2018年11月アーカイブ

少し時間が経ってしまいましたが、今年7月に、日本健康心理学会が企画した「健康心理学の測定法・アセスメント」(ナカニシヤ出版)が刊行されました。

私も、10章の「健康関連行動および認知の測定と評価」を書かせてもらっています。測定指標を通観してもらえるよう配慮したつもりです。

10月27日、日本認知・行動療法学会第44回大会で行われたシンポジウム「認知行動療法の実践におけるスポーツ領域の特異性」に登壇しました。初日の朝一番という時間帯にかかわらず、予想より多い参加者の方にご来場いただきました。

私は、「スポーツメンタルトレーニング指導士から見たアスリートの心理サポート」という題目で、話題提供をさせてもらいました。

ご一緒させていただいた井上誠士郎先生(石金病院)、佐藤寛先生(関西学院大学)、小堀修先生(国際医療福祉大学)、栗林千聡先生(日本学術振興会・関西学院大学)、そして、ご参加くださった先生方に、お礼申し上げます。

今後も、認知行動療法の文脈で、スポーツ場面の研究や実践について扱ってゆければと考えています。

10月27日に、埼玉アスレチック・リハビリテーション研究会のシンポジウムで、「受傷アスリートの胸の内」という話題提供を行いました。

研究室OBの鈴木郁弥さんの研究論文の結果を中心に、スポーツチーム内で生じている多元的無知状態などに触れてお話をしました。

この研究会が扱うテーマに鑑みると、私は特異な存在でしたが、予想に反して多くのレスポンスをいただくことができました。

開催にご尽力された森芳久先生(埼玉医科大学かわごえクリニック)をはじめ、諸先生方に感謝申し上げます。

当日用いたスライドはこちらです↓

2018_埼玉アスレチック・リハビリテーション研究会_荒井弘和.pdf

こちらもご報告が遅れましたが、「体育の科学」68巻4月号が発行されています。この号の「アスリートに向けた心理サポート研究の最前線」という特集の編集を担当しました。

特集の内容は、以下のとおりです。

◆研究成果に基づいた心理サポートを実践するために 荒井弘和

◆動機づけを高める秘密-脳の中の3つのネットワーク- 小谷泰則先生

◆感情をコントロールする技法 高井秀明先生

◆運動技能に与える声掛けの効果 菅原翔先生

◆新しい認知行動的技法 深町花子先生

◆勝つためのチームビルディング 内田遼介先生

◆心理サポートの実践研究 米丸健太先生

◆発達障がいとアスリートへのサポート 金澤潤一郎先生

スポーツ場面で心理サポートを実践する私たちは、自らの実践の基礎となる研究成果や、自らの実践に関連する研究成果を配剤して、現場に寄り添ったサポートを行うべきだと思います。そこで本特集では、アスリートに対する心理サポートに関する最新の研究成果が紹介されています。今回の特集を機に、心理サポートの実践に貢献できる研究成果の蓄積がいっそう進展し、現場に寄り添った心理サポートが展開されるよう期待しています。