2007年2月アーカイブ

やばい、ヤバい。

またまたやってしまうところだった。

執筆中の原稿に「せちがない世の中」と書こうとして、なにげに不安になって調べたら、「せちがない」なんてコトバは存在しないんですね。

もちろんコトバは行動だから、もともとモノとしては存在しないわけで、正確には、辞書や辞典に記載されていないってことなんだけどさ。

だって言いますよね。「せちがない」って(え、俺だけ? ^^;;)。

辞書に記載のある、類似のコトバは、「せちがらい」。

せちがらい@大辞林せち-がら・い [4] 【世知辛い】 (形)[文]ク せちがら・し
(1)生活していきにくい。暮らしにくい。住みにくい。「—・い世の中になる」
(2)計算ずくで,心にゆとりがない。打算的でこせこせしている。「—・い男」
[派生] ——さ(名)

へぇ〜、「こせこせしている」って表現もあるんだ。「せこせこしている」と同じ?って、今後は「せこせこ」を調べたら Not Found!!

顔面蒼白。

このへんでやめときます。

blogの更新

先週の更新回数は{2}回でした。

Wordを使って書類を作成中に

    

のように、スペースに下線を引くときの話。

上の例のように、スペースの右側に文字があれば問題ないのだが、

氏名:       

のように、その行にはそれ以上文字がないと下線が引けない。というか、引いても表示されない(知ってました?)

これはきっとバグだろうと思って長らくあきらめていたのだが、調べてみたら解決策が見つかった。しかも3つも。

一番、簡単そうなのはこれ。

下線が停止する行の最後に non-breaking スペースを 1 つ入力します。 non-breaking スペースを入力するために、CTRL + シフト+ SPACEを押します。

あいわらずわかりにくい説明だが(「non-breaking スペース」ってコトバは不必要ですね)、要するに、下線を引きたいスペースの最後にカーソルをもっていき、CTRL + シフト+ SPACEを押せばいいんです。

詳しくはここを参照して下さい。

バグではないとわかったけど、不親切な設計であることは間違いない。

Drsergiocirino

大河内浩人先生(大阪教育大学)とブラジルから来日しているSergio Cirino先生(University of Minas Gerais)が法政を訪れました。杉山尚子先生(山脇学園短期大学)をお誘いし、駒沢大学の桑原くん、法政大学の山王丸くん、星くんと7人でランチしました。

Cirino先生はBrazilian Journal of Behavioral and Cognitive Psychotherapyのエディターもされている実験的行動分析家ですが、教育大学に就職したため、教員養成や教師教育の仕事もされているとのことです。アマゾン流域に広がる小さな村々へボートででかけ、研修するそうですよ。

前々から、ABAなどで発表を聞くたびに気になっていたことがあります。それは、ブラジルの行動分析家の発表に、データのほとんどない、理論的、概念的な研究が多いことです(特に言語行動に関して)。

このことについて質問すると、それはその通りで、ブラジルではデータよりも理論が重視されるのだそうです。行動分析学においてさえもです(驚)。

大学の教員選考では応用領域よりも基礎・理論的論文が重視され、雑誌論文の査読プロセスでも、ディスカッションが少ないと、リジェクトされたり追記を要請されるというからビックリです。

Cirino先生によれば、これはフランスの哲学や心理学の影響ではないかと。ブラジルの心理学者は英語論文より、フランス語論文を読むことが多いそうなので信憑性ありですね。

逆に、信憑性がなかったことがわかったのが、水曜スペシャル川口探検隊によくでてくる、ピラニアの大群に襲われて一瞬にして骨だけになってしまうシーン。あれはハリウッド映画の中だけで、実際には大きな傷を負い、大出血でもしていない限り、そのようなことは起こらないそうです。地元の人はピラニアの生息する川で平気で泳いでいるんだとさ(驚)。

