2005年11月アーカイブ

withsusan

北京で開催されていた第3回国際行動分析学会(Third International ABA Conference: Beijing, China)が終了しました。

通常のABAに比べると諸外国からの参加者の比率が高く、いつもよりアットホームな雰囲気で、異文化交流も進んだような気がします。

詳しくは帰国後に報告します。

(写真は学会ではなく休暇中のもの ^^)

blogの更新

先週の更新回数は{3}回でした。

集中の科学

Innergame

『新インナーゲームー心で勝つ!集中の科学』W.ティモシー ガルウェイ (著) 後藤 新弥 (翻訳) 日刊スポーツ出版社

ハーバード大学テニス部主将という実績を持つ筆者の“インナーゲーム”シリーズ。通常の指導書とは方向性がまったく異なる本である。

練習や試合でいかに“集中”し、身体がそもそも持っているパワーを完全に発揮するための“心の持ち方”の話。残念ながら邦題にあるように「科学」を期待するとずっこける。科学的な研究を元にした理論ではなく、あくまで筆者の思弁的分析だからだ(そもそも原著には「集中の科学」なんてタイトルはついてないし)。

ただし、思弁的分析でも優れた分析はあるという一例だ。

ガルウェイ氏はプレイヤーをセルフ1とセルフ2という2人の人格というか存在に分ける。行動分析学的にラフに言えば、セルフ1は言語行動、セルフ2は非言語行動にあたる。

テニスをしているときに、「あぁ、ここでまた手首を返しちゃった」とか、「相手がここに打ってきたら、あそこに返そう」とか、「ボールをよく見ろよ」など、声に出しても出さなくても、自分のプレーについてぶつぶつ言っている人は多いと思う。このぶつぶつ言う自分がセルフ1だ。

ところがこのセルフ1がでしゃばりすぎるとセルフ2が実力を発揮できない。“集中”するためにはセルフ1を静かにさせて、セルフ2が自由に動けるようにしてあげなさい、というのがガルウェイ氏の教えだ。

試合中、いつもより体が動くときは、自問自答によってではなく、ボールの軌道、スピード、回転、相手の動きなど、いくつかの重要な弁別刺激の刺激制御下に、脚の運び、重心の移動、上半身のひねりなどが入っているときだ(あたりまえだけど)。

“集中”というのは、確かに、いかに直接的随伴性の刺激制御を機能させるか、ということなんだろう。

ガルウェイ氏が考案したとしている「バウンスヒット法」(p.189)に類似したコーチングの有効性は、応用行動分析学の研究でも確認されている。

Ziegler, S. G. (1987). Effects of stimulus cueing on the acquisition of groundstrokes by beginning tennis players. Journal of Applied Behavior Analysis, 20, 405-411.

相手や自分が打つときに「Hit」、ボールがバウンドするときに「Bounce」と言わせる方法だが、言語行動をこれだけに限定させることでその他の余計な言語行動の自発を抑えて、プレーに必要な弁別刺激が有効に機能するようにする方法なのかもしれない。

lc

スキナーのユートピア小説『ウォールデンツー』のようなコミューンがメキシコに実在すると書いた(「罰なき社会」の探求)。

しばらくHPにアクセスできずにいたので心配していたが、とりあえず復活している。Los Horcones (−カタカナ読みすると“ロサコネス”かな)。

WMUに留学していたとき、冬休みにカラマズーから1ヶ月くらいかけて中古のフォードエスコートでロサコネスを訪ねた。現在、California State University (Stanislaus) 心理学部で教えている親友の Bill Potterと、当時、Arizona State University に留学していた千葉大学時代の先輩(森さん)と一緒だった。

詳しいことは上記のHPに詳しく書かれているのでそちらを参照していただきたいが、印象に残っていたのは、

・ロサコネスは『ウォールデンツー』を元につくったコミュニティではないこと(独自に自分たちで行動分析学を元にデザインしたと、リーダーのホワン氏が強調していた)。

・ロサコネスには“個人の所有”という概念がない。コミュニティに入るときに、服も持ち物もすべてコミュニティのものになる。The Behavior Analyst に掲載された論文も著者は「 Comunidad Los Horcones」(ロサコネス共同体)となっている。

