2006年1月アーカイブ

先日、附属養護学校の野崎先生から質問されたこと

附属で使っている「指導計画立案シート」では、指導目標を考えるときには、まず、その子どもさんの生活のどの部分に般化させたいかを考えることになっている。

「はじめに般化ありき」の考え方だ。

このシートを使い始めて今年で3年になるのだが、先生方がわいわいやるなかで、こんな疑問がわいてきたという。

・体育の時間にグランドを5周走ることを教えるのに手順書とトークンを組み合わせた指導法を使った。
・これがうまくいったので、そのお子さんの他の授業や生活場面でも同じような手順書とトークンを試してみたところ、うまく使えた。

そもそもの指導目標は「グランドを5周走る」だったが、他の場面(たとえば、作業の時間)でも手順書を見て、それに従って組み立てをして、トークンで強化されるという一連のパターンが、練習や指導なしにできたのは、はたして「般化」と言っていいのだろうか? なんか違うぞ.... ということだった。

その通り!と思わず叫びそうになりました。

体育の時間に野崎先生が使った手順書とトークン。それを同じ体育の時間に同じグランド5周するのに猪子先生がやってもできたなら、いわゆる「人の般化」(刺激般化)になる。

この場合、手順書を見て、そこに書かれた指示にしたがってすべきことをして、トークンを受け取るという行動パターンを学んだわけで、確かに刺激般化ではありません。むしろ、そういう高次オペラントを学習した、ということになる。

「般化模倣と同じですね」と言ったら、「やっぱり、そうですか」と返ってきた。頼もしい限りである。

附属では自閉症児の指導をテーマにした指定研究をしたときに、自閉症児に教えるべきこうした高次オペラントを列挙し、それをカリキュラムに組み込むことを目指した(これは『自閉症の特性に応じた自立活動の内容表』という支援ツールとして使われている)。

「手順書にしたがって作業をする」とか「スケジュールを見て移動する」とか、「カードを使って選択要求する」など、いわゆる「要の行動」(pivotal behaviors)を授業や生活指導の中でどんどん教えちゃいましょうという発想だ。

自閉症児に限らず、発達障害を持った人全般、場合にはよっては健常の成人にも“要”の行動が多く、指導目標として明確化することで、複数の場面で共通の高次オペラントを、子どもにわかりやすく、効率良く教えていくことができるだろう。

順調です。

鳴門教育大学・附属養護学校の研究発表会は2/3(金)。楽しみです。

研究発表会のご案内(PDF)。

日経新聞の『常識を疑う』という囲み記事で奈良先端科学技術大学院大学の佐藤浩教授へのインタビューが取り上げられていた(2006.1.23)。

後天的に学習したことは遺伝しないというのが常識なのだが、この“獲得形質遺伝”は植物では確認されていて、分子生物学でも説明できるそうだ。

実は、かつてミジンコにおける獲得形質遺伝らしきデータを得たことがあった。『行動は遺伝する-Daphnia magna(大ミジンコ)における行動の遺伝に選択複生と照明条件が与える影響-』
田中淳一先生(現・授業開発講座)の研究室の深見佳彦氏の修論である。

当時うちの大学の生物学の専門家に「常識に反する!」としてケチョンけちょんに批判されていたが、もう一度再考すべきではないだろうか? 新進化説の可能性もあるそうですよ。

blogの更新

先週の更新回数は{6}回でした。

大学の情報端末(Windowsネットワーク)ではユーザーが勝手にソフトをインストールすることを禁じている。ブラウザーはExplorerしか使えず、授業をしていても、とても不便。

