イラクはどこに?

日本の大学生の43.5%、高校生の45.9%がイラクの地理的な位置がわからないらしい。米国についても大学生の3.1%、高校生の7.2%が誤答し、中には「中国」と間違えた回答もあったという(日経新聞, 2005.2.23)。

残念ながら、この調査を行なった日本地理学会のHPには関連する情報が公開されていなかった。よって、誰にどんな調査を行なったのかは不明であるが、10年以上前に米国の大学に留学していたときに、ルームメイトのタイ人留学生が「信じられない!」と言って見せてくれた、大学の地理の教科書を思い出した。

そこには(たしか) "Africa is not a country". と書いてあったのだ。日本もいよいよアメリカ並みだ。

ところで、上記の学会の専門委は「高校の地理歴史では世界史だけが必修で、高校生の半分が地理を学んでいない。このため歴史と地理とをバランスよく学ばせることが大事だ」と訴えているそうである。イラクやアメリカの位置なんて中学までに学ぶのかと思っていたので違和感を覚えた。

どうも教科教育関係のこうした報告や提言は、少なくとも外野からみているかぎり、授業時間数やそれによる教員数の確保のような「縄張り争い」に見えてしまう。現行の時間割で教材や指導方法を工夫すると「これだけ教えられます」といった報告には興味が持てるのだが....

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さて、日本地理学会が試験運用しているメーリングリストがあり、それに今回の調査に 続きを読む

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