・子どもも生みの親だけではなくコミュニティが協同で育てる。

・子どもたちから「私の」(my)にあたる形容詞の使用がほとんどみられなくなった。

・電力以外は自給自足している。夏休みに自閉症児のための療育サービスをしていて、そうした収入で電力を購入しているが、ゆくゆくは太陽発電などを使って完全自給を目指したい。

などなど(他にもたくさんあったと思うけど思い出せない。あのころブログがあればねぇ...)。

コミューンという言葉から、ヒッピーというかアウトサイダーというか、かなり思い込みの強い人たちを想像していたのに、田舎の大家族という雰囲気で、とても癒されたというのが正直なところ(カラマズーへの帰り道では交通事故にあったりして散々だったんだけど)。

Billに送ってもらった写真をいくつか《続き》にアップしておこ。

nipro

何年か前、噛むとストレス度がわかるというガムが発売されて、測定マニアの私としては嬉々としたものだ。

残念ながらこの商品はあっという間に製造中止になってしまった(理由は定かではない)。

ニプロという会社から発売された「COCORO Meter」という測定器は唾液中のアミラーゼを測定するらしく、約1分でストレス度を「ない」「ややある」「ある」「だいぶある」の4段階で表示するという。

A:先行条件 B:行 動 C:結 果
P:プロンプト E:確立操作 未完了の仕事をする to-doリストにチェック(↑)
"ストレス"軽減(↑)
手帳のto-doリストに
未完了の項目あり

それを見ながら
「あぁ〜終わんねぇよ」

"ストレス"あり

の"ストレス"の部分を測ってみたくて仕方がない。

nipro

何年か前、噛むとストレス度がわかるというガムが発売されて、測定マニアの私としては嬉々としたものだ。

残念ながらこの商品はあっという間に製造中止になってしまった(理由は定かではない)。

ニプロという会社から発売された「COCORO Meter」という測定器は唾液中のアミラーゼを測定するらしく、約1分でストレス度を「ない」「ややある」「ある」「だいぶある」の4段階で表示するという。

A:先行条件 B:行 動 C:結 果
P:プロンプト E:確立操作 未完了の仕事をする to-doリストにチェック(↑)
"ストレス"軽減(↑)
手帳のto-doリストに
未完了の項目あり

それを見ながら
「あぁ〜終わんねぇよ」

"ストレス"あり

の"ストレス"の部分を測ってみたくて仕方がない。

blogの更新

先週の更新回数は{4}回でした。

高知大学が市民向け公開講座の音声を、iPodにダウンロードして聴けるポッドキャスティングの形式で配信し始めた(高知大学ラジオ公開講座)。

もともと地元のAMラジオ局の番組として放送していたものをネット配信することにしたようだ。

試しに「生殖細胞と受精卵の凍結保存」を落として聴いてみた。アナウンサーとのやりとりの部分まで脚本が書かれているようで、これは大学の先生方もたいへんだなぁという印象。どうせ原稿をすべて書くんなら、読みはプロのアナウンサーに任せればいいんじゃないか?という気もする。

すでに録音されているコンテンツをポッドキャスト用に変換するのはたいした手間ではないので、コンテンツの再利用という点では優れたアイディア。

コラボネットでは、行動分析学の先生方の、今となってはかなり貴重な講演をビデオライブラリーとして公開している。

要望があればポッドキャスティングしたり、あるいは最新のiPodで動画鑑賞できるように変換してもいいのだが....

どれだけのニーズがあるのかが、いまいち不透明。

京都大学保健管理センターの川村孝所長によると、水でうがいするとしない場合に比べて風邪の発症が4割減ることが研究からわかったらしい(京都新聞)。

驚いたのは、これまでに「うがいをすれば風邪の予防になる」ことを示した研究がなかったということ。つまり、言い伝え(?)でしかなかったのだ!(そういうことなら今回の研究は、当然、追試されるべきだけど)。

もっと驚いたのはうがい薬(ヨード液)には水ほどの効果が認められなかったこと! 

