2004年8月アーカイブ

台風が来るたびに恥ずかしいおもひでがボロボロ蘇る。

子どもの頃、「台風一過」は「台風一家」だと思っていた。ものすごく元気なファミリーをなぜか連想していたのだ。

そんな間違いは二度と犯すまいと心に誓って10年以上してから、「豪雨で○○線がフツーです」が「不通」であると気がついた。それまでは「普通」だと思い込んでいたのだ。豪雨にも関わらず頑張っている路線だなぁと。

というわけで、日本語にはまったく自信がない。だから本屋でこういうタイトルを見るとつい買ってしまう。

案の定、さっそく次の問題でつまずいた(p.7)。正解は....ぜひ本屋さんで。

(  )に入ることばは1〜3のどれでしょうか?     ●受け入れ(  )が整う。         1.態勢   2.体勢   3.体制
国語力もっとアップ400問国語力もっとアップ400問
NHK放送文化研究所日本語プロジェクト

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hitme.jpg

女子バレー部の4人の選手を対象に検討してきた「アトムを探せ!」プロジェクト。

第一段階の結果はいまいちはっきりしないものとなった。

今回は、まず標的とするパフォーマンスを決め(アタック/サーブ)、その下位行動をアトムとして探していったわけだけど、
(1)あたりをつけた運動(下位行動::アトム候補)の熟達性を上げるのに時間がかかる(2〜3週間)。
(2)パフォーマンスに影響を与える下位行動は(あたりまえだけど)ひとつではなく、また、どれが強いか/弱いかに個人差がある。
(3)パフォーマンスが低い理由も個人個人で異なる。下位行動の熟達度が低いというより、フォームに改善の余地(これも下位行動に分解できるのかもしれないけど)がある選手もいる。
(4)フォームに改善の余地がある場合には、下位行動の熟達度を上げるより、正しいフォームを分化強化するような指導法の方が有効そうである(例:ビデオフィードバック/サーブの打距離のシェイピングなど)。

のような問題があった。

アトムを探しながらコーチング技法も開発してしまおうとした、二兎を追う欲張りさが禍したかも。

アトムを探すなら、まずはそれだけに集中して、複数のパフォーマンスに関する測度と、複数のアトムに関する測度を、もっとたくさんの選手で測定して相関分析を行い、先に全体的なアタリをつけてしまってから、パフォーマンスに高い相関を持つアトムを練習するような順番がいいかもしれない。

と、本日のミーティングで提案する予定。

jTEACCH-isho.jpg

西南女学院大学の服巻繁先生が、最近ご翻訳された以下の2冊を送って下さった。

『アスペルガー症候群と高機能自閉症−その基本的理解のために−』 メジボフ, G.B.・シェア, V・アダムス, L. W. 著 服巻繁・梅永雄二・服巻智子 訳 エンパワメント研究所 2003

『見える形でわかりやすく−TEACCHにおける視覚的構造化と自立課題−』 ノースカロライナ大学医学部精神科TEACCH部編 服巻繁訳 2004

後者にはワークシステムで使われる課題の例がカラー写真で紹介されている。

いくつか興味を引く教材があるが、中でも「絵による辞書」というのが面白い。

画像は30ページに掲載されている「左上の容器から、集める野菜か果物の数を示した指示書を1枚取り出し、左下の絵による辞書を参照しながら組み合わせる」課題。

「辞書を使う」という行動を系統だって教えるプログラムがこれまでどのくらい開発されているのかわからないが、こんな単純な教材でもうまく使えば教えられるのかもしれない。

おそらく、最初は実物とひらがなのマッチングができている組み合わせで練習し、セットの中に1つか2つくらい、実物は分かるが(見たことがあるが)ひらがな単語カードとのマッチングはできていない組み合わせを入れてみるというところから始めるのだろう。

でも、そうすると、辞書をめくるとか、見開きページの中から文字カードを同じものを同一マッチングで探すという行動が入るから、最初は辞書の「単語数」は少ない方がいいのかもしれない。

あるいは、知らないはずの組み合わせだけ、太い枠でくくっておくなど、プロンプトを使ってもいいかも。

「辞書の使い方をマスターした」というためには、実物も知らないし(見たことがないもの)、もちろん名前とのマッチングもできていない組み合わせが初めて提示されたとき、辞書を使って回答できることが必要になる。

事例研究として取り上げたら、なかなか面白い実践研究になるのではないだろうか?