そこで自分のPCのFirefoxをそのままそっくりUSBメモリーにコピーして使えるようにする携帯FOXを使ってみた。

起動が若干遅いが、ブックマークの同期もできるので便利。これなら出張したときにYahoo! Cafeなんかでさくっと仕事をするときにも重宝しそう。

愛媛県議・篠原実氏のPCがウィルスに感染し、有権者名簿や“口利き”とも思われる文書が流出したらしい(日経新聞, 2006.1.26)。

教員採用試験の“口利き”については、昔はかなりあったらしいという噂をよく聞く。

昨年、内閣府が行なったアンケートでは、「教員の新規採用について、候補者の身内に教育委員会関係者、学校関係者などがいる場合、採用時点で有利に働いていると思うか?」という問いに対して、

・都道府県教育委員会は0%(まったく有利に働いてないという回答)。
・市区教育委員会では5.9%が有利に働く。
・教員では58.9%が有利に働く。

という回答が得られていて、食い違いが指摘されていた。

もちろん、口利きで採用になるとは限らないとはいえ、採用試験の試験結果や採点方法を公開している自治体はなく、今後、見直しが求められていくことだろう。

それにしても、この56歳の県議さん、自宅と事務所でこのPCを使っていて、感染源は「ウィニー」らしい。いったい何に使ってたんだか。

M2の竹田さんと大西さんが〆切を守って修論を無事に提出しました。おつかれさまでした。

竹田さんの修論は主に自閉症児の保護者を対象にしたペアレントトレーニングの開発。知的障害養護学校で教員主体で開催するところまで持っていったところがミソ。学校と家庭で協力して子どもの療育を進める手段の一つとして、ぜひ全県展開して欲しいです。

大西さんの修論は小学校の特別支援教育で交流学級の友達と遊ぶためのソーシャルスキルをボードゲームを使って教えるプログラムの開発。SSTもボードゲームも流行のようだけど、その結果、ほんとうに交流が増えたかどうかまで示している研究や実践は意外に少なかったりする。大西さんの研究でもスキルを教えるだけでは不十分であることがわかった。通常学級で障害を持った子どもさんが学び、遊び、楽しめるためにはどのような環境設定が必要なのか? これからの特別支援教育のあり方にも関連するデータが取れましたね。

あとは修論発表会を残すばかりですが、それぞれ目標達成をして、悔いのない2年間で修了できるように、残り2ヶ月を有意義に過ごして下さいね。

センター試験が終った。リスニングテストでは予想された通り混乱が生じた。批判もそこそこ出てきているようだが、残念ながら機器のトラブルや手続きに関する苦情やクレームで、そもそもセンター試験にリスニングテストが必要なの?という意見はあまり見あたらない。

試験官(試験監督)をやった感想(もうバラしてもいいんだよね)。

・マニュアルはよくできていると思います。だけど、数十ページもあるクレーム対応フローチャートなんて、とても記憶できないし、自分の教室では機器にトラブルがなかったからよかったけど、全国何千ヵ所でまったく同じ時間で同じ条件で同じ方法でテストを実施するなんて発想にそもそも無理があると思う(マニュアル、どこかで入手できたら見るといい。“偏執的?”と思うほど微に入り細に入り)。よくわかんないけど、原付免許取るくらいの勉強しないと完璧に試験官できないと思う。全国の大学教員にそんなことを期待するのは非現実的。

・ICプレイヤーについては事前の説明会でも「トラブルはほぼ間違いなくありえません」と言っていたけど、工業製品でこれだけの数を出せば不良不具合がでるのは当たり前。「故障はゼロと思っていた」というセンター職員のコメントは言い訳かあるいは世間の常識を知らないことの露呈かどっちかと思う。実際には故障が発生することを想定して予備のプレイヤーを用意しているわけだし(ちなみにうちの教室では40名あまりの受験生に対し8台の予備があった)、むしろトラブルはある確率で発生するのだから(メーカーはこの数値を知っているはず)、そのつもりで対応して下さいとすべきだった。