100人あたり1ヶ月間で発症する人数
うがいをしないと→26人
水でうがいすると→17人
うがい薬でうがいすると→24人

これまで病院で処方されていたうがい薬はなんだったんだろう。

医療では効果が実証されている薬や治療法のみが許可されていると信じていただけにちょっとショック。

メディアが新型インフルエンザ発生可能性を連日のように報道して恐怖をあおっているけど、タミフルよりも手を洗ってうがいをする行動の頻度を増加させる方が先決かも。

とりあえずセルフマネジメントを導入してみよっと。

CAIメディア共同開発というソフト会社が、英語の単語やフレーズを発音すると、手本となる発音と比べてどのくらいずれているかを点数で表すソフトを発売するという。

日本人に苦手な「L/R」や「V/B」の発音も評価できるらしい。

はたして、このソフトで発音を分化強化できるのか? 卒論とかにはちょうどいい研究になりそうだ。

(手前味噌の)参考文献

Shimamune, S. & Smith, S. L. (1995). The relationship between pronounciation and listening discrimination when Japanese natives are learning English.Journal of Applied Behavior Analysis, 28, 577-578.

いい本がでました。

今年度はサマースクールのための教科書を執筆する予定だったのですが、これならその必要もなさそうです。

この本では応用行動分析を学校で先生たちがうまく指導できているときの延長と捉え、日頃の指導を整理して体系的に見直すだけでも、子どもが変わり、先生が変わり、親が変わる!と提案してます。

・障害種別や発達検査のスコアだけではなく、一人ひとりの子どもに向き合って、ポジティブな指導計画を立て、実行する考え方。
・通常学級に在籍する軽度発達障害児が直面することの多い課題への、いくつもの具体的な指導の手だて。
・ハウツーだけではなく、ABC分析など、どうしてその指導方法が有効か?(あるいは有効ではないのか)を考えるための方法。

などがとても読みやすく書かれています。

特別支援教育に関わる先生だけではなく、すべての教師に読んでいただきたいと思う本です。

応用行動分析で特別支援教育が変わる―子どもへの指導方略を見つける方程式応用行動分析で特別支援教育が変わる―子どもへの指導方略を見つける方程式
山本 淳一 池田 聡子

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blogの更新

先週の更新回数は{6}回でした。

sports_vision_CD

衝動買いの一本(もちろん私費)。

イチローは「天才」ではない』を読んでから、スポーツビジョンという概念に興味を持ち、いろいろ調べたり、考えたりしている。

行動分析学ではサッカー選手の注意の視野を広げて反応を早くするようなこんな研究もある。

Ziegler, S. G. (1994). The effects of attentional shift training on the execution of soccer skills: A preliminary investigation. Journal of Applied Behavior Analysis, 27, 545-552.

この『武者視行』というソフトはパソコンで視覚刺激を走査する眼球運動(scanning)を強化しようとしているようだが、やってみると中にはそれよりもテンキーの操作の方がたいへんなトレーニングもある。

「早稲田大学で実験 被験者の80%以上が効果を認めた!」という帯にひかれたのだが、とりあえず今のところそのような報告をした文献が見つからないでいる。

テニスだったらキッズテニス用のこんなボールで、打つときにボールに描いてあるキャラの名前を言わせるなんてトレーニングの方がもっと効果がありそうな気もする。

sponge_ball

Amazonが書籍の本文までキーワード検索できる「なか見!検索」サービスを開始した。

これはすごい!

試しに「スキナー」で検索したら42件がヒットした(全部がぜんぶB.F.ではない)。

『チョムスキー入門』では、チョムスキーによるスキナーの言語行動論批判が漫画で解説されている。宇宙船のアナロジーの続きがついつい読みたくなって注文してしまった (^^;;)。

『目からウロコの宗教−人はなぜ「神」を求めるのか 』なんて意外な本でも意外な引用のされ方をしている。

『なぜ“ことば”はウソをつくのか?−理性と直観の哲学バトル! 』では「ワトソンの行動心理学を軌道修正して新行動主義を唱えたスキナーは「反射行動は直観に裏付けられた人格の所産である」とした。条件反射と直観はこうして人格にくみいれられた。」(p.127)と、どこから引用しているのか明らかではないが、トンデモなく間違った解釈をしている。

