住んでみんで徳島で!.jpg

 徳島県の教採応募要領が公開されています。

 応用行動分析学を学び,児童生徒の指導にすぐにでも活用したいと意気込む志望者の皆さま,ぜひとも阿波の国,徳島での受験をご検討下さい。

その理由

  • 徳島県の特別支援学校では十年以上前から応用行動分析学にもとづいた事例研究や指導が行われています。
  • 県外から応用行動分析学の専門家がアドバイザーとして派遣され,コンサルテーションをうける機会が提供されています。
  • 先の知事選で飯泉氏が再選され,今後,少なくとも4年間は,公約にもうたわれていたSWPBSの全県的展開が期待できるからです。これは小中学校の話です。

もちろん,その他にも(11年間徳島で暮らした個人的な経験から)

  • 東側はマリンスポーツし放題(波にのったり,潜ったり),西側には山あり,川あり(ホワイトウォーターカヤックできます)。
  • 去年は色々あった阿波踊りですが,ぜひ踊ってみて下さい。同じ阿呆なら踊りゃなそんそんです。
  • 東京だと公営テニスコートはそうそうと予約さえできませんが,徳島ならやろうと思えばほぼほぼ毎日テニスできます。
  • 魚は旨いし,仲間で飲む酒も美味しいです(大都市より人と人との結びつきが強いと感じます)。

上記の公式サイトから

  • 「教育への熱い思いと,子どもたちへの愛情あふれる皆さんのご応募をお待ちしています」

移住に関する情報はこちらから

 抗インフルエンザウイルス剤「ゾフルーザ」で株を上げたシオノギ製薬が,発達障害をゲームで"治療"する「デジタル薬」に関して,米国,Akili Interactive Labsと提携したというニュース(日本経済新聞, 2019, 3月7日)。

 "治療"は日経記者の解釈だから脇においておくとして,色々と興味深いので,ちょこちょこ文献を調べていた。でも,結局,よくわからないところが多い。検索しきれていないからなのか,特許に関わる重要な点はそもそも公開されないのか,そもそもが市場に向けた探索気球なのか。

 実はこの話,ずいぶん前に米国の友人から聞いていた。元はこのweb記事(Robbins, 2017)だったと思う。どうやらその後,Scientific American に転載されていたようだ(ここ)。飲みの席だったこともあり,そのときは「怪しいよね,でも全くない話でもないよね,万が一化けるかもね」くらいの酒の肴だった。

 でも,その後,ヘビなどに対する不安反応をヘビは見せずに消去するといった論文とかがでてくると(Taschereau-Dumouchel, 2018),何かしらの神経活動(行動)を,それを引き起こす他の行動を自発させることで変更させることが可能かもしれないと考えるようになり,「まさかね」が「ありかも」に変わってきた。

 公開されている情報(Davis et al., 2018; Kollins et al., 2018)によると,

  1. 介入はAkiliによって開発されたゲーム(AKL-T01),
  2. 統制群には類似のゲームを用い,
  3. 無作為化比較試験を行った。
  4. 実験群,統制群ともに,一日25分,1週間に5日,4週間にわたってゲームをしてその前後に事前事後テストを実施。
  5. 主たる従属変数はADHDの中核的症状といわれる注意や制御を測定するアセスメント(PCによるもの,だと思う),
  6. 他にも,より一般的で標準的な行動観察による評価指標(ADHD-RSなど複数)を副次的変数としてとっている。
  7. 群間で有意差が認められたのは主たる従属変数の方で,副次的変数の方には群間で差がない。

といったあたり。

今のところ怪しいなと思う点は,

  1. AKL-T01の仕様が不明(静止画は公開され,説明もあるけど,独立変数は実際のところわからない)。
  2. 統制群で使われたゲームの仕様が不明(アクションゲームとしか記述がないのでAKL-T01とどこが違うのかわからない)。
  3. 主たる従属変数で使われた課題と,AKL-T01,統制群で使われたゲームとの関係性が不明(当然,類似度が高ければ事後の得点は上がる)。
  4. "実行機能"といわれている神経生理学的なメカニズムに影響していると主張しているけど,神経生理学的なデータは出されていない。

 ADHDや自閉症の診断が出ているお子さん(に限らないけど)がゲームにはとても集中できるということは,保護者も教員も,関わっている人にはよくわかっていることだし,文献も多くある。ゲームを使って何を教えるという介入もたくさん行われている。