ブラジルの教育改革からスキナーの言語行動論、ピラニアからウルトラマンまで、短い時間でしたが、幅広い話ができました。

異文化交流にはいつでも新鮮な驚きがあって楽しいです。

blogの更新

先週の更新回数は{1}回でした。

げげげ。

学力の新しいルール学力の新しいルール
陰山 英男

文藝春秋 2005-09-09
売り上げランキング : 88220
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「百ます計算」で有名になり、現在、教育再生会議の委員も務められている、陰山英男先生(立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授)の著書を読んでみた。

正答率ではなく正答スピードを上げる学習方法は、プリシジョンティーチング(Precision Teaching)の成果からもわかるように、基礎スキル(読み書き計算など)の習得と、その応用(文章理解、問題解決など)に効果があることは、行動分析学の研究からも想定できる。

そういう「百ます計算」の理論的背景を知りたくて注文した本なのだが、読んでみると、それよりも、いわゆる「学力低下」問題の原因分析と対処について書かれていて、こちらがいっそう興味深い。

blogの更新

先週の更新回数は{2}回でした。

Noro20070209
(↑野呂先生。話してる人の画像をスクリーンに映しだす演出(?)が陣内孝則陣内智則のネタっぽくて思わず写メってしまいました ^^)

先日、学校見学におじゃました、久里浜養護学校の研究発表会に行ってきました。とはいっても残念ながら午前中は別件で参加できず。さらに、会場(代々木オリンピックセンター ←すごい豪勢!!)のホールで京都の朝野浩校先生(京都市西総合養護学校)に再会し、すっかりしゃべりこんでしまいました(これはこれで楽しかったです)。

というわけで最後のシンポジウムだけ聞いたので、研究の全体像は分からずじまい。後で報告書をよく読んでみることにします。

ちょっと長くなりますが、シンポジウムとその後の「講評」で印象に残った二つのことを書き留めておきます。

Ministersdiet

卒論発表会も無事終了。 ゼミ生のみんな、最後までよく頑張った!(自画自賛だけど拍手喝采)。

法政大学に赴任して最初のゼミ生。会ったこともなければ、授業を受けたこともない人間に指導を仰ごうとした、その時点での勇気と見識の高さ(^^)が、その後の「え〜、ぜんぜんわかんない」という苦悩の日々を乗り越え、少しでも報われたらいいのだけれど。

みんなのいい仕事、せっかくなんでこのブログで少しずつ紹介していきます(たいていの卒論は日の目を見ずにお蔵入りしちゃうからね)。

今日はその第一弾。尾ヶ井くんの「ブログを用いたダイエットのセルフマネジメント」。発表会で彼が引用していたように、“メタボリックシンドローム”対策は国家規模の大事業。「厚生労働副大臣のメタボ退治ホームページ」では、武見敬三さん、石田祝稔さんの写真と(そのままではちと辛いので油絵風に脚色して転用させていただきました)、セルフマネジメントの記録が公開されている。

セルフマネジメントにとって有効だと思われる「記録測定」と「目標開示」の2つの要素を、副大臣たちよりもスマートに、ブログを使って検討したのが尾ヶ井くんの卒論。目標値の設定とか、フィードバックの方法などに若干の問題があるものの、セルフマネジメントにブログを有効活用できそうな可能性を示してくれました。

厚労省は生活習慣病を予防しようと、“保健指導”の業務を外注化しようと計画している。このあたり、行動マネジメントの専門家と医療・保健機関、そしてIT系のサービス会社が連携すれば、面白く、かつ、社会に貢献できる仕事ができそうだ。mixiなどのSNSで、同じ目標を共有する友達同士でセルフマネジメントを支援し合うなどの方法も今後検討できそう。

新4年生へ > このテーマは面白いですよ。自分の卒論の候補としてぜひ検討を。

blogの更新

先週の更新回数は{2}回でした。

卒論指導に集中するためにブログの更新を毎週2件にスローダウンしていましたが、卒論指導が終わった後もこのペースを継続することにしました。

2-3月で一つ大きな仕事をしなくちゃならないので、そっちにすべてのリソースを集中投入します。

Okudaskypezemi20070126

奥田健次先生 (桜花学園大学)に「心の理論」に関する特別講義をお願いしました。

すでに授業期間が終了していたにも関わらず、学内からも、学外からもたくさんの学生さん、院生さん、教員さん、保護者の皆さまが参加してくれました(参加者数およそ80名)。

