2021年7月アーカイブ

体育会学生のスポーツ・ライフ・バランス

以下の論文が刊行されました。

荒井弘和・杉本龍勇・増田昌幸・釜野祥太朗・徳安彰 (2021). 学生アスリートにおけるスポーツ・ライフ・バランスとメンタルヘルス:入試経路による比較 スポーツ産業学研究, 31, 341-349.

「競技とそれ以外の生活のバランス」を意味する「スポーツ・ライフ・バランス」に関する論文です。このバランスは、体育会学生にとって、非常に大切です。言わずもがな、スポーツ・ライフ・バランスは、ワーク・ライフ・バランスを参照した造語です。

この論文の最後に、スポーツ・ライフ・インテグレーションという考え方を提唱しています。これは、競技とそれ以外の生活を重ね合わせ、統合してゆく考え方です。つまり、競技に取り組む者が、競技に取り組む中で積んだ経験を競技以外の人生にも活かし、競技以外の生活で体験したことを競技にも活かす考え方です。このスポーツ・ライフ・インテグレーションこそ、現代の学生アスリートが目指すべき文武両道・文武不岐だと考えます。

2021年3月23日に開催された「2020年度法政大学体育会表彰式」での田中優子総長(当時)は、祝辞の中で「体育会生のスポーツ・ライフ・バランスという考え方は大変おもしろい」とおっしゃっていました。そして本学は「体育会生がスポーツ・ライフ・バランスを取っていくことを支えてゆく」とのお話しがありました。もちろん私は、その先陣を切る覚悟です。

補記:本研究は、スポーツ庁大学スポーツ振興の推進事業の成果です。