 ルールが明確で即時かつ高確率に強化される環境を用意すればゲームに"集中"して取り組める。そのような環境なら,文字を読んだり,記号を弁別したり,ルールの変化や条件性制御(「〜のときには〜だが,〜のときには〜」)への対応も学びやすくなる。逆にいえば,ADHDや自閉症と診断されるお子さんの中には,他のお子さんに比べて強化遅延や確率が行動に大きく影響してしまう特性を持っている子がいるということかもしれない(遅延による価値割引が急激に起こるということ,確かそういう実験もあったような...)。
"集中"して取り組める環境が見つかれば,その結果,ゲームをしていないときに(ルールが不明確で強化は遅延し,低確率になる環境で)問題行動が自発され,偶発的に,あるいは必然に強化されてしまう機会を減らせる。つまり,二次障害を発生させるリスクを低下させられる(個人的にはこの副次的効果には意味があると思う)。

 また,ゲームをする機会を好子として使い,そういう構造化された環境へのアクセスを,そこにもゲームのような随伴性を適用することで(例:トークンエコノミーや活動スケジュール,例:「宿題のドリル1ページ終えたらゲーム10分できるよ」),日常行動もマネジメントしやすくなる。

 果たしてこの「AKL-T01」にはそういう既存の介入を越えた効果があるのか。期待しながら経緯をみたい。

引用文献

  • Anguera, J. A., Boccanfuso, J., Rintoul, J. L., Al-Hashimi, O., Faraji, F., Janowich, J., ... & Gazzaley, A. (2013). Video game training enhances cognitive control in older adults. Nature, 501(7465), 97.
  • Davis, N.O., Bower, J., Kollins, S. H. (2018). Proof-of-concept study of an at-home, engaging, digital intervention for pediatric ADHD. PLOS ONE 13(1): e0189749. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0189749
  • Kollins, S. H., Bower, J., Findling, R. L., Keefe, R., Epstein, J., Cutler, A. J., ... & Faraone, S. V. (2018). 2.40 A Multicenter, Randomized, Active-Control Registration Trial of Software Treatment for Actively Reducing Severity of ADHD (Stars-Adhd) to Assess the Efficacy and Safety of a Novel, Home-Based, Digital Treatment for Pediatric ADHD. Journal of the American Academy of Child & Adolescent Psychiatry, 57(10), S172.
  • 日本経済新聞(2019, 3月7日). 発達障害をゲームで治療 塩野義、「デジタル薬」で米社と提携 Retrieved from https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42160300X00C19A3TJ2000/ (2019年3月30日)
  • Robbins, R. (2017). Could this be the first prescription video game? New data show it helps kids with ADHD. statnews. Retrieved from https://www.statnews.com/2017/12/04/first-prescription-video-game-for-adhd-from-akili (2019年4月6日)
  • Taschereau-Dumouchel, V., Cortese, A., Chiba, T., Knotts, J. D., Kawato, M., Lau, H. (2018). Towards an unconscious neural reinforcement intervention for common fears. Proceedings of the National Academy of Sciences, 115, 3470-3475; DOI: 10.1073/pnas.

 Any MotionはNTTPCコミュニケーションズが開発した,人物の動画から骨格データを検出し,モデル(見本)との一致度を計算してくれるシステムです。

今なら無料で体験できるということで,さっそく試してみました。
 iPhoneでスクワットを自撮りし,クラウドにアップ,提供されている見本と比較させます。
動画の解析とデータの比較には20~30分かかりました。サーバーが混雑しているからなのか,やはりそのくらいの時間はかかってしまう負荷がかかる処理なのかは不明です。
 結果が上の画像。しっかり骨格が検出できています。技術革新に『下町ロケット』的な感動をおぼえます。
 解析結果を詳しくみていくと,左側からの撮影ですが,「部位別の一致度合い」のグラフには,右肘,右手首,右目のデータはないのに,右肩,右腰のデータがあります。見え隠れするごくわずかな画像を使っているのでしょうか。ちなみに,棒グラフってこういうときデータが欠損しているのか,0なのかわかりにくいのが欠点ですね。
 「部位別の一致度合い」に示されているデータの算出方法もわかりませんが,割合データをそのまま表示しているため,これだと,結局全部意識すべきとなってしまいますね。コーチングに使うなら工夫が必要そうです。
コーチングに関しては,「1回の動作が早すぎます。もう少しゆっくりと行いましょう」というコメントがついています。何かしらのAI("計算","プログラム"という意味での)によるものか,まさかの人力(?)によるものかは不明ですが,スクワットでよく注意される,膝が出過ぎている動作が視認できるので,この場合は,たぶんこっちの方が優先順位が高い標的行動となるでしょう。
 このシステムが凄いところは,動画の撮影だけで動作解析ができるところです。これまでは被撮影者の関節部位などにシステムが検知できるマーカーをつけて撮影しなければならず,かつ,そういうシステム自体がたいへん高価で使いにくかったわけですが,iPhoneの撮影だけで済むのなら,スポーツやダンスなど,動作のコーチングをする指導者には便利な道具になるはずです。
 あとは解析にかかる時間と価格ですね。
 いつまで無料で使えるかわかりませんが,卒論などで行動コーチングの実験に使っても面白い研究ができそうです。

