2005年9月アーカイブ

文献データベースというものは、とても便利な反面、一つの仕事に集中することを妨害する力もある。

Geniiで文献検索していて、たまたま、恩師である佐藤方哉先生(帝京大学)のこんな論文を発見した。

佐藤方哉(1984)「ドリル学習」再考--そのプラスとマイナス 児童心理, 38(6), 931-937.

ドリルと練習の区別、ドリルに適した課題と適さない課題、スキナーのプログラム学習の考え方とそれを問題解決学習に結びつけることの提案、“レディネス”を下位行動の分析として捉え直すアイディアなど、インストラクショナルデザインに関する話。

紹介されている書字のプログラム学習の仕組みは、今なら軽度発達障害で字を書くのが苦手な子どもなどに、パソコンを使って実現できそうだ。

もしかして井上先生が指定討論したというタブレットPCのプログラムってこういうのかな?

「さとるちゃん、これってさとるちゃんが仕事でやってるやつじゃない?」

アメリカ人の彼氏と結婚し、徳島からワシントンへ移住したみつけちゃんからメールが届いた。

みつけちゃんは徳島ではHDAアプローチセンターという、構造化の手法を使った自閉症児の療育センターで働いていたこともあり、今では向こうで小学校の先生をしている。

夏休みにABAの教員研修があったらしく、その資料を送ってくれた。

“Applied Behavior Analysis for Students with Autism” というタイトルの研修会で、彼女が勤務しているバージニア州フェアファックス学区の小学校の先生たちを対象にした研修らしい。

内容はまさにABA(あたりまえだけど)。自閉症の子どもたちに言語行動を教えることが核になっている。言語行動といっても、手話やカードによるコミュニケーションも含めた、マンド、タクト、イントラバーバルなどの機能的なコミュニケーションをどうやって教えていくかという実践的な内容だ。

興味深かったので、誰がこの研修を実施しているのかを調べてみた。

すると、この研修はこの学区の教育委員会、日本でいえば県教委や教育センターにある特別支援課みたいな部署が提供していることがわかった!

このシリーズ(?)のテーマからは横道にそれるが、前回の徳島ABA研究会で、国府養護学校の名山先生から面白い発表があったので紹介しておこう。

発表内容は個別の指導計画を作成するための校内研修(新転入者研修)について。面白かったのは、今年度から始めたという小学部の“品質保証”システム(“”内の表現は私の感想)。

それは「個別の指導計画セルフチェックシート」という15項目からなるチェックリストをもとに、指導主事の先生がすべての個別の指導計画を読んで、評価し、先生方にフィードバックするというものだ。

Googleの新しいサービスのひとつ Googleローカル では、住所や探しているカテゴリー(「ラーメン」など)から衛星写真を表示してくれる。

衛星写真はブラウザーの中でスクロールできる(写真をクリックしたままマウスを動かしてみて)。

倍率を最大にすると建物まで見える。まるで24のようだ。
(大興奮 ^^)

map-tokyo

残念ながら徳島県は最大倍率まで用意されておらず、ここまで。
(なんでだろ?)

naruto-map

プライバシー保護のためか、さすがに人影は見えない。
(もしかして一つ一つ消しているのかな?)

CTUなら、さらに高倍率の画像をリアルタイムで入手できるんだろう。

blogの更新

先週の更新回数は{5}回でした。

ハリケーン「カトリーナ」の爪痕が消えないうちに、「リタ」がテキサス州に接近中。約200万人が避難しつつあり、渋滞した高速道路で事故も起きているようだ。

本書では、被災した人の心理状況や回復までのプロセス、避難行動を引き起こす要因や妨げる要因、パニックに関して誤解されていることなどが、災害心理学の立場からわかりやすく解説されている。

昨年末のインドネシア・スマトラ沖地震においては、日本の津波予報システムの優秀さが強調されていたが、本書によれば、津波予報が報じられても避難行動が自発されないことも多く、それが必要以上の被害につながることが指摘されている。