・うちの大学の試験会場にはすべて電波時計を設置し、かつ試験官の個人の時計もそれに合わせていたのだが、マニュアル通り試験を進めるために、3人の教官と1人の事務官(大の大人4人)が、電波時計の秒針を各ステップごとに数分間見つめているというシーンはとても異様。しかもそれが全国で一斉に行われていると想像すると、気持ちが悪くなるほど異様。こんなことができるのは日本か北朝鮮くらいではないだろうか? まさにマスゲーム。あれだけ言われても牛肉に背骨入れちゃうアメリカ人には想像すらできないはずだ。さらに、こんな異様な状況を異様とも思わない人がたくさんいることがとても気持ち悪かったです。

大学全入時代を迎え、センター試験のあり方や役割もほんとうは見直されるべきなのだが、なにしろこの業界、大学入試センターの独占だからねぇ(独法化されたけど、独占禁止法とは適用されないのだろうか??)。民間が参入できるようにして、もっと短時間でもっと効率良く、そしてなによりもっと大学で測って欲しいと思う学力を測ってくれる高性能のテストが実施されるように市場形成すべきではないのだろうか?

広島県で臨時免許を持たない臨時教員が教壇に立っていたことが発覚して問題になっている(日経新聞, 2006.1.22)。

臨時教員とは、教員免許は取得しているが教員として正規に採用されていない人が、産休や病欠などの教員の代わりに一時的に採用される制度。の、はずなのだが、実際には正規教員の人件費を削減するために、恒久的に大量に臨時教員を採用している自治体も多く、批判されることも多いのだ。

臨時免許とは、所有している免許(たとえば「高校地理歴史」)以外の教科(たとえば「公民」)を担当するのに取得しなくてはならない免許。「免許」といっても試験があるわけではなくて、書類申請だけで済ませる自治体がほとんどだと思う(だから、今回の記事でも“校長らの事務的な手続きミス”とされている)。

でも、免許持ってなくても、書類申請だけで臨時免許とれて“合法”になるくらいなら、そもそも教員免許ってなんなん?ってことになる。

自分が関わっている学校にもたくさん臨時教員の先生方がいる。教員採用試験の勉強をしながら正規の教員と同じ仕事をしなくてはならず、とてもたいへんなわけだけど、熱心に取り組んでいる。

養護教員の免許を持っていないのに養護学校で働いている人も多い。特に中学部や高等部では中学校、高校から転任してくる教員が多く、発達障害や自閉症などについて知らない人が(おそらく書類上の臨時免許で)子どもたちに教えることになる。これも合法なのだが、専門外の仕事いきなりしなくてはならない先生にとっても、マネジメントしなくてはならない学校にとっても、そしてなによりも子どもたちにとって、とても混乱する原因の一つである。

米国カリフォルニア州では、何年か前に、こういう状況(養護教員の免許を持っていない教員が教えること)は子どもが最適な教育サービスを受ける権利を侵害しているという判断がなされて、養護教員免許の取得が義務づけられたと記憶している。

広島県での事件を単なる“手続きミス”で済ませずに、ぜひここまで掘り下げて欲しい。

学校の力量

鳴門教育大学附属養護学校の研究発表会が2/3(金)に開催される。

附属養護とは5年近くにわたってコラボレーションをしてきた。だが、今年度はほとんどノータッチ。特に事例研究については各学部でリーダーの先生たちが中心になって、学校内で自立型マネジメントを展開してきた。私からみると、これまで積み重ねてきたことがどのくらい維持され、さらに発展できるかが興味の焦点になっていた。

送られてきた紀要の原稿をドキドキしながら読んだ。

事例研究は量・質ともに充実。なにをさておき、すべての事例研究で記録が取られ、グラフが作成され、指導の効果ができるだけ客観的に評価されている。指導目標の設定や指導方法の立案時点で般化を促進することも検討されている。素晴らしい。

研究発表会のためだけの研究授業ではなく、子どもたちの日々の学校生活で、いかに授業や指導を改善し、学習を進められるかという、最も大事な視点も維持されている。

猪子先生によれば、やはり指導計画立案シートというモノをつくってしまって学校全体で使うようにしたことや、指定研究の期間だけではなく、継続して使っていける仕組みを作ったことが大きいのでは?とのこと。