 昨年度「実験レポートの書き方に関する研究」にご協力いただいた皆さまにお知らせです。

 おかげさまで実験レポート執筆時によくある間違いを整理することができました。また,その分析を元に,実験レポートの作成に関する知識や作文技術を学習できるweb学習プログラムを,まだすべてではありませんが,いくつか作成いたしました。

 参加者の皆さまには,このプログラムをご利用いただけるよう,「ネットで学ぶ行動分析学:法政大学 学びオンライン」にてご提供していますので,ぜひご活用下さい。授業等でもお知らせしますが,参加者の方は,私までメールで直接お問い合わせ下さればアクセスキーをお知らせします。

 研究へのご協力に重ね重ね感謝致します。

研究代表者 島宗 理


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 心理三田会が開催している心理学カフェで,中野泰志先生が講演されたタイトルが気になっていたのだけど(参加できなかった),たまたまTwitterのタイムラインでみかけたので調べてみました。

 視覚に障がいがある人たちにも(そして障がいがない人たちにも),読みやすいフォントを開発しようと始まった研究プロジェクト。エビデンスを元に改善を重ね,最終的に,デジタルデバイス上でも,印刷しても読みやすいフォントが出来上がったとのことです。詳しくはこちらの資料で。

 しかも,なんと,Windows10にはアップデートで追加されていたのですね。無料で!

 残念ながらMacではそのような恩恵にあずかれそうにないので,開発元のモリサワが提供しているMORISAWA PASSPORT(Bizバージョン)をサブスクしました。

 いきなりすべては難しいですが,今年度から授業で使うスライドや配付資料,ワークシートなどの書体を,徐々にこのフォントに変えていきます。

 さて,運用上の課題が一つ。

 MORISAWA PASSPORTで使えるようになるフォントは,Macのフォント管理アプリ(Font Book.app)からはアクセスできません(モリサワのサポートで確認済み)。なので,よく使うフォントとして登録しておけず,たとえばWordでフォントを選ぼうとすると,ものすごい数のフォントからスクロールして探さなくてはなりません(「最近使ったフォント」には残りますが,これって時々消えちゃうんだよね)。
今のところ,このフォントをスタイルとして登録しておくことで対応しています。

 これまで授業や講演会などのスライドには「しねきゃぷしょん」など,一風変わったフォントを使っていました。授業アンケートなどに「フォントがきれい」という感想があったりしていい気になっていましたが(^^;;),読みやすさに関する配慮が完全に欠落していました。

 書体によって読みやすに大きな違いがあるということすら知らなかったので,ご勘弁。でも,こういう改善がまさにエビデンスにもとづいた前進ですよね。


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図1. 収録環境が「お前が〜するんかい」に与える影響

 4月3日に放送された『水曜日のダウンタウン』,「ツッコミ芸人ならどんな状況でも一発でツッコめる説」の検証シリーズ。

 前回は『ダウンタウンのごっつええ感じ』のコントへのオマージュで,浜ちゃんの「お前が歌うんかい!」というツッコミを本人が再現に失敗。残念ながら録画が残っておらず,誰がツッコめたかわからない(確かフジモンはツッコめていたような気がする)。

 今回の結果は図1に示した通り。銀シャリの橋本は寿司屋で板前さんが寿司を食べてしまうきっかけでツッコめず(×),次長課長の河本は草サッカー試合で審判がフリーキックを蹴ってしまうきっかけでツッコめなかった(×)。

 続く陣内はハイキングフォーキングのゲップネタでアシスタントの女子アナが先にゲップするとすかさずツッコみ(○)。

 ところがタカアンドトシのトシはフラッシュモブのプロポーズで困惑し,時間がかかってのゆるいツッコみ(△),バイキングの小峠はバンジージャンプでスタッフが飛び込むのにツッコめなかった(×)。

 「お前が〜するんかい!」というツッコミは,その場で段取りのない人が何かすること("ボケ")を弁別刺激としたタクトであるが,実はそのボケとツッコミの関係性を笑う聞き手の制御を受けているマンドの機能もあるため(つまり多重制御),聞き手の存在という予告性確立操作がないと喚起されにくいと考えられる(図2)。