「日本ならあんなことにはならない」というのは神話であるということがよくわかる。

台風接近中に海を見に行って高波にさらわれたり、屋根を補強しようとして墜落したり、“危険を過小評価しがち”という事例は確かに身の回りにいくらでもみつかる。

人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学
広瀬 弘忠

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好きな遊びや活動が少ない、重度の障害を持つ子どもの興味を拡げるための臨床的なハウツーとして、井上雅彦先生が「訪問セールスマンの原則」を紹介している。

発達障害をのある子どもの余暇の拡大1.市場調査から顧客のニーズを読む(好みのアセスメントをする)
2.客とコミュニケーションをとる
3.ご用聞きをする(こどもの要求を充足する)
4.まずは商品を見てもらう(遊びを提示して見てもらう)
5.いきなり売らない(遊びを強制しない)
6.商品説明を十分に(遊びのモデルを十分に見せる)
7.売り込むタイミングをはかる(遊びに誘いかけるタイミングを考慮)
8.使い方の説明はお客さんが理解できるように(遂行できるようにプロンプト)
9.売った後のアフターサービスを十分にする(維持)

言い得て妙である。

学校でも、子どもの興味を引き出し、面白さや楽しさを教えるのが上手な先生の授業や指導は、おそらくこんな感じになっているのだろう。

ただ、これを個別の指導計画に書くとなると、けっこう難しい。

たとえば「休み時間、プレイエリアで遊ぶときに要求する遊びの種類が、5種類以上になる」と、書けないこともない。

音楽の時間にいろいろな楽器の演奏を教えることで「自由時間に自発的に音楽室に行って楽器の練習をするようになる」と、書けなくもない。

だけど、何かがおかしい。

China-ABA

11/25(金)から3日間、北京で開催される第三回国際行動分析学会に参加する。

本日、航空券を予約したら、関空と北京の往復でナント¥53,000!!  さすが中国国際航空(Air China)、お買い得である。下手したら沖縄や北海道に旅行するより安い。

会場の Kerry Centre Hotel は北京でも有数の豪華ホテルらしい(杉山尚子先生談)。それがツインで一拍¥14,000くらいで泊まれる(学会割引)。4人でシェアすれば¥3,500/日。申込みは10/20までに。

学会への参加申込みはABAのHPから。

北京なら時差もほとんどないし、旅行時間も短くてすむ。アメリカのABAに出かけるのには躊躇する人も、このさいだから参加してみてはいかがですか?

先の日本行動分析学会で行われたシンポジウムで紹介されていた本を読んでみた。

環境犯罪学とは

特定地域である種の犯罪が多いとすればそれはなぜか。逆にそれがわかれば、犯罪を予防しうる新たな社会的・文化的環境を作ることも可能ではないか(p.4)。

という考え方からスタートした学問だそうだ。

本書では、ルーティン・アクティビティ・セオリーという理論を中心に紹介しているが、その考え方は、とても行動分析学的である。

犯罪という行動の原因を犯罪者の「心理」に求めるのではなく、犯罪行為を抑制・促進する環境要因を探し、実際にそれを操作して、犯罪件数の増減を確かめるのだ。

たとえば、バス停での窃盗・暴行を減らすために待合室を外から見えるように改装したり、公園での犯罪を減らすために、周囲を運行する市営バスが公園の近くでスピードダウンする道路上のコブを作ったり、路上強盗の加害者が逃走しにくいように一方通行を増やしたりするのだ。

こうすれば犯罪は防げる 環境犯罪学入門こうすれば犯罪は防げる 環境犯罪学入門
谷岡 一郎

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多くの学校が2学期制に移行する中、3学期制へ戻すことを検討している学校もあるらしい。

3学期制復活?!@徒然なる随伴性日記高校ではいったん導入した2学期制を3学期制に戻す動きが出始めているという内容でした。理由は「テスト間隔が長くなり、出題範囲が広すぎる」、「学期途中で夏・冬休みが入り、学習意欲が続かない」など(田中 清章)。

