2020年5月アーカイブ

3月末からの新型コロナウィルスの感染拡大も,ようやく数の上では収まってきたように感じます。
もちろん,完全にウィルスが消滅することはないでしょうから,今後も長期間,様々な配慮が必要となるでしょう。

本学も,未だ学生は構内に入ることができず,首都圏以外からの新入生はご実家での滞在を余儀なくされています。

大学としては様々な対応を講じてはいるものの,学生の皆さんが大学での学びや活動を妨げられている現状が続いてしまっていることについては,心苦しく思っています。

 

 

さて,このような状況で各種学会についても中止や延期が続いていますが,3月に開催予定であった日本測定評価学会において,昨年度この学会の学会誌に投稿した論文に対して,令和元年度の学会賞を頂きました(2019年4月19日のブログでご紹介した論文です)。

 

○林容市,高橋信二,速水達也(2019)就学段階ごとの運動経験が大学生における把握の調整力に及ぼす影響.体育測定評価研究18: 35−46.

※PDFはこちらからダウンロードできます。

 

  

さほど規模の大きくない,国内の学会での受賞ですが,共同研究者の東北学院の高橋先生,信州大学の速水先生と一緒に悩みながら進めてきた研究内容が評価されたことは非常に嬉しいです。

この研究は把握力を指標に分析をしていますが,今後はもう少し大きな関節の調整力や,身体移動を伴うような動作や課題を対象にして検討していく予定です。

身体動作の巧みさ,美しさの要因となるような体の使い方,そしてその達成のための心理・生理的な要因を少しずつでも明らかにできたらと思っています。

  
とはいえ,現状ではヒトを対象にした実験を行うことは非常に困難でしょう。

いわゆる三密(密閉、密集、密接)の状況で実験を行わなくてはなりませんし,ソーシャル・ディスタンスが確保できないことになるので,現状では実験の実施は難しいと予想しています。

 

今後しばらくは,研究の倫理的配慮として新型コロナウィルスの感染予防への対策が求められるでしょうし,倫理委員会へ申請をする際にも感染リスクがある場合には,配慮や対策を明記する必要があると思います。

身体接触を伴うヒトを対象とした実験を行う必要がある学部学生や大学院生のために,組織単位ででも明確な方針を早めに規定していく必要があるかもしれません。

 

  
ちなみに,前回ご紹介したスペインでの学会は,とりあえず10月に開催時期が延期されましたが,未だ参加できるかどうかは不明瞭です。

内心,今年度は現状に鑑み参加が難しいとは思っていますが,もう少し様子をみて,事務の方々とも相談してから参加するかどうかを決めたいと思います。

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