2003年10月アーカイブ

学長選挙

学長選挙である。

来年度から国立大学がいよいよ独立法人化される。
これにともない、学長の裁量権も拡大する。これまでにも増して、大学の将来が学長のリーダーシップによるようになるのだ。

したがって大学の将来にとってたいへん重要な選挙である。

ところが、候補者の声が聞こえてこない。

そもそも立候補制度ではなくて、推薦制度というのもフシギな話だ。

候補者には、心意気があって誰かに推薦を頼んだ人もいるだろうし、回りから推された人もいるだろう。知らないうちに推薦されてしまっただけの人もいるかもしれない。

我々、選挙権をもった側からすれば、誰がどんな心意気と戦略を持っているのか、ぜひ知りたいところだ。

ところが、いろいろ調べてみたら、候補者が公約を配布することは禁じられているという。一同に介して討論会をするなんてこともないという(その理由も教えてもらったが、納得のいくものではなかった)。

こんなキャンペーンを展開しようかと思いつつ、投票日はもう来週。

さて、どうなることやら。


campaign.jpg

学長選挙

学長選挙である。

来年度から国立大学がいよいよ独立法人化される。
これにともない、学長の裁量権も拡大する。これまでにも増して、大学の将来が学長のリーダーシップによるようになるのだ。

したがって大学の将来にとってたいへん重要な選挙である。

ところが、候補者の声が聞こえてこない。

そもそも立候補制度ではなくて、推薦制度というのもフシギな話だ。

候補者には、心意気があって誰かに推薦を頼んだ人もいるだろうし、回りから推された人もいるだろう。知らないうちに推薦されてしまっただけの人もいるかもしれない。

我々、選挙権をもった側からすれば、誰がどんな心意気と戦略を持っているのか、ぜひ知りたいところだ。

ところが、いろいろ調べてみたら、候補者が公約を配布することは禁じられているという。一同に介して討論会をするなんてこともないという(その理由も教えてもらったが、納得のいくものではなかった)。

こんなキャンペーンを展開しようかと思いつつ、投票日はもう来週。

さて、どうなることやら。


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『せんせい、ニュアンスじゃだめですか?』

先日、授業中に学生のレポートを添削しているときに受けた質問だ。

回答の意味が分からなかったので提出者の学生に聞いたら、正解と同じ意味だという。
「ニュアンス」で感じ取って欲しいとのこと。

学生や院生の指導をするたびに痛感するのが、彼らの日本語技術の未熟さだ。

話をするだけならまともに会話もできるのだが、文章にすると何を言っているのか分からなくなる。レポートや論文を書かせたり、webの掲示板で討論させたりすると、とたんに露呈する問題だ。

自分もそれほど上手な文章が書けるわけではない。でも、分かりやすく、正確な文章を書こうとは常に気をつけている。

論文の書き方や文章作成法に関する本を読みあさったこともある。分かりやすく、正確な文章を書くためのルールが簡単にまとめられているものも多い。そうしたルールを読んで少しばかり練習すれば、作文の力は確実に向上する。

作文の力をつけるインストラクション、誰か作ってくれないかなぁと待ち望んで10年以上。
自分で作らないとならないかな。

ちなみに私の推薦図書は以下の2冊。

『日本語練習帳』 大野 晋(著) 岩波書店
『日本語の文章術-文章の書き方百科-』 奥秋義信 創拓社

『せんせい、ニュアンスじゃだめですか?』

先日、授業中に学生のレポートを添削しているときに受けた質問だ。

回答の意味が分からなかったので提出者の学生に聞いたら、正解と同じ意味だという。
「ニュアンス」で感じ取って欲しいとのこと。

学生や院生の指導をするたびに痛感するのが、彼らの日本語技術の未熟さだ。

話をするだけならまともに会話もできるのだが、文章にすると何を言っているのか分からなくなる。レポートや論文を書かせたり、webの掲示板で討論させたりすると、とたんに露呈する問題だ。

自分もそれほど上手な文章が書けるわけではない。でも、分かりやすく、正確な文章を書こうとは常に気をつけている。

論文の書き方や文章作成法に関する本を読みあさったこともある。分かりやすく、正確な文章を書くためのルールが簡単にまとめられているものも多い。そうしたルールを読んで少しばかり練習すれば、作文の力は確実に向上する。

作文の力をつけるインストラクション、誰か作ってくれないかなぁと待ち望んで10年以上。
自分で作らないとならないかな。

ちなみに私の推薦図書は以下の2冊。

『日本語練習帳』 大野 晋(著) 岩波書店
『日本語の文章術-文章の書き方百科-』 奥秋義信 創拓社

ibook_vga_adapter_125.jpg
いつかはやると思ってたけど、とうとうやってしまいました。

徳島大学で「問題解決のための心理学」という授業をしているんだけど、PowerBook12インチ(通称、こまっく)の外部ディスプレイ用アダプタを忘れてしまったのです。