また野崎先生からは「般化」に関する興味深い質問もいただき、先生たちがとれもハイレベルな話し合いを展開していることをうかがわせた(後日紹介します)。

もちろん個々の教員の力量をアップする研修システムなども重要なんだけど、附属養護の展開を見ていると、そこからさらに「学校の力量」をアップするために必要な条件が見えてくる。

今後も楽しみです。

blogの更新

先週の更新回数は{3}回でした。

タイトル買いして読み始めたら、知らなかったことだらけで正直驚いた。

専門書以外の趣味本は定食屋で夕飯食べながら読むことが多いんだけど、焼き魚つつきながら月経血のコントロールの具体的な方法を読むのは辛かった(^^;;)。

性に関する情報ってそれについて話したり書いたりする行動に社会的な弱化の随伴性があるせいか、どうしても頻度が低くなるし、不正確なタクトや迷信行動的に強化されているタクトも多いはず。

著者の価値観には共感しなかったけど、事実の部分にはさらなる興味を持ちました。

男女共、読むなら覚悟を決めて読みましょう。

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大学のPCと自宅のPCでブックマークを共有するのに便利にしていたBookmarks Synchronizer

Firefoxの拡張機能(extention)の一つだけど、1.01からバージョンアップが止まり、最新のFirefox(現時点で1.5)では使えなくなっていた。

ところがよくよく探してみたらgeckozoneというサイトにバージョン1.02を発見。これならFirefox ver1.5 へもインストールして使えます。

超おすすめ。

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Moodle

moodle-logo

鳴門教育大学では現職教員を対象とした遠隔大学院開講の可能性を探っている。現場はなかなか離れられないけど、専門性を高めるために大学院レベルの講義を受講したり、指導を受けたいという熱心で優秀な先生は自分の回りにも多い。いつでもどこでも受講できる高品質なコースが提供できるようになれば、うちのような大学の元々の設立目的の達成につながるはずだ。

というわけで、二月中にはこれまでサマースクールの事前学習として受講生のみに提供してきたオンラインコースを一般開放するように、ただいま準備中。MoodleというフリーのLMS(Learning Management System)を使うことになるのでその勉強もしている。

MoodleはオーストラリアのMartin Dougiamas氏が開発を始めたオープンソースのLMSで、BlackboadやWebCTと同等以上の機能を持ちながら、無料!という気前のいいシステムだ。オープンソースなので世界中から開発者・利用者が参加してコミュニティを形成し、バグを修正したり、モジュールを拡張して機能アップが進められている。日本語にも対応している。

Moodleの勉強の一貫として、ここで公開されている、Dougiamas氏へのインタビューを聴いてみた(ダウンロードしたらポッドキャスティング化されたファイルだったので、そのままiPod shuffleに入れて、週末にジムでバイクこぎながら。こういうのって超便利だ)。

blogの更新

先週の更新回数は{5}回でした。

Macではデスクトップのアイコンをこんなふうによせて集められる。名前がばらばらなファイルをいっぺんに削除したりコピーするのに重宝する。

macdesktopoperation

ところがこんなことがWindowsではできなかったりする。

xpdesktopperation

一見些細な違いだが、こういう操作性がユーザビリティに大きく影響すること、そしてこういう機能の価値は経験してみないとわからないところが面白い。

ソニーBGMというレコード会社が欧米で発売した音楽CDに、パソコンのOSをユーザーに知らせずに書き換えてしまう「rootkit」というウィルスに似たプログラムが組み込まれていたらしい(MacPeople 2006.2, pp. 202-203)。詳しい事件の経緯はWikiPediaなどを参照していただきたい。

すでに訴訟問題になっていて大きな事件に発展しているのだが、日本のマスコミはほとんど報道していない(不思議だ)。

今後、TVの地上波もデジタル化されることで、日本でも、どうやって著作権を保護し、どこまで利用者の権利を認めるのかといった議論がオープンになされていくべきだろう。

自分の場合、授業や講習会用に作成した教材はほどんどwebで公開している。国立大学の教官の給料の出所は結局のところほとんどが税金であるから、少しでも還元しようと思ってのことだ。