自分が書いた本でも、何を何ページに書いたか思い出せないことがある。このサービスに参加してもらうよう出版社にお願いしてみよう。

有料(プロ版)のくせに300MBしかなかったココログのディスクが大容量化された。

すでに10%以上使用していて、このままだと数年で満杯になるから、容量無制限のプロバイダーに乗り換えようかなと検討を始めていたところに発表された朗報だ。

なにしろ最近は無料のブログでも、テキストは無制限、画像も数ギガまでokというところが多い。はてなならどっちも無制限だし。

でも、安定性、複数のブログの管理、複数のブログライターの管理など、ココログには他のプロバイダーに勝る点も多く、決めかねていた。

今回の改訂でプロ版は10GBへ。これなら一生もん。ラッキー!

あとはスパム対策強化だね。期待してますよ。

ノースカロライナ州大学TEACCH部のスタッフによる、主に診断やアセスメントについてまとめられた本である。後半には指導や支援のアイディアも書かれている。

アスペルガーや高機能自閉症関係のハウツー本を何冊か読んで、「でも、なんでこういうやり方が必要なんだろう?」と疑問に思ったら、本書を読んでみるといいと思う。

TEACCHによる自閉症という障害の捉え方と、その支援システムとしての構造化のアイディアの関係がわかりやすく書かれている本です。

アスペルガー症候群と高機能自閉症―その基礎的理解のためにアスペルガー症候群と高機能自閉症―その基礎的理解のために
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hosei_koen051112

突然ですが、来年4月から東京で働くことになりました。

新しい職場は法政大学。所属は文学部心理学科、キャンパスは市ケ谷になります。

鳴門教育大学に着任してから10年。仕事も遊びも順調で、徳島を離れるのはとても寂しいのですが、新しい生活への期待もいっぱいです。

法政大学では一昨年に心理学科(学部)が創設され、来年度からは人文科学研究科の一専攻として心理学専攻(大学院、修士・博士課程)がスタートします。

実は、戦前から、日本心理学会の設立に重要な役割を果たされた城戸幡太郎先生を中心に、科学としての基礎を重視しながら社会に貢献できる心理学を目指して研究が進められていたそうです。

「科学としての基礎を大切にしながら、社会に貢献できる応用研究を推進する」とは、 まさに行動分析学にぴったりな教育研究の理念です。私はここに惹かれました。

転職後は、これまで進めてきた「学校で使える行動分析学」に加えて、地の利を活かして「企業で使える行動分析学」の研究もできたらいいなと考えています。

今週末には、大学院の開講を記念して辻敬一郎先生(中京大学)の講演会が開かれます(11/12、土)。詳しくはこちらをご参照下さい。私も学部生へのゼミ紹介を兼ねて参加します。

法政大学で、学校や企業や地域社会が抱える問題解決に役立つ方法を、行動分析学から研究したい人は、ぜひ大学院への進学をご検討下さい。大学院・春季入試の願書提出期間は2006/1/13(金)-1/20(金)です。詳しくはこちらをご参照下さい。

「ブログを書くような時間がよくありますねぇ」と感心されることがある。「時間」の部分が「暇」に聞えそうなニュアンスのときもある (-.-)。

自分の場合、気になることがあったらすぐに写メしたり、要点を自分宛の携帯メールに送ったりする。手帳にも「ブログのネタ」というセクションを作っている。ネタ集めにはことかかず、ほとんど時間もかからない。

実際に記事を書くのは、実はほとんどの場合は“ながら”仕事だ。溜めておいたネタについて、ちょっとした空き時間とか、日曜の午前中とかに、コーヒーを飲みながら、テレビを観ながら、雑誌を読んだりメールに返信したり、ゼミの掲示板に書込んだり、レポートを採点しながら、一つの記事を10分から長くても30分くらいで書き上げる。推敲はほとんどしていない。

ココログには公開日時を指定する機能があるので、週末に書いた記事は、平日に公開されるように指定しておく。記事の貯金のようなものだ。これに、その時々に突発的に書いた記事が追加される。

大学教員の仕事は教育と研究。このうち、教育の機能は、授業やゼミ、卒論・修論指導が中心になるが、自分は休み時間に学生とだべることが少ないので、構造化された指導以外の“だべり”の部分をブログに費やしているとも言えるかも。