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図2. 「お前が〜するんかい」の多重制御

 芸人のネタ番組をスタジオ撮影していた陣内の優位性はそこにある。ロケ,しかもプロポーズという感動系コンテンツ収録だったトシにはこれが不利だった。前回の浜ちゃん,今回の橋本,河本はそもそも撮影現場ではないので予告性確立操作がまったくない状況だった。小峠はそもそもツッコミのベースライン水準が極めて高い芸人だけに期待できたが,高所であり,これから飛び降りるという状況が強い不安反応や緊張反応を誘発して(無条件刺激),拮抗反応となり,また,おそらくこれまで何回もバンジーロケはやらされていることだろうから,飛び降り地点の各種刺激は条件刺激,習得性確立操作として作用し,本人が後に語っているように,全体的なオペラント水準を下げていたのだろう(条件性抑制)。

 以上,半分本気,半分冗談でした。


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 法政心理では卒論や修論の実験用にSuperLabのライセンスを購入し,実験実習のカリキュラムにも組み込んでいます。コード書かなくてもいいし,慣れていて,刺激を呈示して再認させるような簡単な実験なら,ものの1時間もあれば完成させられるところがメリットです。

 ただ,けっこう高価なので,ここ1-2年,無料のPsychoPy Builder(Peirce et al., 2019)に切り替えられないかどうか検討を重ねてきました。PsychoPyがちょうどver2からver3への大幅リニューアルを迎えていて,テストはver2で実施していました。PsychoPy Builderのver2については,愛媛大学の十河先生が日本語のマニュアルをwebで公開して下さっていて(PsychoPy Builderで作る心理学実験),Coderについては解説書も出版されています(十河, 2017)。ぐぐるとわかりますが,他にもこれを使っている心理学研究室も多く,日本語の情報は豊富です。無料なので,学生が自分のPCにインストールして使えるところも大きなメリットです。今回,この記事を書くのにあらためてアクセスしたら,十河先生のマニュアルがv3に対応していました(素晴らしい!)。

 ver2に関しては,結論として,シンプルな実験であれば,SuperLabと同等に使えるし,拡張性はむしろPsychoPyに分がある,でも安定性としてはSuperLabが勝るということになりました。

 自分もPsychoPyを使っていくつか実験プログラムを書きました。音声ファイル,画像ファイルなどを使い,コードもけっこう書いていくと,原因を特定しにくいエラーが生じることがあります。その多くは,PsychoPyが使うPygameなどのモジュールのバージョンやOSとそのバージョンの組合せに起因していると考えられるのですが,原因を特定したとしても解決策がなかったり,そもそも原因を特定することが難しかったり,どうやらモジュール以外の問題もありそうだったりしました。PsychoPy Builder は基本的にコードレスで部品をグラフィカルに組み立て,それをpythonのコードに書き直してくれる仕組みです。でも,そのコーディングのどこかにバグがあると,結局,pythonのコードを読まなくてはならず,かつ,それは自分で書いたコードではないので,デバックはかなり困難となるのです。

 幸いにも予算が確保できたため,心理学科ではSuperLabを継続して使うことになりました。

 ただ,SuperLabでは実施できる実験に限界があります。行動分析学でいうと,単純な見本合わせ訓練くらいなら可能ですが,強化スケジュールを組み込んだり,セッション内で条件移行しようとすると,もうお手上げです。ちなみに,行動分析学の実験はVisualBasicで書く人も多いです。学会から教科書もでています(中鹿ら, 2011)。ただ,VisualBasicは有料で,かつ(私の嫌いな)MS社のやっていることがよくわからず,現時点でどういうライセンス形態がどのように使えるのか不明です。

 というわけで,自分や自分のゼミ生の実験に使えるシステムを引き続き探索してきました。個人的には,大昔のHyperCard,その次のRealBasicを継承しているxojoに気持ちが動いていました。WindowsでもMacでも使え,iOSやhtml5にも展開できます。コンパイルしなければ無料だし(そうコンパイルできるのです),企業が開発しているのでお金さえ払えば丁寧なサポートも受けられます(実際,1年間契約してみましたがサポートは親切丁寧で確実でした)。いくつかプログラムも組んでみましたが,動作も安定しています。日本語マニュアルもあります。

 でも,いかんせんユーザーが少なすぎで,ぐぐっても一般ユーザーによる情報提供がほとんど見つかりません。いずれ書きますが,自分がプログラミングを勉強していた数十年前とはプログラミング事情が様変わりしていて,今では学習材料はほぼネットで入手可能だし,入手すべきです。また,xojoの言語体系はかなり特殊で,現在主流となっている,python,ruby,Swiftなどとは,随分と距離があります。学生さんにとってみると,ここに学習リソースを投入しても,他の言語を学習することになったさいには,転移による利が見込めそうにないです。

 本学科でPsychoPyの講習会を開催して下さった大正大学の井関先生が,ちょっと複雑な実験になったら,無理にPsychoPy Builder を使わず,Coderを使って書いちゃった方が結局楽ですよとおっしゃっていたこともあり,コードを書くことにしました。