だが、そういう教材を元を引用することなく無許可で借用している人や本などをたまたま発見すると、ちょっと複雑な気持ちになる。特に、その人がそれをご自分のオリジナルとして使っていたときには気持ちが悪くなりもする。

デジタル時代には、自分が手間ひまかけて作ったものを再利用できないような強固なしばりをかけるか(ソニーBGMやデジタル放送を1回しかコピーできないようにする制限など)、もしくは、他人に使われることが、嫌子ではなく好子になるような価値観の変容(GPLライセンスのような)が必要なのかもしれない。


shogatubutori

今学期、障害児教育臨床演習という大学院の授業では、

(1) 解決したい問題を行動として定義し、
(2) 原因と解決策をABC分析し、
(3) 実際に行動を測定しながら、
(4) 解決策を実施して、
(5) その効果をグラフとして視覚化して評価し、
(6) 改善していく。

という問題解決のための科学的手法を、受講生がそれぞれ興味のあるプロジェクトを進めることで演習している。

次々と目標達成を報告をする受講生を見ていて若干羨ましくなり、自分も体重と体脂肪率のマネジメントをすることにした。

12月にベースラインの測定を始め、そのまま正月に突入(正月は測定もしない無法期間)。

本日、今年初めて体重計に乗ったら、がび〜ん。風呂に入るたびに、うすうす気づいてはいたものの、まさに正月ぶとりである。

今週いっぱい我慢して、来週から介入を始めようっと。

appicon

最近のMacにはBluetooth標準装備なマシンが多い。だから携帯もBluetooth機能付きのものを選んでいるのに、そのままだとアドレス情報しか転送できない。アドレス情報なんてそうそうパソコンに送るものじゃないのに、画像が送れないというのは致命的だ。

これは携帯とMacのBluetoothで信号のやり取りの方法が異なるために生じる障害。

PictureReceptorというシェアウエアはこの障害を乗り越えるツール。とても便利でお奨めです。ケーブルもメモリーカードもいらず、無線でじゃんじゃん画像を送れて、そのままiPhotoにも登録できます。

超能力?

理研のCichocki教授が率いる脳信号処理研究チームでは、脳波を解析し、考えるだけでパソコンのカーソルを操作できるようにする研究を進めている(日経新聞, 2005.12.26)。

「右手を動かす」と考えるとカーソルが右に動き、「左手を動かす」と考えるとカーソルが左に動くようにできるそうだ。

脳とコンピュータをつなぐこのような仕組みはBCI(Brain Computer Interface)と呼ばれ、身体障害を持った人たちへの支援ツールとしても期待されている(理研ニュース, 2005 August, 290号)。

今のところまだ単純な信号の弁別力しかないようだ。上の例でも「カーソルを右に動かす」という思考を拾っているわけでは(たぶん)ない。ここから「のカーソルは右へ、のカーソルは左へ」という思考を同時にひろって解析できるところまでいくには、まだまだ大きなステップをたくさん乗り越えないとならないのではないだろうか。

しかしながら、コミュニケーションの仕組みさせ工夫すれば、左右2択、 あるいは go / no go (はい・いいえ)の2択でもかなりの意思表示が可能になるはず。

今後の展開に期待したい。

blogの更新

先週の更新回数は{6}回でした。

index_pic01

コクヨからこんなガジェットが登場。デジタル単語カードの「メモリボ」というらしい。

こういうのって、単語カードの教材がどのくらい充実するかで成否が決まりそう。著作権の問題があるから難しいだろうけど、できればGPLみたいなオープンソースで単語カードを共有できるような仕組みを用意するか、あるいはiTuneMusicStoreみたいに、とにかく数で勝負できるようにするとかしないとそのうちすたれちゃうだろうね(現時点では上記のメーカーHPの教材のセクションは「準備中」になってる)。