これがないとプロジェクターにつながんないんだよね、こまっく君。

久しぶりに板書してしまいました。字が下手なんで学生さんにはご迷惑。この場をお借りして、お詫びします。
<(_ _)>

自分としても、今日の授業では「解決したい問題の分析」という新しいスライドを試すはずだったんで、かなりショックでした。

このアダプター。予備に1個買ってクルマにでも積んでおこう。

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いつかはやると思ってたけど、とうとうやってしまいました。

徳島大学で「問題解決のための心理学」という授業をしているんだけど、PowerBook12インチ(通称、こまっく)の外部ディスプレイ用アダプタを忘れてしまったのです。

これがないとプロジェクターにつながんないんだよね、こまっく君。

久しぶりに板書してしまいました。字が下手なんで学生さんにはご迷惑。この場をお借りして、お詫びします。
<(_ _)>

自分としても、今日の授業では「解決したい問題の分析」という新しいスライドを試すはずだったんで、かなりショックでした。

このアダプター。予備に1個買ってクルマにでも積んでおこう。

日経産業新聞が遠山前文科大臣にインタビュー。『学びのすすめ』など、自ら「大臣数人分の仕事をさせてもらった」と豪語するいくつかの文教政策について述べている(日経産業新聞,2003/10/11)。

・ゆとりから「確かな」学力へ
・指導力不足の教員は転職
・指導要領は必要に応じて常に見直していく
・大学活性化のための競争原理の導入
など、それぞれの政策、論点は納得がいくものばかりだが、どうも説得力に欠ける。

なぜだろう?

たとえば、遠山氏は「確かな学力とは....二十世紀型受験技術ではない....業者テストのテストに戻ることとは全然違う」と指摘している。しかし、「思考力」「判断力」「課題探求力」という耳あたりのよいキーワードをだすだけで、それがどんな力でどのように養うべきかは、総合的学習の時間の導入に明らかなように現場任せである。

現場任せが悪いというのではないが、現場に任せる以上は、結果がうまくでないことには責任をとらなくてはならない。決して現場のせいにはすべきではない。

それに、業者が介入できるくらい具体的に指導目標が決まっていれば、「思考力」「判断力」「課題探求力」のトレーニングに業者が参入することは、《競争原理が働く》という点からも、受験という巨大な動機づけマシーンを使えるということからも、マイナス面ばかりではなく、むしろプラス面が多いはずだ。

大学改革についても「国の関与は最小限にし、後は大学の独自性を発揮してもらう仕組みだ」とあるが、果たしてそうだろうか? 大学は中長期計画を作成し、文部科学省に提出することになっている。本省あるいは、その配下の評価機関の認可が必要なのだ。独立法人化後には、本省から大学経営に直接関わる役人が配置されるというウワサもある。

仕組みとはその仕組みが設計通りに機能して初めて評価されるものだ。
「そうなるような仕組みだ」と、仕組みだけつくってバイバイではあまりに無責任。

もちろん、退任は遠山氏の責ではない。一国の教育行政が担当者が変わるたびに変わってしまうことが問題なのだ。

「大臣数人分の仕事をさせてもらった」からには大臣数人分のアフターケアをお願いしたいものだ。

日経産業新聞が遠山前文科大臣にインタビュー。『学びのすすめ』など、自ら「大臣数人分の仕事をさせてもらった」と豪語するいくつかの文教政策について述べている(日経産業新聞,2003/10/11)。

・ゆとりから「確かな」学力へ
・指導力不足の教員は転職
・指導要領は必要に応じて常に見直していく
・大学活性化のための競争原理の導入
など、それぞれの政策、論点は納得がいくものばかりだが、どうも説得力に欠ける。

なぜだろう?

たとえば、遠山氏は「確かな学力とは....二十世紀型受験技術ではない....業者テストのテストに戻ることとは全然違う」と指摘している。しかし、「思考力」「判断力」「課題探求力」という耳あたりのよいキーワードをだすだけで、それがどんな力でどのように養うべきかは、総合的学習の時間の導入に明らかなように現場任せである。

現場任せが悪いというのではないが、現場に任せる以上は、結果がうまくでないことには責任をとらなくてはならない。決して現場のせいにはすべきではない。

それに、業者が介入できるくらい具体的に指導目標が決まっていれば、「思考力」「判断力」「課題探求力」のトレーニングに業者が参入することは、《競争原理が働く》という点からも、受験という巨大な動機づけマシーンを使えるということからも、マイナス面ばかりではなく、むしろプラス面が多いはずだ。