 かつ,PsychoPy v2の開発が終わり,v3の安定まではしばらくかかりそうで,また,安定するといっても,結局は,上記と同じ問題を抱えそうだったので,PsychoPy Coderには頼らず,pythonでそのままコードを書くことにしました。

 そこで,色々物色していて見つけたのが,Kivyというモジュールです。主に画面レイアウトに重宝します。マニュアルの大部分が有志のユーザーによって翻訳されていて(Kivyマニュアル),小樽商科大学の原口先生がわかりやすい解説書(「Kivyプログラミング--Pythonで作るマルチタッチアプリ--」)を出しておられるだけではなく,ユーザーによる情報も比較的豊富です(「比較的」というのはPsychoPyやxojoに比べてです。昨今の標準からするとKivyの日本語情報は「少ない」と言われています)。

 画面の定義にはKivyを使い,制御の本体はpythonで書くことで,簡単な実験制御なら(学習コストを無視すれば)わりとすぐに書けますし,複雑なプログラムでも問題なく書けます。なにしろ,すべて無料です。

 「学習コストを無視すれば」と書きましたが,言語としてpythonを学んでおいて不利になることはないと思います。モダンな言語の一つですし,ユーザー数が多く,情報も豊富で,使えるモジュールも多いです。流行の機械学習なんかも,使おうと思えばすぐに使えてしまいます。

 導入の手前で終わってしまいました。今日はここまで。

引用文献

  • 中鹿直樹・桑原正修・佐伯大輔 (2011). はじめての行動分析学実験--Visual Basicでまなぶ実験プログラミング-- ナカニシヤ出版
  • Peirce, J. W., Gray, J. R., Simpson, S., MacAskill, M. R., Höchenberger, R., Sogo, H., Kastman, E., Lindeløv, J. (2019). PsychoPy2: experiments in behavior made easy. Behavior Research Methods. 10.3758/s13428-018-01193-y
  • 十河宏行 (2017). 心理学実験プログラミング--Python/PsychoPyによる実験作成・データ処理-- 朝倉書店

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 本日発売開始の『応用行動分析学 --ヒューマンサービスを改善する行動科学--』を書き始めるときに作成した。"ワードマップ"です(クリックすると拡大します)。
 本書は,新曜社から出版されている,その名もズバリ「ワードマップ」シリーズの一冊です。そういうわけで,まずは応用行動分析学の概念や用語を視覚的に整理して,それから体系的に書いていこうと奮起しました。
 この図も本に掲載したかったのですが,それは断念。「ワードマップ」シリーズでは,原則,図は注釈に入れ込むことになっていて,通常の本より広くとってあるとはいえ,さすがにこの大きさの図を注釈欄におさめることはできず,かといって見開き一頁を使ったとしても文字の大きさが判読可能とはならなかったからです。
 他にも掲載を断念した図があります。この本を書くにあたって,日本語で出版された行動分析学関係の図書を調べ,本の題名で累積グラフを作りました。これについて通常の累積グラフは掲載しましたが,元になった書名入りの大きなグラフはすでに公開しています(この記事を参照)。
 体系的に書くべしと意気込んだスタートでしたが,それに拘るととても読みにくい本になることもわかってきました。教科書的な本によくある,最初の数章が一番難しく,初学者にはつまらなくて,読み続ける読者をわざわざ減らしてしまう,あの典型的なパターンにはまってしまうのです。
 そこで,用語解説的な要素は残しつつ,物語的な展開も取り入れて,読み物として成立するように工夫しました。四部構成で,難易度的にハードルの高い「行動の諸原理」は第三部です。場合によってはここを読み飛ばしてもらっても,本書の大枠はつかんでいただけるはずですし,まずは実践の話からという方は,第四部から読んでいただければと思います(編集者のMさんがしっかり索引をつけて下っています)。
 ところで,このブログ,実は本書の執筆のため,2014年から更新を中断していました。その間,世の中にはTwitterやらFacebookやら、最近ではエッセイを記事ごとに課金するシステムまで登場しています。新元号「令和」も発表され,おそらく「ブログ」というコトバそのものが"平成的"と評されることになっていくことでしょう。
 このまま放置しておいても誰も気にはしないとは思いつつ,本の執筆も終わりましたので,更新を再開します。Twitterではつぶやききれなかったこと,最近取り組んでいる研究や実践などについて,ぼちぼち書いていこうと思います。

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 いよいよ4/1発売となりました。Amazonでの予約受付も始まったのでお知らせします。

  • 島宗 理 (2019). 応用行動分析学 --ヒューマンサービスを改善する行動科学-- 新曜社

 校了までになんと六年もかけてしまいました。その上,図のレイアウトとか装丁とかの細部にまでこだわるものだから,新曜社のMさん1 には最後までご心労をおかけしたことと思います。お世話になりました。感謝です。

