)。

応用行動分析研究会は上越教育大学の加藤哲文先生を中心にした、複数の大学の"合同合宿"のような研究会です(J-ABAニューズレター 2010年夏号No.59)。昔は上越国際スキー上で開催される冬の研究会によく参加させていただいておりました。今年は上越教育大学、兵庫教育大学、関西学院大学、神戸学院大、新潟大学、筑波大学、そして法政大学が参加しました。

教育や発達臨床の分野で仕事をされている先生方の研究室が中心なので、ブランドのネーミングや広告効果、幻臭、オノマトペから忍者の修行まで広がるうちのゼミの研究発表は異色。学部生中心なのも異色。貸し切りのマイクロバスで会場入りするのも異色という異色づくめで、主催者のスタッフの皆さまにはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

初日の体育館での緊急スポーツ大会や二日目の湯畑観光、BBQ、最終日の西の河原温泉と、普段のゼミではできない活動ができたことがよかったです。

ゼミ生にとっては、普段あまり聞くことがない話を興味を持って聞き続けることの練習になったかも(笑)。

自分にとってはデジカメで記念写真を撮ることの難しさを思い知らされた合宿でした。大瀬戸&もっちーのせっかくのパフォーマンスがこれじゃな(すまん)。

Photo

 

皆さん、お疲れさまでした。

2010

今週末(9/18-20)は長崎大学で開催される特殊教育学会に久しぶりに参加します。

徳島県立阿南支援学校が阿南市立富岡小学校と共同で開発したクラブ活動の時間を活用した支援プログラム『チャレンジクラブ』についてポスター発表する予定です。

なにしろ3年間にわたる長期のプロジェクトでしたので、たくさんの資料があります。ですので、WorkItOut!!にて、マニュアルや記録用紙、チェックリストなどを公開することにしました。

こちらからどうぞ

すでに阿南市内では数カ所の小学校に普及が始まっています。小学校における気になる子どもさんへの実行可能で効果の検証された支援プログラムとして、全国に広がるといいなと思っています。

興味がある人はぜひご活用下さい。

では(お会いできる人は)長崎で!

島宗 理・田中清章・田中敦子・島岡次郎(2010)小学校のクラブ活動を活用した特別支援:モデル事業から日常的な支援サービスへの展開 日本特殊教育学会第48回大会 長崎大学、長崎市。

Dr150toevernote

後期の授業(行動分析学特講)で「日経ビジネスで学ぶ行動分析学」を目玉にしようと準備中。

過去数年間の日経ビジネスから授業で使えそうな記事を選んでPDFにスキャン。

スタディルームの ScanSnap S1500 (富士通)は快適で、(それでもおよそ半日かかって)、30ほどの記事のスキャンが完了。 何しろ裏表をいっぺんに読み取ってくれるし、PDF化のスピードもめちゃくちゃ速い。テキスト解析もしてくれるので後から内容による検索も可能。

いいことづくしなのだが、家で買うには価格が高すぎる。

少し迷った後で、キャノンの DR-150を購入。 届いて驚いたのはその小ささ。次に驚いたのは性能。これならS1500と比べても遜色なし。

一度に読み込めるページ数が少ないけど、自分は本や雑誌を丸ごと読ませるような使い方はしないので、これで十分だと思う。

特にEvernoteとの連携が素晴らしい。あまりに楽しいのでじゃんじゃんスキャンしていたら、Evernotelから、無料版で可能な月あたり通信料制限の半分を使っちゃいましたよというお知らせが届いた。有料版にアップデートすべきかな(考慮中)。

雑誌記事をスキャンするときの注意点を一つ。これまでは使いたい記事に付箋を貼っていたのだが、糊の部分が残ってジャムる原因になりがち。付箋は使いたい記事の手前のページにはって、該当ページに折り返しておくとか、あまり放置しないでさっさと取り込むなどの工夫が必要そうである。


Canon imageFORMULA DR-150 Canon imageFORMULA DR-150

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今年から大学院の「障害児心理特論」は奥田健次先生に集中講義をお願いすることになりました。

先週、3日間のまさに"集中"した講義が終了しました。写真は中日に開催した昼食会の様子です(東方街にて)。

奥田先生、受講生の皆さま、おつかされまでした。& ありがとうございました。

講義の様子は受講した院生に今度感想を聞いてみますが、面白かったのは、二日めの夜。まるで奥田先生の双子のきょうだいのような方と奥田先生とのやりとりを堪能できたことです。