特別講義の直前までは前任校のゼミ生たちのスカイプゼミにも付き合っていただき、いつもながらの人使いの荒さにもめげず、ありがとうございました(特別講義のときは写真撮影をまたまた失念)。

自閉症をもった人ともっていない人を見分けるスクリーニングための「心の理論」のようにとかくとられがちですが、奥田先生のお話からは、何が弁別刺激になっているかが異なるだけであって、確かに自閉症児特有の行動特性はあるけれど、いわゆる“健常”の人たちには絶対に見られないかというとそんなことはないのでは?と思いました。試しに、翌日、この講義を聞きに来ていなかった大学生に、視線を追わせて「どこみてる?」と質問する課題をやらせたら、奥田先生の実験に参加した自閉症児とまったく同じ反応パターンをしたので面白かったです。

もちろん、ちょっとしたトリックあって、質問形態をあえて「どっち?」じゃなくて「どこを?」にしてみたんですけどね。

奥田先生からいただいた引用文献リストをアップしておきます。興味がある人はぜひどうぞ。

筑波大学附属久里浜養護学校に見学に行ってきました。学部生3名、大学院生7名。総勢11名で到着した我々を、副校長の馬場先生が暖かく迎えて下さいました。

元々は国立特殊教育総合研究所の附属校として昭和43年に設置された伝統ある学校ですが、平成16年に日本初の自閉症をもった幼児・児童のための学校として改組されました。学区域が日本全国であり、教員も全国の県教委から派遣されてやってるくるという特色があります。

幼稚部・小学部あわせて18学級、50名の子どもが在籍していて、そのうち数人が寄宿舎で生活しています。小学部では構造化のアイディアを取り入れ、カードをつかったコミュニケーション指導(必要な子どもには一人ひとりカードをまとめた「コミュニケーションブック」がつくられていました)、スケジュールの視覚化、ワークシステムを使った自立課題、教室の物理的構造化などが取り入れられていました。また、教員との一対一の個別指導場面では、数字の弁別や発話訓練などが離散試行型で行われていました。

教室を観察して気がついたのは、とても片付いていること。県立の養護学校などに行くと、教員の机の回りやロッカーの上などに、教材や遊具やその他いろいろなものがかなり乱雑に置かれていたり、壁には子どもたちの作品などが、やはりどちらかというバラバラに掲示されていたりすることも多いのですが、この学校にはいわゆる教員の机が見当たらず、とても片付いていました。自閉症の子どもたちによっては、不用意に注意をそらす刺激が少ないという意味で、動きやすい環境になっていると思われます。

残念ながら、とても短い時間の見学だったので、教員の方々と話しをする機会がなく、それぞれのお子さんにどのような個別指導プログラムが設定されているのかは、よくわかりませんでした。それから、せっかくの構造化のアイディアも、幼稚部ではほとんど導入されておらず(“緩やかな”構造化だそうです)、むしろ小学部になるほど構造化のレベルが上がっているのが気になりました。幼稚部では個別指導の時間も少ないそうで(週に数時間)、自閉症児への介入として早期の集中療育プログラムの有効性にエビデンスがみつかっていることを考慮すると、不思議な流れだと思いました。

筑波大学の附属校となり、筑波の先生方との交流も盛んになったそうなので、これからは増々、最新の研究成果を取り入れていかれるのではないかと期待します。

来る2/9(金)には、オリンピック記念青少年総合センターにて「自閉症児のための教育課程の研究開発」の研究発表会が開催されるそうで、私も立ち寄ろうと思っています。

見学にいったみんなで海岸を見下ろすテラスから記念写真を撮ろうと思ったのに、またまた忘れてしまいました(残念)。

アーカイブ

法政心理ネット