 さて,本書の内容です。タイトルのとおり,応用行動分析学(ABA: Applied Behavior Analysis)の本ですが2,これまで日本で(世界でも)出版されてきた本とは毛色が異なり,発達障がいや知的障がいの話はほとんどでてきません3

 本書では,ヒューマンサービスを「人(や動物)の行動変容を担う仕事や役割」と定義し,そうした仕事の質をデータという根拠(エビデンス)に基づいて改善していく方法論として応用行動分析学を位置づけ,解説しました。

 元々,応用行動分析学とはそういうもので,目の前にいる人や動物の行動を変えることであれば,すべて適用範囲な学問です。さらに,行動を変える<実践>で終わらず,行動がなぜ変わるのか(あるいは変わらないのか)をデータを元に明らかにしていくという<科学>としての仕組みも持ち合わせます。まさに,科学者-実践家モデル(Scientist-Practitioner Model )が具現化されている行動科学なのです。

 その中核となるのがシングルケースデザイン法という,現在,応用行動分析学以外の領域からも注目されている実験計画法です4。本書では,一般の心理学でよく用いられるグループ比較法とはまったく異なるこの研究法の論理(ロジック)をできるだけわかりやすく解説しました。

 シングルケースデザイン法の論理そのものはそれほど難しくありません。ところが,これまであまりわかりやすい解説書がなかったためか,行動分析学会でも(国内でも,海外でも)「おや?」と思う研究発表を時々みかけます。本書を読んで頂ければそのような誤用も減るのではないかと期待しています。

 シングルケースデザイン法を用いた実験で得られたデータから効果量を計算したり,統計的検定をする手法,そうした実験結果の国際的な評価基準も紹介しています。このあたりはこれまでに出版された本には書かれていない新しい情報です5

 執筆に六年もかかった6理由の一つは,この機会に行動の諸法則を記述する用語を整理したからです。

 ここ数年間,日本行動分析学会では用語検討特別委員会により,専門用語の見直しが進められています。複数存在する訳語の整理や統一が目標です。それはそれで大事な仕事なのですが,行動がなぜ生じるかを探求していくためには,行動と環境との関数関係を,矛盾や冗長なく,正確に記述するための用語である必要があります。たとえば,"reinforcer"を「強化子」と訳すべきか「好子」と訳すべきかという話ではなく,行動の後続事象が行動に及ぼす機能をどのように記述すべきかという<概念としての妥当性>を検討する視点を忘れてはならないという話です。

 こういう狙いもあり,応用行動分析学の本ですが,行動の諸法則を解説するセクションにも力をいれました。強化や消去といった用語の辞書的な定義にはおさまらない,挑戦的な内容が一部含まれています7。個人的に大好きな『臨床行動心理学の基礎』8という,とてもいい本があります。ただ,内容が濃厚すぎるのか,残念なことに完読している人は少ないようです。本書のこのセクションも,もしかすると少し難しすぎるかもしれませんが,具体例を盛り込んで,できるだけ読みやすくしたつもりですので,ぜひご笑味下さい。

 本書の最後のセクションでは,日本ではあまり知られていない応用行動分析学の事例をいくつか紹介しました。メディアで取り上げられたこともある,地雷を発見するネズミのプログラムや9,NASAが初めて有人ロケットを飛ばす前に宇宙に行ったチンパンジーと彼を訓練した行動分析家の話など,できるだけ多彩なケースを用意しました。日本での画期的な取り組みもいくつか紹介しています。

 応用行動分析学には,実験や事例の積み重ねから,包括的な介入パッケージやプログラムを作り上げ,運用する方法論も蓄積されています。ここで紹介しているのは,研究のための研究ではなく,実用化しながら研究していくという方法論が実を結んだケースの数々です。

 ヒューマンサービスに関わりながら,より良い仕事をするための方法論を探している人たちに本書が届き,日本でもこのような実践やプログラムが増えていくこと,そしてそうなることで,人々がより楽しく,より幸せに生きられる社会になっていくことが私の夢です10