せっかくデジタル化しているんだから、パソコンにつないだら自動的に教材や学習データをシンクロして、学習履歴をグラフにしてくれるとかすれば、Precision Teaching してる人たちには大ウケしそうだけど。

ちなみに、Precision Teachingでは、SAFMEDS(Say All Fast a Minute Every Day Shuffled)、つまり「毎日1分間シャッフルした単語カードを全部できるだけ速くやる」っていう学習方法が定着しています。Eshleman先生のwebページにある解説がわかりやすいかな。

ハードウエア的には特別な性能は必要ないんだから、それこ国がお金をだして、子どもたちが持ってそうなポータブルゲーム機(DSやPSPなど)で動作する共通のソフトとネットワークの仕組みを開発して、読み書き算術の基礎学力はこんなのを使って達成基準まで練習することを「義務教育」の一部にしちゃたらいいのに(少なくともセンター試験専用使い捨てICプレイヤーに出費するよりはマシでしょう)。

faviconの作り方

makingoffavicon

年末年始のコンピュータ屋さん的行動的慣性に乗っかってfavicon(ファビコン)を作ってみた。

faviconとはブラウザのURLの左側に表示されるアイコンのこと。カスタマイズできる。

実態はWindowsのアイコン形式ファイルらしい。webページのスタイルシートなどで在りかを指定してやればいい(デフォルトはルートでファイル名はfavicon.ico)。

どうせなら動きがあるものをと、最初はこんなアニメgifをこのサイトで作成(昔使ってたMacのGifBuilderというシェアウエアがなぜかmissing)。

agiffabicon

そしてこのアニメgifをこのサイトでicoファイルに変換。

ところがなぜかABCのAしか表示されない(アニメーションにならない)。

「なぜパソコンにはまるのか? Part 2」の結論に従い、深入りせず、ABCと小さく書いた静止画をfabiconにしようとしていたら、こんなサイトを発見。

このサイトでは静止画もスクロール形式のicoファイルにしてくれる。

というわけで完成です。

何言ってるかさっぱりわかりません...ていう人は一度ブラウザのキャッシュをクリアしてから再読み込みしてみなはれ。こんなアイコンがhttpの左側に出てきたら正解です。

animated_favicon1

さてさて、面白かったのは、こういう仕事にはまる人たち(Aボーイ?)の気持ちが少しわかったような気がしたところ。

まず、パソコンの操作という行動には反応コストがほとんどかからない。もちろん、うまくいかない理由を考えたり、webや資料を読んで調べたりするのはけっこうたいへんだけど、なにしろPCの前に座ったままでキーボードを叩いてればいんだから、他のいろんな仕事に較べると、少なくとも“動作”という意味ではラクチンだ。

しかも行動の結果は、うまくいったにしろ、うまくいかないにしろ、ほとんどの場合すぐに判明する。強化の即時性というパワフルな変数がここにある。

うまくいかないことも多いけど、それが部分強化になって、消去抵抗を増大させていく。だから、うまくいかなくてもなかなか諦められない。飯の時間さえも遅らせるほど、PCの前から離れられなくなる。

「うまくいかないこと」の中身はもう少し複雑だ。うまくいかないことの原因を突き止めようとしているときには何らかの仮説を持って作業を進めている(たとえば「このプログラムのこのパラメータの設定に問題があるはず」など)。そして仮説が正しいかどうかを実際にテストして確かめるわけだけど、たとえそれがうまくいかない場合でも、“実験”の結果が次の仮説を生みだすことが多いのだ(たとえば「なるほど、そのパラメータはこのプログラムに影響するのか...」など)。

そう、まさに“実験”なのである。しかも相手はコンピュータだから、よっぽどのことがない限り、再現性が高い環境での実験だ(問題が再現しないというときは、ほとんどの場合、自分が何らかのミスを犯しているときだ)。