養護学校での2学期制について、田中さんはこうも書いている。

私が、2学期制移行で特に気になったことは個別の指導計画です。3学期制では指導計画と評価の期間が短かすぎたように思います。しかし、2学期制になると少し期間が長くなります。

でも、これらはほんとに2学期制の問題なのだろうか?

blogの更新

先週の更新回数は{5}回でした。

選挙の記事をしばらくはブログのトップに置いておきたかったけど、それじゃ記事の更新ができないんで、右カラムの最上段にリンクをはりました。

投票〆切まで。選挙ポスターみたいなもんだ。

| コメント(1)

選挙!

先週の衆院選に続き、今週は民主党の党首選。刺客だの落下傘だのマドンナだの、マスコミの騒ぎ立て方の是非はどうれあれ、国民の関心が政治に向き、全国で“日本の未来を考える”行動の頻度が上がったのはいいことだ。

そんな中、日本行動分析学会の理事選挙が実は静かに進行中だ。残念なことに、投票率も低く、毎回、たいして盛り上がることなく終ってしまうという感は否めない。ちなみに国際行動分析学会(ABA)の会長は、立候補と会員の投票により直接選挙で選ばれるせいか、もう少し“選挙”らしい。

学術団体の選挙だし、誰が理事になっても変わらないし、変わる必要もないと思われているかもしれない。

でも、今の日本行動分析学会には、

・特別支援教育における応用行動分析学への期待が全国レベルで存在し、学会として社会貢献できる大きなチャンスがある。

・日本の心理学界全体に、臨床が重視され基礎が軽視されがちな傾向があるが、基礎と応用が密接に関連している行動分析学からは、基礎研究者・応用研究者のコラボレーションのモデルを提案できる。

という2つの大きな使命/役割があるように思われる。

そして、こうした社会的期待に応え、学問的に発展していくためには、学会が今よりさらにスピーディーに、機能的に、そして楽しく(←忘れちゃいけません)なった方がいい。

というわけで、今回は選挙運動というのをやってみることにした。

附属養護学校の中学部では、今年度、学部全体で個別の指導計画のレベルアップに取り組んでいる。

サマースクールで教材に使っている「個別の指導計画チェックリスト」を駆使して、指導目標をできるだけ具体的に書き、指導の手だてが有効だったかどうかを客観的に評価できるように、先生方がお互いにチェックし、フィードバックし合うという、画期的な取り組みだ。

これまでも管理職の先生方によるチェックはあったようだが、教員同士が、内容にも踏み込んで(誤字脱字とかではなく)、共通理解したガイドラインにそって話し合いによって改善しているところが新しい。

その過程でいくつかの課題も見つかってきた。

何を教えるかを具体的にするために、上記のチェックリストでは指導目標を「〜ができるようになる」と行動レベルで記述するように推奨している。

日常生活の指導や読み書き算術など知識や技能を教える目標に関しては、比較的このように書きやすいようだが、芸術系科目や体育においては、従来の「〜を楽しむ」とか「〜を味わう」のような、感情や情操に関わるところがどうしても客観的に書き下せないというのだ。

確かに「いろいろな色を使って自分の気持ちを表現することを楽しむ」のような目標を「色の名前をいえる」とか「複数の色を使って絵を描ける」とか、単純にスキルレベルに書き下してしまうと、味気ないし、本来、教えたいことが見逃されているような気にもなるだろう。

そこで、N崎先生・H岡先生にお願いし、このことについてじっくり話し合った(あまり伏せ字にしてる意味がないですが... ^^;;)。

DNAには大量の遺伝子情報が含まれているが、これまでその大半は無意味であると思われていた。それが、実はその7割ほどに有用な情報があることが判ったらしい(NIKKEI NET)。多比良和誠教授(東京大学)によれば「これで教科書が変わる」ということである。

