恋人のいる大学生アスリートは幸せか?

Arai, H. (2017). The effect of romantic relationships on collegiate athletes' lives with special attention to gender differences. European Journal of Physical Education and Sport Science, 3(7), 38-50. (本文)

という論文を発表しました(全文英語)。

「アスリートは恋愛せず、競技に集中すべきだ」という人もいますし、「恋愛しているときの方がパフォーマンスは良い」という人もいます。スポーツ雑誌やドキュメンタリー番組のテーマとして、アスリートの恋愛は扱われることがあります。

そこで、わが国の大学生アスリートを対象として研究を行いました。分析の結果、交際相手がいる方が、主観的幸福度は高いことがわかりました。さらに、男子アスリートにおいては、交際相手がいる方が、競技生活と日常生活間がポジティブに影響し合っていることがわかりました。女子アスリートでは、交際相手との関係に満足しているほど、主観的な幸福度が高いと示されました。

端的に言えば...男子アスリートは、交際相手がいること自体が幸福度と関連しており、女子アスリートは、交際相手との関係性が幸福度と関連しているということになります。

今後も私たちの研究室では、アスリートの人生を総合的・全体的に考えて研究を行い、その成果を国内外に発表していくつもりです。