20040830pmg.gif

介入3週目も絶好調。目標達成!!(9件)。

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申込書

以前、

EGBridge だと「申し込み書」以外にも、「4限」って入力したいのに「4減」が最初にでてくるように、変換候補にほとんど意味の重みづけがされていない感じ。

と書きましたが、訂正します。

EGBridgeで鉛筆メニューから「環境設定ツール」を起動し、変換のタブをクリック、「送り仮名」のメニューを「本則のみ」から「すべて」に変えれば「申込書」も「〆切」も変換できます。

ちょっと時間ができたんでサポートに電話してききました。もっと早く電話すればよかった。

それにしてもデフォルトの設定がどうして不便な「本則のみ」なのか、そもそも何のために「本則のみ」ってのがあるのかは質問しそこねました。

とりあえずエルゴソフト、面目躍如。

egbridge.gif

medal.gif

連日のメダルラッシュで日本中が大騒ぎ。嬉しいことである。

メダルの獲得数。昔は、少なくとも人口一人あたりとかGDPいくらあたりとかに換算しないと、その国がどのくらい頑張っているか分からないよ、なんて言っていたものだが、270億円をかけて建設されたという国立スポーツ科学センターや、柔道の野村選手を擁するミキハウスが運動施設などの維持に年間10億円近くを投じているという記事を読むと、スポーツへの投資いくらあたりなんて考え方もあるなと思った。

イラクサッカーチーム、きっと金も時間も設備もないんだろうけど、よく頑張るな。ハイパフォーマー賞!

毎日のように送られてくるコメントスパム。

(1) MT-Blacklistによる対策にも限界があるので、
(2) mt-commentsのファイル名を変えてみたが効果は一時的だった。

そこで今回、日本語が含まれていないコメントは受け付けないという鎖国的戦略を導入。

しかも、
(3) 「日本語が含まれていないコメントは弾く」 (by 小林 Scrap Bookさん
(4) 「オール英語(半角文字のみの文字列)で記入された場合のみ強制終了する」(by きままにポロポロさん
の両方を同時に導入(ちなみに「きままにポロポロさん」の作戦(2)と(3)はエラーがでて導入できませんでした。Jcode.pmもコピーしたのに)。

さらに、このために(ほんとうに必要だったのかどうかはよく分からないのだが)サーバーのPerlをバージョンアップ(→v5.6)。

ところがテストで書き込んでみると「test」としか書いていないコメントが書き込めてしまう。どひゃ〜。

う〜ん。ロボットで書き込んでくる奴ら限定の対策なんだろうか?

しばらく様子見。

juryoku.jpg

残念ながらアテネでは惨敗してしまったが、末續選手は日本古来の動きのひとつ-ナンバ走り-で世界に挑んだ。そしてこれまでの日本選手を越える記録をだした。

他にも、巨人の桑田投手や桐朋高校バスケットボール部など、古武術の動きをスポーツに取り入れて成功した事例が報告されるにつれ、「ねじらない、ためない、うねらない」という古武術の動きが注目されるようになった。

スポーツアトム研究会で上田先生に教えてもらい、興味をもって読んだ本が『古武術で蘇るカラダ』(甲野善紀編 宝島社)。

古武術とは、そもそも武士がいかに己の技を磨き、殺される前に相手を殺せるかという過酷な随伴性の中で編み出されてきた、カラダの動かし方のようだ。よって、スピード、意外性、力などが重視される。

力を入れるのではなく、力を抜くことで初動を速くするなど、面白いアイディアもたくさんある。行動分析学的に考えれば、行動の機能を高めるために、どのような行動形態(トポグラフィ)をとれるかという問いだ。

ただし、怪しげな記述もそれ以上にたくさんある。

p.28には

通常は重くてとても持ち上がらないバーベルでも、落下中のエレベーターなら無重力状態に近くなるため、自分の体とともにバーベルも軽く感じる。膝を抜く動作では、疑似的にこの状態を作る

とあるが、エレベーターもバーベルも人も同じ速度で落下している限り、そんなことは起こらないと思うのだが...

pm040824.gif

介入2週めも、目標達成です(7件)。

nhkbs.jpg

とうとう全国放送まで進出してしまった.... (『徳島の熱い夏 阿波踊り』 NHK BS より)。

阿波踊りを始めて2年目。今年は舞台にもださせてもらった。
練習は4月の終わりくらいから。 本番の直前1ヶ月はほぼ毎日練習した。

なぜ、そこまで踊るのか?