教師の力量を向上するために専門性大学院の設立教員免許の更新制度の導入が検討されているが、こうした仕組みがいくら変わっても、教師に何を教えるかが見直されなければ、力量は向上しないと思う。

発達、学習、指導・支援法など、教育の根底にある「学習の科学」も生物学ほどのスピードではないにしろ進展している。

専門性大学院にしろ、免許の更新制にしろ、何十年も前の教科書を使った研修や授業をするようなことがないようにして欲しいものだ。

サマースクール中級コースも終わり、新学期の忙しさの中、各学校で事例研究への取り組みが始まっている。

今年のテーマは2つ。

・指導の手だてを考えるとき、先生たちが過去の事例や研究を自分で調べて参考にできるように支援すること。

・各学校のチームによる話し合いが円滑に進むように支援すること。

両方ともマニュアルというかガイドラインみたいなものを作る予定だ。

その準備をしていて気づいたこと。

たとえば、国立情報学研究所のGeniiというポータルでは、国内の研究データベースを一括して検索できる。

見つかった文献は、掲載雑誌によっては実物をダウンロードできる。これなら、図書館や大学に出かけて文献コピーを依頼して、数週間後にようやくコピーが届くといった手間がかからなくてすむ。

ところが、この料金が意外に高い。

日本行動分析学会の年次大会で井上先生・奥田先生と一緒にやったシンポジウムの論文集の原稿(たかだか1ページの要約)は535円もする。

現在、国府養護学校池田分校に勤務する佐藤先生の修士論文の一部が行動分析学研究に掲載されているが、これは 651円。ページ単価にしたら上の原稿よりは安いが、果たしてこれだけの金額を払う人がどれだけいるだろうか?

一人あたりの年間医療費。最も高い北海道赤平市が69万円。これに対し、同じように高齢化農村である長野県泰阜村は45万円(全国平均の約6割)。

全国の高齢者一人あたりの医療費を泰阜村レベルに抑えられれば、年間4兆円の医療費削減につながるという(日経新聞, 2005.9.6)。

まさにこれがギルバートが Human Competence (T. F. Gilbert, 1978, McGraw-Hill)で提唱したPIP(Performance Improvement Potential:業績改善可能性)の考え方だ(日本語では『経営革命大全』という本の中で紹介されています。日経新聞社)。

まずは組織にとって重要なパフォーマンスの指標を選び、次に中でもばらつきの大きい(個人差、チーム間の差、そして地域差など)ものを見つける。

そして、ばらつきの原因を分析し、優れたパフォーマンスを示しているところの条件や方法をそれ以外のところに適用すれば、PIPとして見積もった業績改善が期待できるというわけだ。

blogの更新

先週の更新回数は{6}回でした。

それにしても、ちょっとタイムリーなキーワードで記事を書くと、すぐにロボット型トラックバックがつきますなぁ。

ロボット型トラックバック:内容はともかくキーワードでひっかかったblog記事にやたらめっぽうリンクをはるトラックバック(My造語)。

日経新聞(2005.8.31)の記事「自殺予防へ総合対策」の記事を読んで驚いた。

日本が世界でも自殺者が多い国であることや、自殺者数が増加していることはマスコミの報道などで漠然と知っていたが、驚いたのは新聞に掲載されていたグラフである。

なんと1998年を境にいきなり2倍に増えているではないか。

suicide

よく見直したら縦軸が縮小されていたので、実際には25,000人位から35,000人位へと1.4倍くらいの増加だが、それにしてもあまりに非連続的な増加だ(より詳しいデータはこちら)。