その方は、山本央子先生といって、アニマルセラピーや家庭犬のトレーニングをされている方です。

「トレーニング」といっても、お手や伏せだけじゃなくて、わんこが家族と仲良く幸せに暮らすための環境設定のコンサルテーションが主なようです。

臨床家の感覚とかフィーリングに関して、お二人が意気投合する様子は、とても興味深かったです。

山本央子先生には後期に法政での公開特別講義をお願いしようと計画中なので、楽しみにしていて下さい(奥田先生のモノマネもして下さるかもしれません)。


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8月23日、尊敬する師匠を亡くしました。

知らせが届いたのは翌朝です。しばらくは、そして今でもまだ完全には実感がありません。

お通夜、告別式では、たくさんの仲間と一緒に先生をお見送りしました。もう何年も会っていなかった先輩や後輩に再会しました。日本各地、そして海外で活躍する人たちが集まり、佐藤先生が私たちに与えた影響の大きさや広さをあらためて思い知りました。

先日は、関口のご自宅にご焼香にうかがいました。ベルギービールをお供えさせていただきました。先生に教わったのは学問だけではありません。人生を愉しむ術をいくつも教わりました。最初に海外の学会(ABA)に連れて行って下さったのも(写真、たぶん1988年)、WMUへの留学の道筋をつけて下さったのも先生です。

想えば大学院時代は、飲んで終電を逃すたびに先生のお宅におじゃまさせていただき、さらに飲み、語り合い、朝まで過ごしたものです。

大学院から先生のゼミに入った私は、他大学から来たこともあり、先生のお人柄もよくわからず、戸惑ったこともありました。何か質問をしても、先生はすぐには答えてくれないことがあります。何かまずいことを言ってしまったのかなとか、きっと馬鹿な質問をしてしまったのだなと焦り、沈黙が続くことを怖れ、他の話題に無理矢理移ってしばらくすると、先生が語り始めます。最初は何をおっしゃっているのかわからないのですが、すぐに、あぁ、さっきの質問に答えて下さっているのだとわかります。それも、(やはり元々は)私の馬鹿な質問を、見方を変えて、面白い発想やアイディアにつながるようにひねりもっての回答です。同じ現象でも、見方を変えるだけで、どれだけ新しい発見があるか、そんな柔軟な思考の手本を数えきれないくらい示していただきました。

その頃に泊めさせていただいていたお部屋に先生のご遺影とお骨が置かれていました。懐かしさからくる嬉しさと、悲しさや寂しさ、恩返しもできなかった申し訳なさが入り交じった、不思議な感覚が沸き起こりました。珍奇と言ってもいいかもしれません(「珍奇」というのも先生から教わった刺激反応クラスの一つです)。ご遺影の中の先生は、それらすべてをひっくるめて温かく見守って下さっているように見えました。

3月に大学の同窓会でお会いしたときには、佐藤先生が現在取り組まれているお仕事について、特に「共生」について語って下さいました。立食パーティーでもあり、短い時間だったので、もう少しお話をお聞きしたいと思ったのですが、その日は別件があり、いつもならご一緒したはずの二次会に参加しませんでした。これが最期になりました。今さらですが、悔やまれます。

お通夜と告別式で記入する受付カードには、ご本人との関係をいつかの選択肢から選ぶ欄がありました。よく覚えていませんが、「親戚」、「同僚」、「業界」などです。どれもこれといってあてはまるものがないと迷い、お通夜では自由記述欄に「弟子」と書きました。告別式では、もう一度考えて、今度は「同志」と書こうと思いましたが、隣で先輩にあたる先生が「業界かな」と丸をつけたのに影響されて「業界」に丸をしました。

佐藤先生は私にとって尊敬する「師匠」でした。しかし、今こうして考えると、これからは「師匠」でもあり「同志」でもあるのですと堂々と言えるような仕事をしていかなければならないと思います。

同志とは「こころざしや主義・主張を同じくする」人です(大辞泉)。《主義》といえば「徹底的行動主義」になりますが、《こころざし》は、先生が電子メールの署名に使っておられた「行動分析学によってわれわれの地球がいつまでも美しく保たれ、そこに営まれるすべての生命が繁栄しつづけることを念じつつ・・・」になりましょう。

佐藤方哉先生のご冥福をお祈りします。先生のこころざしを胸に、微力ながらもできる限りのことをすることで、先生への恩返しとなりますように。

追記:四十九日を過ぎましたので記事に故人のお名前を記載させていただきました。

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