ロジカルに問題の原因を推察し、テストし、検証して、そうすることで今まで知らなかったことがわかっていく.... これはまさに自然科学の方法論である。

心理学の実験の多くは仮説をたてて検証するまでにものすごい時間と労力がかかる。しかも結果が不明瞭(inconclusive)なことも多い。これに較べると、コンピュータの仕事は、同じような流れで仕事が進むのに、反応コストは少なく、結果はクリアだ。

(ひとつの)結論:

・学生にコンピュータの仕事をさせるのは、実験的思考をトレーニングする上では有効かもしれない。

・自分がコンピュータの仕事をするのは、できるだけ避けるべきだ。本来すべき仕事以外の仕事をモーレツに分化強化する環境が整っていると言えるから。

年末年始はサーバーの引越しに明け暮れた。

特に徳島ABA研究会のサイトの移転には予想以上に手間取った()。この仕事にかけた総時間はたぶん50時間をはるかに超えた(論文が1本書けるくらいの時間だ)。

このサイトではxoopsというCMSを使っているのだが、こうしたシステムは、

(1) サーバーのOS(WindowsやMacやLinuxのいろんなディストリビューション)
(2) xoopsのバージョン
(3) xoopsが利用するMySQLというデータベースのバージョン
(4) プログラム言語であるphpのバージョン
(5) xoopsの拡張機能である各種moduleのバージョン
(6) 上のそれぞれでの日本語の扱い(SJIS、EUC、UTFなど)

などの組み合わせの上に成り立っている。

今回は『xoopsでつくる!最強のコミュニティサイト』(ソーテック社)という教科書を参照しながら作業を進めたのだが、教科書通りではリストアしたデータが文字化けしてしまって、どうしてもうまくいかない。

日本語エンコーディングの組み合わせもかなり試したが、だめ。

結局、

(1) 新規にインストールしたxoopsに古いバージョンのモジュールをとりあえずインストールし(新旧のxoopsのバージョンが異なっていたため)、
(2) データベースから出力したデータの一部を(テーブル構造はリストアしない)、
(3) バックアップ用のモジュールBackPackでリストアし、
(4) その後、うまくリストアできていないデータを手で消してから、
(5) 各モジュールを削除あるいはバージョンアップする

という原始的な方法で、ギャラリー以外のデータを移行できた。(ふ〜。)

こういうことは、このサイトを読みに来てくれてるほとんどの人には興味のないことだと思うけど、同じように困っている人もいるかもしれないのでアップしときます。

今年の抱負2006

というわけで抱負です。

今年は移行の年。次に何が起こるか予想しにくい年になることは間違いなし。ハプニングとうまくつきあえるかどうかが鍵になりそうです。となれば具体的な目標設定(論文を何本書くとか)より、方針だけ決めておいた方がよさそう。

2006年の抱負・柔軟に考えること。
・さらにたくさん考えること。
・うまくいかないときにも笑って過ごすこと

3つめが最もチャレンジングかな。できてないときにはフィードバック頼んます。

akeome2006

皆さま、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

この家からの最後の初日出を撮影するつもりだったのに悠々寝坊。

ブログで今年の抱負でも書こう。でもその前に去年の抱負を振り返ろうと、昨年1月の記事を読もうとしたら、左カラムのバックナンバー欄に見当たらない!?

調べたら、ココログのバックナンバーって過去10ヶ月前までしか表示されないんですね。

てなわけで正月早々いろいろ検索して、プルダウンメニューでバックナンバーを表示するスクリプトをfacetさんのサイトからいただきました。

facetさんは暴想さんのスクリプトを推薦してますが、そちらの場合だとスクリプトは暴想さんのサイトにあるものを使うことになるので敬遠しました。

で、なんとか表示されたプルダウンメニューから昨年1月の記事を見てみたら..... 抱負がない...

すんげぇオチでした。

blogの更新

先週の更新回数は{2}回でした。

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