 本書で引用しているURLの一覧はこちらから

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1) 日本心理学会の『心理学ワールド』でもお世話になっている編集者の方です。
2) ABAのAはどれも自閉症(Autism)のAではありません(という論文も引用しています)。
3) だからといって,発達障がいや知的障がい関係の仕事をしている人たちには役に立たないというわけではありません。
4) 「行動科学」という言葉は本来"behavioral sciences"と複数形で表記されるように,心理学や社会学,人類学など,様々な,そして異なる方法論を持つ「科学」の集合的概念です。なので「行動科学です」というのは,そうした兄弟姉妹たちのうちの一つ,"a science"であることを示します。
5) このブログの他の記事でも紹介しています。
6) もとい。「かけた」です(笑)。
7) 基礎研究者の方々にもぜひ読んで頂き,ご意見・ご感想をお聞きできれば嬉しいです。
8) 久保田新・鎌倉やよい・岡西哲夫・桐谷佳恵・江藤真紀 (2003). 臨床行動心理学の基礎--医と心を考える 人はなぜ心を求めるか-- 丸善
9) このプロジェクトをスーパーバイズしたのが Western Michigan University のDr. Alan Polingで,2016年に,この功績に対してAPA(American Psychological Association)から International Humanitarian Awardを受賞しています。自分はWMUに留学していたとき,彼のラボで行動薬理の実験のお手伝いをしていたことがあります(そのときに人生初のぎっくり腰をやらかしたのが苦い想い出)。
10) わざと注釈の多い文章にしてみました。本書は新曜社の「ワードマップ」というシリーズの一冊で,このシリーズでは注釈スペースを大きくとるのがデザイン上の特徴になっています。

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*画像は公式HP(http://samuel-k.jp)より拝借いたしました。

"日本で初めての",そして今のところ唯一の,"行動分析学による共生の幼稚園"--学校法人西軽井沢学園サムエル幼稚園と,併設された児童発達支援事業所ハンナに見学に行ってきました(今朝の軽井沢は-5℃でした)。

 昨年4月に開園し,直後の5月にも一度見学させていただいていたのですが,子どもたち,そして先生たちの成長を楽しみにした再訪問となりました。

 一期生の園児さんのほとんどが年少さんで,この時期の子どもの発達がどれだけめまぐるしいかわかってはいるつもりですが,前回と今回とでは人が違うのでは?と思うほどの大きな変化をたくさん観察した半日でした。

 まず,教室に入って挨拶したとたんに,何人かの子どもが話しかけてきました。「おはようございます」だけではありません。「しんかんせんだよ」と組み立てたブロックを見せてくる子どもさんもいます。サムエル幼稚園ではインクルージョンが実現されています。発達障がいがあるお子さんもいます。そうしたお子さんも,私に指でサインをつくって挨拶してくれました。後で先生に聞いたら,自分の名前のイニシャルをつくって教えてくれていたそうです。

 前回も今回も,登園後,朝の会の前の自由遊びの時間から見学を開始したのですが,5月にはたださわったり,転がしていたりしたブロックを,今回は何かに見立てて組み立てています。ブロックを注射器にみたてて「お尻に注射!」と先生にちょっかいをだしている子どもさんまでいました。

 この時間帯,前回は,叩いたり叩かれたり,押したり押されたり,それで泣きだしたりと,けっこう混沌とした状況だったのですが,今日は子どもたち同士で話をしたり,仲良くじゃれあったり,おままごっこをしたりしていました。組み立てたブロックを取られそうになると,「私がつくったの!」としっかり主張しているお子さんもいました。

 すべて5月には見られなかった社会的行動ですし,発話の頻度,複雑さです。

 朝の会も驚きの連続でした。5月にはずっと泣き叫んでいた子どもさんがずっと静かに座っています。前回は先生方が我慢して大きな声にも動じないようにしていました。懸命に消去しようとしていた姿がそこにはありましたが,そうした指導や席の位置の調整,朝の会が始まるまでのルーチンの工夫(自由遊びの時間に静かな別室で,親御さんによる個別指導を行う時間にするなど),様々な指導がなされた成果のようです。

 他のお子さんたちも同じです。今日は,なんと"天国"のお話まであったのですが(名前から推測されるようにサムエル幼稚園では聖書のお話を聞いたり,賛美歌を歌う機会があります),そして天国や神さまのお話は幼稚園児には,そして私にも,けっこう難解な話だったりもしたのですが,離席も,逸脱も,ほぼ皆無でした(椅子から半分腰をすべらせて座るくらい。← これは私の教授会でのいつもの行動です)。

 これも5月と比べて大きな進歩です。幼稚園の大きな役割の一つは,小学校入学後にいきなり求められることになる集団技能の練習にあると私は思うのですが,それを叱ったり,強制したり,諭したりすることなく実現できていました。

 「天国ってどんなところだと思う?」という先生の問いかけに,「○○ちゃんが死んで天国に行ったの」と発言する子どもたちもいました。話したがりのお子さんには先生から「手をあげてから話そうね」とプロンプトが提示され,そのあとは一生懸命に手を挙げていましたよ(かわいかったです)。子どもさんがどれくらい先生のお話を理解しているかには大きな個人差がありそうでした。それはそれであたりまえだし,みんな違ってみんないいわけです(←わかる人にはわかるフレーズの拝借です ^^)。

