体育の科学「自国開催にみるアスリートへのメンタルサポート」

「体育の科学」において、「自国開催にみるアスリートへのメンタルサポート」という特集を組みました。言わずもがな、東京2020大会を見据えた特集です。刊行直前に、大会自体は延期となりましたが、とても興味深い話題が提供されています。

私は、アスリートを「武士」に置き換えて考える「武士にホームアドバンテージはあったか?」という巻頭言を書きました。武士にとっては、自分の領地 (ホーム) で戦う時が最も重圧は大きかったでしょう。それはなぜか?
武士とはそもそも、自らの領地を守るために武装した農民です。自分の領地で戦う武士たちは、負けることは自分たちが滅びることなのだと考えて戦っていたはずです。
そしてその感覚は、ホームで戦う現代のアスリートにも持ち越されていることがあるように思います。私たちが、自国開催は自国のアスリートにとって有利であるはずだと疑っていないとすれば、そこに落とし穴はないでしょうか。

ここでは、武田大輔先生の論考の結びの一文を紹介します。「目立つことなく、彼らの傍らに寄り添うようなメンタルサポートの専門家がいてもよいと思う。」胸に留めておきたい言葉です。

先生方、ご執筆ありがとうございました。