よく聞かれる質問だけど、こればかりは山登りと一緒で「踊ってみないとわからないかも」。

踊る行動を強化している好子は人によってずいぶん異なることは確か。

観客に見られて、拍手されたり、反応が返ってくることが好きな人もいる。
自分なりに踊れること(技が決まるとか)が好きな人もいる。
音楽にのって体を動かすことが好きな人もいる。
連の仲間と踊りがピタッと合う瞬間が楽しいという人もいる。
(練習のときには)先輩から怒られないように踊ることもあるだろう(嫌子出現回避)。

こうした好子のどれか一つが踊りを強化しているというよりは、人によってバランスが違うということかもしれない。

自分の場合、単純に、音楽に合わせて体を動かして汗をかくことがもともと好子だが、桟敷で踊るうちに、次第に「見られること」も面白くなってきた。

カメラが近寄ってくると、緊張して目をそらしたりしちゃうけど、それでもたまに自分から観客に仕掛けたりもし始めた。

踊るうちに自分の行動も変わっていく....これもまた阿波踊りの面白さかもしれない。

A:先行条件 B:行 動 C:結 果
無表情にみているお客さん 技を仕掛ける 笑って手を振ってくれる(↑)

もっと阿波踊りの写真を見たいという奇特な人は こちらで。

nhkbs.jpg

とうとう全国放送まで進出してしまった.... (『徳島の熱い夏 阿波踊り』 NHK BS より)。

阿波踊りを始めて2年目。今年は舞台にもださせてもらった。
練習は4月の終わりくらいから。 本番の直前1ヶ月はほぼ毎日練習した。

なぜ、そこまで踊るのか?

よく聞かれる質問だけど、こればかりは山登りと一緒で「踊ってみないとわからないかも」。

踊る行動を強化している好子は人によってずいぶん異なることは確か。

観客に見られて、拍手されたり、反応が返ってくることが好きな人もいる。
自分なりに踊れること(技が決まるとか)が好きな人もいる。
音楽にのって体を動かすことが好きな人もいる。
連の仲間と踊りがピタッと合う瞬間が楽しいという人もいる。
(練習のときには)先輩から怒られないように踊ることもあるだろう(嫌子出現回避)。

こうした好子のどれか一つが踊りを強化しているというよりは、人によってバランスが違うということかもしれない。

自分の場合、単純に、音楽に合わせて体を動かして汗をかくことがもともと好子だが、桟敷で踊るうちに、次第に「見られること」も面白くなってきた。

カメラが近寄ってくると、緊張して目をそらしたりしちゃうけど、それでもたまに自分から観客に仕掛けたりもし始めた。

踊るうちに自分の行動も変わっていく....これもまた阿波踊りの面白さかもしれない。

A:先行条件 B:行 動 C:結 果
無表情にみているお客さん 技を仕掛ける 笑って手を振ってくれる(↑)

もっと阿波踊りの写真を見たいという奇特な人は こちらで。

タイトルにつられて思わず買ってしまった本。残念ながら「科学的なデータ」はごくわずか。それも運動生理学的なもので、本書の要である「コーディネーション」についてはデータも文献の引用もない。

現代テニスに必要とされる「パワー」を生み出し、「テクニック」を演出する秘訣は、幼少年期、特に7歳から11歳までの間にコーディネーショントレーニングがきちんとなされているかどうかにかかっていると言っても過言ではない(p.36)

とし、テニスにおける目と手(ラケット含む)の協応をトレーニングするためのレッスンプランやドリルが解説されているのだが、それがどの程度「科学的」に実証されているのかは定かではない。

スポーツアトムの研究をしていても、少なくとも球技にとってのコアはこのへんにあると思うので、ぜひ実証的な研究をみてみたいのだが....

科学の目で見たテニスレッスン科学の目で見たテニスレッスン
蝶間林 利男 勝田 茂 佐藤 政広

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10_1.gif

介入1週めは、軽く目標達成(9件)。

〆切よりもはるかに早く、週の最初に書き込み件数が増加したのは、木〜日の4日間が阿波踊りだったのと、いわゆる「タイプA」との相乗効果。

このままの調子で頑張ります。

野球は特に好きじゃないし、TV観戦もしない。でも、シアトルのセーフコ・フィールドでたまたま試合を観て、たちまちイチロー選手のファンになってしまった。

イチローは守備につくと、すぐにストレッチを始める。試合前のウォームアップではない。試合中、ずっと隙あらばストレッチなのだ。はっきりとした目標を持って、達成のための戦略をたてて、それを実行していくプロなのだ。

というわけで、たまたま本屋で目に付いたこの新書。イチローがなぜあれだけの成績を残せるのかを、いくつかの視点から分析している。どこまで科学的な裏付けがあるのか怪しいところもあるのだが、そこがまた面白い。

