Sergio Cirino先生、法政へ。

Drsergiocirino

大河内浩人先生(大阪教育大学)とブラジルから来日しているSergio Cirino先生(University of Minas Gerais)が法政を訪れました。杉山尚子先生(山脇学園短期大学)をお誘いし、駒沢大学の桑原くん、法政大学の山王丸くん、星くんと7人でランチしました。

Cirino先生はBrazilian Journal of Behavioral and Cognitive Psychotherapyのエディターもされている実験的行動分析家ですが、教育大学に就職したため、教員養成や教師教育の仕事もされているとのことです。アマゾン流域に広がる小さな村々へボートででかけ、研修するそうですよ。

前々から、ABAなどで発表を聞くたびに気になっていたことがあります。それは、ブラジルの行動分析家の発表に、データのほとんどない、理論的、概念的な研究が多いことです(特に言語行動に関して)。

このことについて質問すると、それはその通りで、ブラジルではデータよりも理論が重視されるのだそうです。行動分析学においてさえもです(驚)。

大学の教員選考では応用領域よりも基礎・理論的論文が重視され、雑誌論文の査読プロセスでも、ディスカッションが少ないと、リジェクトされたり追記を要請されるというからビックリです。

Cirino先生によれば、これはフランスの哲学や心理学の影響ではないかと。ブラジルの心理学者は英語論文より、フランス語論文を読むことが多いそうなので信憑性ありですね。

逆に、信憑性がなかったことがわかったのが、水曜スペシャル川口探検隊によくでてくる、ピラニアの大群に襲われて一瞬にして骨だけになってしまうシーン。あれはハリウッド映画の中だけで、実際には大きな傷を負い、大出血でもしていない限り、そのようなことは起こらないそうです。地元の人はピラニアの生息する川で平気で泳いでいるんだとさ(驚)。

ブラジルの教育改革からスキナーの言語行動論、ピラニアからウルトラマンまで、短い時間でしたが、幅広い話ができました。

異文化交流にはいつでも新鮮な驚きがあって楽しいです。

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