2010年9月アーカイブ

Medical Psychologist Networkでのレクチャー

残暑厳しい中、日本心理学会の前日に、大阪大学で開催された第3回Medical Psychologist Network(MPN)ミーティングに参加しました。今回のテーマは、「医療心理学におけるプレゼンテーションとPR活動 (Public relations)」で、私は「論文を投稿する際の小さな心がけ」というタイトルでレクチャーを担当しました。
各方面で活躍されている気鋭の先生方を前に、レクチャーをさせてもらうということで恐縮しましたが、またとない機会だと考え、わくわくしながら準備しました。
私の話の内容は、「論文を生産する研究チームを作ろう」と「論文を投稿するための情報と経験則」という二本立てで、後半は、1年前から提案している「論文執筆行動の変容段階」ごとのアプローチを紹介させてもらいました。
今回は、ワークショップ会場での開催ということで、途中、先生方からコメントをもらいながら進行できたこともあり、とても楽しく、満足度の高い機会となりました。この場をお借りして、取り仕切ってくださった先生方と、ご参加くださった先生方に心より感謝申し上げます。
最後に宣伝ですが、来年のMPNミーティングは、法政大学で開催させていただく予定です。お誘い合わせの上、ぜひご参加なさってください。

体育系学術団体からの提言2010

今週、大学体育問題連絡会が、教育の充実に関する要請を全国の高等教育機関に対して行ったというニュースを受け取りました。これは、「体育系学術団体からの提言2010」と呼ばれるものであり、「21世紀の高等教育と保健体育・スポーツ―活気と親しみにあふれるキャンパスと社会を構築するために―」という提言です。

この提言の中で、私たちの研究グループの大学体育授業研究が7本引用されています。こういう提言のエビデンスとして吸い上げてもらうために、大学体育授業研究を行ってきたので、良かったなぁと思っています。と同時に、社会にインパクトを与えることの重要性を忘れずに、研究を続けていきたいと、あらためて思いました。

ただ、ほとんどの箇所で、名前が「荒井弘和」ではなく、「荒井和弘」になっているんだよな~(苦笑)。まぁ、それもご愛敬。そんなことより、大学がより良くなるために、体育やスポーツが重要だという流れができれば良いなと考えています。

火曜の午後に行われた藤田先生主催のワークショップ「明日からできる、講義授業の改善法」に参加しました。企画者は藤田先生と久留米大学の安永悟先生で、話題提供もお二人からでした。

今回のワークショップでは、講義形式の授業に焦点を当てて、具体的な提案がなされました。大規模の講義授業であっても、教員の工夫次第で、主体的な参加を促すことが可能であることを理解できました。文字どおり、まさに「明日からできる」ものばかりで、もっといえば、自分なりの工夫もどんどん浮かんできて、後期の授業を行うのがさらに楽しみになってきました。

法政に来る前から(ご著書で)、そして来てからも、藤田先生にはいつも学ばせてもらっていますが、なんと言うか、藤田先生のおかげで、、授業をするのがどんどん楽しくなっています。私の場合、わりと多様な授業を担当していますが、演習、講義、スポーツ実技にかかわらず、毎回授業をするのが楽しみで仕方ありません(ちょっとおおげさか、苦笑)。

藤田先生と安永先生に感謝しつつ、充実感とともに、会場を後にしました。どうもありがとうございました。

火・水と、大阪大学で行われた日本心理学会に参加してきました。会場では、心理学科の吉村先生、越智先生、藤田先生とお会いしました。院生の発表も見させてもらってきました。みなさんとてもご活躍で、うれしく思いました。

私自身は、大阪産業大学(前所属は国立スポーツ科学センター)の三村覚先生との共同企画、「心理学は競技力向上にどのように寄与して行くのか」というタイトルで、ワークショップを行いました。このワークショップ企画も4年目です。今回は、「実験室で研究を進めている心理学者」という立場で大阪体育大学の手塚洋介先生に、「現場で研究を進めている心理学者」という立場で甲南女子大学の梅崎高行先生、「現場で研究を進めているスポーツ科学者」という立場で国立スポーツ科学センターの織田憲嗣先生に話題提供をしていただきました。指定討論は、開示研究の第一人者である筑波大学の湯川進太郎先生にお願いさせていただきました。あと、私も指定討論をさせてもらいました。毎年、前年を上回る出来になり、反響も右肩上がりだと感じています。手前味噌ながら、おかげさまで、今回もそうなったと感じています。登壇された先生方、司会の楠本恭久先生(日本体育大学)、オーガナイズしてくださった三村先生、そして、ご参加くださった先生方に心より感謝申し上げます。
まれに、スポーツ心理学は、「心理学的『スポーツ科学』」であり、「スポーツ『心理学』」ではないという批判を受けることもあります。「手打ち風うどん」であり、「手打ちうどん」ではないというところでしょうか。そんな批判を正面から受け止めつつ、誰もが胸を張って「スポーツ心理学は心理学です」と言えるように(僕は、すでに、いつも、言っていますが、笑)、良い仕事をしなければならないとつよく思います。そして、わが法政大学文学部のように、心理学科でスポーツ心理学を学べる大学が増えてくれればいいなと思います。これからも、スポーツ心理学の地位向上のためにも、スポーツ科学の領域だけでなく、心理学の領域でも研究・実践発表を重ねたいと考えています。

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