2004年5月アーカイブ




プロジェクトの数が増えすぎて収集がつかなくなってきたのでホワイトボードに整理してみた。

横軸に月(4, 5, 6, .... 12, 1, 2, 3月)、縦軸に現在取り組んでいるプロジェクトをマグネットシートで貼り付けて、各プロジェクトの予定(「準備」「実験」「執筆」「発表」など)を配置 した。

まず気づいたのはプロジェクトの多さ。全部で17あった。サマースクール&ケース研究などは大きなプロジェクトだけど、これも1つとしてカウントした。 それで17。間違いなく多すぎ。

そのうち休眠中のものが9。休眠の理由というか状況は以下の通り。
・共同研究者の仕事待ち(5)
・データを収集して執筆待ち(3)
・初稿を書き上げて満足できなくてお蔵入り(1)

また稼働中のプロジェクトも計画通りに進んでいるものと、遅れがちのものがある。

それらをよく眺めてみると、進捗が良好なプロジェクトは、
・共同研究で、
・共同研究者の仕事が早いもの。

逆に遅れ気味のプロジェクトは、
・単著の執筆か、
・共同研究の場合は共同研究者と仕事のペースがあわないもの。

ということがわかった。

また、論文を執筆して投稿する前にプロジェクトが停滞する原因としては、

・執筆行動には弱化がつきもの(論文を書くのはとても億劫な仕事である)。
・それよりも新しいプロジェクトの計画・準備・実施に関わる行動の方が強化されやすい(いろいろなことを思いついたり、プロジェクトが進んだり、新しい人との出会いがあったりするから)。

が考えられそうだ。

 新しいプロジェクトを考えて、取り掛かり始めることは自分にとってはものすごく強化的で、実は17のプロジェクト以外にもやってみたいなぁと考えているのが5~6はあるという状況だ(困ったもんだ)。

つまり、プロジェクトの生産性を上げていくには、

1.プロジェクトの数をしぼる(プロジェクトを一つ終えたら、新しいプロジェクトを1つ始めてもいいことにする)
2.単著よりも共著になるようなプロジェクトにする。
3.ただし、共同研究者は自分と同じくらいのスピードで仕事をする人に限る。

ということになりそうだ。

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保健体育講座の南先生・上田先生との共同研究がスタート。

テーマはあらゆるスポーツに共通のアトムを探せ!

『Contingency Adduction』 という概念がある。

ケラーという心理学者が行ったチンパンジーの洞察の実験は有名だが、ハトにも同じことができることを示したエプシュタインという行動分析家の研究はあまり知られていない。

エプシュタインのハトは天井からぶら下がっているバナナの模型を見て、実験箱の隅にあった足場となる箱を移動し、その上に登った。まるで、ケラーのチンパンジーがバナナを取るのに棒と足場を組み合わせて使ったように。

エプシュタインが教えたのは、バナバをつつくこと、箱をつついて動かすこと、箱の上に登ることの3つだ。これを別々に教えてから、そのままでは届かない位置にバナナの模型がぶら下げてある実験室にハトを入れた。するとハトは、しばらく考えこむような素振りを見せた後、まるで『洞察』したように、これまで一度もしたことがない3つの動作の連係によって、見事にバナナをつついたのである。

Contingency Adduction とはこのように、部品となる行動を教えれば、それらを組み合わせた複雑な行動は直接教えなくてもできるようになる!というアイディアなのだ。

同じような考え方は、Precision Teaching の人たちの間では、たとえば「Big6」として実践されていた。これは知的障害児などに、箱詰めや組み立てなどの作業を教えるのに、その作業そのものを教えるのはなく、「手を伸ばす」、「指さす」、「触る」、「つかむ」、「置く」、「離す」の6つの基本スキルの練習をさせ、熟達度を上げることで、作業ができるようになるというものである。

体育学でも、こうした基本動作を「メルクマール」と呼び、どんなメルクマールがあるのかを探求しているようだ。

行動分析学の課題分析や測定のテクノロジーと体育学や運動生理学・バイオメカニズムの専門性を組み合わせることで、かなり面白い研究ができると思う。

乞うご期待。




相変わらず一太郎の文章ファイルをどかっと送ってくる人が多い。
Windowユーザーだって一太郎使っているとは限らないだろうに。
ましてMacユーザーの私としては対応に苦慮してしまう。
でも、いちいち「すみません。一太郎は使ってませんので、Word形式かテキストかあるいはPDFでお願いします」と返事をするのも面倒になったので、
仕方なくVirtualPCを購入。
Macで他のOSのエミュレーションをさせるソフトなのだが、インストールがうまくいかない。
手を変え品を変え、何回やっても駄目。
で、マイクロソフトのサポートに電話(もとは他の会社のソフトだったんだけどMSが買い取ったのだ)。
ところが例によって例のごとく電話がつながらない。ユーザーサポートのページには「つながりやすいです」なんて表示されているのにもかかわらず。
嘘はいけませんよ。嘘は(立腹)。

MT-Blacklistを導入したにも関わらずスパムコメントが入ってきた。

ブラックリストに登録したけど、やはりイタチごっこになるのかもしれない。

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