2009年2月アーカイブ

お願い死体

しばらく前の話。

Macで「お願いします」と打とうとすると、変換候補トップに「お願い死体」がトップ表示されるようになってしまった。

あまりに不吉。

変換し直して、「お願いします」と何度か連続で確定するも、修正されない。

相変わらず「お願い死体」。

辞書に登録されてしまったかと、ことえりの「単語登録/辞書編集」で「ユーザー辞書」を検索するも、見つからず。

調べてみると、かつてはオバカで有名だったことえりくんにも携帯電話並に“予測変換”機能がいつのまにか追加されていたようで、そこに自動的に組み込まれてしまったようだ。

組み込まれた情報を個別に削除したり、優先順位を変えたりするのは、できないらしく、対策としてはことえりの「環境設定を表示」「入力操作」で「過去に使用した言葉から入力を予測して候補を表示する」のチェックをはずすしかないらしい。

でもそうすると、(ときどきは)賢く予測変換してくれる場合まで予測をやめてしまう。

まっことコンピュータらしい1/0判断的設定。

仕方がないので、それらしい辞書(/Users/*****/Library/Preferences/com.apple.JapaneseAnalysis/InputPrediction.dict)を削除。

これで「お願い死体」も捨てることができました。

来月、京都で開催されるワークショップのお知らせです。

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)はRelational Frame Theoryなどを駆使して“認知”も標的にする、第3世代の行動療法といわれている方法論です。

すでにほぼ定員に達しているそうですが、まだ少し(昨夜の時点で10名くらい)空きがあるようなので、興味がある方はお急ぎ下さい。

ACTワークショップ開催のお知らせ
日本行動分析学会主催ワークショップ

「こころ」との新しいつきあい方としてのACT(あくと):アクセプタンス&コミットメント・セラピー

講 師:Akihiko Masuda先生(Georgia State University)・武藤 崇 先生(立命館大学)

日 時:2009年3月15日(日)
 9:30 受付開始 10:00〜16:00 ワークショップ

会 場:コンソーシアム京都(2階ホール)
 JR京都駅から徒歩1分 http://www.consortium.or.jp/

定 員:先着70名

参加費:
 日本行動分析学会の会員(一般・学生) 2,500円
 学生・院生 2,500円
 その他一般 5,000円

概 要:
 本ワークショップでは、新世代のマインドフルな認知行動療法として注目されているアクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance & Commitment Therapy: ACT)について、基本的な概念を解説し、具体的な臨床技法や教材を紹介します。これまでの行動療法や認知療法、認知行動療法との違いを理解し、臨床で活用できるよう、実践的な演習を行うワークショップです。
 ACTの本場、ネバダ大学リノ校で、スティーブン・ヘイズ博士の元で学ばれたお二人の先生に、行動分析学の初学者、臨床心理学の初心者にもわかりやすいワークショップをお願いしました。ワークショップは日本語で行われます。行動分析学を一般臨床に活用しようとしている専門家、学生、大学院生。「こころ」との新しいつきあい方としてのACTに興味のある方々はぜひご参加下さい。

参加申込について:
 メールでのみ参加申込を受付けます。「japanese.aba@gmail.com」宛に以下の内容のメールを送信して下さい。
 4日以内に受付確認の返信がなければ、まずは迷惑メールフォルダーなどに自動振分けされていないかどうかご確認下さい。それでも見つからなければ、再度、申込みメールを送信して下さい。
 携帯から参加申込みメールを送信するときには、受付確認の返信が受け取れるように、ドメイン指定の解除などの設定をご確認下さい。
 参加申込み者数が定員に達した時点で受付を終了させていただきます。
 参加費は、当日、会場にて現金でお支払い下さい。

宛先:japanese.aba@gmail.com
件名:【ACTワークショップ申込み】
本文:
 お名前:
 ふりがな:
 受付確認メールの送信先:
 会員種別:日本行動分析学会の会員、学生・院生、その他一般