たとえば、オリックスの選手の視力測定をしている田村スポーツビジョン研究所代表の田村知則氏の分析として、イチローが他の選手よりも抜きんでている『目の能力』を

瞬間視能力:ほんの一瞬見えたものを素早く認識する。
追跡視能力:動いているものを追視する。
深視力:奥行きや位置関係を正しく認識する。
周辺視能力:視点の中心ではなく視野全体を丸ごと認識する。
探索視能力:たくさんの物の中から目的の物を瞬時に探し出す。

という5つの下位行動に分析している。これらは確かに課題を工夫すれば、独立に、高い信頼性を持って測れそうだし、多くのスポーツに共通の能力であるという意味で妥当性も高そうだ。

スポーツアトム研究会で取り上げてみてもいいかも。

イチローは「天才」ではないイチローは「天才」ではない
小川 勝

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ケーゲルらの研究グループは、自閉症児への最も効果的な教育は日常場面での自発的なコミュニケーションの指導であると考え、子どもたちが遊びの場面などで自発的に質問するスキルを教えるプログラムを開発してきている。この本はその理論的背景も含めた解説書。

たとえば、指導者と子どもが机をはさんで座って、「これは何?」「えんぴつ」というやりとりをするより、遊びながら子どもから「これは何?」と聞けるように指導する。

このように、それを教えれば、あとは日常生活の自然なやりとりでボキャブラリーが増えたり、コミュニケーションのレパートリーが広がるような「要となる行動」(Pivotal Behavior:ただし、本書では「機軸となる行動」と訳されている)」を見つけていくのが彼らの仕事の特徴で、注目に値するところ。

親指導プログラムやソーシャルサポート、IEP作成における課題などに関する章もあり、特別支援教育に関わる先生方にはぜひ読んでいただきたい一冊。

ただし、応用行動分析学の基礎的な知識なしに読むと話が見えないかもしれない。『自閉症へのABA入門—親と教師のためのガイド』(リッチマン,シーラ【著】 井上 雅彦・奥田 健次【監訳】・テーラー 幸恵【訳】)などを読んでからどうぞ。

残念ながら日本語訳は堅く(章によってバラツキあり)、誤訳も散見される。英語に自信がある人は原著を読んだほうが読みやすいかも。

自閉症児の発達と教育―積極的な相互交渉をうながし、学習機会を改善する方略自閉症児の発達と教育―積極的な相互交渉をうながし、学習機会を改善する方略
ロバート・L. ケーゲル リン・カーン ケーゲル Robert L. Koegel

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先日、スポーツアトム研究会で、学校における体育の授業の目的は何か?という議論になった。

ちなみに小学校学習指導要領の総則にはこんなことが書いてある。

学校における体育・健康に関する指導は,学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。特に,体力の向上及び心身の健康の保持増進に関する指導については,体育科の時間はもとより,特別活動などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めることとする。また,それらの指導を通して,家庭や地域社会との連携を図りながら,日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し,生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮しなければならない。

ちょっとピンとこない。

自分の意見は、ズバリ、「体育」をやめて「遊び」にしましょう! 

他の子どもと一緒にいろんな遊びができない子どもが増えているという(テレビゲームはできたとしても)。子どもの頃の遊びは、ソーシャルスキルを学習する基礎になっている。遊びの技能が不十分なら、社会的技能も不完全になってしまう。

型にとらわれない自由な発想や思考も「遊び」という状況では引き出しやすい。もちろんルールを守るということも教えられるけど、ルールを破ることもありというのが遊びの面白さでもある(他の教科ではなかなかないでしょ。そういうの)。

それに日本人は働きすぎと言われるようになって久しい。中高年の自殺が急増しているけど、ストレスの解消には、余暇のレパートリーが豊富にあることが望ましい(酒・女・パチンコ以外に)。

つまり、日本人がもっともっと遊び上手になれば、社会は楽しく、健康になって、しかも経済的にも潤う(福祉の負担が減り、経済が活性化する)。

体育のかわりに、ぜひ遊びを教えましょう!

pm_baseline040809.gif

ゼミで夏のプロジェクトとしてパフォーマンスマネジメントをすることになった。

自分のテーマはwebへの書き込み。

このところ忙しくてblogも更新してないし(コメントスパムの削除作業は日課みたいにやっているけど...)、コラボネットや徳島ABA研究会への情報提供も怠りがち。

今週から週に5件以上の書き込みを目指します。

とりあえずベースラインは4週前から0,2,0,1。

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