また、研究の機能には、研究するだけではなく成果を公表するという仕事が重要だ。ところが、学術論文や本として発表するには時間も労力もかかり、そのわりには読者が少なく、せっかくの情報が広がらないというジレンマも存在する。情報の流通を促進させることで、研究と実践のギャップを埋めるのにブログは有効だと考えている。

暇つぶしではありませんよ〜

blogの更新

先週の更新回数は{4}回でした。

ちょっとした工夫で行動がガラっと変わるローテクが好きだ。

井上雅彦先生(兵庫教育大学)のブログにもある“結構笑える工夫だが意外と効果有り”っていうやつ。

この手のローテクはセルフマネジメントにも使える。

たとえば、これ。

coffe_prompt

自分の場合、毎朝、研究室で仕事を始める前に美味しい珈琲を飲むのが日課。これがないと一日調子が悪く、不機嫌になる。

ところが豆がきれても、夜、買い物に行くときになると忘れてしまうことがある。翌朝、研究室に着くと豆がない。珈琲が飲めないことに加え、こんな大事なことさえ忘れてしまう自分に腹を立て、不機嫌度は数倍に。

そんなときには、クルマのスピードメーターのところにこんな付箋をプロンプトとして貼っておく。

「コーヒー買いに行くこと」。

これだけで問題解決。

Enjoy Old Age的なハウツーだが、これで快適な一日が過ごせる。

最近、幼稚園や保育所で働いている知り合いから“ちょっと気になる子どもたち”の相談を受けることが多くなってきた。

障害の種類に関わらず、二次障害のリスクを減らすためには早期発見・早期対処が原則である。しかも自閉症に関しては、就学前の早期集中的療育が有効であることが数々の研究からわかっている。

そこで、保育士さんたちが読めて使えるような本を探しているのだが、不思議なことにあまり見あたらない。

この本は、ADHD、LD、HFPDD、軽度MRについて、障害を持った幼児が示すことの多い行動的特徴をわかりやすく解説している。おそらく、「あの子はなんであんなふうなんだろう?」と疑問に思っていた人も、「もしかしたらこういう障害のせいなのかしら」と、障害を認識できるようになるには役立つと思う。

ただ、その後の療育方法に関しては手薄という印象を受ける。自閉症児への早期集中的療育の有効性についても触れられていないことが“ちょっと気になる”。

ADHD、LD、HFPDD、軽度MR児保健指導マニュアル―ちょっと気になる子どもたちへの贈りものADHD、LD、HFPDD、軽度MR児保健指導マニュアル―ちょっと気になる子どもたちへの贈りもの
小枝 達也 杉山 登志郎 原 仁

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「喫煙はニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病」---日本の医学会がようやく腰を上げ、一般医師向けの診療指針を作成した。

日本循環器学会など9学会がつくる合同研究班・班長の藤原久義先生(岐阜大学)によると「自分の意思で喫煙をやめられるのは5-10%程度」で、“治療”にはカウンセリング(内容は行動的なもの)や薬物療法を推奨している。

ちなみに高校3年から20代中頃まで毎日1〜2箱は吸っていた私が使ったのは嫌悪療法モドキ(?)。

当時、東京でサラリーマンをしていた私は毎日乗車率120%以上の地下鉄で通勤。嗅覚過敏なこともあって、満員電車で加齢臭+ポマードのおじさんともみ合うのが大の苦手だった。しかもそういう人に限って、電車から出た瞬間にタバコに火をつけて吸い始める。

タバコを吸わない人には意外かもしれないけど、タバコを吸う人の大半は他の人のタバコの煙はうざく感じるものなのだ。

そこで、禁煙してタバコを吸いたくなるたびに、地下鉄で出会う、加齢臭+ポマードのおじさんをできるだけ具体的に思い浮かべるようにした。臭い、ポマード頭、表情、しぐさ、「ぷふぁ」という音、すべてである。

2-3回リバウンドがあったけど、1年間くらいかけて完全に止めることができた。

当時、江戸川の河川敷のジョギングも始めて、これがどんどん楽になっていったのも強化的だったと思う(「タバコを吸わなければ体力がつく」というタクトを強化したという意味で)。

今となっては知る人ぞしる嫌煙家だ。

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