例:
 お名前:荒巻 大輔
 ふりがな:あらまき だいすけ
 受付確認メールの送信先:aramaki.koan9ka@gmail.com
 会員種別:その他一般

出張や旅行に出かけるときの「持ち物チェックリスト」を作っている。

出先で「あぁ、こんなときにこんなもんがあればよかったのに」と悔やんだ経験から、長年にわたって改訂してきたリストである。

「携帯充電器」のように、うっかり忘れてしまって旅先で何回も買い直してしまったものとか、「指圧棒」や「洗濯ロープ」のように、あると快適・便利なもの、「スリングとカラビナ」のように、他人がみてもたぶんすぐにはその使い道がわからないであろうものも含まれる。

そのリストに今回「老眼鏡」を追加することにした。

リストに「ろうがんきょう」とタイプするのが苦痛で、思わず、同義語を探してしまった。

「遠眼鏡」は、なんだか逆に、遠くが視えるようになりそうな語感だし、「シニアグラス」はむしろ悪あがきに聞こえる。

仕方なく、開き直って、堂々と、「老眼鏡」と打ち込んだ。

視力が落ちたり、体力が落ちたり、疲労が回復しにくくなったり、トイレが近くなったり、年齢と伴に、これでもかと押し寄せる老化現象。

このあたりで、抵抗するのをやめ、老化を受容する"アクセプタンス"が必要そうだ。

全国各地で犯罪防止のために青色の街灯を導入する自治体が増えているらしい。

と、TV番組でちらっとみて「そりゃ、怪しいなぁ」と思っていたら、徳島市では青色LEDを使った街灯を導入したという話を友達から聞いた。

実は青色LEDといえば、日亜化学工業という徳島県阿南市にある企業が世界でもトップシェアを誇っているというのは知る人ぞ知る話(青色LEDの開発者の一人で当時日亜の社員だった中村修二氏がその特許をめぐって数億円の訴訟を起こしたことも知る人ぞ知る話ですね)。

青色LED街灯が導入されたのが、自分が以前に住んでいたマンションのごく近くだったので、少し笑ってしまった。徳島新聞の記事には「これまで不審者情報や痴漢被害が絶えず...」とあったそうな。不審者どころかほとんど人通りがない国道沿いの脇道なんですけど...

というわけで、興味を持って少し調べてみたけど、青色街灯の防犯効果を示す文献は見つからなかった。

○色光の及ぼす生理的・心理的変化は色によって若干の差異があるようだが(久保・井上, 2008)、それと犯罪行動の関係は未知だし、そもそも単純に色光を60分間見せるのと、犯罪を犯そうとしている人が青色街灯にさらされるのとでは条件が違い過ぎる。

○実際に青色街灯を導入したことによって犯罪件数が減ったという報告もあるが(福田, 2008)、統制群がもうけられていないので、因果関係は結論できない。

○全体的には、青色街灯に防犯効果があるという根拠は、少なくともまだない(土井, 2008)というのが妥当な見解だと思う。

青色街灯に効果があるとすれば、それは色彩心理学的な「鎮静」効果などによるものではなく、単純に照明が増えて明るくなったり(姿を見られやすくなったり)、街灯の設置とともに、ポスターや警察官による見回りの増加などの共変変数に効果があったり、街灯の色の変化によって、“この区域は犯罪防止の努力がなされている”つまり“犯罪を犯せば捕まりやすい”という、弱化の弁別刺激としての機能によるものではないだろうか。

でも、だとすれば、街灯がすべて青になってしまったら、そういう効果は期待できなくなるわけで.....

もちっとしっかりした研究が必要そうですね。

久保博子・井上容子 (2008).  有彩色光照明の生理的・心理的影響 照明学会誌, 92(9), 645-649.
土井 正 (2008). 防犯照明の要件と青色光の課題  照明学会誌, 92(9), 654-658.
福田守秀 (2008). 青色防犯灯で安全・安心のまちに : 複合的な防犯対策による犯罪抑止 照明学会誌, 92(9), 629-630.

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