あまりに非連続なので調査方法や統計の取り方などの変更を疑ったが、いろいろ調べてみてもそれらしい情報はない。ほとんどは、不景気による解雇(失業率の増加)、経営苦など、経済的な原因を自殺者急増の主因としてあげていた。

pm_jpa

修論執筆のマニュアルとして、うちのゼミでは日本心理学会の『執筆・投稿の手びき』を使っている。

このたび改訂版が出版された。

皆のぶんを注文するように大西さんにお願いしたら、日本心理学会のHPからダウンロードできることを発見してくれた。

ちょっとわかりにくいところにあるんで、すぐには見つからないかも(「"執筆・投稿の手びき"をご覧になるみなさまへ」→「 詳細はこちらをご覧ください。」→Wordの文章ファイルがダウンロードされ、そこにPDFへのリンクがついている)。

よく見つけました! すばらしい!! (大西さんに拍手)

500円+送料で販売もするようだけど、郵送やら振込み確認など、事務の手間を考えたら無料でPDFを配る方が損得勘定でプラスになるかそれほど大きなマイナスにならないってことだろう。

いい判断です! すばらしい!! (日本心理学会の賢い判断に拍手)

mightymouse

パソコンショップでMighty Mouseを試用してきた。

ユーザーからの要望を軽視してワンボタンマウスを標準装備してきたAppleがようやく示した解答だ。

右ボタンによるコンテキストメニューの表示や、ホイールによる画面のスクロールなどは、Mac向けのソフトウエアにも、実はかなり前から組み込まれていた。だから、サードパーティーのマウスを別途購入して使っていたユーザーも多いはずだ(自分はLogitech のMouseMan Travelerを愛用。5個くらい購入しておいたが、すでに販売中止で手元の在庫も最後になった。どうしよ)。

Appleがワンボタンマウスに執着していたのはそれなりに理由がある。ユーザーテスティングからも、初心者にはその方が学びやすいというデータがあったようだ。

だから、今回のMighty Mouseは、いかにユーザビリティを確保しながら、直感的にわかりやすい操作の種類を増やせるかというところがポイントになる。

Appleの解答は、見かけはワンボタンマウスなのに、実は3ボタン+360度のホイール、さらにスクイーズという新しい発想のおまけつきだ。

indexipodsilo20050628

選挙でネットの利用が禁じられているのは先進国では日本くらいらしい。

blogの更新さえ許されていないからホリエモンの日記も8/16でストップ。コメントやトラックバックも受け付けないようになっている。

朝っぱらから夜遅くまで街宣で候補者の名前を連呼するよりも、はるかに質の高い情報が提供できるはずなのに、ネット=普段は選挙に行かない無党派層→あまり盛り上がり過ぎると困る人たちがいる、というような図式があるのだろうかと邪推してしまう。

(ちなみに、とにかく名前を連呼することで、投票するときにその名前を思い出して○をつける確率を高めようというのは、あまりに子どもだましで有権者をバカにした戦略だと思う)

公職選挙法が時代にあうように整備されているわけではないから抜け道もある。たとえばホームページに音声ファイルを置き、更新するのはokらしい。

実際、自民党のHPでは、小泉氏・安倍氏の全国遊説のビデオクリップがアップされている(画質・音質がなぜか素人なみに低いけど)。

民主党のHPにクレームがついたことが新聞で報道されていたが、自民党のように遊説の動画は公開しておらず、「今日の一言」というコーナーは8/29を最後に更新が止まっている。

ところで、8月にようやく日本でもサービスが始まったAppleの iTunes Music Store では、ネット版ラジオとして利用者が爆発的に増えている Podcasting が目玉の一つになっている。

これは、決まったフォーマットで音声ファイルを用意して登録すれば、誰でもネットラジオで放送(配信)できるというものだ。受信は無料(とりあえず今のところ)。

試しに「自民党」「民主党」で検索したけど、ヒットしなかった。

街でiPodを使って政見放送なんかを聴く人が増えたらカッコいいのにね。

時事通信総務省の公害等調整委員会は30日、農水省が進める国営諫早湾干拓事業(長崎県)と漁業被害との因果関係を認めるよう求めた有明海沿岸の漁業者の原因裁定申請を棄却した。裁定書は、申請した漁業者17人のうち15人の不漁による漁業被害を認定。ただ、因果関係については「高度のがい然性をもって肯定するには至らなかった」とし、データ不足などから解明できなかったことを明らかにした。