大学改革についても「国の関与は最小限にし、後は大学の独自性を発揮してもらう仕組みだ」とあるが、果たしてそうだろうか? 大学は中長期計画を作成し、文部科学省に提出することになっている。本省あるいは、その配下の評価機関の認可が必要なのだ。独立法人化後には、本省から大学経営に直接関わる役人が配置されるというウワサもある。

仕組みとはその仕組みが設計通りに機能して初めて評価されるものだ。
「そうなるような仕組みだ」と、仕組みだけつくってバイバイではあまりに無責任。

もちろん、退任は遠山氏の責ではない。一国の教育行政が担当者が変わるたびに変わってしまうことが問題なのだ。

「大臣数人分の仕事をさせてもらった」からには大臣数人分のアフターケアをお願いしたいものだ。

総選挙

今度の総選挙では各党が《マニフェスト》を提出し、具体的な政策が少なくともこれまでよりは議論されそうだ。

でも、じっさいには分厚く、街頭では配布されない(ネットでは閲覧できるけど)この《マニフェスト》を精読し、理解し、投票のための判断材料にできる有権者がどれくらいいるだろう? 10%? 5%?

具体的な政策というものは、政権を担当してみないとわからないことも多いはずで(これが「大きな政府」をもつツケの一つだ)、野党はわからないぶん大胆な提案をするだろうし、与党はできないぶん逆に野党にはない「実績」を強調するだろう。選挙前には双方とも国民においしい話しかしないから、焦点はぼけるに違いない。

《マニフェスト》を作ることには大賛成だ(できれば安易に外来語を使わずに、《公約》を質的量的に改善し、その実現に責任を持つという態度を政界全体で合意形成して欲しかったけど...)。

しかし、有権者の多くにはもっとわかりやすい投票のための情報があった方がいい。

政党のパフォーマンスとして、たとえばこんな情報が公開されるようになれば比較検討しやすいと思うのだが、どうだろう。

・国会(各種委員会)への出席率。
・委員会での発言数。
・法案の提出数。
・マニフェストにサインしている候補者率。

総選挙

今度の総選挙では各党が《マニフェスト》を提出し、具体的な政策が少なくともこれまでよりは議論されそうだ。

でも、じっさいには分厚く、街頭では配布されない(ネットでは閲覧できるけど)この《マニフェスト》を精読し、理解し、投票のための判断材料にできる有権者がどれくらいいるだろう? 10%? 5%?

具体的な政策というものは、政権を担当してみないとわからないことも多いはずで(これが「大きな政府」をもつツケの一つだ)、野党はわからないぶん大胆な提案をするだろうし、与党はできないぶん逆に野党にはない「実績」を強調するだろう。選挙前には双方とも国民においしい話しかしないから、焦点はぼけるに違いない。

《マニフェスト》を作ることには大賛成だ(できれば安易に外来語を使わずに、《公約》を質的量的に改善し、その実現に責任を持つという態度を政界全体で合意形成して欲しかったけど...)。

しかし、有権者の多くにはもっとわかりやすい投票のための情報があった方がいい。

政党のパフォーマンスとして、たとえばこんな情報が公開されるようになれば比較検討しやすいと思うのだが、どうだろう。

・国会(各種委員会)への出席率。
・委員会での発言数。
・法案の提出数。
・マニフェストにサインしている候補者率。

《Blog》なるものが流行っているらしい。

ついに.MacからもiBogというソフトが無料配布され始めた。期間限定キャンペーンってやつ。

ただし、iBlogは通常のBlogとは違って、Macでローカルにwebページを作成し、それを.Macのサーバーにアップロードする形式。

それじゃちょっと便利なhtmlエディターじゃんってオチになるのではと思って使い始めた。
で、2~3記事を書いてみたけど、確かに便利。でも、そうなるとやっぱりホンモノを使ってみたくなる。

というわけで MovableType という、おそらく世界で最もポピュラーなBlogシステムをインストールしてみたというわけだ。

(原稿を書かなくちゃいけないときに限って、こういう両立しない他行動が強化されるもんさ)

《Blog》なるものが流行っているらしい。

ついに.MacからもiBogというソフトが無料配布され始めた。期間限定キャンペーンってやつ。

ただし、iBlogは通常のBlogとは違って、Macでローカルにwebページを作成し、それを.Macのサーバーにアップロードする形式。

それじゃちょっと便利なhtmlエディターじゃんってオチになるのではと思って使い始めた。
で、2~3記事を書いてみたけど、確かに便利。でも、そうなるとやっぱりホンモノを使ってみたくなる。

というわけで MovableType という、おそらく世界で最もポピュラーなBlogシステムをインストールしてみたというわけだ。

(原稿を書かなくちゃいけないときに限って、こういう両立しない他行動が強化されるもんさ)

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