 サムエル幼稚園では,児童発達支援事業所ハンナが併設されているメリットを最大限に活かし,個別や小集団での,指導目標をより焦点化し,教材や訓練プログラムを作成した上での指導も受けられます。また,その指導には保護者の方たちも強く関わってきます。先述の例も,個別の指導プログラムはハンナで作成し,親御さんが家庭でも実行できるように練習し,それを登園後に親御さんが園で実施しているというわけで,幼稚園と発達支援事業所が連携してお子さんと親御さんの両方をうまく支援している好例だと思いました。

 奥田先生は出張中でお留守でしたが(そうだ今日は徳島で実践教育報告会だった ^^;;),事前に偏食などの指導にも成果がでてますよとうかがっていたので,お弁当の時間も見学させていただきました。

 前回は昼食前においとましたので比較はできないのですが,その代わり,記録(間食までの経過時間など)を見せて頂き,先生方やハンナの笹田先生にも詳しくお話をお聞きしました。ここでも個別指導が鍵になっています。子どもさんごとにプログラムがつくられていて,一つのケースでは完食目標時間の設定とiPadによるタイマーの提示で見事に成果がでていました。目標時間内に完食でき,このお子さんは「成功!」と喜んでいました。
 もう一つのケースは現在進行形でプログラムを検討中だそうで,どういう状況なら食が進むのか,色々な変数をみつけている最中だそうです。このお子さんの場合,特に新奇な食べ物が苦手なようなのですが,今日は「オクラ」を生まれて初めて食べることに成功していました。こういう挑戦をするときにはお弁当の中に何か新しいおかずをいれてもらう必要があるわけで,それにはご家族のご協力が不可欠になります。このお子さんの場合はなんとお父さんが毎日お弁当をつくられているそうです。これが本当のイクメンですね。

 そうそう。サムエル幼稚園にはロフトのような2階スペースがあり,保護者の方々がそこから子どもたちの活動を観察できるようになっています。前回も,今回もかなりの数の親御さんがいらしゃっていました。

 登園後の個別指導やお弁当の例からもわかるように,保護者の方々の関わりを重視することもサムエル幼稚園の特徴です。奥田先生は「親子ともによい育ち」というスローガンをあげていますが,これはお題目ではなく,奥田先生が担当された何万にもわたる(数は私の根拠のない推測です)ケースから導かれた事実だと私は考えています。子どもさんの発達を促し,成長を伸ばすには,親としての親御さんの成長が不可欠だということです。"不可欠"が言い過ぎだとしたら,親御さんの親としての技術に磨きがかかればかかるほど,子どもさんもぐぐっと成長しますよ,ではどうでしょう。そして,子どもさんへの直接的な指導だけではなく,親御さんへの親技術の指導においても,行動分析学という行動科学を基礎にした奥田先生の臨床の引出は巨大であり,それがサムエル幼稚園では使い放題ということなのです。

 お子さんごとに丁寧に指導プログラムをつくるためには,指導目標に関する行動をしっかり記録し,指導がうまくいっているかどうか,うまくいっていなければどこを改善するべきかを記録を元に判断します。
 サムエル幼稚園では,記録の方法や先生方同士での情報共有の方法について,これも現在進行形で,工夫や改善を重ねているそうです。今日は壁に貼り出された折れ線グラフをみせていただきました。こういうシステムがあるからこそ,先生方も思い込みや個人的なこだわりに固執せず,一人で背負い込むこともなく,奥田先生(は理事長先生です)や笹田先生,親御さんと一緒に,子どもさんの成長を確実に後押しできているのだと思います。

 とはいえ,サムエル幼稚園に現在勤務されている先生方は,大学院で行動分析学を学んだ人たち--ではありません--。臨床の現場で奥田先生の指導を受けてきた人たち--でもありません--。いわば,ふつうの幼稚園の先生たちです。もちろん,奥田先生の教育理念に同意した先生たちです(「記録なんてなんのためにとるんですか!」とか「愛があれば体罰もありだと思います」なんて人はいません)。理念に同意していれば,そして理論は後から学ぶという心意気があれば,そして何より子どもさん,そして親御さんの成長が働き甲斐になる(好子になる)先生であれば,あとは園のシステム(指導行動への随伴性)があれば,望ましい指導は自発され,子どもさんの成長で強化されていく。ここは奥田先生による壮大な実験だと思うのですが,今日見学した限り,この実験は大成功に向かって発展中と言えるでしょう。

 4月には新園児さんたちが入ってきます。人数が増えると子どもたちの随伴性も変わります。また,5月あたりにお邪魔させて頂こうと思います。

追記:見学に対応して下さった笹田先生,園の先生方,保護者の皆さま,本日はありがとうございました。

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