いさはやひがたネットなどに、水門と赤潮の因果関係が論理的に推定されているが、もっとハードなデータが必要ということらしい。

科学的なデータに基づいた政治は大歓迎だが、無策無政の言い訳に科学を使ってもらっては大迷惑だ。

実際、農水省が設置した第三者委員会が、因果関係を調べるためには水門を中・長期にわたって開放すべきだと結論している。まさに反転法の発想である。ところが、当の農水省がこれに抵抗しているらしい。

行動分析学では、何らかの事情で反転法が使えないときには多層ベースライン法など、他の実験計画を使う。

たとえば、世界各地の干拓事業から水門閉鎖と赤潮の発生や漁獲量の変化などのデータを集めて、疑似多層ベースライン的に分析できないものなのだろうか。

Omnipelagosで遊んでいたら、スキナーからドラえもんにつながった。

Skinner
Seymour Skinner - fictional elementary school principal in \The Simpsons
The Simpsons

[Series history] series such as Sazae-san (which has been running since 1969) and Doraemon (running since 1979). In January
Doraemon
[Series finale rumors / South America] more pessimistic ending suggests that Nobita Nobi is suffering from autism and that all the characters
Autism

「スキナー」→「自閉症」のつながりを見つけようとしての検索。たちまちB.F.ではないスキナーさんから出発しているので明らかな失敗つながりだが、ドラえもんと自閉症の関係に興味をもって記事を読んでみた。

すると、Wikipedia(英語版)のDoraemonの項目に、噂されたドラえもんの最終回のストーリーとして、

・ドラえもんが壊れてしまって、それを修理するためにのび太がロボット工学博士になる。
・のび太は実は自閉症で、ドラえもんはすべてのび太の空想だった。

という2つの説が掲載されているではないか (゜o゜)/

blogの更新

先週の更新回数は{8}回でした。

まったく関係ない単語をいくつかお題として頂戴して話をつなげるのは噺家の得意技だが、同じようなことをネットで自動的にしてくれるサイトを発見した。

Omnipelagosでは2つの単語を指定すると、Wikipediaに掲載されている単語を検索し、“連想”して、イントラバーバル的につなげてくれる。

試しに「Skinner」→「Surfing」としたら、以下のように表示された。

Skinner B. F.Skinner - American psychologist.

B. F. Skinner
[Social engineering] Beyond Freedom and Dignity. Walden Two describes a visit to an imaginary utopian commune in the 1940s United States

Utopia
[Origin of the term / Other terms] with its real and imagined possibilities (a mix of "utopian" escapism and turning virtual possibilities into reality) - example: cyberspace

Cyberspace
[Cyberspace As a Metaphor: Text-Based Internet-Surfing] Thus cyberspace suggests a possibly infinite number of occasions of grouping and separating, surfing and routing

Surfing

なるほど。

逆に「Surfing」→「Skinner」とするとつながらない。不可逆性。面白い。

井上先生(兵庫教育大学)が専門家の雇用について指摘している。

結局は専門家の雇用の問題非常勤の専門家の雇用環境は不安定で、一つの仕事はほとんどが月2−3回の単発で年間契約のものだ。他の非常勤との組み合わせないと食っていけない状況は以前からかわっていない。収入確保のためにはやたらと単発の仕事を増やさざるを得ないが、心ある人は一つ一つの仕事の質の低下を危惧している。

まさしく同感。

それに、専門家の雇用を確保するという意味では、自分たちの活動がネガティブに働かないように注意しなくてはいけないと思う。

本来、大学教員の仕事は、自らが巡回指導や教育相談をするのではなく、巡回指導や教育相談ができる人材を育て、また、そうした専門家が利用できる指導法や教材を開発することだと思う。少ない雇用の機会を奪わないようにしなくてはならない。

