2013年11月アーカイブ

立て続けに書いております。でもたぶん、年内の更新は最後です(^^;)
 
先日、「Involvement of College Athletes in Sports for People with Disabilities」という論文を発表しました(全文英語)。
 
2012年に文部科学省が発表した「スポーツ基本計画」では、スポーツを「する人」「観る人」「支える (育てる) 人」に言及しています。
 
しかし、この三者の中で、スポーツを「支える人」に関する取り組みやデータは、十分に整備されていないと指摘されています。そこで、典型的な「支える人」であるスポーツボランティアを対象とした研究を行いました。
 
大学の体育会に所属する競技者を対象に調査を行ったところ、「スポーツボランティアに関心はあるけれども、スポーツボランティアに参加したことはない」という方々が非常に多いことがわかりました。ソーシャル・マーケティング的に言うと、この人たちに優先的に働きかけることの意義は大きいと考えます。
 
他にも、どんな競技者がスポーツボランティアに関心を持っているかについてなど、興味深いデータを導くことができました。
 
ちなみに今回は、ボランティアの研究ということで、心理学的な視点だけでなく、社会学的な視点からも切り込んでみました。
 
 
また、2011年度卒業の志賀真珠美さんの卒業論文を再構成した「スペシャルオリンピックスのボランティアコーチの活動に関連する要因」も、この9月に刊行されました(こちらは日本語)。
 
知的障害のある方々のスポーツ活動を推進する国際組織である「スペシャルオリンピックス」のボランティアに着目した研究です。地味なインタビューを繰り返した、良い研究だと思っています。
 
ちなみに、このスペシャルオリンピックスを始めたのは、ユニス・ケネディ・シュライバーさんです。最近話題の、ケネディ家の方なのです。
 
良い卒論を書けば、学術論文にもなることが証明されてうれしく思っています。志賀さんは、卒論のデータ収集で大阪にまで行っていたなぁ~と、なつかしく思い出しています。志賀さん、おめでとう(^o^)
 
お時間が許せば、以下からアクセスしていただけると幸いです。
 
 

日本スポーツ心理学会で発表しました

ひさしぶりにブログを書いております(´-`)

今月初め、自主法政祭を抜け出して、11月2日に日本スポーツ心理学会で発表してきました。スポーツ心理学会には思い入れがあり、大学院の修士課程1年生から、今年で16年連続して発表しています。

今回は、「集団の心理的パフォーマンスに対する結果予期の評価尺度の作成」というタイトルで発表を行いました。この研究では、「社会的認知理論」に注目しています。社会的認知理論を知らない人も、いろいろな先生の授業で出てくる「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」を説明している理論と聞けば、馴染みもあるのではないでしょうか。

この社会的認知理論を構成する重要な変数であると指摘されながら、心理学においてほとんど検討が行われていない変数があります。それは「結果予期(結果期待とも呼ばれます)」です。

この研究では、スポーツのパフォーマンスに対する結果予期を評価する尺度を整備しました。尺度が整備されたので、次は、この結果予期が、スポーツのパフォーマンスとどのように関係するか?を検討したいと考えています。すでに、横断的なデータや縦断的なデータの収集を終えていますので、来年度以降、発表するつもりです。

発表ポスターを以下に添付しておきますね(^^)/

2013スポーツ心理学会ポスター:荒井弘和.pdf

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