私の場合、コラボレーションプロジェクトという研究の名目の元、地域の学校に無料で出かけて行っている。しかし、これは永遠に継続するモデルというよりは、どんな専門性をもった人材がどのくらい関わることで、どのくらいの教育・研修効果を生み出せるのかを試算するための期限付きの処置と考えるべきだろう。そして、そこから、こうこうこれだけの成果を生み出すには、これだけの予算をつけて下さいと、しかるべきところへ提案して行くべきなのだ。

学校教育における貧弱な専門家雇用の実態からすると、ますます、臨床心理士などの資格取得者増産体制には疑問を感じる。資格を取った後にその資格を活かして専門家として仕事をしてける保証がないのなら、何のための資格だろうか?

まずは心理教育専門家が専門家として仕事をしていけるビジネスモデルの確立が先決だと考える。

井上雅彦先生(兵庫教育大学)のブログ「応用行動分析学&特別支援教育探求道」がこちらにお引越し(半年で2度目じゃのう)。

先日オープンした奥田先生のブログと同様、井上先生もアフェリエイトを使っておられる。

「アフェリエイト」とは、楽天やアマゾンで購入できる本や商品などをブログやHPで紹介し、読者がそこから各サイトに誘導され、購入した場合にポイントが獲得されるという仕組みだぞ。ポイントは商品券や現金に還元されるのじゃ。

実は私も趣味のブログではアフェリエイトを使っておる。そこそこポイントも稼いでおるのじゃ(ちなみにヒットが多いのは「ふきこぼれないニュー山本なべ」と「ぺんてる マルチプレス」←ここではリンクはしないので興味があればgoogleや楽天で検索してみるとよい)。人によっては月に10万〜30万くらい稼ぐ人もおるそうじゃ(まぁ、そういうのはたいていH系じゃな)。

この自然と人間を行動分析学で科学するはお仕事中心じゃ。それで商品券や現金を稼ぐのはちと気が引けたのと、誰かめんどうな人がめんどうなことを言い出してもめんどうじゃて、あえて導入しておらんかったじゃ。

意外かもしれないが、これでもたまには石橋を叩いて渡るのじゃよ。

じゃがな、どうやらアフェリエイトの考え方も世間に浸透してきたようだ。それに、そもそもこのサイトの運営費は研究費からではなくポケットマネーから拠出しているわけじゃし、せいぜいサイトの運営費くらいはブログで稼いでもいいのかもしれんのう。

しばらく考えてみることにしよう。

さて、井上先生、それからブログの引越しを検討されている方へ:

現職の先生たちと一緒に仕事をしていて、じれったくなるときがある。

「思い込み」はその一つ。

ゼミでPEP-Rの実習を準備しているとき、一つ一つの検査用具をビニール袋につめていく竹田さんに、とうとう堪え切れなくなって、「なんでビニール袋につめるん?」って聞いてしまった。

「その方が次の課題をすぐにだせるから」というのだが、突っ込んで聞いてみると、一度に使う検査用具は3つくらいで、それはカゴに入れておく。だから、どう考えてもこのビニール袋づめ作業のメリットがわからない。

さらに突っ込んで話を聞いていくと、「確かにそうですね。なんでビニール袋につめるんだろ? でも、すっとこうやってますよ。そう教えられたし...」とのこと。

教えられたことは、「なぜ、そうするのか?」とか「もっと楽なやりかたはないのか?」とかはあまり考えず、教えられた通りに伝達・実行するのも現職教員(というか公務員?)に特徴的で、じれったく思う思考形態だ。

そんな貴兄に....

果たして完全禁煙の居酒屋ってうまくいくと思いますか?(ちょっと唐突だけど)

喫煙者は酒を飲みながら喫煙する。だから完全禁煙の居酒屋にはいくはずがない。よってうまくいくはずはないと予想するかもしれない。

ところが.....

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